Rise of Nationsとは、PCゲームである。
ゲーム情報 | |
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ジャンル | リアルタイムストラテジー |
開発元 | Big Huge Games |
販売元 | Microsoft |
機種 | Windows |
発売日 | 2003/5/20(無印) 2004/6/11(拡張パック) 2014/6/13(Extended Edition) |
価格 (税込) |
1,980円(Steam) |
対象年齢 | 12(IARC) |
その他 | -- |
ゲームソフトテンプレート |
Big Huge Gamesが開発しマイクロソフトが2003年5月20日に発売したRTS型歴史シミュレーションゲーム。Windows版のみが提供されている。邦題は『ライズ オブ ネイション ~民族の興亡~』
このゲームでプレイヤーは18民族(拡張パック含めると24民族)から任意の民族を選択し、太古から現代の8つの時代にかけて指導者としてライバルと競うことになる。Civシリーズを手掛けたスタッフが開発に加わっているだけあって、Civilizationシリーズと、Age of Empireシリーズを合わせたような操作感とデザインを持つゲームなのが特徴。
もちろん、ただ模倣したというわけではなく、弾力的な国境の概念や資源が無尽蔵であること、”知識”というユニークな資源などこのゲーム独自の要素も豊富に存在する。また、世界征服モードというその名の通り世界地図を基に覇権を争ったり、ナポレオンやアレクサンドロスなどの史実の覇者に則ったシナリオで追体験するモードもある。
2004年6月11日に『Thrones and Patriots(皇帝と革命軍)』という拡張パックが発売され、政体の概念が追加される他、6つの文明や3つの偉大な建造物の追加といった追加要素が組み込まれている。邦題も存在していることからも分かる通りこれら2つには日本語版も発売されており、ボイスチャットやチュートリアル・世界征服キャンペーンなどに流れる音声も含めてすべて日本語化されていた。
2014年6月に『Rise of Nations Extended Edition』がBig Huge Gamesから引き継いで、Skybox Labが開発し、Steamで販売された。これは無印+拡張パックを合わせただけでなく、グラフィックの改善やクラウドセーブの対応といった2014年時点の仕様に則った改善が施されたバージョンになっている。英語版のみだが、入手性を考えると今から購入するならばこれを手に入れるのがスタンダードだろう。拡張部分は訳されないものの、無印部分をすべて翻訳する非公式の一部日本語化は可能。
4アカウント分のパックが入っているパッケージもSteamで販売されており、セール時には単体と共にとても安く手に入るので布教用に購入することもできる。
2006年にファンタジーで近未来的な世界が主題である続編の『Rise of Legends』が発売されている。
最低環境 | 推奨環境 | |
OS | Windows Vista/7/8.1以上 | Windows Vista/7/8.1以上 |
CPU | 1.6Ghz以上 | 2.6Ghz以上 |
メモリ | 1GB | 4GB |
グラフィック | RADEON HD3000/8600GT | RADEON 4850/9800GTX |
ストレージ | 3GBの空き容量 | 5GBの空き容量 |
発売当初はそれなりのスペックを要求されるゲームだったが、今となっては恐らくわざと古いPCでも使用しない限り快適に動作するだろう。
まず国境の概念がこのゲームの特徴であり、醍醐味の一つである。国境は都市や砦の建設によって生成され、都市に神殿を建てたり、図書館で治世の技術を進めていくことで拡張される。相手プレイヤーの都市を占領すれば自分の国境が広がるし、反対に占領されれば自分の国境が縮まる。基本的に内政は自分(と同盟国)の国境内でしか行えないのでどれだけ多くの領土を有するかが攻略の大きなカギとなる。都市を取ったり取られたりの陣取り合戦や戦略を楽しむことができる。
このゲームは太古にはじまって現代に終わる8つの時代に分かれており、ゲーム開始時から存在する図書館で一定数の技術を研究することで時代を進めることができる。また、技術には図書館以外にも軍事施設や都市施設にも存在し、これらの研究も内政力を高める上で重要である。
登場する民族には史実に則った複数の特性と固有ユニットが用意されており、文明を大きく彩っている。例えば英国には主権の力と呼ばれる特性があり、櫓や砦の射程が広がったり、船舶の作成スピードが早くなったりする。日本は栄誉の力という特性で、船舶の作成コストが下がったり、畑の収穫量が大幅に増えたりする特徴を持つ。ユニークユニットは当然の如く足軽と武士で、太古と古代が足軽、中世から啓蒙時代が武士と分かれている。
このゲームでは食料、木材、財貨という3つの資源がゲームスタート時に存在し、時代を進めると知識、金属、石油の資源が開放され、いずれもユニットの作成や研究などに必要となる。また、このゲームにおける特徴として資源は無尽蔵である。枯渇の心配をする必要がない分、如何に相手より多くの資源を取れるようになるかがより重要となる。また、このゲームには経済上限という概念があり、一定時間における採取量に上限が設けられている。これは図書館における経済の研究で上限が引き上げられていくので内政の上で重要である。
イギリス | 主権の力。マップ運に左右される文明だが、古代をしのげれば経済ボーナスと強力なUU(ユニークユニット)で強固な文明となる。高い経済上限を活かせるかどうかが最大の鍵な為、森や鉱山のない場所を引き当ててしまうと非常に不利になってしまう。 |
フランス | 統率の力。マップ運には左右されづらく、なんといっても補給車の回復がついてくるのが抜群に軍事に効く。安定的に強い文明として知られる。偉大な建造物であるヴェルサイユ宮殿を建てられると回復スピードも二倍になるためこうなるともう誰にも止められない。 |
ドイツ | 工業の力。都市に付与される採集ボーナスと採集にバフをかける施設における研究コスト減が強力。ただし、強力なUUが近代とかなり遅いのが玉に瑕。内政の立ち上がりの速さを維持できるかどうかがポイントである。 |
スペイン | 発見の力。マップ全体が最初から探索済みな事と、探索兵の能力バフが非常に強力で序盤の探検に秀でる。ルネサンスに解禁されるテルシオも強力。 |
ローマ | 皇帝の力。なんといってもUUのレギオンがバカ強い上に、兵舎建設で自動生産されるのが強み。ただし主なボーナスが中世までなのでそれまでに決着がつけられるかが勝負。 |
ギリシャ | 哲学の力。こちらもローマと同じく早熟型の文明ではあるが、知識資源が最初から貯められる事と図書館の恒久的な研究ボーナスのおかげで後の時代でも決して引けをとらない。 |
ロシア | 母なる大地の力。国境押しが強いこと、敵地内損耗が強力な事が特徴だが、主に守備向けの力で攻撃向けのボーナスに乏しいのが欠点。ほぼボーナスがない序盤をしのげるかどうかが鍵。 |
ヌビア | 交易の力。商人が収集する希少資源のボーナスと、市場取引のバフなどで、全文明屈指の内政力を持つと噂される。ただし希少資源の扱いが肝なので、やや中級者向け。 |
バンツー | 移住の力。町を多く建てられる事は序盤の領土争いに有利に建てる点ではあるが、他の文明に比べるとあまり強くはないのが弱点。序盤に決着がつけられないとかなり厳しい。 |
トルコ | 攻城の力。都市の併合スピードが3倍、攻城兵器の射程と視野に大きなバフ、兵器工場建設で攻城兵器がついてくるなど軍事向けボーナスがチートレベルに強力。おまけにUUも大砲。市民の作成コストが安いことも相まって強力な内政も築きやすく最強候補の一角として知られる。 |
マヤ | 建築の力。建物に木材が不要で建設スピードが速いことが特徴。また、砦や都市などから放たれる矢弾の数が倍になるなど防衛に強いことが強み。国境近くに都市を建てて相手の内政に嫌がらせすることなどが戦術として使われる。何よりも古代のラッシュに怯えなくて良い。 |
インカ | 黄金の力。金属が採れる採鉱所で財貨も稼げるようになるのが特徴。都市出しがうまくいかなくても財貨を獲得する手段があるのがありがたいが、財貨上限を埋められないと後が辛い。ユニットが倒されても作成コストが返ってくるので生贄として市民がよくささげられる。 |
アステカ | 生贄の力。敵ユニットを倒すと所持している資源で一番少ないものがボーナスとして追加されるのが特徴。兵舎を建てると軽歩兵が無償作成されるので、ルネサンス時代に大量の火縄銃兵でそれで一気に勝負を決められるかどうかが鍵。また内政荒らしで資源が手に入るのも便利。 |
エジプト | ナイルの恩恵。穀倉が最初から都市にある上にアップグレードも無償。また本来1都市に5枚しか張れない畑が7枚も張れる為、食料が豊富なのが特徴。また畑から財貨も湧いてくるので強力な内政を築きやすい。文明に強力なボーナスを与える偉大な建造物も建てやすいのも特徴。 |
モンゴル | 騎兵の力。UUの騎兵が強力な上に、作成コストが安いことが特徴。まるで史実のモンゴル帝国の如く敵の内政を荒らし回った挙げ句に速攻で敵を追い詰められる。弓騎兵(長距離騎兵)による荒らしと内政を如何に両立できるかが鍵なので練習に最適。 |
中国 | 文化の力。初期から村ではなく街からはじまり、市民・隊商・商人という経済ユニットが瞬時に作成されるので他文明に比べて極めて迅速に内政を構築できる。また、軍事面でも中世から火槍兵という実質火縄銃ユニットが解禁されるため中世の戦争ではめっぽう強い。 |
朝鮮 | 伝統の力。ヌビアにまさるとも劣らない内政力を持つが、こちらは都市建設で市民が湧いたり、最初から市民が多かったり、修理スピードが速かったり、神殿のアップグレードが無償だったりとわかりやすく強いのが特徴。ただしUUはハッキリ言って使い物にならないので注意。 |
日本 | 栄誉の力。米の生産力という史実を反映してか畑のコスト基本ではなく総コストから半減の上、漁船の収穫量が増えるなど強力な内政力を持つ。軍事的にも図書館の研究と時代が進むごとにコストと作成スピードが上がるので後になればなるほど強力な軍隊を揃えやすくなる。 |
アメリカ | 革新の力。ゲーム中でも屈指のぶっ壊れ文明。まず偉大な建造物が一部を除いて最初の一つ限りではあるが一瞬で建つ上に、政体研究が無償。その上軍事ユニットのアップグレードが割引の上作成すればするほど食料、木材、金属、財貨が貰えてしまう。 |
オランダ | 経済の力。市場と商人二人が最初から与えられている。また資源を蓄積すればするほど利子のように生産量が付与されるという強固な経済を築きやすい民族。ついでにUUも武装商人と武装隊商という申し訳程度ではあるが攻撃能力を持つという変わり種の民族でもある。 |
インド | 王者の力。建物の作成コストが上昇しない為、気軽にアップグレード施設などが建てられる。都市の経済範囲も他文明に比べて広めに取られており、より多くの生産施設にバフを与えやすくなる。UUの象兵も強力で、アップグレード無償なのも嬉しいところ。 |
イロコイ | 部族の力。探索兵のアップグレードが無償の上、兵舎を建てるごとについてくるので探索でやや有利になる。また木を切ると食料も産出されるのも嬉しい所。ついでに軍事ユニットは駐屯させなくても自国・友好領土内にいればHPが回復する。 |
ラコタ | 平原の力。国境の概念が存在しない&畑や穀倉不要(建ててあっても破壊される)というゲーム中屈指の変化球文明。その代償として市民・探索兵・騎兵に+4の食料が与えられるという仕様になっている。中立地帯に建物を建てられるというメリットをどれだけ活かせるかが鍵。 |
ペルシャ | 儀式の力。食料が最初から多めに与えられている為、市民を多く作れるのが特徴。また、史実を反映してか首都を2つ持てる為、国境押しにやや強い。隊商を常に最大限獲得できるため、都市を作ればつくるだけ財貨がざくざく貯まる。UUのイモータルも強力。 |
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最終更新:2024/05/20(月) 18:00
最終更新:2024/05/20(月) 18:00
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