名取といいます・・・ご迷惑をおかけしないよう、がんばります
名取(なとり)とは、艦隊これくしょん~艦これ~に登場する艦娘の一人である。
モデルになったのは大日本帝国海軍の軽巡洋艦長良型3番艦、名取。
CV:井口裕香
概要・・・大丈夫、訓練はしてるし・・・
ショートヘアにカチューシャをつけており、服装は長良、五十鈴と同様赤を基調としたセーラー服と巫女服の折衷のような姿である。
性格面では気弱な部分が多々見受けられ、なんとも頼りない印象。だがそれがいい。
編成時には「私に呼び出しが掛かるなんて・・・え!?出撃!?」、戦闘開始時にも「て、敵艦見ゆ!・・・ってホントに実戦!?」など、自分が参戦することを想定していなかった訓練兵のような反応をみせる。
艦隊の帰投時や建造した際などにも「では、私はこれで・・・」と、ことある毎にそそくさと立ち去ろうとするのも自信の無さの表れだろうか。
そして中大破時には「みんな・・・どこ行ったの・・・?ふえぇぇぇぇん」と、なんと戦場(いくさば)のド真ん中で泣き出してしまう有様。もちろん(僚艦全艦轟沈や名取単艦出撃でもない限り)艦隊のみんなはどこにも行っていないので、「大ダメージにより目が見えなくなってしまったのか!?」などと提督諸氏を心配させているが、実際どのような状況に陥っているのかは史実から検証しても謎なようである。
このようにS心をくすぐる出撃させるには心もとない印象を与える彼女であるが、実のところ潜在能力は優秀で、育成した場合は軽巡洋艦の中で高い実力を誇る。
彼女を含む長良型軽巡の最終ステータスは火力、雷装、耐久の値が他の軽巡に比べて一回り強く設定されており、2chの本スレの議論では軽巡は強い順から長良、球磨、五十鈴、名取である、という結論となった。
・・・余談ではあるが、軽巡洋艦の中では比較的大きい部類に入る。(何のことかはお察しください)
サイズではさすがに戦艦や重巡洋艦に敵わないものの、形が整っていることから大きさよりも形を求めるというタイプの提督に密かに人気。
・・・とか言ってたら、2013年9月18日のアップデートで改の中破絵に追加が入った。「それ」の大きさは軽巡の中で比較的どころか最大級のもの、戦艦や重巡洋艦にも匹敵するものとなっていた。ついでにお高いものらしいブラ紐(→参考)も取れた。これ軽く世界基準超えてるだろ。 更に2015年9月7日のアップデートで期間限定の浴衣グラフィックが追加。中破絵でこれまで以上の大きさを魅せるに至った・・・妹(由良、鬼怒、阿武隈)たちと何故此処まで差が付いたんだろうか・・・
さらに特筆するべきはお腹周りの引き締まりっぷりであろう。中心部に流れる一本の線と綺麗なくびれがなんとも良い。 幼さを残す顔立ちとは裏腹に早熟とさえ呼べそうなグラマラスなボディが絶妙なコントラストを醸し出している。
彼女にはあまり自分を過小評価せず、堂々と胸を張っていてもらいたいものである。 あ、いやそういう意味では←憲兵さんこいつです。
偶然の一致であるとは思われるが、立ち絵の姿が「コマンドー」の主人公メイトリックスにそっくりであるため、一部では『名取クス(名取ックス)』と呼ばれる場合もある。(参考画像→こちら)
!? 史実ですか?
長良型軽巡洋艦の三番艦として1920年12月14日、長崎の三菱造船所で起工。1921年2月16日に進水し、同年9月15日に竣工した。艦名は宮城県を流れる名取川に由来する。
1937年7月、日華事変勃発に伴い名取も支那方面へ出動するようになる。12月29日、摂津から上海に送られる佐世保第4特別陸戦隊約1000名を駆逐艦矢風とともに輸送。続いて第一艦隊第八戦隊の一員として上海上陸作戦や杭州上陸作戦、海南島攻略作戦などに従事。その後は中国沿岸で警備任務に就く。
1938年12月15日には第五艦隊第九戦隊に異動し、台湾の基地から華南作戦に参加。海上封鎖に従事した。
1939年9月、アモイ洞山湾で艦砲射撃中、海図に載っていない暗礁に乗り上げてしまい、推進器を損傷してしまう。このため一時的に予備艦となり佐世保で修理を受ける。
1940年11月に入ると第五潜水艦隊の旗艦となり仏印進駐作戦に参加。
開戦の気運が高まる1941年12月7日、名取は第三艦隊に所属し第五水雷戦隊の旗艦を務めた。指揮下には第5、第22駆逐隊、第1及び第2駆潜隊、第11掃海隊が編入された。そして馬公を出撃し、台湾第二歩兵連隊を乗せた輸送船団を護衛。この時に運命の開戦を迎えた。
大東亜戦争開戦劈頭、名取はフィリピン攻略作戦とオランダ領インドネシア攻略作戦に参加。ところが12月10日、アパリでB-17の空襲を受け、至近弾により小破。戦死者7名と負傷者15名を出した。この損傷のため一旦馬公に後退し、修理を受けた。15日には戦線に復帰し、再び敵軍に向かっていった。
1942年1月に入ると蘭印部隊へ編入され、ジャワ攻略作戦に加わる。3月1日、バタビア沖海戦に参加。巡洋艦「最上」「三隈」とともに米重巡「ヒューストン」と豪重巡「パース」を撃沈。その後、第五水雷戦隊が解隊されたため第二南遣艦隊第十六戦隊に転属。31日にはクリスマス島攻略作戦に参加。那珂と共同で偵察機を飛ばし、同島を偵察している。クリスマス島攻略は無事に完了し、占領した同島の泊地で身を休める名取であったが4月1日に米潜「シーウルフ」の襲撃を受ける。名取こそ無事であったが、僚艦の那珂が被雷し大破。那珂をバンタム湾まで曳航した。
緒戦の快進撃で日本軍は東南アジア一帯を手中に収める事に成功。第十六戦隊の旗艦となった名取は最前線には赴かず、バタビアやスラバヤ、東インド方面の警戒任務や輸送任務に従事。後方地域の警備を担当した。
8月22日、スラバヤで沈没船と接触する事故が発生。
1943年1月6日、ケイ諸島トアール付近で被弾した水雷艇友鶴を救援するべく急行。救援支援を行った後、単独で航行していた1月9日にアンボン沖で米潜「トートグ」から雷撃を受ける。魚雷が命中し、艦尾切断、舵喪失、内軸大破とかなりの重傷を負う。乗員も7名が死亡した。命からがらアンボンへ逃げ込み、現地で応急修理を受けるが受難は続く。1月21日、今度はアンボン空襲に巻き込まれ、B-24の爆撃を受けて第二缶室が大破してしまう。
1月31日、本格的な修理のため一旦シンガポールへ回航。第102工作部の手によって応急修理が施された。4月30日、出渠。舞鶴に入港し、ようやく工廠で本格的な修理が始まった。その際、修理のついでに改装がされており、後部の主砲を2基撤去し高角砲を1基搭載、前部魚雷発射管を撤去し後部魚雷発射管を連装2基から四連装2基に変更、機銃の増設などの改装を行った。
1944年3月16日、修理完了。4月1日、舞鶴鎮守府第1予備艦となるもすぐに中部太平洋方面艦隊第三水雷戦隊に編入。4月20日、瀬戸内海西部で訓練。
6月5日、呉を出港。第126防空隊をダバオへ送り届けた。ダバオ入港後は駆逐艦夕凪に護衛されて17日にパラオへ寄港。そのままマリアナ沖海戦に参加し、補給部隊を護衛。海戦が大敗北に終わった後の7月5日、サイパン所在の第三水雷戦隊司令部を収容するはずだったが米軍の上陸により全滅する。
7月31日、名取はマニラへ入港。キャビデで整備を受ける。そして魚雷艇隊員60名、91式航空魚雷16本などを搭載して輸送艦とともにダバオを出港。セブ島やパラオに物資を輸送する任務に就いた。
1944年8月18日、輸送任務中にサマール島東方の海域で米潜水艦「ハードヘッド」から雷撃を受け、魚雷1本が左舷中央部缶室に命中。速力が6ノットに低下する。反対側から再度魚雷を撃ち込まれたが、不発だった。しかし浸水が激しく、船体を放棄する事が決定。被雷の際に宮本副長や便乗者550名が死亡した。
艦長の久保田智大佐は航海長に、マニラ海軍司令部に伝達する事と、カッターに生存者と乾パン、水筒を積むよう命じ、自身は沈みゆく船に留まった。
午前7時4分、沈没。生存者183名は3隻のカッターに分乗して脱出した。こうして名取は艦暦に幕を降ろす事となった。
3隻のカッターに分乗した生存者183名は波に揺られ続けていた。単独航行だったため救助される事はなく、彼らは海上を彷徨っていた。海洋図もコンパスも亡失し、現在地も分からない。わずか9mほどの船体に61名が乗っているため大変窮屈であった。そして水は全く無かった。飛来した友軍の偵察機が落とした通信筒によれば味方の駆逐艦2隻が救助に向かっているとの事だった。しかしカッターには発煙筒や発光信号が無く、発見される可能性は低いとして、航海長は陸地まで漕ぐよう指示した。
彼らは助かるためにオールを漕ぎ、ひたすら西を目指した。太陽や星の位置で方角を把握し、8月の猛烈な直射日光に耐えながら陸地を求めた。足りない水はスコールで間に合わせたという。
終わりが無いように感じられた旅路であったが、13日かけてスリガオ港に到着。被雷時に重傷を負っていた約10名は道中で死んでしまったが、後は全員救助された。この13日にも及ぶ壮絶な漂流劇は、当時名取に乗船していた松永市郎によって小説化されている。
10月10日、除籍。
2024年6月24日、かつて軽巡洋艦名取が建造された三菱重工長崎造船所で建造中だったもがみ型護衛艦の9番艦が「なとり」と名付けられた。2025年度中の就役に向け鋭意艤装中である。もがみ型護衛艦は最上型重巡洋艦や阿賀野型軽巡洋艦、また退役したかつての海上自衛隊護衛艦の名を継ぐ艦ばかりであり、なとりを含む長良型軽巡洋艦由来の艦名では初となり、現役あるいは退役艦の艦名としては先に五十鈴・阿武隈・由良が襲名されていた。
か、関連動画見ゆ!…って、ほんとに実戦!?
静画が・・・それでは、私はこれで・・・
提督「まだ誰か残っているか?」 名取クス「死体だけです」
新しい関連項目が・・・それでは、私はこれで・・・
- 艦隊これくしょん~艦これ~
- 長良型軽巡洋艦
長良(艦これ)
由良(艦これ)五十鈴(艦これ)
鬼怒(艦これ)名取(艦これ)
阿武隈(艦これ) - 隠れ巨乳
- 名取クス / 艦隊コマンドー
- 井口裕香 - 井口艦隊 / くーろくろ艦隊
- 第二水雷戦隊旗艦 (S2.12.1-S3.12.1) [◀夕張(艦これ) | | 鬼怒(艦これ)▶]
- 第五水雷戦隊旗艦 (開戦時)
- 第三水雷戦隊旗艦 (改組直前) [◀夕張(艦これ) | | (第三十一戦隊) 五十鈴(艦これ)▶]
- 自衛艦これ(もがみ型護衛艦):もがみ くまの のしろ みくま やはぎ あがの によど ゆうべつ
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