狩猟笛とは、ゲーム「モンスターハンター」シリーズに登場する架空の武器である。初出はMH2。
※ここではMHPシリーズ、中でもMHP2Gをベースとしています。
MHFでの狩猟笛や、MHP3での変更点は記事内の当該項目を参照。
概要
剣士 |
ハンマー
狩猟笛
ガンランス
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---|---|
スラッシュアックス
チャージアックス
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スラッシュアックスF
マグネットスパイク
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ガンナー |
ライトボウガン
ヘビィボウガン
ボウガン
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別名:ハンティングホルン。使い手の間では『かりかりぴー』とも呼ばれる(狩猟→かりかり、笛→ぴー)
なお、狩猟笛の使い手達の事を『カリピスト』と呼ぶ事もある。
他の武器にはない特徴として「演奏」がある。これは狩猟笛を吹く事で様々な効果を自分や仲間、オトモアイルーなどに付与する。分かりやすくいえば、鬼人笛や硬化笛の強化版のようなものである。
分類はハンマーと同じく打撃武器であるため、尻尾の切断は他のプレイヤーを頼るか、ブーメランを投げるしかない。
しかし相手をめまい状態にしたり、上記の「演奏」があるため、他の武器と比べても見劣りなどはしない。
慣れるまでに時間がかかり、攻撃力もやはり他の武器と比べると少々劣るため、太刀や双剣などに比べると使い手は少ないのが現状。だがそれゆえに熱狂的な愛好家が数多く存在するあたり、ガンランスと似たような境遇ではある。
勘違いされては困るが、集団で狩りを行っている時に後ろで演奏しかせず、攻撃する気が無いハンターの事はカリピストとは呼ばない。彼らは「吹き専」「寄生笛」などと呼ばれ、カリピストや他のハンターなどからは嫌われる傾向にある。
※なお、戦略上吹く事を重視する場合があるので、すべてそうとは言えない。
ともあれ、通常戦闘に加えて笛毎に演奏可能な旋律の記憶やサポーターとしての立ち回り、パーティへの旋律供給など他の武器には無い技量を要求される場面がある。そのため「補助武器なら・・・」という理由でMH初心者に持たせたりするのはオススメしない。むしろMHというゲームをある程度やりこんだ人間にこそ、オススメできる武器である。
狩猟笛の固有システム「演奏」
狩猟笛は演奏を行う事でハンターのステータスを一時的に強化出来る。その効果は他のハンターやオトモにまで及ぶ。なお一部効果(自分強化や千里眼)は自分にしか効果は無い。
狩猟笛を装備してフィールドに出ると、切れ味ゲージが表記される場所の隣に譜面が表示される。この譜面に表示される各種音符を組み合わせる事で旋律を生み出し、各種演奏効果を発動させる事が出来る。譜面には音符が4つまで表示され、演奏を中断するとリセット、演奏し続ける事で譜面に音符を維持させる事が出来る。
各種笛には攻撃力や属性とは別に、固有の音符が三つある。演奏効果を発動させるにはこの三つの音符を駆使し、旋律を奏でる必要があるため笛によっては発動不可能な演奏効果も存在する。なお全笛共通の音符として白と紫があり、基本的に白は下位相当、紫は上位及びG級相当の武器に備わっている(例外もある)。
音符の種類は 白 紫 赤 青 緑 黄 空色 の7種類(後述するがMHFでは桜色もある)で白と紫は武器に固定されているため、残り二つの音符は余った5種類の内から選ばれる。もちろん武器に備わっている音符は変更する事は出来ない。
全狩猟笛に共通する旋律として白白及び紫紫があり、これは自分の移動速度を強化する。これを発動させていないと、抜刀状態での移動速度は歩くよりも遅い。しかし発動後は、全武器の中で最高クラスの機動力を誇る。
狩猟笛での戦闘中はモンスターに大きなスキが無ければ演奏効果をかけなおす事が出来ないため、最速で吹けるこの旋律を駆使して戦う事になる。
また演奏効果は「笛吹き名人」のスキルを付ける事で、演奏効果の継続時間をUPさせる効果がある(大体4/3程度)
大まかな旋律の種類
- 自分強化→武器抜刀状態の移動速度が上昇。ランスの突進にギリギリ追いつかれるくらいの速度に。
- 攻撃がはじかれにくくなる→そのままの意味。自分強化発動中にもう一度自分強化をかける事で発動。
- 攻守強化【小】→文字通り攻撃力or防御力が上昇。【小】は必要音符が少なく、効果時間は長いが上昇値は低い。
- 攻守強化【大】→同じく攻守を強化する。【小】に比べ必要な音符が増え、効果時間も短いが上昇値は高い。
- 強走効果【小】【大】→一定時間スタミナ無限。【小】は音符が短く、効果も短い。【大】はその逆。
- 回復速度UP→ダメージを受けた時の自動回復の速度が上がる。【小】【大】とあるがさほど違いはない。魚と重複可。
- 体力強化【大】【中】【小】→それぞれ体力が+50、+30、+20と増える。なおハンターの体力の標準値は100。
- 体力回復【大】【中】【小】→それぞれ体力を+40、+30、+20と回復。一定確率で一段階下の効果になる。
- 聴覚保護【小】【大】→それぞれ耳栓、高級耳栓の効果。【小】の後にもう一度【小】を吹くと【大】になる。
- 風圧耐性→『風圧軽減』『風圧無効』『風圧を完全に無効(龍風圧無効)』がある。重ねがけで一段階上の効果に。
- 千里眼→一定時間自動マーキングの効果。コレさえあればペイントいらず。
- 寒さ無効+対雪&暑さ無効→ホット&クーラードリンクの効果。対雪は雪だるまにならなくなる。
- 麻痺無効→麻痺にならなくなるが、実際は使いどころがほとんどない。
- 気絶無効→気絶にならなくなる。ゲリョスの閃光なども当たり判定はあるものの、気絶しなくなる。
- 耐震→地震を防ぐ。効果はフィールド全体なので、シェンガオレン戦は一人笛使いがいればスキル要らず。
- 属性攻撃強化→属性攻撃(火や水など)を強化。上昇値は+15%
- 各属性耐性【小】【大】→火、水、雷、氷、龍耐性を強化。【小】は+10、【大】は+15。重ねかけでさらに+5。
- 高周波→音爆弾の効果。しかし吹くのに最短で約5秒かかるので、使うなら前もって準備しておく必要がある(MHFでは後述の音爆演奏によりワンボタンで同様の効果を発動できる)。
- 精霊王の加護→50%の確率でダメージを30%減らす。スキル「加護」が発動している場合、こちらが優先される。
狩猟笛の見た目
狩猟笛というくらいなのだから笛の形をしていると思われるかもしれないが、純粋に笛の形状をしているモノは半分以下である。だが狩猟笛というだけあって、どんな形をしていても全て管楽器である。
- 管楽器タイプ - 見た目は笛そのもの。上記のとおり狩猟笛はすべて息を吹き込んで音を鳴らしているが、モデルになった楽器が管楽器というのは意外と少ない。例:リコーダー系やオカリナ系など
- 弦楽器タイプ - ギターやリュート、ハープなどの弦があるモノ。しかし実際に弦を弾いてるわけではなく、吹き込んだ息が弦を震わせて音が出ている。良く見るとちゃんと吹き込み口が存在する。例:ロック系、ラヴァ系など
- 打楽器タイプ - ドラムっぽいモノ。カスタネットやホイッスルも打楽器の一種。もうホイッスル以外は息吹き込んで鳴るような代物ではない気がするが、突っ込んではいけない。例:ウォーボンゴ系、フェザー系など
大きくわけてこの三つだが、この枠組みに含まれないモノも存在する。しかしどんな形状をしていても笛である。モンスターハンターの世界の技術力侮りがたし。
MHP3の狩猟笛
今までは演奏動作一つ一つに音符が割り当てられ、その音符を積み重ねる事で演奏するというシステムであった。
しかしMHP3では攻撃動作そのものに音符が割り当てられていて、その音符を揃える事で旋律が完成し、そこで演奏する事で初めて演奏効果が発動するという仕組みになっている。
また今作では上記通りの大幅改変に加え、以下の点が新要素として加えられた。
- 攻撃モーションが大幅に変更となり、前方攻撃と後方攻撃が追加
- 新音符として橙色の追加
- 演奏効果に【各属性耐性強化+各属性やられ無効】【状態異常攻撃強化】【全状態異常無効】【全属性耐性強化】
【属性やられ無効】【のけぞり無効】【会心率UP&体力回復小】【全旋律効果延長】などが追加 - 演奏効果を発動するために必要な音符の組み合わせが前作に比べて大幅に変更
- 2つの演奏効果を同時に発動する旋律が追加
- 演奏をするか力尽きない限り、譜面から音符が消えなくなった
- 柄攻撃に斬属性が追加(ただし雀の涙程度なので期待はしない事)
- 演奏の重ねがけが可能になり、その際攻撃モーションが変化。それに伴い、演奏の重ねがけ時の攻撃が多段ヒットになった(ただし追加演奏直前に入力しているアナログパッドの方向なども攻撃モーションに関係している)
- 演奏を開始すると演奏効果が出るor不発になるまで回避及び中断が出来なくなった
- 演奏の仕様が変更された事により、回復系旋律や高周波を前もってセットしておく事が可能になった
MH4の狩猟笛
新たに、1回の攻撃で2種類の音符を発生させる事が可能な「連音攻撃」が追加された。「連音攻撃」は音符2から追加入力でさらに音符を溜めて、音符蓄積の過程短縮となる。また、4Gでは二撃目を回避でキャンセル可能になり、音符2→音符3の判定が改善。
柄攻撃の音色が2から1に変更され、自分強化までの過程が短縮された。
MHWの狩猟笛
今作から武器のコンボ派生が戦闘中常に確認可能になったことに伴い、狩猟笛の場合は旋律一覧と音色に対応したボタンの一覧が常に表示させることが出来るようになった。
音符表記も八分音符1種類だったものが、四分音符・2連八分音符をいれた 3種類となった。また、「音符の色が同じ組み合わせて対応ボタンが異なる」と言ったものは一切存在しなくなり、同一の組合わせであれば同じ操作でよくなり、揃えた旋律は3つまでストックするようになった。また、このストックを利用すると、多く動作を必要としそうな旋律の組み合わせも同じ音符で複数の旋律跨ぐことで短縮が可能になっている。
柄攻撃が他の攻撃から派生限定に変更され、棒立ちでも「その場演奏」と「前演奏」が選択可能になった。また、旋律消滅してしまうものの、演奏が開始する前に回避でキャンセルすることが可能になっている。
旋律の最大持続時間が延長し、旋律効果の弱体かや重ねがけによる時間延長が減少。
また、今作からシームレスフィールドになったことで演奏効果対象がエリア内のハンターから距離を基準としたものに変呼応された。(対象内ハンターはアイコン表示されるようになっている。)
MHW:IBからの狩猟笛
アイスボーンからは狩猟笛に新アクションとして「響音攻撃」、それに伴う新音符として「響音符」が追加されることになった。「響音符」によって特殊な旋律も奏でることが出来る。
旋律効果を残留させることが出来る、「響玉」が追加。触れたハンターには特殊な旋律効果を与え、触れる度に設置時間の減少が発生する。
特殊な旋律として「響周波【打】」「響周波【龍】」が追加された。この旋律はモンスターにダメージを与えることが出来る衝撃波となっており、響周波3つによるダメージは狩猟笛の中では最大級。
ver10.10において、全体的に速度が上昇し、後方攻撃の火力も調整された。
今作では響音攻撃により、他武器種との火力差も以前と比べて少なくなって演奏音の種類不足も解決している。ただし、それでも後になってくるとパーティー編成でも狩猟笛がいると戦闘時間が長くなる傾向にあり、狩猟笛の要素も非常に多く複雑化していたため、とっつきづらい武器とも化していた。この状態が、MHRiseのリニューアルに繋がってくると思われる。
MHRiseの狩猟笛
MHW:IBの項目で記述した問題もあって、使用率も大きく下回っていた側面もあったか、もはや新武器となったレベルにまで大幅リニューアルが施された。(余談だが、MHP3のインタビューにより、今作のディレクターである一瀬は狩猟笛を使用していることが判明している。)
リニューアルされたに伴い、かなり大きめな記述となる。そのため、操作面もPS表記にも配慮するものにもなっている。
また、前提として殴りによるダメージと音波によるダメージがあり、音波によるダメージは自らの斬れ味補正を受けるが、肉質無視のダメージとなっている。そのため、会心ダメージは適応されない。
ただし、会心装備が実用性がないわけではなく、スキル状態によって会心型か攻撃型かを選べる状態であることは他武器種と差がなく、「笛吹き名人」がスロットレベル1でlv1上限のスキルになっていることから会心型を選びやすくなっている。
音符や基本操作について
X(△)、A(〇)、X+A(△+〇)の3種類で音符を付与することが可能。詳細は後述するが、ZR(R2)によって演奏が行え、自己強化+αが行える。演奏は入れ替え技により、仕様を切り替えることが出来る。
三音演奏・気炎の旋律
3種類の音符を集めることで、ZR+X(R2+△)から「三音演奏」が可能。このアクションは殴りと音波を織り交ぜた連続攻撃を行いながら、3種の旋律を同時に発動させる。この時、ストックした音符は消滅する。
新たに円状の気炎ゲージが追加され、攻撃によってゲージ蓄積してMAXとなると、鉄蟲糸技である「スライドビート」もしくは「三音演奏」からZR(R2)で「気炎の旋律」が発動する。このアクションは、MHW:IBの「響音攻撃」をリニューアルした際に仕様変更されたもので、敵に音波ダメージを与えながら、自身に1.2倍・味方に1.3倍の攻撃バフを付与するという強力なものとなっている。
演奏モード:奏
2連続同じ音符を付与することでそれに該当する旋律が自動で付与される。また、これによる旋律付与は音符ストックを消滅させない。
演奏を行うと回避しながら攻撃するモーションとなり、自己強化のみが行える。もう一つの利点としては、気炎ゲージが蓄積しやすいことであるが、演奏時間がやや長め。
演奏モード:響
自動旋律効果付与が行われず、演奏攻撃を行った場合に付与され、譜面に対応した旋律の音符が1つ以上である場合に可能。複数の旋律を同時に付与することも可能。音符1つでも良いのはかなりの利点で、殴りと演奏のループで火力を出す今作の狩猟笛では2つ同音符を入れる必要がない長所もあり、マッチしやすいモードではある。
また、演奏時間も短く、高所への攻撃が可能で、移動も行わずに可能だったり大きくメリットがあるものの、回避判定が存在しない。また、アクション名は多重演奏
抜刀攻撃の仕様・今作の狩猟笛全体面について
狩猟笛は抜刀攻撃を抜刀しただけでは行わなくなり、抜刀直後に音符の入力を行うことで3種類の音符から好きな音符を初動で付与が可能になった。空中からの抜刀も同様である。この仕様により、抜刀演奏や抜刀三音演奏も行える。
全体的に「MHW:IB」の「響音攻撃」を主力としていた狩猟笛を基に過去の仕様を大きく見直してリニューアルされた武器となっている。体験版で使われてた武器種の上位に入るほどだったが、体験版では簡略化した仕様による動かしやすさやサポートが行える上で火力が高すぎたのか、製品版では音波ダメージが大きく落とされている。
また、簡略化された影響でとっつきやすい武器になっているが、多くのモーションが追加され、コンボルートとしてもかなり多様になっているようだ。
鉄蟲糸技
- スライドビート(消費1 CT10:1)
前方にハイパーアーマーを纏いながら突進し、その後演奏攻撃として3発攻撃する。「気炎の旋律」に派生可能。 - 震打(消費2 CT16:1)
糸を繋いだクナイをモンスターに突き刺し、糸を通して音波による大ダメージを叩き込む攻撃。突き刺す時のダメージもかなり大きく、音波ダメージは衝撃波の範囲内に頭部があれば、頭部に当たるようになっている。ダイナミックにモンスターと取り行われる一方的な糸電話。 - 共鳴音珠(消費2 CT13:1)
地面に繭を設置し、ハンターが発生させた旋律効果と同じものを発生させ、自己強化によって「攻撃力UP」の旋律が発動する。これにより、「攻撃力UP」を持たなくても火力貢献は出来るが、「設置に時間かかる」・「効果範囲が限定される」という限定的な面もあり、震打とのトレードになることから単純な攻撃旋律の代替になるものではない。
MHF
ベースはMH2であり、基本は上にあるP2Gと同じだが、攻撃力UP【大】の強化倍率が1.2倍(重ね掛けで1.3倍)だったり、斬れ味回復、女神の赦し、怯み無効など独自の旋律が存在したりするほか、G級では激励という笛吹き名人に加えて同クエスト内の(自分を含む)ハンターに回避性能と気絶スキルを付与するスキルがある。
初期はハメのスタン罠麻痺&攻撃力UP役としても活躍。
フォワードでハメが廃れMHF-Gに入ってからはハンター単体がインフレしG級クエストでは旋律が弱体化するなど冬の時代が続いており、追い打ちのようにMHF-GGで打撃武器に超性能の穿龍棍が現れてしまった。
現在はG7のほぼ全モーションの威力・スタン値上昇、一部アクションの吹っ飛ばし効果削除、G級クエストの旋律効果上方修正などの調整で実用性として問題ないレベルに復帰している(打撃武器は威力とスタンのハンマー、サポートや状態異常の狩猟笛、手数と機動力の穿龍棍という風に分かれている)。
しかしながら、インフレもさらに進んでおりパーティープレイでは未だ普通に4人で殴った方が早いという風潮も強い。
ラスタの装備する武器種としては片手剣に次ぐ人気であり、高難易度や大討伐といった戦術が重視されるクエストにおいては重宝されている。
また、MHF-Zの全武器バランス調整で以下のように調整された。
- 新たな旋律効果追加(斬れ味消費軽減、スタン強化、状態異常攻撃強化)
- 新たな旋律の組み合わせ追加(攻撃力UP【大】、火耐性UP【大】、水耐性UP【大】に新たな組み合わせが追加。これによって赤の旋律が無い武器でも嵐・極ノ型の音色変更を使うことで攻撃力UP【大】が吹けるようになった。)
- 全アクションの剣術+2(近接武器の攻撃が2Hitするようになるスキル)発動時ヒットストップ緩和
- 攻撃後の回避入力受付時間を延長
ちなみに、MHFはアップデートで続いていくオンラインゲームである関係上、武器の種類が他シリーズとは比べ物にならないほど膨大であり、狩猟笛の音色もその数だけ存在する。
オリジナルアクション
大きく分けるとシーズン10、G1で追加されたアクションと、シーズン8.0と10、MHF-Zで実装された秘伝書によるアクションの差し替えの二種類がある。
前者は全てのランク帯で無条件に使用する事ができ、後者はHR5(かつては500、300)やG級昇格という条件を満たすと手に入る秘伝書を装備しスタイルを変更する事で既存のアクションの一部が差し替えられる。
また、G級クエストの仕様として攻撃力UP旋律の倍率が通常クエストより下がり、防御力UP旋律の効果は倍増から加算になっている。
・攻撃力UP【小】:1.15倍(1.2倍)→1.1倍(1.15倍)
・攻撃力UP【大】:1.2倍(1.3倍)→1.15倍(1.2倍)
・防御力UP【小】:1.15倍(1.2倍)→+120(+160)
・防御力UP【大】:1.2倍(1.3倍)→+160(+240)
※通常→G級であり()内は重ね掛け時
ちなみにG7で調整されるまでは攻撃力UPもG級クエストでは加算になっており、その効果は【大】で武器倍率+60(+90)であった。
追加アクション
シーズン10
・音爆演奏
そのまんま、音爆弾の効果を発生させる。
ようは高周波であり、武器構え中にワンボタンで発動可能なので実用性は高いが、効果は自分中心なため、音爆弾と比べるとやや効果範囲の面では劣る。
攻撃中や演奏中からの派生も逆に音爆演奏から他の行動への派生も出来ず、ワンボタンと言っても効果発生までやや時間がかかるのでモンスターに対して使う場合はタイミングを逃す事もしばしばある。
しかし、MHF-Gから音爆弾が味方の一部状態異常(雪だるまや膝崩れなど)を解除できるようになった事に伴い、音爆演奏も同様の解除が可能になっており(ラスタも狩猟笛装備時はこれを使って解除してくれる)、音爆演奏ならラグをほぼ無視できるため他の攻撃より解除の確実性があるほか、G級スキル「喝」はこの音爆演奏でも味方に効果付与が可能で普通に殴るより付与しやすいなど、有用性が高まった。
回数制限は無いが斬れ味ゲージを消費し、嵐ノ型では使用不能になる。
また、既存モーションから演奏への派生が追加されており、柄殴り攻撃から演奏1、叩き付け(天ノ型、嵐ノ型の場合斜め上段突きの2、3段目後)から演奏2に派生する。
前者は演奏開始から旋律発動までの時間がとても短く大変使いやすいため、武器出し状態からなら普通の演奏開始をする意味がほぼ無くなるぐらいである。
後者は演奏2から始動というのは防御旋律くらいなので、使い道はあんまりないというかそもそも叩きつけ自体使われず、斜め上段突きからでは出すまでに時間がかかりすぎるため実用性は低い。
ちなみに元々ぶん回しから演奏3への派生は可能(演奏は武器の音符で左から1,2,3)。
G1
・重ねがけ
演奏中にボタン入力で派生。ふんばりと同時に現在確定している音色での演奏効果が発動。
重ねがけ最後の音符から遡り一つの旋律だけ有効で、有効な旋律が無いと失敗する。
例えば譜面が紫紫赤赤の状態で重ねがけを行った場合、遡って紫赤赤の攻撃強化【大】が有効になる(既にかかっていればさらに攻撃力強化)が、自分強化は演奏されない。
譜面にある音を一気に吹いているわけではないので、紫赤赤赤で重ねがけをする失敗してしまう事に注意。
短時間で旋律を2重でかけられるメリットがあるが、音符は踏ん張り時に消滅するので再度組み立て直さないといけない。
なお失敗では譜面の音符は消費されない。
入力が嵐ノ型の音色変更と同じなので、長押しでの音色変更、素早く離して重ね掛けと切り分ける事になる。
また、自分強化の効果時間が延長された他、譜面に確定した音符が納刀or被弾するまで消滅しない仕様になった。
重ね掛けモーションは演奏開始から音色が確定するまでの間に派生できるため、「演奏→回避→演奏&即重ね掛け」といった動きも可能。
秘伝書スタイル
MHFにおけるスタイルはシステムではなく一部のアクションが置き換わる事で狩りの体感や立ち回りが変化するというものであり、天ノ型で一部アクションが変化、嵐ノ型は天ノ型から更に一部アクションが変化となっている。
また、MHF-Zで全武器に新しいスタイルである極ノ型が追加されGR1(当初はGR300だった)から使用可能になった。
地・天・嵐ノ型はそれぞれ個性が強く使い分けるという趣であったが、極ノ型はG級から使用可能と言うことで既存の型を併せ昇華させたという性質が強く、物によっては他の型のほぼ完全上位互換となっている。
しかし、そのため逆にできるアクションが多すぎて(コマンドの兼ね合いもあって)使いこなすのが難しかったりスキル枠が足りなくなったりする武器種もある。
全武器(元からできる武器は除く)にスタミナを使用しての抜刀ダッシュとふっ飛ばされ時の任意受け身が追加されている。
抜刀ダッシュは立ち状態から以外に多くの攻撃アクション後の隙をキャンセルして出すことができる。
天ノ型
・叩き付け→斜め上段突き
笛を斜めに振り上げ、突き上げた後蹴り上げる。通称ワッショイ。
突き上げ動作は入力し続ける限り無限に使用可能であり、各種攻撃及び柄殴りからも派生可能。
蹴り上げまで出し切るとかなり時間がかかるが、振り上げ、突き、蹴り上げそれぞれの段階で回避に派生可能。
初撃の威力が叩き付けの2hit目よりも高く、突きのモーション値もぶん回しほどではないが高めなので、ぶん回しで頭を狙いにくい相手やそもそもスタンしにくい相手などに有効。
また、ぶん回しよりも味方と共存しやすいので非SA武器混在の乱戦には向く。
しかしながら、G7以前はもっさり動作かつ突き入力も3回限定、突きの威力も低めと連発には向かず、本的に初撃→回避が大安定だった。
この問題は運営も把握していたようで、G7で動作が改善され全体的な速度向上、突き回数無制限となっている。
その際に叩き付けが威力上方修正、ふっとばし効果も削除と強化されているが、叩き付けの約1.19倍に対して斜め上段突きも振り上げが1.2倍、突きが約1.5倍の強化となっているため、振り上げ→突き1回で叩き付けフルヒットのモーション値を超える。
嵐ノ型
・音爆旋律→音色変更
旋律の音符が出る直前までに変更ボタンを押しておく事で、どの演奏でもその一回だけ旋律が桜色になり、各狩猟笛によって麻痺無効、属性攻撃強化(10%)、気絶無効、属性防御など、より一層サポート色が濃い旋律を吹く事が出来る。
特に「麻痺無効」「気絶無効」の2つは効果時間&追加量が非常に長く、火事場時の麻痺死や近接の気絶詰み回避などに重宝する。
G1から重ねがけが追加された事による注意は前述の通り。
G級以降は気絶無効を狩猟笛自身のスキル(激励)でカバー可能になり、麻痺無効も限定状況ではあるがスキル(支援)で同等の効果を出せるようになった。さらに音爆演奏によって使い勝手が向上するスキルもあるため、音色変更は使いどころがかなり限定されるようになっている。
しかしながら、属性強化旋律は現状でもかなり強力な旋律なので、武器選びも秘伝書スタイルを選択する上で重要と言える。
また、MHF-Zで攻撃力UP【大】の旋律の組み合わせが追加され、武器に赤旋律が無くても桜旋律を使って攻撃力UP【大】を吹くことができるようになった。
更に極ノ型では音爆演奏も音色変更も使えるため使用されることも多くなっている。
極ノ型
音爆演奏、叩きつけ、斜め上段突き、音色変換を全て使用可能。
追加武器の穿龍棍とスラッシュアックスF以外で既存の型のモーションを全て使えるのは狩猟笛のみだが、その分完全新規アクションは少なめ。
抜刀ダッシュはハンマーと同じくあまり速くはなく、移動速度UP旋律の効果はない模様。
・ダッシュ回転攻撃
抜刀ダッシュから派生する攻撃であり、ダッシュの勢いのまま2回転しつつ笛で薙ぎ払う2連攻撃。
使用後はぶん回し、斜め上段突きの突き上げに派生可能。
・音響攻撃
モンスターに通常攻撃を当てることで譜面の左にある笛のアイコンが赤く染まっていく。
笛アイコンが点滅した状態で特定の音符を揃えて音響攻撃を行うことで、付近のモンスターを一定時間特殊な状態(物理肉質軟化、属性肉質軟化、逃亡防止)にすることができる。
物理肉質や属性肉質の軟化は高い効果が実証されており、辿異種相手なら逃走防止もかなり有効。
音響攻撃が使用可能な状態では音爆演奏が使えなくなるので注意。
狩猟笛技【奏帝】
狩猟笛の秘伝スキル。
という狩猟笛に特化した効果を持つ。
ちなみに、秘伝スキル発動時はあまりに早く旋律が発生しすぎるため、柄殴り→演奏即重ねがけができない。
関連動画
狩猟笛講座
その他
笛4人パーティ
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関連項目
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