『ロスト・ユニバース』とは、富士見ファンタジア文庫刊の神坂一のSF小説、およびそれを原作としたアニメーションである。
人類の生活圏が広大な銀河に広がった遠未来を舞台に、トラブルコントラクター(厄介事下請け人)であるケイン・ブルーリバーは先史時代のロストシップ(遺失宇宙船)、ソードブレイカーの所有者。
様々な仕事をこなすうちに犯罪結社ナイトメアが引き起こす事件に関与するようになり、ソードブレイカーに転がり込んできた元探偵のミリィや、ソードブレイカーに搭載されたAIであるキャナルと共に、ナイトメアと、ナイトメアが所有するロストシップと戦っていく事になる。
同作者の人気シリーズ『スレイヤーズ』との関係を匂わせる場面もあるが作者は否定している。
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広大な宇宙を舞台にした世界観である為、ワープ航法等の技術は一般的に普及している。厄介事下請人などの民間人が個人で宇宙船を所有するのも一般的な事例であり、宇宙海賊などが出現する場合もあることから武装も認められており、ビーム砲やレールガン、電磁バリアなどが一般的である。
しかし、先史文明の遺産であるロストシップは、全ての面において現代技術の宇宙船とは隔絶した戦闘力を保有しており、作中での主たる宇宙戦闘はロストシップ同士の戦闘である。
富士見ファンタジア文庫より全5巻が発売された。挿絵は義仲翔子。3巻からしばらく続刊が止まっていたが、テレビアニメの放送が始まった頃に4巻が出た。4巻からは挿絵のキャラクターデザインがアニメ版に近づき、特にキャナルの変化が著しい。1~3巻もアニメ化の頃から表紙絵を変えて出版されている。
ヤシガニ(後述)ばかりが有名になってしまった感のある本作であるが、上記の通り作品自体(特に原作)の評価はそこそこ高い。わかりやすいスペースオペラであり、同作者のスレイヤーズブームから中世ファンタジーに偏りがちだった時期のライトノベルにおいて、割と珍しい「ちゃんとSFをやっている作品」である。
あくまで実用性の低い趣味品とされながらも、ケインが愛用する個人用レーザーソード「サイ・ブレード」を用いたSF白兵戦や、宇宙空間を舞台に200m級宇宙船が、バリアや重力弾、レーザー等のハイテク兵器を駆使して射撃戦を展開するバトルシーンは特に見所である(「どちらも強力な武装を持っているので、より頭を使ったほうが勝つ」と言うのはスレイヤーズにも共通する作者のバトル展開における特徴ではある)。
なお、宇宙戦艦の描写にCGが使用された、結構エポックメイキング的な作品でもある。
アニメ化の際、原作は挿絵、イラストをアニメに合わせる形で新装版に切り替わっている。このため旧版と新装版では、メインキャラクターや主役機ソードブレイカーのデザインは大分異なる。
※アニメのせいで原作が終了したと受け取られることも多いが、1巻の時点で敵の数を明示しており「大体5巻くらい」とあとがきで発言しているので、別にアニメのせいで終了したわけではない。
第4話「ヤシガニ屠る」は、ある惑星でヒロインがミスヤシガニ選手権に出場する物語なのだが、あまりに常軌を逸した作画、動画の仕上がりに視聴者は息を飲んだという。
これについては、監督がチェックもしていないのに、自分の知らない話が局納品されていて「聞いてないぞ」と語ったとも噂される。
この作画崩壊・中割りなしなどあまりに酷い状態で放映されてしまったことを「ヤシガニ事件」と呼び、これ以降、この手のダメダメな作画のアニメは「ヤシガニ」と呼ばれるようになってしまった。
ちなみに放映当初はオープニング映像が完成しておらず一部のカットが「工事中」だったりして、この辺からでも過酷な製作環境を慮る事は出来た。
上記の2つのサイトでは内容に差異があり、当記事やヤシガニの記事の内容ともまた差異がある。
このため、どこかひとつだけを見て判断するよりも複数の情報源に当たり、信憑性も含めて発言者の役割や立場なども考慮して自分自身で総合的な判断をすることをお勧めする。特に第三者の主観のみに頼ったものは注意が必要。
掲示板
115 ななしのよっしん
2023/04/24(月) 20:16:31 ID: 6jUjfCZtk8
このアニメのOP主題歌、めっちゃくちゃいい曲には違いないけど、だからこそ「ゲットバック もう一度」のあたりが押さえすぎてるっていつも思う。
だがじゃあ別の音、と考えてもどうしてもはまらない。
それこそ作曲を学ぶ人の課題として考えてもらってもいいんじゃないかな。
いや、少しでもわかる人は、この音はイントロの時点でこの音しかないぐらいだ、とわかっているのかもしれないが。
116 ななしのよっしん
2023/09/19(火) 09:41:04 ID: CPwNOjj8oH
スレイヤーズ無印,NEXT,TRYが好きだったのでこの作品も見た。いろいろ問題点もあったが、個人的にはスレイヤーズよりも好みになったな。保志総一朗さんを初めて知った作品でもあるな。主人公のケインが今でも好きなキャラクターなので。保志総一朗さんも好きになった。
考えてみると不思議だな。スタッフや声優たちはほとんどがスレイヤーズシリーズから続くのに、主人公の声優はこの作品が初めて主人公というのは。
117 ななしのよっしん
2023/09/22(金) 16:56:14 ID: N7Bg1PUNLp
リープレールガンの設定途中で変更したように見える
ハイエンド級にせよ汎用装備だったのが、ヴォルフィード陣営の停止機能に並ぶ新兵器に
ネザードが使ってたのにダークスターに空間転移弾ってわざわざ解説してんもん
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/10(火) 12:00
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