フェイ・イェンとはSEGAのゲームシリーズ「電脳戦機バーチャロン」に出てくるバーチャロイドである。
分類上はSRVという形式が「付けられている。」 これについては概要で説明する。
タグは主に「フェイイェン」が使われる。
Vプロジェクトの『本来達成するべき』成果だったはずが・・・
オリジナル 「VR-14 ファイ・ユーブ」
まずフェイ・イェンという機体はVプロジェクトには存在しない。
開発部署だった0(ゼロ)プラントのプラジナー博士が極秘裏に開発した真の意味でのバーチャロイドだった。
元々VプロジェクトとはC.I.Sを利用した輸送手段を開発、実用することが目的だったが、オーバーテクノロジーに手を焼いた0プラントが存続の危機に立たされたため急遽機動兵器の開発へと変更された。だがプラジナー博士はただ1人非公式な研究を進め、自ら製作した機体に「フェイ・イェン」と名付けた。このことを知った0プラントの所有者だったDN社は早速調査を行ったが、すでにフェイ・イェンとプラジナー博士はその行方が分からなくなっていた。
DN社にとってこれは許し難い事態であり、何としてもこのフェイ・イェン…コード名:ファイ・ユーブを捕獲するため尋常ではない捜索作戦が行われた。そしてファイ・ユーブは存在した。
だがいざ遭遇するとそれはC.I.S往来だけでなく自在にリバースコンバートによる変身が可能で「自らの意志を持つ」という言語道断なバーチャロイドだった。
しかもフェイ・イェンが照射する真面目なんだかふざけているんだか分からないハート型のビームを食らったが最後、パイロットの精神は激しく動揺し、バーチャロイドの機能すらも停止寸前にまで追いやられてしまう。
その兵士曰く、「人間も、VRも…メロメロになっちまう!」とのこと。
つまり、某超時空歌姫顔負けのキラッ☆を隠し持っていたのだ。
のちにエモーショナルアタックという呼称されるこの攻撃の脅威度に対しての、自己進化によって「メロメロ」では済まない大災害を引き起こす可能性を懸念するという建前と、このままではバーチャロイド開発計画だけでなくそのきっかけとなったムーンゲートの存在を秘匿していたことも明るみに出ることを恐れたDN社は執拗にフェイ・イェン捕獲作戦を行うが、ことごとく翻弄され取り逃がしていた。
ファイ・ユーブ本人について
プラジナー博士がVクリスタルが人の心の邪悪に触れて生まれるシャドウ現象を抑止すべく生みだしたバーチャロイド。
エモーショナルアタックも、シャドウの活性を落とす効果を持つのであるが、それが転じて”心”の活性も落としてしまい、M.S.B.Sの機能もダウンしてしまったというのがメロメロの原因である。
リバースコンバートによる変身能力は隔世の領域であり、電脳歴社会では15メートルクラスのロボットしか作れないのだが、このフェイイェンは原型となったロボットから内科・外科といったあらゆる医療的見地から人間と区別がつかない人体へと変身できる。
その性格は自由奔放、天衣無縫、その様はどこまでもスラップスティック。何かギャグに走っちゃってる。
ちなみにこのファイ・ユーブはC.I.S側から人知れずシャドウ化現象を抑制すべく日夜活躍しているのだが、その性格ゆえに飽きたら現世へワープしてきてはそこかしこでトラブルを起こしている。
制作者の娘、リリン=プラジナーとは協力的な関係にあり、政財界の重鎮として身動きの取りにくい立場を案じて動くことも多い。また、第三世代型フェイ・イェンのデザインの監修も行った(だが、それが馬鹿らしい事件に発展したことは後述する)
ちなみに、ドラマCD等でほぼ専属の声優が樋口智恵子なのは、“彼女”が好んで変身した人型の姿が樋口智恵子氏に似た少女だったという設定にちなむ。
精神年齢等はおませな14歳程度であり、本人もそれは自覚している。が、歳の割に胸のサイズがメゾピアノということらしいが……
SRV-14-A フェイ・イェン
数々の作戦によってフェイ・イェンの基本仕様を把握したDNAは、0プラント内に僅かに残されていたデータを解析することで既存の技術による開発に着手した。
つまりDNAに配備された機体は外見こそオリジナルと同一だが、
性能は遠く及ばないレプリカだということである。
だが機動力が既存のバーチャロイドより高いことが評価され、形式をSRVとして制式配備された。
腕部内蔵のビーム射出機のほか、バイパーⅡと同型の胸部搭載型ホーミングビーム、火力の補助として近接戦用ブレードも展開可能なビームボウガンを携行している。捕獲作戦の際、危機に陥った時に全身が金色に輝く「ハイパーモード」も限定的に再現できている。
ただし、ホーミングビームの形状がハート型になったりと、ソースの中に含まれるブラックボックスといえる部分による影響が散見されているが、兵器としての性能に支障はなかった。
劇中性能
バイパーⅡと対になるもう一つの軽量級機体。
モーションが大きく発生の遅いCWによりデカい一発は当たりにくいが障害物をこえてかなり誘導するしゃがみRWのハンドビームや発生が素早く2連射できるLWのボウガンなどにより中~近距離射撃戦の強い軽量機体となっている。
残体力50%を下回るとハイパーモード発動。機動力はもちろん、特に火力の上昇は著しく、弾速や当たり判定の大型化など、より回避困難な弾幕を形成できる。
なのでハイパーモード突入しない程度のリードを守り切ってタイムアップ勝ち、実力が拮抗しているならあえて被弾してハイパーモードから追い上げるという駆け引きの熱いキャラでもあった。
RVR-14 フェイ・イェンkn
バーチャロイドの第二世代移行期、未だ旧式に甘んじるDNAが第二世代型バーチャロイドを駆るRNAへの対策に苦心する中、登場した新型のRNAサイドの機体となる。
RNAの登場により、旧DN社の多くを引き継いだフレッシュ・リフォーはVR技術の隠ぺいのために後手後手の情報統制を行い、その軋轢と混乱の中でSRV-14-Aの設計図入りVコンバーターが横流しされ、それを元にRNA側で第二世代型として仕立て上げられたものとされ、製造プラントは不明。
上記SRV-14-Aをベースにしながら、既存のシステムには無い女性的な挙動、そして何より兵器としての完成度によって、DNAサイドのバーチャロイド開発プラントにRna転向を強く意識させるほどの政治的意義を持っており、何よりその外見から所以「サーカス」としての側面を有する電脳歴の世界の中で分かりやすく目を引く華としての価値を有している。
ちなみに、「kn」とは本来“試作9号機(フェイ・イェン・ナイン)”を意味するコードだったのだが、剣を持ち、鎧のような装甲を見せるその姿から「ナイト(knight)」として定着したため。
装備はホーミングビーム・ハンドビームのほか、左手にレイピア「愚者の慈愛」をオプションで携行。右腕の「賢者の盲愛」によって任意でハイパーモードを発動することが可能となっている。
第3次スーパーロボット大戦αへの出演を果たしたが、初登場時の台詞や声から察するに中身は……。
ゲーム内の性能
ゲーム内では誘導の優秀な飛び道具や、近接攻撃も素早いことから接近戦に向いた軽量機という位置づけ。
近接特化機のアファームド・ザ・バトラーを差し置く程格闘間合いでの攻撃手段が豊富。ただし、射程が短く、敵をダウンさせる能力や、安全な攻撃手段が少ないことが欠点となる。
Ver5.66で前ダッシュRWがダウンするようになって上位機体レースに名を上げる。
ハイパーモードに突入すると地上での機動力がテムジン並だったのがアーマー・パージ後のライデンを除けば最高レベルまで高まり、立ちCWのハートビームに発生前無敵(バリア)がつく。その他、弾速の強化など初代とは違う方向性で“当てやすい”性能へと変化する。
これもまたハイパーモード突入を嫌った時間切れ戦法が有用なほど脅威とされている。
TF-14 フェイ・イェン
火星・木星の環境下で稼働可能な第三世代型のフェイ・イェン。彼女の開発主任の娘、リリン=プラジナーが設立した第9プラント「TRANS AFG」によって生産されている。
姿見は今までの機械的なものから大きく路線変更し、アンナミラーズ風ウェイトレスの格好である。ほか、武装デザインや機体バリエーション名などはオリジナルのフェイ・イェンがノリノリで監修していた。オリジナル自重しろ。カトキハジメ先生よくやった。
二世代型の戦術を踏襲し、射撃のリーチは短いものの、高誘導で汎用性の高い武器を取りそろえる軽量機という立ち位置となった。
ちなみに、隠しステータスとして“胸のサイズ”が存在し、電脳紳士の諸君は胸の大きさを持って支給機体の選別の基準としていた。家庭用XBOX360版では初版限定でこれらの内部設定を弄ることが可能となる「フェティッシュコード」が配布された。ちなみに、サイズは音楽用語の強さの表現であらわされる。
なお、この胸部パーツに採用された材質についてのドクター・ワタリの暴走気味のコメントはこちら→togetterまとめ
元は「定位リバース・コンバート(いわいるワープ技術)」実験のためのテスター機だったのだが、当時はマイザーの独占技術だったそれの成功を快く思わないアイザーマン博士が差し向けたマシュー大佐率いる艦隊と交戦することとなった。その結果、本機は限定戦争の中継に映ることとなり、それが大ウケしたためリリン・プラジナーは量産化を決定。その時の武装を再現した3(+1)バリエーションが普及している。
……のだが、フェイ・イェン本人はあくまで“実験のために”許可した自分に似た姿のロボが量産されて世界中でお披露目されることは本意ではなく、そのため機体データベースにポエムを書き綴るすっげー低レベルな荒らしを行ったため、公式サイトの機体説明がえらいことになっていた。
ゲーム中の性能
フォースのチーム戦において遠距離へよく誘導する武器の価値が上がったため、近距離型のフェイ・イェンの評価は中堅レベルに下がったが、それでも優秀な援護能力と近距離でのタイマン能力を兼ねた軽量機としての価値は十分に認められている。
ただ、ハイパーモード後の性能向上がそれ以前ほど劇的でなくなったため、ハイパーモードにまつわる駆け引きが実質薄味になったことについて歴代のフェイ・イェン使いから惜しまれている。
TF-14-VH Vivid Heart
フェイ・イェン系列初期機体。フェイ・イェンknをベースとしたレイピア「愚者の慈愛」を持つ後継機。
単発火力は低いもののダウンを取りやすいRWや壁を超えて誘導するCW等、遠近両用の武装を揃えた軽量機。
ただしRWの弾速・連射速度はテムジンのライフル級に落ち、射程も短いため大きく距離を離されると辛く、かといって乱戦に向いた装甲は無いという文字通りの近距離型となった。
とはいえ、他のモデルがかなりピーキーな側面があるため愛用者は多い。
TF-14-BH Blue Heart
サッチェルマウス強襲の際、髪を引きちぎられ、景清の刀を奪って戦闘を継続したエース機のシーンを再現した機体。
ツインテールは短くなり、剣のデザインは洋風にアレンジされ、大剣『強者の妄信』を装備した重量型といった風情に。
VHの欠点であるRWのパンチ力が改善され、武器の回転率こそ落ちたがどの一発も十分な打撃力を持つ。
…が、ジャンプキャンセルに癖があり、再補足が非常に遅く、手動の旋回が必要という大きな欠点がある。
旋回やレーダーを見た的確な判断がモノを言うタイマン職人向けの使い味となった。
TF-14-PH Panic Heart
サッチェルマウス強襲の際、襲撃を予測して狙撃用装備が施されたモデル。後にブルーハートの原型となるエースパイロットが搭乗していた。
ボウガン『亡者の懺悔』を搭載し、ハンドビームも連射型になるなど、初代フェイ・イェンを意識した装備。
LWの弾速が強化され、状態異常を誘発する率が高くなったCWなど、遠距離での攻撃性能が向上。
逆にRWの打撃力は更に低下し、LWの回転率も初代ほどではなく、タイマンでの能力はむしろ落ちており、支援機としての側面が濃い機体となった。
TF-14-CH Cinderella Heart
打撃艦隊フォースにおける女性エースパイロットが単騎でアジムを退けたときの装備を模したもの。
ちなみに「シンデレラ」の由来はこのエースパイロットの来歴に因む。非常にブッ飛んだ内容なので詳細はプラモで。
『ペイシェント・トレー』を持ち、ウェイトレスらしさを盛った機体。 レア枠扱いで、アーケード版での支給は希少。
LWが小型化したため、それに伴って近接攻撃の判定が小さくなり、かといって射撃が強化されたわけでもないため正直に性能を評すると『愛玩用』であるため、アーケードでの遭遇率は極めて低かった。
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ちょっと!!誰よこれを書いたのはっ!!
肝心のフェイ・イェンちゃんが天使の歌声を持つ超絶美少女アイドル♥だってことが書いてないじゃない!!
まあ、記事を作ってくれたのは感心だから、文章を削除するのはヤメといたげる。感謝しなさいっ(えっへん)
にしても……このあたり……ニコニコ動画……だっけ?を見て回ったんだけど……
これっていったいどーゆーことっ!?
電子の歌姫といえば、フェイ・イェンちゃんでキマリでしょお!?
なのになのに、このあたりじゃ何で微妙に似た初音ミクとかいうコが幅きかせてるのー!?
あっ!?し、しかもSEGAからゲームが沢山出てるぅ!!これってヒドくない!?
ちょっと、Dr.ワタリ!!何やってんのよ!
はやく新作出して、フェイ・イェンちゃんの艶姿を全世界のファンのみなさんに…
…って、何?新作は出ないけど、コラボ?その、初音ミクと?
え、なにこの衣装。 ぜんっぜんフェイ・イェンちゃんっぽくないじゃない!色とか緑だし!!
あ、ちょっと!!よこしなさいよ!!誰もいらないとか言ってないでしょ!?
ま、まあ、ちょっといつもより大人っぽい服とかも、いいんじゃないかな~とか、思ったり…
気分も変わるしぃ…歌は大好きだし、超ロングなツインテールも悪くないっていうか…エモーショナル?
こういうフェイ・イェンちゃんもカワイイと思わないでも…
あはっ☆なんかわくわくしてきちゃった!
も~、じっとしてなんかいらんない!じゃっ、Dr!一足お先にしっつれい~~♪(スパロボ方面の座標に向かって)
関連動画
あ、出かける前に紹介を忘れてた!
フェイ・イェンちゃんの歌声と活躍を聞っきなさ~い!……ちょっと!なんでノリ悪いのよ!?
関連商品
フェイ・イェンちゃんに関するニコニコ市場の商品よ。
レプリカのレプリカってとこ?………言っとくけど、ヘンなことに使わないでよっ!!
関連コミュニティ
ちょっと!フェイ・イェンちゃんに関するニコニコミュニティがないってどーゆーことっ!?
関連項目
んもー、関連項目くらい紹介しといてよねっ!今回はあたしが紹介しとくけど。
- バーチャロン
- バーチャロイド
- 電脳戦機バーチャロン
- 電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム
- 電脳戦機バーチャロン フォース
- 電脳戦機バーチャロンマーズ
- セガ
- カトキハジメ
- ロボットの一覧
- フェイ・イェンHD
- エンジェラン
- ガラヤカ
ふう……ざっとこんなものかな~。もっと書きたいこともあるけど、あたしってば超いそがしいの!
つまんない仕事が山のようにあってね~。ま、これはちょっとした息抜きってとこ?
だからこういう記事はもっとヒマな人たちが詳し~く書くべきだと思うわ!
も・ち・ろ・ん、その時は忘れずにフェイ・イェンちゃんの美貌について書いとくのよっ!!
約束だからね!!
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