ローレルリバー(Laurel River)とは、2018年生まれのアメリカ合衆国生産・アラブ首長国連邦調教の競走馬である。鹿毛の牡馬。
主な勝ち鞍
2022年:パットオブライエンステークス(GⅡ)
2024年:ドバイワールドカップ(G1)、バージナハール(G3)
父Into Mischief、母Calm Water、母の父*エンパイアメーカーという血統。
父は2歳GⅠを勝利するも故障によりクラシック戦線を棒に振ってしまう不運の馬。しかし、種牡馬としては大成功を収めて、AuthenticやLife Is Goodといった名馬を多数輩出して北米リーディングサイアーまで上り詰めた。
母は8戦するも未勝利で引退。母の父はベルモントステークスなどGⅠ3勝を挙げ、種牡馬としてもアメリカと日本で活躍馬を輩出した。
2018年2月19日にアメリカ合衆国にて誕生。生産者・馬主は共にFrankelや母の父*エンパイアメーカーを生産・所有したジャドモントファーム、調教師はAmerican PharoahやJustifyといった多くの名馬を手掛けた名伯楽ボブ・バファートとなった。
10月初旬のサンタアニタパーク競馬場の未勝利戦にてデビューを果たすも5着に敗れる。
この年はこの1戦のみで終えた。
4月初旬のサンタアニタパーク競馬場の未勝利戦を勝利して初勝利を挙げる。
続いて5月中旬のラサロバレラステークスに出走して、グレード競走初挑戦で2着と好走する。しかし、8月上旬に出走したデルマー競馬場の条件戦では4着に敗れてしまう。
その後は9月上旬のデルマー競馬場の条件戦を勝利して2勝目を挙げた。
7月末のデルマー競馬場の条件戦をジョアン・J・ヘルナンデスを背に勝利して、年を跨いで連勝とした。
8月末のパットオブライエンステークスには4番人気で出走。ハナに立つ勢いがあったが控えて4番手を追走。最終コーナーのところで先頭馬2頭の間から抜け出して独走となり、2着に3馬身3/4差を付ける圧勝。3連勝でグレード競走初制覇を果たした。
その後は最強ダートマイラー決定戦であるブリーダーズカップ・ダートマイルに出走する予定であったが、故障により出走取消。無念の回避となった。
休養している間にアメリカ合衆国からアラブ首長国連邦に移籍。管理する調教師は新たにブパット・シーマーとなった。
迎えた1月末のアルシンダガスプリントでは3番手の追走から直線で前の馬を交わそうとするも、1年以上も休養していた病み上がりの状態では厳しかったのか失速してしまい7着に敗れる。
続いて出走した3月初旬のバージナバールでは先行争いを制して2ハロン目の地点で先頭に立ち、第3コーナーから徐々に後続との差を広げる、直線に入ると独走状態となり、必死に追いかける後続を尻目に6馬身3/4差の圧勝。叩き2戦目で復活を果たしてグループ競走2勝目を挙げた。
次なる目標としてドバイワールドカップミーティングの狙うことにした陣営。当初は今まで走ってきた短距離のゴドルフィンマイルを目標としていたが、サウジカップ3着馬Saudi Crownや前年度の覇者Isolateといった同型の快速馬が多くいたことから断念。距離を延長して他に速さ自慢の馬いないドバイワールドカップに照準を切り替えた。
そして迎えたドバイワールドカップ当日。ここにはサウジカップ2着からの転戦で連覇の狙う前年の覇者ウシュバテソーロやそのウシュバテソーロをサウジカップで負かしたSenor Buscador、前哨戦アルマクトゥームチャレンジを圧勝したKabirkhan、去年のブリーダーズカップ・クラシックの2着馬デルマソトガケ、米GⅠ2勝馬Defunded、サンタアニタハンデャップを制してここに臨むNewgateといった強豪が集結。JRAオッズではウシュバテソーロが1番人気となり、ローレルリバーは勢いはあるも今まで走ってきたのは全て8アロン以下で10ハロン戦は今回が初ということで6番人気となった。
迎えたレースでは大外枠から持ち前の速さを活かして果敢にハナを奪いに行って見事に先頭に立つ。緩めることなく淡々としたペースを刻んながら後続を牽引していき、2番手のDefundedと共に後続との差を3番手以下に7馬身の差を広げる。第3コーナーのところでDefundedが遅れ始めて独走状態となり、その勢いのまま直線へと侵入。必死に差を詰めようとする後続を尻目に独走状態は止まらない。さすがに辛くなってきたのか残り200mのところで重心が高くなる場面もあり、ウシュバテソーロとSenor Buscadorが猛追するも勢いは衰えずに影さえも踏ませない。最終的に2着ウシュバテソーロに8馬身半差を付ける圧勝。圧倒的な走りを世界中に見せつけてG1初制覇を果たした。
後日発表されたロンジンワールドベストレースホースランキングでは堂々のレーティング128ポンドを獲得。現時点では2024年トップの数値であり、その強さを世界に見せつける内容であった。
この後は秋のブリーダーズカップ・クラシックには向かわず、来年2月のサウジカップを目標に中東を拠点にするとの事。
| Into Mischief 2005 鹿毛 |
Harlan's Holiday 1999 鹿毛 |
Harlan | Storm Cat |
| Country Romance | |||
| Christmas in Aiken | Affirmed | ||
| Dowager | |||
| Leslie's Lady 1996 鹿毛 |
Tricky Creek | Clever Trick | |
| Battle Creek Girl | |||
| Crystal Lady | Stop the Music | ||
| One Last Bird | |||
| Calm Water 2011 鹿毛 FNo.2-d |
*エンパイアメーカー 2000 黒鹿毛 |
Unbridled | Fappiano |
| Gana Facil | |||
| Toussaud | El Gran Senor | ||
| Image of Reality | |||
| Soothing Touch 2004 鹿毛 |
Touch Gold | Deputy Minister | |
| Passing Mood | |||
| Glia | A.P. Indy | ||
| Coup de Genie |
クロス:Mr. Prospector 5×5(6.25%)
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掲示板
26 ななしのよっしん
2025/03/19(水) 07:50:18 ID: efCyKIe25n
なるほど、サウジ前の打撲で調整プランぶっ壊れてたのか。
……この後どうするんだろう。BC狙う?
27 ななしのよっしん
2025/03/19(水) 10:14:00 ID: M9JPU5Sp8C
フランスの芝馬に差し切られたファイアブレイクSも前哨戦としては悲観するものではなかったが結局そこからの上積みが無かったのか
とりあえず昨年のうちに公式ハンディキャッパーを眩惑しておいてよかったな
ハリファクスの評論家たちは「普通のドバイワールドカップ馬」という冷静な評価を下していたが、それでも公式記録として残るのはローレルを世界一に祭り上げたIFHAランキングの方だからな
28 ななしのよっしん
2025/03/19(水) 21:13:39 ID: GfoX/EjoC9
見たかったなあエバヤンとの対決
日本競馬的には昨年の借りを返すチャンスだったし
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/26(金) 21:00
最終更新:2025/12/26(金) 21:00
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