和月伸宏とは、日本の漫画家。代表作に『るろうに剣心』『武装錬金』『エンバーミング』がある。
高橋陽一や小畑健などのアシスタントを務めたのち、週刊少年ジャンプにて初連載作品である『るろうに剣心』が大ヒット。『ドラゴンボール』『SLAM DUNK』『幽☆遊☆白書』の三大タイトル亡き後、発行部数で一時はマガジンに抜かれるなど、“暗黒期”と称された当時のジャンプを支える看板作品としてアニメ化され、絶大な人気を得る。
1999年の『るろうに剣心』連載終了後、2001年にガンマン漫画『GUN BLAZE WEST』を連載するが、ヒット作を出した後に2作目でコケることの多いジャンプ漫画家の例に漏れず、全3巻で打ち切りとなってしまった。
2003年から2005年まで『武装錬金』を連載。掲載順位は常に低空飛行だったが、少年漫画らしい王道展開とアクの強いキャラクターが主にネット上で人気を博す。結局連載そのものは打ち切りに終わったが、のちに赤マルジャンプにて3話に渡る完結編が掲載、さらには打ち切り後にアニメ化も果たした。
『武装錬金』の連載終了後は活動の場をジャンプスクエアに移し、2007年より2015年まで『エンバーミング -THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN-』を休載を挟みつつ連載していた。また、同誌にて2012年6月号から2013年7月号まで、『るろうに剣心』のリメイク作品『るろうに剣心-キネマ版-』を連載していた。
自画像が豚の擬人化で「和月野ブヒ朗」という名前がついていることからも明らか(?)な通り、本人は割と肥満気味の体型である。かつてジャンプ本誌は新年号において連載中の漫画家の集合写真を表紙に使っていたが、1997年を最後にそれが使われなくなったのは、自分の体型を気にしている和月が顔出しを嫌がったからだとか、作品のイメージとかけ離れた和月の外見に女性読者層が拒否反応を起こしたからだとか散々に言われていた(実際は1998年からデザイナーが変わったためである)。
アシスタントをやっていた武井宏之曰く「チューバッカの奇声みたいなあくび」をするらしい。
『武装錬金』『エンバーミング』でストーリー協力としてクレジットされている小説家の黒崎薫は妻。
『るろうに剣心』時代のアシスタントはのちにジャンプで人気作家になった者が多く、「和月組」と呼ばれており今でも定例会が行われている。和月組と呼ばれる作家に、尾田栄一郎、武井宏之、鈴木信也、いとうみきお、しんがぎん等がいる。
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最終更新:2025/12/10(水) 11:00
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