うたわれるもの 偽りの仮面単語

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うたわれるもの 偽りの仮面とは、AQUAPLUSが2015年9月24日に発売したSRPGおよび、それを原作にして2015年10月から放送開始されたTVアニメである。

アニメから入った人は、先に発売されたゲーム内で語られている今後の展開のネタバレが、大量にここの掲示板で議論されているので注意のこと。

概要

2002年にAQUAPLUS配下のアダルトゲームブランド「Leaf」が発売した「うたわれるもの」の13年ぶりの続編で、全3部作の第2部という構成になっている。
前作から十数年後、記憶喪失の青年・ハクと、彼を拾った少女・クオンが旅していくという内容の話。
キャラクターも舞台も一新され別物になっているが、前作のキャラクターも一部が登場している。
続編であり三部作の完結編である「うたわれるもの 二人の白皇」が2016年9月21日に発売。

主要登場人物

ハク

CV:藤原啓治

雪山で裸同然なうえ記憶を失って倒れていたところをクオンに拾われた青年。本作の主人公。20代。他のキャラが獣耳やしっぽのある亜人なのに対し、ハクは人間。
自分の名前も思い出せなかったため、クオンに「ハク」という名前を付けられる。この名は、クオンの故郷に伝わる「最も偉大な皇」の名前にあやかっているという。
周りと比べて身体能力は極めて低く、子どもでも簡単にこなせる仕事すら苦戦してしまう有様。そのうえ怠け者で、色々なことを口実に仕事をさぼろうとする。
しかしその代わり洞察力に優れ、頭の回転が早く、大胆な作戦や的確な判断を下し数々の窮地を救う。物理学、化学などの知識があり、算術（数学）も得意だが、記憶が無いためか、この世界の文字は読めなかった。だがすこし勉強しただけでどんどん読めるようになっていったほど。その知恵と人当たりの良さで、皆に慕われるようになる。
宴会、晩酌問わない大の酒好き。一方、甘味も好み、化学の知識を活かして、料理上手なルルティエと新作菓子作りに勤しむほど。飯テロゲー。

戦闘パートではクオンより借りた鉄扇を武器にする。もっとも上記の通り貧弱なためか攻撃力は全キャラ中最低。一方で、貴重な敵の攻撃力を下げる技を使えるようになり、いるだけで自分の周囲の味方に強化効果（バフ）を与えられるようにもなるうえ、回復技も使えるので支援向き。

本名はヒロシ（噓）

クオン

CV:種田梨沙

各地を旅している少女で、倒れていたハクを拾い、彼に名前をつけた。
彼が独り立ちできるようになるまで面倒を見ることを己の義務とし、一緒に旅をしていくこととなる。
「いろいろな場所を見てみたい」という理由で一人旅を続けていたほど活動的な性格だが、一人称が「私（わたくし）」であるなど振る舞いには上品さがあり、高貴な身分の出であることを感じさせる。
かなりの大食いで、酒もたしなむ。力があるだけでなく、薬草などにも詳しい薬師（くすし）。またかなりの湯風呂好きで、1日に2回は入りたいと言うほど。一人旅の間も、水を汲んで湯を沸かしては浸かっていたらしい。
特技は、しっぽを使った足払い、関節技、締め技などで、彼女が機嫌を損ねたときや、動揺したときなどに披露される（犠牲者は主に失言したハク）。

戦闘シーンでは格闘技と苦無を主な武器に使う。近接戦のほか、苦無によるある程度の遠距離攻撃能力と、範囲回復技、自己強化技を持つうえ、基本ステータスが高い器用万能キャラ。

前作と強いつながりをもつキャラクターであり、その素性はプレイしていけば前作プレイヤーならおおよそ想像がつくようになっている。

ルルティエ

CV:加隈亜衣

ヤマトの属国クジュウリの皇（オゥルォ）であるオーゼンの末娘。気品はあるが性格は家庭的で、茶を入れたり料理をしたりするのが好き。母国の城では姫でありながら厨房を仕切っていたほど（もっとも父や兄も、自ら開墾の仕事を行うような国らしい）。ハクに好意を持つようになるが、引っ込み思案のため言い出せないでいる。時々ヤンデレっぽくなる。
ココポという巨大な鳥（ホロロン鳥）をペットにしている。本来ホロロン鳥はこんなに巨大にならず色も鮮やかだそうで、ココポは「ぶさいく」という言葉をクオンも否定に困るほどだったが、ルルティエはかわいいと思っている。
実はBL趣味があり、都について早々に事前にリサーチしていた薄い本を買い求めたり、裸のハク達を指の隙間からまじまじ見たりと、わりとムッツリ。
アニメでは菓子作りなどの家庭的な側面がほとんど出ない反面、BL趣味が強調されており、「腐ルティエ」「腐安定な姫様」の称号を得ている。

戦闘シーンではココポに乗って戦う。体力が非常に高い上にZOCによる敵の足止め能力があるため、タンク（盾）役として便利。しかし防御はあまり高くならないので、育成や4つ装備できるスキルの書、優秀な錬技・特性でカバーすることになる。

ウコン

CV:利根健太朗

ネコネの兄であり、腕っぷしが強く気のいい任俠者。荒くれもの揃いの部下からの信頼も厚い。
旅籠屋で出会ったハクとクオンを気に入り、彼らを自分の仕事に誘って、ハクたちとともに帝都へ赴くことになる。
特にハクのことはその素質を見抜いたうえで、彼を公私ともに信頼するようになる。
その正体は…

マロロ

CV:杉山大

ウコンと行動を共にしていた殿学士。ハクを気に入って心の友と呼ぶようになる。
顔を白く塗り、一人称が「マロ」で語尾に「おじゃる」をつけるなど、本作の世界観の中でも異質な公家風の人物。一応貴族の出身だが、祖父や父の散財のせいで家が没落したため、なんとか立て直そうとしている。
見かけの割に常識人で、ネコネと同様、難関な殿試を突破した学士であり、戦場などでの判断も合理的だが、物語中盤以降は無能な上司に振り回されることになる苦労人。

戦闘シーンでは、術を使った遠隔攻撃を行う。
物語序盤と、中盤の一部でしか一緒に戦えないが、装備させたアイテムはシナリオが進んでも「戦闘回想」でいつでも取り外せるので、心配する必要は無い。

ネコネ

CV:水瀬いのり

ウコンの妹である、幼さの残る少女。数年に一人合格者が出るかどうかといわれる殿試に歴代最年少で合格した才女。「～なのです」という背伸びした敬語口調で喋る。甘い菓子が大好物。
普段はかなりの人見知りだが、考古学への知識からクオンと仲良くなり、姉妹の誓いを結び「あねさま」と呼ぶようになる。また 過剰なほどのブラコンであり、兄へのほんの少しの悪口でも冷静さを失い激昂する。特に兄と比べてだらしのないハクは、よくネコネに怒られる羽目になるが、一方で気を許せる相手にもなり、ハクへの態度は「兄以外にこんなになつくのは珍しい」とよく言われる（もっともその感情表現は脛を蹴る、杖で殴るなど少々過激）。苦手なもの（人物）を見ると、すぐハクを盾にする。

戦闘シーンでは遠距離からの術と回復を行う僧侶タイプ。レベルが上がると攻撃と回復を同時に行えるようになるため非常に便利。体力や防御といった基本ステータスが低く、囮を生み出す能力こそあれ、防御用のまともな錬技を覚えないため死なせない立ち回りが重要になる。

キウル

CV:村瀬歩

ネコネ、ウコンの故郷であるエンナカムイの皇子。ヤマトの将軍オシュトルとは兄弟の誓いを結んでいる。
人当たりが良く純朴な性格が災いしてしまい、よく周りの人物に振り回され腹痛に悩まされる苦労人。
ネコネに思いを寄せているが、当人からは歯牙にもかけられていない、哀れ。

戦闘シーンでは弓による遠距離攻撃を行う。着弾点を選べる長射程技に加え、レベルを上げると移動せずに攻撃した際もう一度技を使えるという強力な特性を覚える。自己回復技や高性能な回避系錬技も使えるなどシナリオでの可哀想ぶりが噓のような強キャラである。 

アトゥイ

CV:原由実

ヤマトの属国シャッホロ国の皇女であり、ほんわりとした雰囲気の女性。誰に対しても物怖じしない明るい人物で、古めかしい言葉遣いで話す。
惚れっぽい性格かつ、強い人物と見ると戦いを挑む戦闘狂であり、非常に行動力があるため、周囲をよくトラブルに巻き込む。
ホイミンクラリンという、空飛ぶ海月のようなペットを飼っている。 

戦闘シーンでは二又の槍を使った豪快な戦闘を行う。2マス先に攻撃できるうえ攻撃力が非常に高い。敵を倒したあと50%の確率でもう一度行動できたり、1ターンに二度移動できるなど敵陣を崩す能力に長ける。

ノスリ

CV:山本希望

オウギの姉で、己の名を付けたノスリ旅団の長を率いる巨乳の少女。
義賊を名乗り不正を働く役人から盗み、貧しい民に与えるが、金塊を放り投げ屋根を突き破るような大ざっぱな性格の為、時には顰蹙を買っている。
己の正義を貫き通す芯の通った性分な一方、思い込みが激しく不器用なその姿は前作の彼女を彷彿させる。どうしてエヴェンクルガの女性は残念美人なのか。
己が目指す『いい女』になるべく、『交わした約束は絶対遵守』『恋する乙女は全力支援』『宴の誘いは断らない』等、自分に様々な誓約ゲッシュを課している。ランサーじゃなくてアーチャーなのに。

戦闘シーンでは弓を使う。固定砲台が強いキウルとは違い、常に戦況によって戦場を動き回るスタイルの弓兵となる。

オウギ

CV:櫻井孝宏

ノスリの弟で補佐役。まだ若いが切れ者であり、大ざっぱなノスリが旅団を動かせるのも、彼の手腕によるところが大きい。諜報と腹芸が得意。
姉の幸せを第一に考えており、必要とあれば姉自身を騙くらかすことや、帝都の役人と共闘する作戦をたてることもある。ハク達とともに戦うのも、ノスリへの恩と姉の大義に付き従った結果である。

戦闘シーンでは双剣と格闘技を使い、味方で最も高い素早さと高い機動力を持つ。錬技が非常に高性能であり、敵の背後から攻撃した際に威力が上がる特性などから、素早く敵に密着したうえでの戦闘が得意。マモレナカッタは言わない。
アニメではそのラディカルグッドスピードぶりはもはや中の人も相まって加速装置でも仕込んでんじゃないかってぐらいである。00giとかいっちゃいけない。

ウルゥル/サラァナ

CV:佐倉綾音

度重なる事件に巻き込まれ活躍したハクが、帝から褒美として賜った双子の女性。鎖の巫（カムナギ）と呼ばれ、彼女らを手中に収めたものは帝都を手に入れたも同然とまでうたわれる強い能力者。
ウルゥルとサラァナの外見はそっくりで、ウルゥルは肌が白く、ややぶっきらぼうな喋り方であり、サラァナは肌が褐色で丁寧な喋り方をする。
ハクへは奴隷的なまでの忠誠を誓い、主様と呼ぶ。不要とされれば即自らの命を絶とうとしたり、本当に性的な意味での献身を見せようとするなど、色々な意味で危ない双子。

戦闘シーンでは2人で1ユニット扱い。術兵タイプで、極端な性能をしており攻撃力は全キャラ最高だが、他の能力は全キャラ最低。移動力も低く、アイテム装備枠も1つしかない。
強みは属性が闇であり苦手な相手が無く、最高5マス先まで届き超広範囲を攻撃できる高火力の各種術を駆使して、多くの敵を巻き込んでAoEで攻撃できる点。雑魚にもボスにも役立つため、召喚する囮と味方を駆使して、一発も攻撃を喰らわないようにしたい。

ヤクトワルト

CV:江口拓也

剣豪として様々な勇名を馳せる人物。残像が揺らぐほどの剛徹な太刀さばきから『陽炎のヤクトワルト』の異名を持つ。ヤクルトとも呼ばれる。シノノンという名の幼女な養女がいる、
主に仕えず剣の腕で各国を渡り歩き、「～じゃない」という独特な喋り方から飄々とした人物に感じられるが、儀に篤い好漢である。
とある事情によりヤマトに敵対することになるがハク達に救われ、共に行動するようになる。

戦闘シーンでは高い体力、攻撃、防御を活かした典型的な前衛要員。ZOC、対ZOC、反撃、物理、遠距離両方の回避錬技など優秀な能力が揃っている。

TVアニメ

2015年10月3日から放送中。

スタッフ

主題歌

オープニングテーマ

「不安定な神様」

作詞：須谷尚子 / 作曲：下川直哉 / 編曲：小林俊太郎 / 歌：Suara

「天かける星」

作詞：須谷尚子 / 作曲：中上和英 / 編曲：衣笠道雄 / 歌：Suara

エンディングテーマ

「ユメカウツツカ」

作詞：巽朋子 / 作曲・編曲：松岡純也 / 歌：Suara

「星降る空仰ぎ見て」

作詞：須谷尚子 / 作曲・編曲：衣笠道雄 / 歌：Suara

挿入歌

「運命 -SADAME-」

作詞：牛島弥美 / 作曲・編曲：豆田将 / 歌：クオン（CV:種田梨沙）

「ヌエドリ」

作詞：須谷尚子 / 作曲・編曲：衣笠道雄 / 歌：Suara

放送局

各話リスト

話数	サブタイトル	脚本	絵コンテ	演出	作画監督	動画
第一話	タタリ	鴻野貴光	元永慶太郎	松村樹里亜	中田正彦
第二話	義俠の男	中村浩二郎		武市直子	池上太郎
第三話	帝都への道		おざわかずひろ		木宮亮介
第四話	帝都	日暮茶坊	岩畑剛一	土屋浩幸	池田有
第五話	海賊娘	鴻野貴光	又賀大介		又賀大介、森賢
第六話	楼閣の主	日暮茶坊	川村賢一	中村和久
第七話	幼き皇女	中村浩二郎	岩畑剛一	江口大輔	坂井久太、小柳達也
第八話	帝都捕物帳	鴻野貴光	碇谷敦		竹田直樹
第九話	神眠りし國の使者		おざわかずひろ		木宮亮介
第十話	恋慕	眞島浩一	川村賢一	武市直子	池上太郎
第十一話	皇女の火遊び	福嶋幸典	川村賢一	土屋浩幸	池田有、木宮亮介 中村和久、池上太郎 相澤秀亮、井元一彰
第十二話	鎖の巫	中村浩二郎	島津裕行	松村樹里亜	中村和久
第十三話	八柱将	鴻野貴光	元永慶太郎	江口大輔	渡邊八恵子、奈須一裕
第十四話	剣豪	福嶋幸典	岩畑剛一	又賀大介	又賀大介、森田実
第十五話	仮面	中村浩二郎	元永慶太郎 岩畑剛一	碇屋敦	竹田直樹、浅利歩惟
第十六話	宴	日暮茶坊	露日塚俳優人 岩畑剛一	土屋浩幸	山本義哉、相澤秀亮
第十七話	残照	鴻野貴光	元永慶太郎	武市直子	池上太郎
第十八話	侵攻	眞島浩一	おざわかずひろ		池田有、加藤明日美 ぐんそう、渡邊八重子
第十九話	炎上	福嶋幸典	岩畑剛一	土屋浩幸	木宮亮介、竹田直樹 奈須一裕、浅利歩惟
第二十話	武人	鴻野貴光	又賀大介		中村和久、又賀大介
第二十一話	崩御	中村浩二郎	川村賢一	美甘義人	山本義哉、相澤秀亮 加藤明日美、ぐんそう 中田正彦
第二十二話	救出	福嶋幸典	おざわかずひろ		池田有、渡邊八重子 中村和久、奈須一裕 青野厚司
第二十三話	脱出	眞島浩一	岩畑剛一	岩畑剛一 武市直子	池上太郎、木宮亮介 相澤秀亮、加藤明日美 中田正彦、池田有
第二十四話	覇者たるもの	中村浩二郎	碇屋敦		竹田直樹、浅利歩惟
第二十五話	意志を継ぐもの	日暮茶坊	元永慶太郎	土屋浩幸	中田正彦、中村和久 池上太郎、木宮亮介 池田有

関連動画

関連チャンネル

関連項目

• うたわれるもの
• うたわれるもの 二人の白皇
• AQUAPLUS

外部リンク

• うたわれるもの ポータルサイト"星集う大地"
  • うたわれるもの 偽りの仮面
• TVアニメ うたわれるもの 偽りの仮面

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