戦術機の一覧とは、ゲーム「マブラヴ」と、そのシェアワールドに登場する兵器である『戦術歩行戦闘機(Tactical Surface Fighter)』の一覧である。
| 日本帝国 アメリカ合衆国 ソビエト連邦 EU フランス |
57㎜砲弾を毎分120発で発射する中隊支援砲。ヨーロッパ大陸脱出時に機甲戦力を失った欧州連合が大陸奪還のために製造しており、(オルタ後ではあるが)日本でも採用され、2003年の鉄源ハイヴ攻略作戦で涼宮茜率いる「スクルド中隊」が使用している。なおバリエーションに120㎜や220㎜を発射するモデルが存在する。
時は1980年代、根本的に第一世代から設計思想を変え驚異的な性能を見せた第二世代戦術機によって、明るい未来が見え始めた。これに伴い、正規戦テロ戦双方での戦術機による対人戦激化を見据えて計画された、初めて「対戦術機戦闘」を視野に入れた戦術機。早期に戦術航空機開発配備の声も挙がったが、BETAの影響下にある戦場における航空機は光線級がいただけで無力化されるという事情もあって却下された模様。
実際に対BETA最前線であった1983年の東ドイツにおける内戦でも戦術機が活躍したという事実があり、地上兵器としては高い機動力と十分な攻撃力を持った戦術機は、時にBETAの脅威すら逆手にとって行われた当時の戦場においては十分に有効な兵器だったようである。
第三世代戦術機を標榜し、BETA根絶後の支配を考慮に入れたアメリカが技術の粋をつぎ込んだだけあって、様々な面において既存の機体を凌駕する能力を誇る高性能機体。
新型の跳躍ユニットを備えることで、他を引き離す桁違いの推力を実現。またアメリカ製戦術機の運用に沿った高い射撃能力を持つが、膝装甲部に装備した折り畳み式の近接戦用短刀によって近接戦も可能であり、これに関しても既存の機体を凌駕している。
そしてこの機体の設計思想、そして既存機体に対する優位性を示す最大の特徴として、本来BETAとの戦闘において無意味であるにも関わらず実装された『ステルス』機能が挙げられる。
低被発見性のために熱・騒音・振動・電波反射を抑える各種『パッシブ・ステルス』機能と、更にマスクされた同期信号でデータリンクそのものを支配して書き換えてしまう『アクティブステルス』機能の両方を搭載。強化装備(パイロットスーツ)の感覚欺瞞機能すら逆手に取り、ゲーム版TEではIR走査すらくぐり抜けている。戦術機がコクピット周りを米国の特許に頼っている限り絶対に逃れられず、広域、近接のどちらのデータリンクであってもデータリンクを使う限りいつの間にか騙されてるという、対戦術機に特化したような機能をしている。(対策自体は可能で、実際に「クロニクルズ03」では大量のセンサーを敷設することでF-22を捕捉可能にする戦術がとられていた)
ちなみにトータル・イクリプスにおいてインフィニティ―ズが搭乗しているのは先行配備型。本来電子戦専用機が搭載するような統合電子戦システムを装備し、電子戦においても高い能力を持っている。
以上のように最新技術をこれでもかというほど詰め込んだ最高峰の性能を持つが、そのかわり価格も最高峰。
「足の裏に使用される特注の樹脂1セットの値段だけで第一世代戦術機が丸ごと一機買える」 という逸話がある程の新素材や新技術を全身に満載し、更に上記のステルス性を確保するために電子装備含めかなりのリソースを割いている以上当然のことではあるのだが、やはり元ネタである航空機F-22と同じく、その高価さが大きなネックとなっているらしい。
ステルスに関しては対BETA戦においては無駄の極みとすら言えるが、それを除いたとしても戦術機としては最高性能である事は間違いなく、機体が持つポテンシャルを疑う余地はない。
低燃費高速性能に代表される高機動力と高い砲撃戦能力。YF-23には劣るが第二世代機を寄せ付けない近接格闘戦能力。そして対戦術機戦闘に特化したステルス性能による高い隠密性。特に対戦術機戦闘においては無敵とも言える戦闘力を持ち、「戦域支配戦術機」の異名を持っている。同じアメリカ製のF-16との戦闘演習におけるキルレートは144:1。
しかし同時に先述の配備コストの高さが問題であり、その点は日本帝国の次期主力戦術機候補として上がる際にも懸念されている。
アメリカが戦後の覇権を握るための機体であると同時に経済力に余裕の有るアメリカくらいしか運用できない、もっと言うならば現時点で様々な面において他国を大きくリードする作中のアメリカ合衆国を象徴する機体という見方も出来る。
A-10 サンダーボルトⅡは、フェイアチルド・リムパリック社(米)が開発した戦術歩行攻撃機である。 A-6 イントルーダーに続く史上2番目の"攻撃機"として制式採用されたが、構造や仕様、運用法による厳密な分類では戦術歩行戦闘機に属する。沿岸地域において、A-6の持つ弾薬搭載量と瞬間投射能力は阻止能力として存分に発揮した。しかし、橋頭堡確保を目的とした極地用の機体であるため、阻止能力を持ちつつ地上展開を行える機体が早期に求められ『A-X計画』が始動。企業はA-6に跳躍ユニットシステム搭載による立体起動の付与や、運動性追求を目指したが破綻。
そんな中、フェイアチルド・リムパリック社が再提案したのはA-6自体の改修ではなく、そのフレームと基本構造をそのままに、関節構造と電磁伸縮炭素帯(カーボニックアクチュエーター)の配置と制御系を新規設計するものだった。これはA-6の生産ラインがそのまま共有できて開発・配備までの期間を圧縮できるというメリットもあった。
米陸軍はこの「比較的まともな」フェイアチルド案に予算を与え、試作機の完成を急がせることになる。
主兵装はジネラルエレクトロニクス社製36㎜ガトリングモーターキャノン「アヴェンジャー」。両肩の弾倉から直接給弾でき、強力かつ大量の砲弾をストックできる。元ネタについては「GAU-8 アヴェンジャー」の記事を参照。
頭部周辺に任務に応じて装備される弾倉と増槽を兼ねた装甲コンテナが配置され、緊急時には強制排除が可能。
機体に取りついてくる戦車級には各所に備えられた爆圧スパイク「CIDS-Mk1 ジャベリン」によって対応する。
これらの全身火器とでも言うべき重装備により絶大な正面火力と防御能力を持つが、その代償として運動性と格闘戦能力は完全に犠牲になっている。何しろ戦術機の代名詞とも言うべき武装である長刀を一切装備できず、機体重量ゆえの瞬発力の低さゆえに回避機動も満足に取れない。この二つの欠点は完全に当時の戦術機開発の流れ(高重心化、軽量化)に逆行するものである。特に突撃級と光線級の処理は致命的なまでに苦手としており、これらの点からこの機体を“鈍いイノシシ”と揶揄する声もある(どころか、この点については当の乗り手にすら“くそったれな機体”というあんまりな評価を頂くことも。)
が、そもそもこの機体は元々戦術機ではなく攻撃機の発展系として計画されたものであるため
他の戦術機と明確に異なる諸兵科連合との連携運用を前提にすることで上記の欠点に見切りをつけ、要撃級と戦車級の掃討制圧、そして中距離支援に特化した機体として用いられることとなった。
(なおこの“他兵器との連携を前提にして欠点を割り切ってでも特化させた機体性能”は、元ネタとなった現実の爆撃機A-10に通じるモノでもある)
戦場では両手の突撃砲と両肩のアヴェンジャーで弾幕を張り、戦車級にまとわりつかれてもジャベリンで粉砕。
その装甲は多少齧られようと、殴打されようと、時には友軍の流れ弾に当たろうともその場で耐え続ける。
運動性の向上と電子化の方向に偏重していった第二世代以降の機体の衛士からは当機体を軽視する声も少なくなかったが、F-4の一個小隊を単騎で上回るとされる圧倒的な制圧火力と、堅固な装甲と防御装備による飛び抜けた生存力を誇るA-10は、基本的に機動力重視の強襲兵器として進化していった他の戦術機とは明確に一線を画する存在であり
重火力重装甲という戦術機としては古い設計思想を突き詰めた存在でありながら、防衛と後退を続ける欧州の地獄において絶大な信頼を獲得し、戦線を支え続けた。
当時の部隊「ピットマスターズ」には、損害率5割を超えながらも避難民を守り続けたという記録も残っている。
東ドイツの避難民は、戦場を駆け抜けるのではなく、ただひたすらにその場に留まって敵を迎え撃ち続ける巨体の背中を指して「大砲鳥(カノーネンフォーゲル)」と呼んだ。
米軍の調達が終わった2000年以後も各種改修が施され、生産が続けられている。欧州では戦術機のみによる部隊構想“オールTSFドクトリン”における支援砲撃役として期待されている模様。
掲示板
41 ななしのよっしん
2019/08/14(水) 18:26:31 ID: PuRWv9s5gb
核巡航ミサイルなんてレーザー級に落とされる事間違いないな。
巡航ミサイルなんてゆっくりとしか飛べないし、核弾頭なんて正確に爆縮できなかったら、核爆発は起こらない。
マヴラブの世界観だったら、宇宙空間から核弾頭を搭載した地中貫徹爆弾を、レーザー照射しきれないほどに落とすべき
42 ななしのよっしん
2021/01/25(月) 19:03:32 ID: aWMFRHDais
ぶっちゃけあの世界には迎撃不可のG弾と荷電粒子砲があるから核兵器の優位性はあんま無い
43 ななしのよっしん
2021/06/06(日) 03:39:11 ID: eXleJb14dL
G弾はともかく荷電粒子砲は月面や火星までおあずけじゃん
地上は電磁投射砲主体になるんだし
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/06(土) 00:00
最終更新:2025/12/06(土) 00:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。