「勝手は! 榛名が! 許しません!!」
榛名(はるな)とは、大日本帝国海軍の高速戦艦「榛名」をモデルとした、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場するキャラクター(艦娘)である。
イラスト:コニシ、CV:東山奈央。
概要を!提督に!
金剛型戦艦四姉妹の三女。姉妹共通の肩がむき出しになっている巫女服が特徴。ミニスカートの色が赤のため、ぱっと見、四姉妹の中では一番巫女っぽく見える。
服の上からはわかりにくいが、中破絵を見ると結構いいものをお持ちである。サラシを巻いてるので外せば・・・おっぱい!おっぱい!
また、言葉使いは丁寧であり、基本的には控えめな性格であるが、夜戦の時には「勝手は! 榛名が! 許しません!!」と言って、敵を吹き飛ばす積極的(?)な面もあったりなかったり。
基本的には提督ラブな性格である。このことと相まって、提督室における「ええ。榛名でいいなら、お相手しましょう!」というセリフが一部紳士な提督に(意味深)な方向で捉えられていたりする。その性格や見た目から第一秘書艦として長くお付き合いを続ける提督が多数確認されている。
金剛型は長門型(ましてや大和型)ほど入手が困難でなく、4人を揃えることで第四艦隊を開放できるため、知名度ならびに所有率は高めであろう。戦艦の中では火力は控えめであるが、装備や近代化改修をきちんと整えれば十二分に得る事が出来る。金剛型とビスマルクは高速戦艦であり、進撃ルートを固定できたり渦潮を回避して燃料・弾薬を失わずに済むことも可能である一方、46cm3連装砲(通称大和砲)を過剰搭載すると命中率が低下することも確認されているため注意したい。 「高速戦艦、榛名です!」
あ、ありがとうございます。榛名、改二になっても戦えます!
「榛名もドックのクレーンのように働いて、
提督と艦隊のお役に立てるよう、頑張りますね!」
金剛型は金剛と比叡が2013年11月に立て続けに改二が実装された。次いで2014年3月に戦艦の改二が発表されたが、当初から「夜戦で戦艦同士殴り合った、あの高速戦艦」とアナウンスされていたように、その対象は霧島であった。この時点で運営も「幾多の悲しい戦いから生還し、呉でその瞬間まで空を睨んだ高速戦艦姉妹の最後の生き残り
」の改二を予告していたのだが、提督たちは受忍の時を過ごす。そして、ついに2014年7月28日のアップデートで実装された。この7月28日は後述の史実解説の通り呉軍港が空襲を受け、榛名が大破着底した日である。
榛名は4姉妹中耐久及び火力は最低であるものの(耐久:比叡83>金剛・霧島82>榛名81)(火力:霧島103>金剛・比叡98>榛名96)対空は姉妹唯一の90代(最大92)となるのに加え、運が並み居る幸運艦の平均を超える「41」を誇る。この段階でも夜戦突入時の「腕が鳴るわね!」の科白通りのカットイン砲撃が期待できるが、近代化改修による運上昇の限度が89と、他3姉妹より10高い(戦艦では上限108のウォースパイト、99の長門・アイオワに次いで4位)。
艤装の形状は三人と共通だが、左手側の2基の主砲塔のみ迷彩効果があるダズル塗装が施されており、初期装備も「35.6cm連装砲(ダズル迷彩)」である。また他の姉妹にない特徴として、主砲塔及び金剛型四姉妹のトレードマークであるブーツにハリネズミのごとく機銃が取り付けられている。他にも13号電探と三式弾を装備しており、史実最終状態の榛名が装備・ステータス両面で再現されているといえるだろう。
なお、金剛型改二を4人とも揃える編成任務「精鋭第三艦隊集結せよ!」の達成で『試製35.6cm三連装砲』が入手できる。この砲塔は25年の耐用年数に達してしまう金剛型の後釜として計画されていた「金剛型代艦」に装備する予定だった砲の一案であり、これを装備させることはif展開の一つといえるであろう。
同時に時報ボイスも追加され、提督LOVE度はさらに上がっており「提督」と呼ぶこと24回中実に17回、何と添い寝までしている事が判明する。どっかのダメ男製造機もかくやである。長女が悔しそうにこちらを見ている・・・。
これは単純に「提督の役に立ちたい」という思いの表れともとれるが、
- 終戦時には呉鎮で浮き砲台になったため、クレーンをぼんやり眺めるくらいしか楽しみが無かった(扶桑姉様の「空はあんなに青いのに」と同様)
- 川崎造船所が榛名建造のため国内初の大型ガントリークレーン等を導入したことを指す
- 解体されて資材になったことの暗示
ところで俺の呉鎮クレーンを見てくれ。コイツをどう思・・・「勝手は!憲兵が!許しません!」
また、コンプティーク2015年6月号にて描き下ろしで下着の柄を公開されるという文字通り公開処刑が行われ、多くの榛名提督を歓喜させた。柄はフィット砲と同じダズル迷彩。詳しくは関連静画を検索していただければお分かり頂けるだろう。
独自の変形ギミックなどを組み込んでいるフィギュアのシリーズ、AGP(アーマーガールズプロジェクト)にも改二の姿で参戦。先に発売された金剛改二が巨大なシールドを形成するギミックを搭載していたため、榛名も艤装のバルジ部分が何かに変形するのだろうと予想されていたが・・・フタを空けて出てきたのはなんと「巨大な掌」であった。バルジ部分がそれぞれ5本の指として展開しそれぞれ可動する。
殴り合いネタのある霧島においては「手」という予想は出ていたものの、まさかの榛名でギミックアームであったと言うのは、二次創作の懐が広く、提督の数だけ艦娘が居ると云える艦これでも榛名は様々なキャラクター性を内包している証明と言えるのかもしれない・・・
2016年8月1日のアップデートで書き下ろしを除けば金剛型で初であろう期間限定グラ&水着姿が実装された。その前に発表されていた一番くじプレミアムで既に水着フィギュアが確定していた。しかしゲームに実装されるかは未知数であったが杞憂に終わり、全国の榛名提督を歓喜の渦に叩きこんだ。肝心の水着姿は白の水着パーカーにこれまた白のパレオという露出の少ない純白装備。中破姿はパレオとパーカーが破れるという1粒で2度おいしい仕様となった。2019年7月24日には艦これアーケードでも実装。水着自体が一番乗りであり、あらゆる視点から観れる
2017年3月17日のアップデートでは三越伊勢丹百貨店とのコラボによる「お買い物Mode」が期間限定グラで実装。企業コラボとして16年2月のローソン比叡、9月のなか卯金剛に続いて姉妹では3人目。
その姿はとトップスは黒の縦ニット、スカートはフレアスカート(ベロア?)に替えて・・・というまるで何処かの若奥様と云わんばかりの淑女ぶりを披露している。
2021年7月号の月刊コンプティークにて梅雨衣装を纏った榛名が表紙を飾った。ダズル迷彩の傘に白のヘッドバンド、シンプルなデザインの翠と白の上下を見事に着こなしている。ゲームでも6月22日のアップデートで実装。こちらでは主砲塔2基を外套のように背負っているのが特徴
乙/丙改装なの?腕が鳴るわね!
2023年5月1日のイベント終了と同時に実装!比叡の改装から実に三年後の実装である。
僚艦夜戦突撃が実装された際、霧島と共に第三改装を予定されていると言及。2023年1月3日の新春ライブにて時雨改三、深雪改二と共に実装告知がなされた。
改装レベルは乙は88。丙は90からコンバートとなっている。必要資材は弾薬8300・鋼材7700・開発資材x390・改装設計図2枚・戦闘詳報1枚・新型兵装資材×2。
コンバート改装はそれぞれ弾薬1300・鋼材1700・高速建造材×35・開発資材×55を消費。釘の消費はコンバートを抜きにしても姉妹一なので十分に考慮してほしい。
能力はおおむね姉妹と同じだが、姉二人とは異なり装甲が低下しない。その代わりに乙改装は火力(96→94)と回避(76→75)が、丙では回避(76→74)、搭載(12[1/2/5/4]→10[1/2/4/3])と索敵(53→52)が低下する。装備は姉妹同様に両種とも雷装および魚雷が追加(乙は40、丙は43)。その他、対地装備、小型ソナー、水上爆撃機が装備可能となっている。さらに、乙には水上戦闘機、丙には特二式内火艇を装備可能。
持参装備はコンバートのためないが、専用演習任務報酬で35.6cm連装砲改三(ダズル迷彩仕様)、出撃任務の選択報酬で榛名電探こと42号対空電探改二☆+6or35.6cm連装砲改三(ダズル迷彩仕様)☆+2が獲得可能。さらに改修任務を行うことで主砲の上位互換である35.6cm連装砲改四が獲得可能。後述の理由でランカー報酬等で確保していない場合は電探一択だが、改四砲の獲得を狙う場合、改修にはダズル改三砲を消費するため、残念ながら演習で獲得した貴重な一基を失うことになる。ただし、ダズル改三砲は2022年末に改修可能になったダズル三連装砲改から更新可能となっているため、どうしても欲しい場合は改修更新したものから獲得しよう。ただしダズル三連装の改修には開発不能な22号水上電探改四を消費するため、気軽に行うことはできない。しかも更新に35.6cm連装砲改二を二つ食わせる高コスト。地道な改修をしつつおとなしく任務や養殖で確保しよう。
アップデートと同時に増設周りにも変更が入り、22号系電探が搭載可能となり、榛名は特別に21号対空電探改二、42号対空電探改二と一部高角副砲が搭載可能。姉妹同様装備の組み合わせで補正が大きく変化するようになった。改二で付いていたイギリス戦艦の主砲の補正が無くなり、代わって35.6cm改型主砲の補正が追加、魚雷・電探との混載の他、改以降の砲弾系により大きく補正が付くようになった。魚雷に関しては改四砲と53cm連装魚雷が大きいシナジーがあり魚雷が改修マックスなら単体シナジーと合わせて、乙で「火力+9・雷装+10・対空+4・回避+3・命中+3」丙で「火力+9・雷装+11・対空+3・回避+3・命中+3」も上昇する。
その他にも42号対空電探改二に関しては乙と強いシナジーがあり、改三砲☆+MAX、電探☆+6で相互シナジー込みで「火力+16・対空+13・回避+15・命中+1」となっている。他のシナジー装備とフルセットで組もうものなら、最低値だった火力が、他の姉妹を超え、長門型にまで匹敵する火力を発揮するようになる。どこかのゴリラかな?
さらに、乙には専用の対空カットインが発動する。装備構成的には連撃を弾着装備を崩さずに発動することが可能だが、装備枠上徹甲弾を外す必要があるため、多少火力とのトレードオフになる。発動条件は以下の通り。
性能的には摩耶改二の10種の微劣化といった性能で、専用CI持ちの中でも五本指に入る高性能。発動率も高めなため、限定的ではあるがイベント等他のカットイン要因が使えない時などに重宝できる。
なお、いままでは新しく実装された順に対空CIの優先度が決められていたが、同月末の26日にデータベース整理によって「より性能が強い順」にカットインが発動するようになった。これにより対空CI艦にちゃっかりつけることにより、本命が不発した場合の保険としても運用することが可能となった。
余談になるが、前年の新春ライブにて声優の東山奈央氏のブログにて「榛名改二丙」の衣装で登壇されたことが発表された。さらに同年5月15日にはみたいな!vol.2に榛名改二乙の先行描き下ろしが表紙とポストカードを務めることになった…のだが、声優側と運営側の宣伝の食い違いによりどれが正しいのか困惑と情報共有不足説が飛び交い、正式発表までの約半年もの間情報が錯綜する事態となった。その後実装決定後に別の意味で恐怖を味わうことになるのはまた別のお話である。
当然のことをしたまでです。特別な史実なんて・・・榛名には、もったいないです!
金剛型戦艦3番艦として、イギリスで設計された「金剛」の設計図を基にして、1911年、神戸川崎造船所(現在の川崎重工業の造船部門)に発注された。カワサキか・・・
川崎造船所では伊勢や摩耶、熊野などの軍艦が多数建造されたが、榛名が最年長となる。
主力艦としては初の民間建造である(2番艦の「比叡」は海軍工廠で造られたため)。
しかし、同時期に金剛型戦艦4番艦(後の妹「霧島」)が三菱造船所に発注されたため、それぞれの造船所はその威信を賭けて競うように工事を進め、3番艦の機関テスト直前に故障が発覚して工期が遅れることが明らかになった時に、機関部門の責任者が自刃するという悲劇も起こってしまう。遅れによる責任と見た海軍省は、優劣を付けないために、わざわざ3番艦「榛名」と4番艦「霧島」を同日に竣工させた。つまり「榛名」と「霧島」は双子と言える。
1915年に横須賀鎮守府に編入。実は、艦これ内でお母さんキャラを確立している鳳翔さんより7歳ほど年上であり、今年(2015年)でちょうど100歳だったりするのは秘密だ! おや、こんな時間にだれか来たようだ・・・・・・うわ、何をす・・・くぁwせdrftgyふじこ
新造時の特徴として、当時世界最大の巨砲である、41式356㎜砲を搭載しており、高い速力、(巡洋戦艦としては)分厚い装甲と合わさって世界最強の戦艦と呼ばれていた。
その後、ワシントン海軍軍縮条約などの締結により、代替艦の建造にことごとく失敗したため、数度の魔改造を経て第二次世界大戦に突入する。
ミッドウェー海戦では空母機動部隊の護衛を務めるも、米軍の攻撃から空母を守ることはできず、空母4 隻が失われてしまう。
その後は、有名なガダルカナル島への砲撃を行ったり、マリアナ沖海戦に参加したり、レイテ沖海戦に参加したりと、日本の戦艦の中では屈指の活躍を見せる(ちなみにこの間、「榛名」は「金剛」とペアを組んで行動することが多かったのデース!)。が、激戦を続ける間に姉妹艦の「比叡」「霧島」「金剛」が次々と失われ、金剛型戦艦は「榛名」ただ一人が残されてしまう。
さらに、戦局の悪化に伴い、戦艦を運用するだけの燃料が帝国海軍の燃料庫から消え去り、1945年からは、「榛名」も呉の江田島に係留され、浮砲台となってしまう。
それでも空をにらんで奮戦するが、1945年7月28日の空襲で、ついに大破着底してしまう。が、この結果でもなお一部ダメコンに成功。弾薬庫やいくつかの火砲は稼動状態で、乗員も戦闘態勢を保ち…そして広島の「あの爆弾」のキノコ雲を目撃し、「榛名」は終戦を迎える。
終戦時の状態でも、本艦は引き揚げて修復すればまだまだ活躍できた、とする説も一部存在していたりする。「はい、榛名は大丈夫です」駄目だったよ・・・
終戦後は解体され、復興のための資材となった。一部書籍ではバスの骨組みや、原子爆弾にて破壊された広島市内の建物の鉄筋などに使われたと記されている。
解体された構造物のうち、マストが現在も兵庫県尼崎市の難波八幡神社に、主砲から作られた灰皿が群馬県高崎市の榛名山中腹にある榛名神社に保存されている。(榛名神社の灰皿は非公開)
「榛名」は、第二次大戦開戦時、26歳という軍艦としては高齢であったにも関わらず、最も多くの海戦を生き残り、傷つきながらも多くの戦果を挙げたため、「雪風」と並んで「帝国海軍の武勲艦」と称されている。
このことに加え、「榛名」は解体という形で最期を迎え、その身は戦後日本の復興資材として利用されたことから、諸書の中には「榛名は現代日本の礎となった」旨の感慨深げな記述が見られることがある。
艦これ内における健気な性格はここら辺が由来かも??
余談だが、四姉妹で唯一戦場で轟沈しなかったためか、他の艦と較べて戦後その名を語り継いだ乗組員が多かったのも特徴といえよう。現在着底地点にほど近い広島県江田島市小用に戦没者留魂碑がある(合祀する形で護衛艦いずもに名が受け継がれた装甲巡洋艦「出雲」も祀られている)
その後、海上自衛隊のはるな型護衛艦「はるな」として「ひえい」と共に復活。
護衛艦隊の旗艦として日本の平和のため大海原を駆けまわり、その艦歴は37年に及んだ。
そして2009年に「はるな」、2011年に「ひえい」が無事に退役。
榛名の献身ぶりは艦名とともに受け継がれていたようで、退役した「はるな」のCICは
火災でCICを焼失してしまった「しらね」の修理として移植された。
提督!榛名のオススメ動画です!少し、休養をとられてはいかがでしょうか・・・
ええ!榛名の関連静画でいいなら、ご紹介しましょう!
はい、関連コミュニティは大丈夫です!
榛名(艦これ)に関するニコニコミュニティを紹介してください。
関連項目は!榛名が!許しません!!
艦娘たちの戦後 - 呉軍港空襲終戦組 | ||
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