艦これ必殺仕事人とは、艦隊これくしょん~艦これ~と必殺シリーズを原作とする、MikuMikuDance(MMD艦これ)を使用したシリアス系MMDドラマシリーズ。
必殺仕事P作『必殺仕事人』の三次創作にして、艦これ×必殺シリーズの本家大元。
概要
Dell
が制作。新必殺仕事人をモチーフとする。
夜崎御影提督と、その部下である赤城・加賀・蒼龍・飛龍が、弱い者たちの晴らせぬ恨みを、金を受け取り晴らし、この世のためにならない悪党を闇に葬っていく物語。
ブラック鎮守府の横暴に泣く艦娘や、社会的弱者の晴らせぬ恨みを晴らす勧善懲悪モノではあるが、あくまでも悪党であり、正義の味方ではない仕事人一味の生き様を映す。
MMEエフェクトを巧みに利用した美しい陰影表現が非常に特徴的で、この作風から作者は『陰影の魔術師』と呼ばれることも。回数を重ねるごとに、その表現は進化し続けている。
この作品に影響されて、pixiv小説で複数の艦これ×必殺シリーズ作品が誕生した。
この作品より3~4年前を舞台とする作品『元祖・艦これ必殺仕置人』の制作が決定している。
スピンオフ作品に、pixiv小説『艦これ必殺仕事人・外伝』が存在。こちら20年後が舞台。
ここではニコニコ動画で連載されているシリーズについて記す。
登場人物
- 夜崎御影(YM式KAITO改)/中村主水or渡辺小五郎ポジ
本作品の主人公。第七地方四十二鎮守府の司令官。階級は少将。
あまり喜楽の感情が表に出ず、どこか冷たい印象を与える若者。艦これ必殺仕事人の時点では鎮守府提督だが、その前は海軍憲兵隊に所属していたり、海軍刑務所の看守だった時期がある。
普段は仕事をロクにせず怠けている昼行灯だが、艦娘から非常に好かれており、毎晩のように絞られている。実は女囚モノが好きで、別人の南雲機動部隊が出演している女囚モノのDVDを隠し持っていた。
艦娘を発情させてしまう体質を持っており、部下になるほぼ全員の艦娘が色情魔になってしまう。夜戦自体は非常にタフで本来は性欲旺盛で、実は鎮守府一のヘンタイだが、人としての最低限の常識と道徳心から常に夜戦を避けており、憲兵やゲシュタポなどからの摘発を必要以上に恐れている。体力確保のため、非常に大食い。
その正体は、晴らせぬ恨みを金を受け取って晴らす仕事人。左利きの剣士で、太刀・脇差を使って刺殺・斬殺する。
黒の衣装に身を包んで仕事をするため、同業者からは「黒染め」と呼ばれている。
若いにもかかわらず、もう何年も裏稼業を続けている。掟に厳しく、主役の中では最も仕事に対してシビアだが、以前と比べると格安依頼も贅沢を言わずに引き受けるなど、丸くなっている。
衣装は、第一種・第二種軍装共にkanaha式日本改。コート衣装はkanaha式トルコ改。
- 赤城(ブラスターB式赤城)/飾り職人の秀ポジ
第二秘書艦。艦これMMDドラマでは珍しい、腹ペコでも三枚目でもない赤城。
夜崎とケッコンカッコカリしているものの、ある程度は立場をわきまえている。
ただ、夜崎曰く「仕事中はマトモだが、下手すると昼間でも容赦なく(夜戦的な意味で)襲ってくる」性欲旺盛な艦娘。
時々せんポジも兼任するため、夜崎のことを「ムコドノ」と呼ぶ場合がある。
その正体は、特製の簪を相手の首筋に刺して殺す、確かな腕の仕事人。仕事の際は黒の道着に白のタイツを履く。
- 加賀(ブラスターB式加賀)/三味線屋の勇次ポジ
筆頭秘書艦兼秘書課課長。夜崎提督の正妻で、夜戦(意味深)好き。
夜崎の秘書艦として、執務の補助を行う。夜崎自身があまり仕事をしないため、暇を持て余し気味。
何かある度に夜戦をおねだりしたり、夜戦の請願書を減らす案として「月に一回全艦娘との素敵なパーティ」を提案したり、色々と問題のある艦娘。おまけにマゾで、叱咤で気分が高揚してしまう。
夜崎との夜戦が絡むと目が毎回しいたけになる色情魔で、夜崎から「目をキラキラさせるな」と言われたことも。
しかし、それらは提督の夜崎が好きであるが故の愛情表現で、彼女の愛は本物。
喫煙者で、セブンスターを吸っている。ライターはオイル式。
裏の世界では、三味線の糸を悪人の首に巻き付け、吊り上げて窒息死させる凄腕の仕事人。
黒の道着は赤城と同じだが、黒のニーソを着用。夜崎と同じく仕事に対してシビア。
- 蒼龍(ブラスターB/RGM/のっち式蒼龍)/何でも屋の加代ポジ
第三秘書艦。裏の情報屋『万屋の蒼龍』として、ちょっと名の知れた存在。
秘書課の例に漏れず色情魔だが、あまり鎮守府で待機することはなく、よく外出する。
蒼龍寺 加代の偽名を名乗っていた時期があり、警察から指名手配されている。
AW11型MR2を所有。外出する際に乗り回している。
このMR2は第参話~四話までは白だったが、第四話のEDで青になった。
直接殺しに手は染めないものの、密偵として陽動や情報収集などを行う。第弐話では空調のブレーカーを落としたり、第参話では狙撃銃を使って照明を落としたりして援護している。
- 飛龍(ブラスターB/RGM/のっち式飛龍)/おりくポジ
第四秘書艦。夜崎を「御影」と名前で気軽に呼び捨てにしている。一人称は「私」。
やはり夜戦(意味深)が好きなようで、一人遊びに夢中で登場しない回もある。
裏の世界では『三味線の飛龍』と呼ばれる仕事人で、それなりに知られている。
元脱走艦娘で、飛龍院 翔子の偽名を持つ。
殺し技は、三味線の撥で、悪人の首筋を斬るもの。
稀に、全体に武器が仕込まれた「仕込み三味線」も使用する場合がある。
名前の由来はゴールデンボンバーの鬼龍院翔から。
原作のポジションが、山田五十鈴演じるおりくポジションのため、EDのクレジットで起こし演出が入る。
- 伊勢(RGM式伊勢)/畷左門(前期)ポジ
第四話のゲスト。
『元祖・艦これ必殺仕事人(仮)』で主演となる予定だったが、フライング出演。
夜崎とケッコンカッコカリしている艦娘だが、秘書課のメンバーではない。
かつては夜崎らとともに仕事人として暗躍していたが、今では足を洗っている。ルガーP08を護身用に携帯。
第四話で、たまたま巻き込まれた一件をきっかけに、晴らせぬ恨みを晴らすため、裏の稼業に復帰した。
艤装の一部である軍刀を仕事に使用する。
ちなみに、第弐話で出演した伊勢は、同じモデルではあるが、別人。
- 日向(RGM式日向)/畷左門(後期)ポジ
第四話のゲスト。
伊勢と同じく、『元祖・艦これ必殺仕事人(仮)』で出演する予定。
夜崎とケッコンできる一歩手前で、自分を貰ってくれるか不安になるなど、しおらしい一面を見せる。
左胸に『7-42(第七地方第四十二鎮守府所属であることを意味する)』の刺繍がある。
長らく裏稼業から足を洗っていたが、伊勢と同じく晴らせぬ恨みを晴らすため、再び裏稼業を始めた。
相当な剣の腕を持っているが、第四話では軍刀を差しているにもかかわらず、腰骨を外して強引に身体を背中から折り曲げる力技を披露した。
第弐話で登場した日向は、モデルは一緒ではあるが別人。実は第弐話のラストで一瞬ではあるが写っている。
- 足柄(お宮式足柄)/おしまポジ
第四話のゲスト。
『元祖・艦これ必殺仕事人(仮)』で主演となる予定だったが、フライング出演。
かつて夜崎らと仕事人として活躍していた。蒼龍と同じく密偵。
夜崎鎮守府には所属せず、民間で生きている元・艦娘。喫茶店を経営。
蒼龍との付き合いはまだ続けており、溜まっているツケの催促を蒼龍にしている。
わずかなシーンの登場ではあったが、クレジットは主演級と同じく単独テロップだった。
「許せないわぁ」が口癖。
- 瑞鳳(ゴリマ/たむたむ式瑞鳳)/市松ポジ
第五話のゲスト。
必殺仕置屋稼業40周年記念として第五話が仕置屋仕様となり、その関係でゲスト出演。
『艦これ必殺仕置屋稼業(仮)』で出演予定。
元艦娘で、本名は市松 瑞穂。竹細工づくりを趣味としている殺し屋。かつて夜崎と組んでいた。
非常にクールで艶っぽい印象を与える。通常の衣装とは違い、茶色っぽい上着を着用。
海軍憲兵隊に逮捕されたが、夜崎が左遷と引き換えに瑞鳳をわざと逃がしたことにより、生き延びる。
以降は逃亡生活を続けていたが、後に比叡と合流。
ゲキド街の廃虚街で潜伏していたところ、ゲキド街方面へ逃走した海賊の調査のためにたまたま訪れていた夜崎と再会した。その後、脱走艦娘・電を追う悪徳憲兵の横暴に巻き込まれる。
夜崎に惚れており、彼の部下になるという条件で仕事に手を貸し、第七地方第四十二鎮守府に裏口入隊した。
自家製の竹串を使い、首筋を刺して殺める。
かつて所属していた艦隊の提督に酷く裏切られた過去を持っており、提督という存在を基本的に信用しておらず、性格も元の瑞鳳の面影がないほど変わり果てていた。しかし、今作では瑞鳳らしい姿も見せている。
- 比叡(つみだんご式比叡)/印玄ポジ
第五話のゲスト。
必殺仕置屋稼業40周年記念で出演。『艦これ必殺仕置屋稼業(仮)』で出演予定。
改二実装、そしてケッコンカッコカリを経験したが、その時の一言がきっかけで艦隊から追放されている。
その時のショックで提督を屋根から突き落として死なせてしまい、以降は元艦娘の比叡として渡り歩いている。
かつて夜崎・加賀・瑞鳳と組み、仕置屋として活動していた。
『艦これ必殺仕置屋稼業(仮)最終回』で屋根から落ち、殉職したと思われていたが、実際には生きており、目が覚めた時には刑務所の中だった。脱獄した後は逃亡生活を一人で続けていたが、たまたま瑞鳳と出会ってからは二人で逃亡生活をしている。
夜崎らが悪徳憲兵2人と衝突していた最中に、大声をあげて憲兵らを退散させた。夜崎と加賀が来たことに少々驚きながらも、再会を喜ぶ。
瑞鳳と同じく、彼の部下になる代わりに仕事を行った。原作の印玄と同じく、屋根から突き飛ばして落下死させる。第五話では描写されていなかったものの、かつては出陣前に夜崎を襲ってから仕置に向かっていた。
比叡としては珍しく、提督をよく慕い、金剛を追いかけまわさない。 - 大鳳(ブラスターB式大鳳)/西順之助ポジ
MMDドラマフェスティバルⅤ出場作品『必殺!艦これ渡し人』のゲスト。
『艦これ必殺仕事人Ⅲ(仮)』で出演予定。
赤城や加賀より経験は浅いものの、作中では古参仕事人として登場。夜崎配下で働く。
基本的に殺しのサポート役として、主に蒼龍と行動を共にするが、殺しもする。
- 翔鶴(RGM式翔鶴)/組紐屋の竜ポジ
MMDドラマフェスティバルⅤ出場作品『必殺!艦これ渡し人』のゲスト。
『艦これ必殺仕事人Ⅴ(仮)』で出演予定。
黒染め・夜崎御影配下の仕事人。赤城や加賀と同じく、長年裏稼業に携わる。
またの名を『組紐屋の翔鶴』。その名の通り、得物は組紐。
- 瑞鶴(槭樹式瑞鶴)/花屋・鍛冶屋の政ポジ
MMDドラマフェスティバルⅤ出場作品『必殺!艦これ渡し人』のゲスト。
翔鶴ともども『艦これ必殺仕事人Ⅴ(仮)』で出演予定。
翔鶴と同様、黒染め・夜崎御影の配下の仕事人。冒頭で『鍛冶屋の瑞鶴』として殺しを披露した。
自作した手槍を使い、刺殺する殺し技を基本とするが……
第七地方第四十二鎮守府
夜崎御影が管理する、本作の主な舞台。
所属する艦娘からは『夜崎鎮守府』と呼ばれている。四十二番目に建設された普通の地方鎮守府。
他の鎮守府と比べると艦娘のレベルが高い割に、所属数や戦果が少ない。
所属する艦娘は、ほぼ全員が建造ではなく、他所からの転属。かつて海軍刑務所に服役していたり、一度民間人となりながらも再び艦娘となったり、他の鎮守府から追い出されたり、逃げだした艦娘で占められている。
艦娘に過度な負担をかけないホワイト運営のため、艦娘は生き生きとしている。
一方で、夜崎の部下になってから夜戦主義(意味深)をこじらせた者が少なくない。ノートPCを艦娘全員に配布しているが、そのせいか誰かが「夜戦の請願書」のテンプレを作っている。なお、憲兵やゲシュタポは知らん顔。
夜崎曰く、艦娘から来る書類は「半分近くロクな書類がない」。
週に一度、麻雀大会などが行われる。勝った陣営・艦娘は夜戦予約権を獲得できる。なお、提督の夜崎自身が勝っても意味はない。
練度の割に戦果が足りていないが、稀に司令官の夜崎が本気を出し、大戦果を挙げることもあるため、取り潰されるような危機感は全くない。また、司令官の夜崎自身がFXや株で稼いでいるため、小規模な地方鎮守府の割に贅沢をする程度の財力はある。
秘書課と呼ばれる部署がある。秘書課課長は加賀で、秘書課関係者以外の立ち入りは原則禁止。
派生作品
- 必殺!艦これ渡し人
MMDドラマフェスティバルⅤ出場作品。紙芝居形式。
pixiv小説『艦これ渡し人』とのコラボ作品で、艦これ渡し人抜錨の1(第一話)をベースにオリジナル要素を加味したもの。渡し人チームと、夜崎御影ら仕事人チームが共闘する。
関連動画
関連項目
- 必殺シリーズ
- MikuMikuDance
- 艦隊これくしょん~艦これ~
- MMD艦これ
- MMDドラマ
- MMD時代劇
- 艦これMMDドラマ
- 提督(艦これ)
- 艦これの関連項目一覧
- 必殺仕事P(本作に影響を与えた人物)
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