主人公(ドラゴンクエストXI)とは、「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」の主人公のことである。
スクリーンショットでのデフォルトネームは「イレブン」となっている。「DQ11S」での声優は斎賀みつき。
概要
本作の主人公であり、勇者。
生まれつき『勇者』という特殊な存在であると作中でも認識されているというのは実はドラゴンクエストの主人公では史上初の設定なのだが、それが大問題となる。
イシの村に住まう16歳の青年。さらさらした茶髪のセミロングヘア―が特徴。左手には紋章のようなアザがあり、光ると様々な奇跡を起こす。また命の大樹の根を通じてその周囲の過去を知ることができる。
16歳になった日に村のしきたりで成人の儀式に挑み、そこで自身がかつて世界を救った勇者の生まれ変わりであることを知る。そして母ペルラに「デルカダールに行けば全てが分かる」と言われ、故郷を旅立ちデルカダール城に赴いたが、そこでは勇者の生まれ変わりとして歓迎されるどころか、デルカダール王から「悪魔の子」と喧伝され、投獄される。
主人公は「あなた(プレイヤー)」であるというドラクエの伝統に倣い、恒例の「はい」か「いいえ」で回答するスタイルで台詞はないが、少年時代の主人公はしゃべっている。
性格は仲間たちから「おっとりのんびりしている」「ボーっとしている」「一度決めると頑固な面がある」と評され、これまでのドラゴンクエストの主人公たち同様、穏やかかつお人好しのようである。
ふしぎな鍛冶を行うことで強力な武器と防具、アクセサリーを作り出すことができる。
「DQ11S」では声が当てられるが、掛け声と息遣いに限られる。
性能
武器は片手剣または両手剣で、片手剣一本なら盾や大盾を装備できる。
これまでの勇者同様万能型だが、基本的に特化型の仲間には勝てない部分が多い。
スキルは「片手剣」と「両手剣」それぞれにスキルがあり、それら2つを両方極めると「剣神」スキルが習得可能となる。また、デイン系の魔法やゾーンに係わる能力など主人公的な能力を集めた「ゆうしゃ」スキルもあり、意図的にゾーンに入ることができる「ゾーン必中」も覚える。
最大の武器と言えるのは「れんけい」の多さで、全キャラと連携を持ち、さらにほぼ全ての3人連携に必要となる。
また戦闘で死亡しても、戦闘後にHP1で復活するが、これは主人公のみ。
重要なネタバレ
詳細
その出自は16年前、魔物の軍勢の襲撃により一夜にして滅んだというユグノア王国の王子。
実の母親であるエレノア妃は、当時赤子だった主人公を連れ、同じくデルカダールの姫であった幼きマルティナと共に城からの脱出を試みたが、魔物の追走は激しく、マルティナ姫に主人公を託すと自ら囮となって二人を逃した。その後、マルティナ姫と主人公は川に転落。主人公は流れ着いた先のイシの村のテオに拾われ、成人までを村で過ごしたのだった。
地下牢でカミュと出逢い共に脱獄に成功した後は、なぜ勇者が悪魔の子と呼ばれるようになったのか真実を探るために再びイシの村より旅立つ。
デルカダール王国から追われる身になりつつも各地でベロニカ、セーニャ、シルビアを仲間にする。命の大樹へ向かう道すがら、ユグノア城跡にてマルティナと、彼女を保護していた実の祖父ロウと再会を果たし、デルカダール王国を裏で操る魔導士ウルノーガの存在を知ることとなる。
命の大樹でホメロスに倒され、魔導士ウルノーガに勇者の力と剣を奪われる。命の大樹はその魂を破壊され枯れ落ち、世界は崩壊してしまう。
海底王国ムウレアで魚の姿となり傷を癒すこと数ヶ月。魔王となったウルノーガを倒すため、そして世界に再び希望の火を灯すために勇者は再びたった一人で旅立つ。
最後の砦でグレイグと共闘するようになり彼を仲間にすると、次々と仲間と再会し、勇者の力も取り戻す。しかしベロニカだけは命の大樹が崩壊する前に命を投げうって仲間を救っていたことが明らかになり、帰らぬ人となっていた。魔王ウルノーガを倒した後はそのベロニカを救う手がかりを探すのだが、重要な選択を迫られる。
時間を遡った後は、魔導士ウルノーガを倒し、ベロニカが亡くなり魔王が誕生する悲劇は避けられたが、邪神ニズゼルファが復活。グレイグを改めて仲間にし、邪神と戦う旅に出る。
ちなみにマルティナとのれんけい技に「青春の1ページ」がある。これはマルティナのぱふぱふを受けて、ピンクのオーラを纏って気合が入った主人公が渾身斬りを放つというもの。ネルセンにエッチな本が欲しいという願いといい、ロウ爺さんの血を継いでいると実感させられる。
勇者が 『大乱闘』に あらわれた!
2019年6月12に配信された「ニンテンドーダイレクト E3 2019」にて、Nintendo Switch用ソフト「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」に追加コンテンツ第2弾として「勇者」名義で今作の主人公が参戦することが発表された。ファイター番号は72番、ダッシュファイターを含めれば通算79番目のファイターとなる。
戦闘スタイルは原作通り剣と呪文で戦うものになっており、キャラクターデザインを担当した鳥山明氏の作風に合った元気なアクションとなっている。使用する武器は「勇者のつるぎ・改」と「勇者の盾」。
スマッシュ攻撃の際、一定確率で「かいしんのいちげき」が発動し、威力がアップする。
必殺ワザとしては、火球を放つ「メラ→メラミ→メラゾーマ」、剣から雷を放つ「デイン→ライデイン→ギガデイン」、竜巻を発生させて上昇する「バギ→バギマ→バギクロス」が搭載。
溜めることで上位の呪文を使うことができるが、後述のMPシステムにより連発ができないことに注意。
また下B技として「コマンド選択」が搭載されており、
- 飛び道具として使える「ギラ/ベギラマ」「イオ/イオナズン」「ラリホー」
- 強力な斬撃技の「かえん斬り」「マヒャド斬り」「まじん斬り」「メタル斬り」
- 攻撃力や移動スピードを強化する「バイキルト」「ためる」「ピオリム」
- その他、何処からでも復帰できる「ルーラ」、反射技の「マホカンタ」、一定時間無敵になれる「アストロン」、低確率で相手を即撃墜できる「ザキ/ザラキ」、ランダム効果の「パルプンテ」、MPを全て使って出す強力な「マダンテ」、ストックを消費する自爆技の「メガンテ」
これらの実に20種類の必殺ワザが使用可能であるため、スマブラ史上最多の必殺ワザ(合計23種)を持つファイターとして注目されている。なお一度に表示される呪文は4つで、ランダムで決まるようになっている。
ただし、独自仕様としてMPゲージが搭載されており、各B技の仕様の際に消費、足りないと不発するという仕様となっている。
(MPは時間経過及びA技を当てることで回復する)
またカラーバリエーションとして、『DQ3』『DQ4』『DQ8』の主人公も参戦する事が決定した。
前述の「かいしんのいちげきのCV」や「特設リングでの二つ名」がそれぞれ変化していると言う細かい仕様。
他のカラーリングは、『DQ8』のククール、『DQ5』『DQ1』の主人公、『DQ6』のテリーをモチーフとしたものになっている。
最後のきりふだは『DQ1』『DQ2』『DQ5〜DQ7』『DQ9』『DQ10』の歴代主人公の力を剣に纏わせ、強力な斬撃を繰り出す「ギガスラッシュ」になっている。ミナデインではありません。
声優は主人公ごとに異なり、『DQ11』は斎賀みつき、『DQ3』は檜山修之、『DQ4』は草尾毅、『DQ8』は梶裕貴が担当している。当初は原作を尊重して言葉を発さない予定だったが、キャラクターが喋る『DQ11S』の発売に伴い、声優を起用した。そのため、『DQ11』以外の勇者に声優がつくのは初であり、また勇者が呪文を喋るのも初である。
これと共に『DQ11』から「天空の祭壇」ステージが追加されることが決定。『Ⅺ』の舞台であるロトゼタシアを一望できるステージで、たまに宝箱(ミミック)も出現し、攻撃するとアイテムを落とす。ゲストとしてノッチ族、スライム、はぐれメタル、ケトスが登場。
さらにMiiファイターの追加コスチュームとして、『DQ11S』のベロニカ(剣術)、『DQ1』のロト装備(剣術)、『DQ3』の武闘家服(格闘)、そしてスライムの帽子が配信された。各70円。ソラとジーノは?
同年7月30日の日本時間22時から配信された「勇者のつかいかた」内にて、発売日が同年7月31日に決定した。
各勇者の詳細は「ロト(ドラゴンクエスト)」「主人公(ドラゴンクエストⅣ)」「主人公(ドラゴンクエストⅧ)」を参照。
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関連項目
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