この項目では、SCEより発売されているTVゲームのシリーズについて説明する。
RESISTANCE(ゲーム)とはSCE(開発はインソムニアックゲームズ担当)が
2006年に発売したFPSゲームである。
主人公を操作しながら謎の侵略者である『キメラ』を駆逐していくのが主なストーリーである。
1920年代にてロシアの研究所から謎のウィルス(キメラウィルス)が漏洩しロシア全土に大打撃を与える。
(しかし3では1908年にツングースカに堕ちた隕石と共に飛来したとなっている。)
ウィルスの感染速度を深刻にみた欧州各国はロシアとの国境を封鎖し感染を食い止めたかに思えたが
1949年にキメラがロシア国境を越え欧州へ侵攻、数週間で欧州全土を支配し翌年にはイギリスへ侵攻、
たったの3ヶ月でイギリスを降伏に追い込んでいる。
1951年にはアメリカ軍がイギリスへ上陸作戦を実行するもキメラ軍の前に瞬く間に壊滅。
しかし唯一の生存者であるネイサン・ヘイルの活躍によりキメラは一時的であるものイギリスから撤退する。
(人類没落の日)
同年にはフランスの抵抗軍『マキ』が欧州奪還作戦を実行、イギリス海軍との協力と
元イギリス海軍隊員、ジェームズ・グレイソンの活躍によりキメラの従来の生産ラインの破壊にともない
西ヨーロッパを制圧していたキメラの一時的壊滅に成功する。
(報復の刻)
しかし1953年にはキメラが欧州で極秘裏に製造していた巨大飛行戦艦軍を伴い、アメリカへ侵攻。
アメリカ軍はキメラが持つ能力を兼ね備えた特殊部隊『S.R.P.A.』を率いてキメラの侵攻を阻止すべく行動。
再びネイサン・ヘイルも『S.R.P.A.』の一員として活躍するもキメラの圧倒的戦力によりアメリカ軍は敗戦を重ねるも
ネイサン・ヘイルとジョー・カペリの活躍により巨大飛行戦艦軍の殲滅に成功する。
(RESISTANCE2)
人類の抵抗虚しく、1957年にキメラは地球全土を支配。人類の90%がキメラに変異もしくは駆逐されてしまった。
ジョー・カペリはウィルスに侵されたネイサン・ヘイルをやむなく殺害しそれを軍部に咎められ除隊、
のちに彼はスーザンと結婚、子供を授かり、生き残りの一団のリーダーとしてキメラから隠れ静かに暮らしていたが
彼のもとにヒョードル・マリコフが訪ねてくる。
彼曰く「キメラがニューヨークに作ったタワーによって地球が寒冷化し冬には人類は絶滅してしまう。」と言い、
ニューヨークまで同行してほしいと頼むが、ジョー・カペリは一旦これを拒否するがスーザンの説得により同行し
再びキメラとの抗争に身を投じることとなる。
(RESISTANCE3)
シリーズ全作を通して戦うことになる謎の侵略者。
地球に飛来したウィルス(作中ではキメラ・ウィルスと呼称)が人間に感染することによりキメラに変貌、またキメラ側がもつ『キメラ改造センター』と呼ばれる施設で感染した人間を様々なキメラに改造し、数を増やしている。
外見は爬虫類や昆虫を組み合わせた様な見た目をしており、性格は非常に獰猛かつ計略的。
人類の科学力をはるかに上回っており、レーザー兵器から人工知能搭載兵器、生物兵器などの膨大な軍事力をもって、人類を圧倒している。
アリやミツバチなどに近い社会的生態を構築しており、上位種キメラを媒介としたテレパシーにより下位種キメラは高度な連携を取る上に死を恐れず進軍し、卓越した機動力も持ち合わせているうえに人類側の戦術すらも学習・取り込み続けるためなお性質が悪い。
またキメラは人間のおよそ12倍近くに及ぶ新陳代謝能力を持つため、非常に高い治癒能力と身体能力も兼ね備えているが、同時にこの高い新陳代謝能力も弱点となっている。
この新陳代謝能力によって膨大な体温が発生するためほとんどのキメラは背部に冷却装置を備えつけており、この冷却装置が破壊されると自身の高い体温に耐えきれず、肉体が崩壊する。
そのためこの冷却装置は頭部の次にあたる弱点でもある。
また下位種キメラは上位種からのテレパシーにより統制と生命維持が保たれているため、エリア内の上位種が全滅した場合、下位種の統制崩壊に加え、生命維持が停止されるためエリア内のキメラは死亡するため上位種が存在する要所の破壊が最優先事項となる。
・ハイブリット
全作通して登場するキメラ種。キメラ軍における歩兵に該当する存在。
ブルズアイと呼ばれる小銃の他にヘッジホッグ・グレネードが主な装備となっている。
個々ではそれほど脅威ではないが、集団となると地形を生かした戦術をとるため油断ならない存在になる。
また、派生種が多く存在しており、狭い通路を縦横無尽に飛び回るタイプや
全身を装甲で身を包み、特攻を仕掛けてくるタイプ等が存在するため状況に応じた武器選びも重要になってくる。
・スティールヘッド
名前の通り、頭を金属製のヘルメットで防御しているキメラ種。キメラ軍の前線司令塔に該当する。
ハイブリッドよりも一回り以上大きな体格を有しており、接近戦は自殺行為である。
オーガと呼ばれる武器を装備しており、これは銃弾が遮蔽物を貫通してくる上にサブウェポンでは
シールドを展開するため、最悪の場合されるがままになる恐れがあるため、火力の高い武器で
早期決着をつける必要がある。
・クリーパー
キメラ軍が使役する生物兵器。外見は子犬サイズのサソリにキメラの頭部が付いているような見た目。
ハイブリット同様に個々では問題にならないが、多くの場合では10匹以上の大群で現れる。
そのため、対処としては連射力に優れた武器や広範囲を攻撃できる武器でまとめて撃破するのが理想。
また、狭い通路などにはクリーパーポッドと呼ばれる繭が置かれていることも多いため
見つけ次第、遠距離から破壊しておけば混戦を未然に防ぐことができる。
・グリム
『報復の刻』以降、新たなキメラ増産のために生み出されたキメラ種。
外見は痩せ衰えた人間のような外見をしているが、攻撃を数回くらうだけでも死亡してしまうほど攻撃力が高い。
しかし、体力は打撃攻撃一発だけでも倒せるくらいには弱いが、それを補うかのようにクリーパーと同様に
数十体規模の大群で押し寄せてくる。
そのため、クリーパー同様に火力に優れた武器で制圧することが望ましい。
余談だが、日本版のCMではカップルに襲撃をしかけ、原作さながらに殴り飛ばされたり、
THE GRIM SHOWなる見事なラップを披露する等、地味にネタキャラ化されたりしている。
2006年11月11日に発売されたPS3のローンチタイトル。ジャンルはFPSで、開発はインソムニアックゲームズ。
シングルプレイの他に、2人協力プレイ、オンラインによるマルチプレイも可能。
ネイサン・ヘイル軍曹(中尉)1・2・3に登場
(2での声優:大塚芳忠)
1からの登場でおそらく最もレジスタンスシリーズで活躍した人物
謎の侵略者「キメラ」がイギリスに侵攻した際アメリカが支援に
送った兵士の2000人の中のひとりであり、また唯一の生存者。
のちに彼の行動は神話となった。
カートライト少佐(将軍)1・報復の刻に登場(3では、声だけ)
(報復の刻での声優:石塚運昇)
1からの登場で中盤からへルのパートナーとして活躍する。
イギリスの海兵隊少佐で、報復の刻で主人公を務めた
ジェームズ・グレイソンの上司でもある。
レイチェル・パーカー大佐 1・報復の刻に登場
(報復の刻での声優:小山茉美)
1からの登場でイギリスの諜報部大佐。
へイルとはキメラの改造センターで会い、それ以降からへイルと共に行動していき、基本無線からアドバイスを送り、へイルをサポートする。なお作中でへイルの活躍を語っているのも彼女である。
2008年11月13日に発売された続編。グラフィックの向上、及びオンライン対戦人数の増加(40人→60人)がはかられている。
リチャード・ブレイク少佐
(声優:大塚明夫)
米軍組織であるSRPAの司令官で無線を通じてへイルたちをサポートするが、時には自ら戦闘に参加する。(その時の装備はカービンライフル銃)規律が第一で逆らうものには容赦がなく実際へイルが命令を無視したときに「科学の進歩のためにお前を切り刻んでやる」という言葉を口にしている。
ベンジャミン・ワーナー軍曹
(声優:楠大典)
へイルが所属しているチーム「エコー」の副官。キメラの技術に精通しておりキメラの船「ドロップシップ」を操縦したりとチームに貢献しているが仲間であるジョー・カペリとはたびたび衝突している。また妻子がおり避難先である町がキメラの襲撃にあったと聞いたときは妻子の身を案じていた。
ジョー・カペリ伍長
(声優:西凛太郎、3では置鮎龍太郎)
本名はジョセフ・カペリ、チームの中では一番気が荒くヘイルやワーナーとはたびたび衝突している。過去の経歴ではキメラの改造センターに2週間以上収容されていたため、人とは距離を置こうとする。しかし最終的にはキメラウィルスに犯されキメラとなりかけたヘイルを射殺してしまう。そのことが原因でチームを除隊することになる。
アーロン・ホーソーン二等兵
(声優:川田紳司)
チームの最年少の隊員で三枚目な性格で戦闘中でも冗談を言うなど気の抜けた感じではあるがキメラに対する攻撃は容赦のないもので、初めてヘイルと対面したときは素手でキメラを撲殺しながら登場した。
ヒョードル・マリコフ博士
(2と3ともに声優:西村知道)
遺伝子工学の権威でありキメラ研究の第一人者でもあり、今回の事件の原因でもある。当初はキメラウィルスの研究をしていたがキメラウィルスが施設から漏れ、ロシア一帯に壊滅的なダメージを与えてしまったが本人はロシアの国境が閉鎖される前にヨーロッパからアメリカへと亡命し、なお研究を続け悲惨な結果を招きだした。
しかし後にヘイルの血液からキメラウィルスに対する特効薬(ヘイルワクチン)を開発し、一旦はジョーと別れを告げることになるがキメラが地球全土を支配し人類が絶滅に追い込まれつつある時に再びジョーと再会しキメラの侵略を阻止すべく行動する。
ヘンリー・スペルマン
(声優:柴田秀勝)
アメリカの「ラジオUSA」のMC
ヘイルが行く先々にあるラジオから彼の声を聞くことができる。最初はキメラの襲撃に対し、ラジオを聴いているであろう市民に対し避難を呼びかけ自身が今いる町の状況等を報告し市民を励ましていたが、話が進むにつれ、
孤独感と自分の不甲斐無さ(妻がキメラによってグリムに改造されていくのを黙って見ていたことや、収録所近くを通った父子がキメラの大群[恐らくグリム]に襲われているのを助けようとせず、見殺しにした事)によって次第に性格が崩れ始め、バーボン無しにはいられないほど、心が衰弱してしまい最後は「散歩に行ってこようと思います。」と告げて、何処かへと行ってしまった。
ジェームズ・グレイソン二等兵
(声優:井上和彦)
イギリス出身の元英国海兵隊中尉。キメラによって改造されてしまった兄を自らの手で射殺しキメラに復讐しようと独断で部隊を抜け、一人でイギリス中の改造センターを破壊したが脱走罪で軍事裁判にかけられ処刑が言い渡されたがヨーロッパ軍組織「マキ」にその功績が認められ傭兵として「マキ」のオーバーストライク作戦に参加する。皮肉屋で反権威的な性格である。
レーヌ・ブシャール中尉
(声優:朴璐美)
父親であるクロード博士と共にキメラの改造プロセスを研究している「マキ」の中尉。その父が完成させた血清でキメラの改造プロセスを停止させるべく実績のあるジェームズに協力を要請した。
ローランド・マレリー大佐
(声優:立木文彦)
キメラに制圧されたヨーロッパで二年間も生存者を守りながら戦い続けている「マキ」の大佐。高圧的で横暴な性格でなにかとジェームズに突っかかる人物で、ジェームズも彼に対して「二年間生存者を守り続けたのは感心するがそれ以外はクズだ」と語っている。
スーザン・カペリ(声優:冬馬由美)
ジョセフ(ジョー)・カペリの婚約者であり、ジョセフらをはじめとした生存者グループの実質的なリーダー。
息子のジャックを一番に考えており、マリコフからもたらされた人類滅亡の話を聞いたことでマリコフへの同行に
否定的だったジョセフを説得し、人類滅亡、ひいてはジャックの身を守るよう願う。
ちなみに、ネイサン・ヘイルの血縁者であるのを示すような資料がある。
チャーリー・テント(声優:かつまゆう)
ジョセフが負傷したマリコフを匿った廃墟で出会った生存者グループのリーダー。
実戦経験が豊富であり機転もきくリーダーシップにあふれた人物であるが、実は従軍経験はほとんどない。
政治家一族の生まれであり、政治家になるよう一族に言われていたが、騒動のどさくさに紛れて
軍施設に侵入し、記録を改竄、すでに入隊済みの兵士であるという工作を行っていたという経歴の持ち主。
ジョセフとは共同戦線後、ニューヨークまで同行するも道中で家族を失う悪夢をみたジョセフからオクラホマに
避難したスーザンとジャックの安否を確認してきてほしいと頼まれる。
ジーン・ローズ(声優:本田貴子)
牧師のジョナサンを夫にもつ信仰深い女性。チャーリーと別れた後、追撃に現れたキメラを殲滅した
ジョセフとマリコフを自身が所属する集落に招く。
ジョセフを「神が遣わした使者」であると語り、集落の存続を脅かす巨大キメラ『サタン』の討伐と
サタン討伐に行ったきり戻ってこない夫の捜索を依頼する。
ジョナサン・ローズ(声優:相沢まさき)
ジーンの夫。彼らが暮している集落の牧師であり、集落が経営していた炭鉱の技師でもある。
妻と同様に信仰深く、敵であるキメラに対しても冥福を祈る姿を見ることができる。
集落に突如として現れた巨大キメラ『サタン』に多くの仲間を殺されたため、サタンの討伐を目差している。
ミック・カトラー(声優:江川央生)
ペンシルバニア刑務所を支配している囚人グループのリーダー。
利用できるものは何でも利用し、周辺の生存者グループを襲撃、欲望の赴くままに活動している。
ジョセフとマリコフを襲撃し誘拐、ジョセフに碌な武器しか与えず、キメラとのコロシアムを行わせる。
なお、彼自身もかつてはジョセフと同様にS.R.P.Aに所属していた過去がある。
ハーバード(声優:飛田展男)
ミックの右腕。しかし、暴虐の限りを尽くすミックには愛想を尽かしており、囚われたジョセフを
脱出させ、ペンシルバニア刑務所を安全なものにしている装置の破壊を依頼する。
科学技術に精通しており、前述した装置も彼が制作しており、またキメラウィルスを利用した
兵器をジョセフに提供している。
また、マリコフの死後は彼がキメラ研究を引き継いでおり、マリコフが提唱していたキメラへの
最終兵器開発を行っている。
PlayStation All Stars Battle Royale(プレイステーション オールスター・バトルロイヤル)のステージ「サンフランシスコ」は「レジスタンス」から登場している。キメラなどが登場するほか、ステージ背景では、おなじインソムニアック開発のラチェット&クランクシリーズのネファリウスと共演している。またアイテムにレジスタンスからヘッジホッグ・グレネードが登場している。
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最終更新:2024/12/22(日) 19:00
最終更新:2024/12/22(日) 19:00
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