ユナ(くまクマ熊ベアー)単語

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ユナ
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メイ

ユナとは、ライトノベルくまクマ熊ベアー』の主人公である。

CV河瀬茉希

概要

クマ着ぐるみがかった黒髪ロングヘアが特徴的な15歳女の子で、本名は優奈(読み方は「ゆな」で、名字は不明)。偶に「ユーナ」という偽名を使う事もある。

うるさいや面倒なクラスメイトとの交流を嫌い、3年程前から引きこもり生活を送っている。凄腕トレーダーとして取引で億単位のを稼いでいるネオニートでもあり、異世界に召喚されるまではその稼ぎで購入した高級マンションで一人暮らしをしていた。その頭と才覚から、大きな会社を経営している祖からは自身の跡継ぎとしても見込まれており、ユナ自身は会社を継ぐ気こそなかったものの祖の事は尊敬していた。

ある日、お気に入りのVRMMORPGワールドファンタジーオンライン』にログインすると、アップデート記念キャンペーンと称したいくつかの質問の末に、レア装備である「くまセット」を渡された挙げ句、神様を名乗る存在によってゲーム世界そっくりの異世界へと飛ばされてしまう。

性格はニートらしくマイペース且つ大雑把で、面倒臭いという理由で立つのは避けがち。だが、その特徴的過ぎる格好に加え、強大な魔物悪人チートで容易く倒してしまう冒険者や、革新的かつ堅実な事業を広げる経営者として、その評判は嫌でも広まり続けている。その一方で本人は否定しているが、か(特に身内や子供)が困っているのを見過ごせない優しい性格でもあり、結果的に多くの人達を救っている為、多くの人に慕われており、中でもフィナノアを始めとした年下の同性の子供に多く懐かれている。

戦闘の都合で普段からクマ着ぐるみ姿である為、でさえ周囲からは奇異ので見られている上、転移した異世界デフォルメという概念がない事がそれに拍をかけてしまっている。本人も自覚はしており、当初はこれを着て戦う事をっていた。

着ぐるみの中はもが認める美少女で、異世界で最初に会ったフィナが見惚れてしまう程である。多くの人間からその容姿を褒められているが、肝心の本人が鈍感な為、「お世辞」や「子供の言う事」等と解釈してスルーしている。も伸ばしている訳ではなく、美容院へ行くのを面倒臭がって放置した結果らしい。

能力

現実世界お金神様異世界お金に換してくれた事やくまセットチート、更に元々ゲームを相当やり込んでいた事もあって特に苦労はしていない。冒険者登録をしたその日に絡んできた冒険者達を全員ボコボコにして返り討ちにしており、その後も常識外れのチートで強魔物を立て続けに狩り、それらを洗浄などの処理を一切していない血塗れの状態(クマボックスの特性)でギルドに持ち帰っている為、クリニアの冒険者達からは「ブラッディベアー」の異名で恐れられている。冒険者としてのランクはCで、BランクやAランクに昇格出来るチャンスもあったが、本人は立ちたくないからと見送っている。

魔法メインとした戦闘が得意だが、クマイメージすると威が上がるというおかしな特徴があり、土魔法で造形した物は全て立つクマ仕様になってしまう。武器の扱いにも長けているが、素手でも十分強いのであまり使わない。

テンプレなろう系主人公らしくチートの塊のような彼女だが、それらのどはくまセットによるものであり、元引きこもりなだけにくまセットを装備していない素の状態の運動は同年代の日本人以下である。その為、余程の事がない限りくまセットを外す事はない。

事や料理も得意で、異世界でもプリンピザハンバーガーショートケーキといった地球料理を自らの手で再現している。後にそれらの料理が評判になった為、自らがオーナーとなり「くまさんの憩いの店」や「くまさん食堂」といった飲食店をオープンした。また、冒険者ギルドだけでなく商業ギルドにも登録しており、クリニアミリーラの町を繋ぐトンネルを掘った事で、トンネルの利用料の一部を受け取る権利を有しており、何もしなくても定期的にかなりの収益が入ってくるようになっている。現在の商業ランクはEだが、商業ギルド内では近いうちに必ずランクDに昇格するとされている。

また、元の世界で暮らしていた頃に漫画を描く練習をしていた時期があるらしく、かなり絵が上手い。その画力と、異世界には存在しないデフォルメという概念武器に「くまさん少女シリーズ」という絵本を執筆・出版し、王宮関係者を中心に大ヒット記録しているが、そもそもフローラに喜んでもらう為に描いただけなので、この絵本お金けをしようという気はなく、代も取っていない。

くまセット

異世界に飛ばされる直前に神様から与えられた装備。その名の通り全ての装備のデザインクマの要素が盛り込まれている。性チート級だがデザイン子供向けの為、ユナは恥ずかしく思っている。譲渡不可の装備であり、仮にユナがこれを外したとしても彼女外の人間には入手出来ないようになっている。

黒白クマの服

リバーシブルにより「レベルに応じて物理魔法耐性がアップするクマ」と「体力魔力の自動回復回復速度アップするクマ」を使い分けられるクマ着ぐるみ全耐熱・耐寒機を有している為、砂漠地帯では「(フードを)脱いだ方が暑い」と感じる程に彼女の体感温度を自動調節している。フードにあしらわれたクマにも視認機がある為、全に被っても視界が遮られる事はない(アニメでは、ユナの心状態に合わせての状態が変化する様子も描写されている)。

黒クマ・白クマの手袋

レベルに応じてそれぞれ攻撃右手クマ)と防御左手クマ)が上がるパペット人形状の手袋。くまゆる・くまきゅうを召喚する際の媒体にもなっている。

黒クマ・白クマの靴

レベルに応じて速度アップ・疲労軽減させるクマの足状の靴。ユナがくまセットを脱いで別の格好をする際にもこれだけは頑なに装備しているが、遠に見れば普通の靴に見えるらしく、特にミスマッチなどの悪印は持たれていない。

クマの下着

「決して汚れない」「・匂いがつかない」「装備者の成長により大きさが変動する」という高性クマさんパンツバック部分にクマイラストがあしらわれた、かなり子供向けのデザインとなっている為、ユナはこれを他人に見られる事を何よりも恐れている。

くまゆる・くまきゅうナイフ

ミスリルゴーレムを討伐して手に入れたミスリル素材に、王都の鍛冶師ガザル製作してもらった二振りの戦闘ナイフ。くまゆるナイフ右手に、くまきゅうナイフ左手に持ち、双剣として使用する。

習得スキル

異世界言語

異世界の言葉を日本語翻訳し、自身が話すと異世界の言葉として相手に伝わる。

異世界文字

異世界文字解読し、自身の書いた文字異世界文字になる。なお、これと異世界スキルはくまセットを装備していなくても使える。

クマの異次元ボックス

クマの口内にある無限に広がる間。通称クマボックス。どんな物も入れる(食べる)事が出来るが、生きている物を入れる事は出来ない。入れている間は時間が停止する仕様となっているので、長期間食料を保存しておいても腐る事はなく、料理は出来立ての状態を保つことができる。このボックスの中に入れた物はいつでも取り出す事が出来る。

クマの観察眼

クマの野生のによって魔物や人を探知する事が出来る。アニメではレーダーのようなる点で表現されている。後にモンスターの種類等も表示できるようになるが個体差の判別まではできず、遭遇したら群れの中に1体だけ巨大な個体がまぎれていた、なんて事も起こり得る。

クマの召喚獣

クマ手袋からクマを召喚する。手袋からはクマ(くまゆる)が、手袋からはクマ(くまきゅう)が召喚される。

召喚獣の子熊化

召喚獣クマサイズを縮小して子化させる。

クマの地図 ver.2.0

クマが見た場所を地図として作る事が出来る。当初は「面の2次元情報」を得ていたが、後にアップグレードされ、「高さも含めた3次元情報」が得られるようになった。

クマの転移門

2つ以上の門を設置する事でお互いの門を行き来出来るようになる。3つ以上の門を設置する場合、行き先をイメージする事で転移先を決める事が出来る。この門はクマの手を使わないと開ける事が出来ない。
な移動手段としてだけでなく、戦闘時の地形的不利を覆す戦術的な利用も可

クマフォン

遠くにいる人間と会話が出来る。作り出した後は術者が消すまで顕在化し、物理的に壊れる事はない。クマフォンを渡した相手をイメージする事で繋がり、クマの鳴きで着信を伝える。持ち魔力を流すことでオンオフを切り替えて通話出来る。最初の使用時に魔力記録しているのか、譲渡された相手以外は使用することができない。
当初はユナの持つ機と子機1台のみでの通話だったが、後に複数の子機と同時に繋ぐ事が可になり、機を介する必要があるが子機同士での会話も可となる。

クマの水上歩行

の上を移動する事が出来る。召喚獣であるくまゆる・くまきゅうも使用可

クマの水中遊泳

クマの形をした空気の中にいる状態で潜る事が出来る。

クマの念話

離れた場所にいる召喚獣に呼び掛ける事が出来る。

クマの解体術

物語初期の構想段階でのみ存在した「クマ手袋で倒した魔物を触れると、解体されてクマボックスに入る」というスキル本編には登場しないスキルであり、結果として登場させずににした判断は正解だったと作者の口からられている。

習得魔法

クマのライト

クマ手袋に集まった魔力によって、自動で移動するクマの形をしたを生み出す。

クマの身体強化

クマの装備に魔力を通す事で、身体強化を行う事が出来る。

クマの火属性魔法

クマ手袋に集まった魔力で火属性魔法を使う事が出来る。威魔力イメージによって例し、クマイメージする事で更に威が上がる。多数の炎のミニクマを口から突入させ体内を焼く戦法は、対巨大生物必殺技となっている。

クマの水属性魔法

クマ手袋に集まった魔力属性魔法を使う事が出来る。威魔力イメージによって例し、クマイメージする事で更に威が上がる。相手の全身を巨大な水球に閉じ込め溺死させる戦法は素材を傷めず血を見る事もないため重宝されている。

クマの風属性魔法

クマ手袋に集まった魔力属性魔法を使う事が出来る。威魔力イメージによって例し、クマイメージする事で更に威が上がる。で対を切り裂く通称『ベアカッター』と圧縮した空気の塊をぶつける殺傷の低い空気弾を使い分けている。
王都の冒険者ギルドで絡んできた冒険者を魔法上に打ち上げ、落下してきた所を空気クッションで受け止める行為を繰り返して黙らせたのをの当たりにしたギルドマスターサーニャはその魔力運用の繊細さに驚嘆していた。

クマの地属性魔法

クマ手袋に集まった魔力で地属性魔法を使う事が出来る。威魔力イメージによって例し、クマイメージする事で更に威が上がる。岩塊での攻撃や土での防御、落とし穴での足止めの他、クマゴーレムを作成して台車を引かせたり台車そのものをゴーレム化してバスとして運用したりと汎用性が高い。
内各地に設置された通称『クマハウス』の作成にもこの魔法が使われており、クマの姿を模した外魔物の攻撃程度ではビクともしない強度を誇る。旅行用に携行しているものは緊急時のシェルターとして用いる事も可

クマの電撃魔法

クマ手袋に集まった魔力電撃に変換させて攻撃する魔法。他作品に良くある落を落とす技ではなく、「クマ手袋電撃わせた状態で対に触れて感電させる」か「魔法と組み合わせて発射する」の2パターンで使用する。ユナオリジナルで編み出し習得した魔法

クマの治療魔法

クマの優しい心によって治療する事が出来る。イメージによって「体力回復ヒール)」と「病気状態異常)の治癒(キュア)」の2種を使い分ける。
で進行を留める事さえできないほど症状の悪化したティルミナを治させた魔法はその場に居合わせたゲンツく「高位の官様」の使う魔法に匹敵し、本来なら高額の対価を支払わなければ受けられないレベルのもの。

交流関係

先述のフィナノアのような、のように可がる子供達以外にも、同い年だとノアであるシアや当代国王の第一王女ティリア彼女達の学友等とそれなりの友人関係を築いている。しかしながら、何れも貴族や王族、いは騎士団長それなりに偉い立場の関係者であり、同年代で民な友人は存在しない。その為、ティルミナから「子供の時に作った友人は一生の宝物」と説かれた際には、元の世界友達がいなかった事も含め、か胸を動かされる描写もある(あくまで、元の世界で暮らしていた頃にぼっちだったのは本人く「同年代のクラスメイト達がアホ過ぎた」為であり、上記のシア達とはそれなりの友人関係を築いている事から分かる通り、決して友達が要らないと思ってる訳ではない。一方で、マリクスやティモルといった同年代の男子との接し方には、当初は何処か腫れ物に触れるような感じもあり、思春期特有の異性の壁も年相応に感じている)。

今暮らしている異世界では未成年や保護責任者の概念はないようだが、一応、クリニアではティルミナが、王都ではエレローラが、其々ユナの保護者代わりとなって彼女の面倒を見ている。特にエレローラからは、代わりどころか本気で養子に迎えようとするぐらいに気に入られているが、自身を養子にする事でクリフの苦労が増える事が確定的との考えからユナ本人は断っている。ただし、学生の護衛依頼を半ば強制的にやらせる事で、シアを始めとした同年代の友人ユナが作れるように計らう等、何でも出来すぎる彼女が孤立しないよう密かに気に掛けてはいる。

因みに、ユナ本人に自覚がないだけで「地球文化の持ち込みで、商売において多大なる成功を収める」「大モンスターボランティア同然で倒す」「魔石を大小問わず、ほぼ無料で配る」「山に隔てられて行き来が困難だった都市を繋げて物流問題を解決する」等、エルファニカ王に大いなる利益と発展をしている為、国王フォルオートからは外流出を招かないよう、示書が出される程の最重要人物として扱われており、貴族や王族にも引けを取らない地位を築いているが、ユナの性格上、理に引き止められないのは明な為、「から出さない」のではなく、「から出ようという気を起こさせない」ように、こっそりと便宜を図ったり、自由に過ごさせる方式を取っている。

アニメ版におけるユナ

異世界に連れて来られた経緯は一緒だが、「孤児院による養場経営や「くまさんの憩いの店」の代表として勝手にティルミナを名し話を進める」「ミリーラのに蔓延っていた盗賊団を1人で退治する」等、原作以上に強引且つ活発な性格となっている。その一方で、「クマ装備の性テストで走り回った後に恐怖からする」「孤児院の補助が打ち切られた件で碌に調べもせずにクリフを悪者扱いした事でえ苦しむ」等の年相応な幼さや、「寝不足クラーケン対策を考えた結果、頓アイデアばかりを絞り出す」「ミリーラとクリニアを繋ぐトンネルを作った理由が個人的欲望であることを口を滑らせ、クリフ達に弱みを握られる」といった抜けた一面を見せる事もある。

なお、アニメ番宣小説によると、原作の中においてアニメ版は「ユナ異世界で過ごした日々を元にして作られた創作アニメ」という位置付けで、神様により与えられたテレビを通じてユナ達自身もアニメ公式サイト情報だけを視聴・閲覧出来るという設定になっている。

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