桂正和とは (カツラマサカズとは) [単語記事]

桂正和（かつら　まさかず）とは、日本の漫画家である。

概要

と、特徴が出るほどのセクシーな女性を描くことで有名な漫画家・イラストレーター。
ある意味では、若々しく見えるファンタジー的なパンツの食い込みによる尻ふとももの描写を確立した人物。

デビュー作は『転校生はヘンソウセイ！？』。その後週刊少年ジャンプ誌上にて数度の読み切りを掲載、初の連載作品となる『ウイングマン』を発表。後にテレビアニメ化されるほどのヒット作となった。その後も『電影少女』『I"s』といった作品が人気を博す。
近年では『TIGER&BUNNY』のキャラクターデザイン原案を手がけたことでも有名である。

連載作品のうち『ウイングマン』『電影少女』『D・N・A²〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜』『I"s』『ZETMAN』がアニメ化している。
『D・N・A^2』のエンディングテーマにシャ乱Qの『シングルベッド』が起用されヒットした。ちなみにオープニングテーマはブレイク前のL'Arc～en～Cielである。

ウイングマンの当初のコンセプトにヒーロー的な作風をメインを挙げていたほどに、スーパー戦隊やウルトラマンなどの特撮ものを愛好していることでも知られており、作中でパロディを出したこともある。また、ZETMANを作るきっかけになるほどのバットマン愛好家でもある。その影響は画風にも現れており、若干バタ臭いことで知られている。それもあってか、日本のみならず海外にも多くのファンが存在する。
なお、初期と現在では画力はもちろん画風自体も大きく変わっており、現在の絵柄しか知らない読者がウイングマンを読むと違和感を覚えるかもしれない。

鳥山明と親交が深く、作画担当でコラボしたこともある。「キミはトーンはりすぎ」。特にDr.スランプに受けた影響は、その後の作品でショートヘアのピンナップの軸の根幹になるほどであった。
また、鳥山と同様に鳥嶋和彦にしごかれたことでも知られている。こちら「三角関係」（ウイングマン）、前に手掛けたアイドルものの取材で体得した「リアルな人物の書き分け」と「セクシー描写」（電影少女）、「つかみどころのないキャラの追求」（I's）と様々なコンセプトの作品を手がけたことが、結果的に今の作風に繋がった。