魔法少女プリティ☆ベルとは、バー・ぴぃちぴっとKAKERU氏による、萌えあり燃えあり笑いありの漫画作品である。セイテキな表現がふんだんにもりこまれている。単行本は全28巻。
あ…展開読めた…
(第一話より)
あらすじ
魔法の杖「リィン・ロッド」に選ばれたものは、適合者として「魔法少女プリティ☆ベル」に変身し悪魔と戦う使命を与えられる。また代々「魔法少女プリティ☆ベル」が選ばれる時には、天界・魔界を超えた大きな危機が訪れるという。
ところが今回「リィン・ロッド」を人間界へ運んでいた天使、ミルクとココアは信じられない光景を目にする。
杖がまっさきに選んだのは、少女とは程遠いアダルティなスポーツキャラ、高田さんだったのだ!
大人の魅力を武器に、プリティ☆ベルは敢然と危機に立ち向かっていく。
登場人物
- 高田さん
- リィン・ロッドに選ばれ、5代目プリティ☆ベルとなった本作の主人公。2巻の表紙奥に登場している。
アラサーの大人の魅力あふれるゴージャスなダイナマイトボディ。スポーツジムのコーチもしており、肉体美の維持の傍ら、エアロビ指導でも一緒に汗を流す。また過去にレスリングや合気道も習っていたらしく、人間レベルでの戦闘能力そのものも相当高い。
最初はプリティ☆ベルとなる事を躊躇していたものの、自分が闘わなければ小学生の少女が闘いに身を投じなければならないと知るや、自ら過酷な闘いに身を投じる歪みねぇ精神の持ち主。
それに加えて識る者なら誰しも恐れ慄く4大魔王軍との交渉の席でも物怖じせず外交を行い、少女達に対しては保護者的な役割を負うなど、精神・肉体ともに相当オトナな人である。未婚だが、同年代の異性がタイプのようだ。
ダイナマイトバディの高田さんによる布面積ギリギリなプリティ☆ベルへの変身シーンは、間違いなく本作の見所の一つである。 - ミルク・ココア
- 通称(二人合わせて)ミルココ。初代プリティ☆ベルとの邂逅から、歴代プリティ☆ベルをアシストしてきた天使であり、2巻の表紙手前に登場している。
戦闘能力はほとんど無いが、敵を探知するレーダーとしてはチート級の能力を誇る(精密索敵は半径二十キロ、探知のみに限れば数千キロ)。どんな戦闘においても敵対する前に察知し、魔法少女への変身・迎撃と事前準備が可能な為、作中でもアシスト役やツッコミ役として活躍する。そんなレーダー能力も、実は抜け穴が無いわけではないらしい。
外見は完璧にロリだが、天使として生まれて作中で33歳。見事なまでの合法ロリである。いっそ300歳とかだったら吹っ切れるのになー、とはリィン・ロッドの弁。 - 美咲エリ
- リィン・ロッドの本来の適合者だった、もう一人の5代目プリティ☆ベル。というより真・今代プリティ☆ベルである。高田さんと同じ町に住む小学生の女の子。1巻の表紙に登場。魔法少女ものの主人公らしい純粋な性格だが、魔族の社会的・政治的情勢を知った事をきっかけに経済など社会学に関して高い興味を示し、小学生らしからぬ見識と知識を持つようになる。モカの豊かな胸をみるや触りたがったりとちょっと変。チートキャラが多い本作だが、彼女もある意味で最高のチート能力を持つ。
- リィン・ロッド
- いろいろと謎の多い魔法の杖。何らかの世界的危機に対応してか定期的に適合者を選び出す。これに選ばれたものは、杖を手に取り「マジカルトランス」と唱えることで変身する。変身後、身体保護のための微弱な防御結界が常時展開される他、神威召喚+召喚名で様々なモンスターや神話武器を召喚できる。必要のないときはベルと羽の意匠を持ったペンダント状になっているが、変身の際はベルがついたステッキに変化する。実は喋る。ドラムビートを刻む楽器とかにもなる。だがベルだろ貴様。
北の魔王軍
北極からロシアを領地とする独裁国家。かつての4代目プリティ☆ベルの時代に訪れた危機により、魔王自身も深い傷を負い、今では軍もかなり弱体化している。
- ドゥール・ヴァリオン
- 北の魔王。別名黒龍。その本質は竜であり、わざわざ人間の思考を学ぶために人型になった人外魔族。純粋な攻撃力は四人の中ではもっとも高い。4代目プリティベルの時代に世界征服に乗り出すも色々あって敗北。新たなプリティベルの誕生を阻止すべくダッチにミルココを追わせていたが、高田さんと和解、モカを直接のボディーガードとして派遣している。尚、シャルエルはドゥール・ヴァリオンの事を「ドゥーちゃん」と呼ぶ。
- ダッチ・アイス
- 北の魔王軍所属。羽と最低限を振り切った丸出し衣装が戦闘服のロリ幼女魔族。作中絵では羽と巧みな角度で危ない場所がガードされているが、別角度から見たら恐らく丸出しである。亜空間を自在に移動するレア能力を持ち、その能力を持って4代目プリティベルの時代から敵対していたが、今代になって高田さんと北の魔王ドゥール・ヴァリオンが和解したため、専ら高田家に遊びに来る子供状態である。部下はモカとザイニン達。
- モカ
- 北の魔王軍所属。邪眼の病魔の別名を持つ。肉感溢れるナイスバディと邪眼を隠す眼帯が特徴。魔族の間でも恐れられるBC能力者(化学・生物兵器型の無差別殺傷能力)であり、通常は上司であるダッチによって能力が封印されている。鍛えあげられた肉体が大好きなため、初見から高田さんのダイナマイトバディにノックアウトされていた。後に北の魔王により、外交兼ボディーガードの役割で高田家に居候をする事に。調理師免許を持っているため、ボディの維持の必要性から食事制限が多い高田さんから「是非!」と歓迎された。
- ザイニン
- 北の魔王軍所属。ダッチ直属の7人の部下。本来の名前は不明で、通常は「番号+号」で呼ばれ、呼び合う。高田さんに負けたが決して弱くは無い。個々の戦闘能力は低めながら軍人故の統制の取れた連携で多数の魔族相手に渡り合える能力を持つ。ダッチは上司ではあるが、殆ど皆の娘状態で世話をしている。
西の魔王軍
アメリカ大陸からヨーロッパ方面を領地とする王政国家。高い統率力と洗練された軍を保持する。
- ベルベリオン
- 西の魔王。別名騎士王(ナイト・キング)。対外姿勢は高圧的だが国家と民を慮ってこその最も「王」らしい王。他の魔王をまんべんなく嫌ってはいるが、性格や相性の問題かは不明ながら南の魔王ことシャルエルを特に嫌っている。戦闘能力は「万能」。かつて死んでいった部下達が死してなお英霊として付き従い、魔王と彼らでそのまま軍隊として機能する。尚、優秀だがちょっと偏った魔法機械の開発者ガリレオを部下として抱えており、役立つかはさておき毎度楽しみにしていたりする。
- ガリレオ
- 西軍の天才技術者。非常に高性能の魔法機械を作り出す事でベルベリオンから重用されている。ただし紙一重であり、インスピレーションが沸いた物を沸いた時にしか作らない。何を作るかもわからない。最近作成した高機動装備を有した、男性による空戦精鋭部隊ストライクウィザーズはあるアニメの影響を多大に受けている。
- ハインリヒ
- 元ドイツ魔王軍の保守筆頭。大戦期のリアル経験者で、婦女子を戦場に出すなど言語道断と男であり軍人である自身の任に真摯なまでに準ずる紳士。現在は男性で構成された西軍機動空戦隊ストライクウィザーズを率いる。即時対応を旨とするため、制服は特殊な着こなしである。
- ベイカー伍長
- ストライクウィザーズの最精鋭の一人。…なのだが、重度のロリコン。真面目で優秀で常識も持つ。だがロリコン。高田さんとストライクウィザーズの模擬戦をきっかけにミルココと知り合って以降は、合法ロリのミルココと会う度に求婚している。軍に全体的な動きが無い時は、ナイアルラトホテップ追跡の任を受けて飛び回っている。だばだばだばだば。
南の魔王軍
南極からオセアニア周辺を領地とする魔王軍の中では唯一の民主主義国家。魔王は権力を持たない象徴で実務は選挙で選ばれた大臣が担っている。軍備はシャルエルの能力もあってか少数精鋭。
- シャルエル
- 南の魔王。別名大淫婦。現存する中では最古にして最弱の魔王。性格は無垢で穏やかで超然として一周回ってただの人か、ある種の悟りの領域にある童顔巨乳。魔王自身の戦闘能力は皆無であり、戦闘もしないが故の最弱なのだが、下級淫魔だった頃から今までを生き延びた女のカンと、ドゥール・ヴァリオンも超す魔力量によるデタラメな再生能力に加えて身も心も惑わす霧を生む能力を持ち、うかつにその霧に入った者は(禁則事項)な目にあう。純粋な魔力だけならチート級だが、その魔力をどうやって男性から収集するかというと…?
- エミリオ
- 南軍所属の、民主的選挙で選ばれた内閣総務大臣。下級魔族に過ぎないがたった数年で南軍の教育改革を完了させ、自分が死んでもいくらでも代わりとなる人物が選出される民主的体制を整えた。持論として「国家の要は人であり教育である」と自らが教育者であった頃の能力を今も遺憾なく発揮している。ただ、民主主義は現実の問題と同じく政治闘争好きやお花畑な連中が排除し難いため苦労は絶えない。また、シャルエルの自由奔放さ(「到着前に一発やろうZE☆」とか)もあって色々大変である。
東の魔王軍
日本を含むアジア全体を領地とする王政国家。高度な魔術機械を開発、配備した精強な軍隊を有する。現在、各魔王軍が持つ瘴気収集システムはジロウ・スズキによって提供されたもの。
- ジロウ・スズキ
- 東の魔王。別名「白刃」。生粋の平和主義者でありお人好しで外見も好好爺然としているが、平和はこの上なく希少な財産だと認識しており、それを保持できるなら残虐な行いも躊躇しない。日本刀を武器とし、純粋な剣術で戦う。
- イタカ
- ジロウ・スズキの専属秘書。知的なメガネ美人。ちょっと胸は控えめ。かつては最速の魔王としてアジア方面で広い領土を持っていたが大戦期にジロウに敗れ、その傘下に。戦闘好きではあるが戦闘バカではないリアリスト。そして痴漢避け。本人は隠したがっているが、無類の可愛い物好きである。生物とも機械ともつかない戦闘形態で、誰も追い付けない速度を最大限に生かし、燃費は悪いが大地をえぐりとる程の魔力爆撃を行う。
ナイアルラトホテップと愉快な仲間たち
大戦期には直接ナイアルラトホテップが海魔を率いていた。その後も海を縄張りとする海魔族はナイアルラトホテップの先導でしょっちゅうやらかしては撃退されている。尚、海魔全てがルルイエに賛同する訳ではなく、やらかすのは大概ルルイエの連中ばかりである。
- ルラ
- かつて起きたナイアルラトホテップ事件、それを引き起こしたナイアルラトホテップの現在の姿。以前のナイアルラトホテップは、クトゥルフ神話に出てきたその破滅的性格と外見そのままに策謀を巡らせていたため、ナイアルラトホテップと呼ばれるようになったらしい。今の身体は生身の人間と同じであるが、復活したその姿はミルココにとってはあまりにも衝撃だった。魔族の生まれた混沌的坩堝の力を呼び出して使役することができるが、それ以上に厄介なのは戦闘能力ではなく知性と愉快犯的性格。目的のために分析と研究を重ね、針の穴を通すような計画を練って実行に移す。ただし、若干マヌケ。
- 夜元綾香
- エリの親友。家では母親とそのヒモ男からの虐待を受けており、その解決の見返りに魔法少女にならないかとルラに誘われた。ショゴスと合体する事で、ルラがかつて使っていた魔界の力を使う事ができる。ただルラの予測をはるかに超える天才的発想を持ち、魔界の力を自在に操る事ができる。基本的に子供であるが故の無邪気な発想と、虐待を受け続けてきた故の感情的な割り切りを有する。世界平和の為に、というルラの言葉を信じて戦ってはいるが実の所は騙されている状態。
- ノワール
- ルラの創りだした魔法生物。命令を実行する幼児程度の知性と変幻自在の変身能力を持つ。クトゥルフ神話に出てきたショゴスに性質が似ていた事からルラからショゴスと呼ばれていたが、綾香によってノワールと名付けられた。腹ペコキャラと言えば聞こえは可愛いが、普段はのほほんとした少女の姿ながらその実、なんでも食べる危険極まりない存在。綾香はノワールが変異した衣装を纏うことで力を振るう事ができるようになる。好き嫌いは基本無いが、甘いモノは大好きだそうな。
- マイヤー
- ダゴンの12王子が一人という肩書きと”深きものども”という二つ名を持つ海魔族。海魔の最大都市であるルルイエのどうしようもない状況に嫌気がさし、無所属のチンピラ魔族の集まりで自由気ままにお山の大将的に好き勝手していた。性格は姑息で卑怯で嘘つきで小物と、ルルイエ系の海魔族の典型的なタイプ。ただし頭とカンは決して悪くはない。海中に本体を置き、通常活動するのは意識を移した分体であるため、本体がやられなければ何度でも復帰できる。後にルラと出会い、その真意は推し量れないまでも今までよりデカイ事ができると計画に乗る。後にイタカとの戦闘で高貴なる閃光(ノーブルシャイン)の二つ名を(自分から)名乗る。頑張れ高貴なる閃光。
- ワーム
- ルルイエで為政での雑務を取り仕切る男。ルルイエ系海魔族には「噓と誤魔化しで上手くズルく生きるのが賢い」という文化基盤があるのだが、協力できない事による発展の悪さや陰鬱な都市の状況にホトホト嫌気が指しており、また、やる気の無いダゴンと脳筋過ぎて先を見通せない12王子達(マイヤー除く)の馬鹿さ加減に呆れ果てつつも、どうにかして海魔族の状況を打開したいと常々考えていた。後にルラの力添えで民主主義体制になったルルイエの初代大統領に就任する。ただ、民主主義に夢を見過ぎており国の本質は「民と教育」にあると理解できなかった事や、夢を追い過ぎてカンは良くても正解にたどり着けないが故に、ルラにいいように操られてしまった悲しきルサンチマン。
天界
発生から今まで魔族と敵対し続けてきた天使の集団。かつてシャルエルに精鋭部隊レギオンが敗北してより10年、策謀を巡らせつつ部隊の再編成を行なっていた。
- レモネード
- 新生レギオン「戦車」隊隊長。二つ名は戦車。ただしこの戦車はチャリオットではなくタンク。希少な装備による自動防御の重装甲と、戦車の武装になぞらえた強力な攻撃能力を有する。かつて桜一人に部隊が壊滅(しかも命は取られなかった)事に安堵と共に屈辱を受けた(過去描写を見る限り…漏らry)と感じ、それ以降、魔王クラスの魔族である桜を打倒するべく研鑽を積んできた。ミルココを呼び戻したいと常々考えているが、色々あって困難な状況に。魔族は気に食わないので殲滅、と戦闘の苛烈さもあって猪突猛進気味の性格。ただし素の本人はやや天然ボケで世間知らずである。
- ドーラ
- 新生レギオン砲兵隊隊長。二つ名は山嵐。またの名を「人の失敗をフォローせずにいられない男」。葬式で発覚した物凄い遺品の件について、動揺が広がってしまった参列者の前で真っ向から故人ともどもフォローを行った。戦闘能力は不明ながら、フォローをかかさない性格と冷静沈着さから部下の信頼は厚い。
- ミク
- 新生レギオン無人機部隊隊長。二つ名は人形使い。元は補給兵だったらしい。気弱で物腰は非常に低いが、やる事はきちんとこなす。戦闘能力の一端として、超高空からの高精度狙撃レーザー攻撃能力を有する。ミルココからはミクちゃんと呼ばれている。
その他の天使
修道服美少女戦士シスターエンジェル
シスター服を纏った天使の戦隊。天界では落ちこぼれ呼ばわりされていたが、ミルココの米海兵隊式指導によりそれなりの戦闘力を得て、地上で活動することに。美少女?というか少女って何という隊員も居るが、彼女たちが決めた訳ではない。修道服美少女戦士シスターエンジェルは天界での正式登録部隊名であり、申請者はミルココである。
- シスター・ガーネット
- 修道服美少女戦士シスターエンジェルのリーダー。アホの子でお子様で天然で目を離すとすぐに小さい子と仲良くなっている。そして豊かな胸を持つ。表裏のない性格であり、決めポーズも取ってくれない冷め気味の他メンバーを引っ張り、また自身も突撃系の戦闘を得意とするメインウェポンにしてメインヒロイン的な存在。正義感に溢れているがやや暴走気味なので他メンバーとは丁度いいバランスか。
- シスター・アメジスト
- 修道服美少女戦士シスターエンジェルの後方支援兼司令官。性格は所謂、大和撫子系の実ドSというイイ性格をしている。回復と非殺傷系能力を得意とするが、死にたいほど痛いとか死にたくなるほど苦しいとか、そんな能力の広範囲乱れ打ち非殺傷系攻撃がいかにヤバイかは言わずもがな。回復能力はドSにとって福音というか危険な能力適性である。
- シスター・アクアマリン
- 修道服美少女戦士シスターエンジェルの突撃制圧担当。冷静沈着でその実優しい、頼りになる学級委員長な性格にして三つ編みメガネっ娘である。剣召喚とそれによる戦闘がメイン。胸に関してはやや控えめ。
- シスター・ダイヤモンド
- 修道服美少女戦士シスターエンジェルの近接担当。ただ外見よろしく不良というか某ロアナプラの暴力シスターな性格と容姿である。くわえタバコにサングラスでますます暴力シスター風である。タイマン特化でありその状態の戦闘力は高いが遠距離戦は苦手。美少女戦士という肩書き(特に美少女)に合わない事は自身も重々承知しているが、天界の正式登録部隊名である上、指導していたのがミルココのため逆らえないでいる。
- シスター・エメラルド
- 修道服美少女戦士シスターエンジェルの防御担当。ちょっと変な性格のロリつるぺた系。最小限で的確な配分で魔力障壁を展開、防御する器用さを持ち、また障壁は防御だけでなく牽制や攻撃にも自在に用いる万能タイプ。
その他の魔族
- リカルド・マッド兄弟
- 中級魔族の兄弟。魔王軍に所属しない魔族の集まりに居たが、名を上げる為にと高田さんに挑み…、そのダイナマイトボディの前に敗北。高田さんに「もう悪さはしないように」と優しく諭された後は心を入れ替え、紆余曲折を経て高田家並び今代プリティ☆ベルの専属ボディーガードの立場になる。
兄のリカルドは、狙撃(スナイプ)の二つ名を持ち、中級魔族である自分の一日分の魔力を弾一つに込め、それを大型ライフルで撃ち出す。作っておける弾丸の数に限界があるのが玉に傷だが、その弾の威力は中級以下どころか上級魔族にも十分な威力を持つと思われる。チート級のキャラが多い今作ではいまいち目立てないが、雑魚相手なら十二分に戦うことができるので、決して弱い訳ではない。クールな対面を保とうとするものの、実際はちょっとお馬鹿でスケベというかギャグ要員である。
弟のマッドは、囮(デコイ)の二つ名を持ち、魔力を帯びた繊維並び服を構成、変化させる事が得意。その繊維並び服は特に防御力が高く、兄の攻撃力と組むことで能力を遺憾なく発揮する。また防御だけでなく飛行もでき、背に人を載せての移動、自分以外をガードするなど、個人範囲のサポートとしては万能型といえる。体は大きいがやや童顔で、女性の裸に慌てるなど純情タイプである。 - 桜
- 喧嘩大好き魔族。自由気ままに強い奴に喧嘩をふっかけて殴りあうのが大好き。結果ついた二つ名は狂犬。ただし、女は殴らないと決めている。マイヤー等も居た無所属魔族の集まりに顔を出していた。ドゥール・ヴァリオンとも知己の結構古い魔族であり、魔力強度も戦闘能力も実は魔王クラスだが、楽しい喧嘩の為にわざわざ自分の魔力を抑制・封印する能力を持つため、人間レベルになっていた桜にミルココは気付く事ができなかった。性格故に敵も多い。女なんてあっちから寄ってくるとかどれもさして変わらないとか縛られるの嫌いだから余裕で浮気するぞとか、くっそ、誰か壁よこせ。
- マスケレイタ
- 変身時の外見が仮面ライダーな中級魔族。人間形態時は下級魔族程度に魔力を抑制しているが、その実、完全に魔力を隠蔽する事が可能。自身の分身であるダンクルヘイト(実は女性型)という魔族と共に天使を探しては殺す事を目的に旅を続けている。天使以外には邪魔さえしなければ基本的に寛容であり、また本来の性格は天然ボケで鍛錬にしか興味の向かない朴念仁だった。かつての自分と穏やかな暮らしをしていた魔族の少女ユクを含め、仲が良かった魔族達があまりにも酷く無残で無意味に殺された事から、復讐が無意味で虚しい事、自分自身も何も救われることも報われることも無いことは承知の上で、敵(かたき)であろうとなかろうと天使は全て殺すと決めている。高度な魔力隠蔽能力と相手の魔力を吸収・反射利用する魔族流の合気道のような高等戦闘術を用い、再編された天使の偵察部隊を気づかれる事無く強襲して完全に全滅させたり、高田さんや回復中であったとはいえ戦闘形態の桜を倒す。後に高田さんに諭され無差別に天使を襲う事はなくなったが…。
悪魔戦隊デーモンレンジャー
- 赤松焔
- 悪魔戦隊デーモンレンジャーのデーモンレッド。他からはレッドと呼ばれている。やや喧嘩っ早い熱血系でお馬鹿な中級魔族。炎系の能力を持ち、直接攻撃力はメンバー中随一。ライバルであるシスターエンジェルと何度も勝ったり負けたりを繰り返す最中、シスターガーネットに片思いする純情少年でもある。
- 青山清十郎
- 悪魔戦隊デーモンレンジャーのデーモンブルー。他からはブルーと呼ばれている。レッドのサポート役で剣士として腕も立つ中級魔族。海魔族ではあるがルルイエ系とは袂を分かっている部族の出。高い回復能力とスタミナが持ち味。メガネのクールキャラかと思いきや、レッドとは残念なエロコンビである。
- 日吉こがね
- 悪魔戦隊デーモンレンジャーのデーモンイエローにして紅一点のポニテっ娘。他からはイエローと呼ばれている。殺傷力・威力を自在に調節可能な謎光線銃を持つガンナー兼サポート役の中級魔族。ただ性格的にも普通のため、強烈なキャラが多い今作においては目立たないというかセリフも少ない。ポニテっ娘なのになー。
- 原田みどり
- 悪魔戦隊デーモンレンジャーのデーモングリーン。私生活ではボディビルダー。戦闘ではパワータイプで防御担当の中級魔族。だが目立たない。高田さんがプリティ☆ベルになる以前からの熱烈なファンだったらしい。尚、趣味はソープ巡りで風俗情報に詳しい。
- 黒川小夜彦
- 悪魔戦隊デーモンレンジャーのデーモンブラック。悪魔戦隊の司令官にしてデーモンレンジャーチームの創始者。中級魔族だが戦闘スペック自体はメンバー中でも低く戦闘でも銃を用いる。ただ戦闘スペックは低くとも影に関するあらゆる能力を持ち、高い感知能力とステルス能力による音も無き暗殺者スタイルが実は危険きわまりないとされる。
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