フレームアームズ・ガールとは、コトブキヤ オリジナルロボットコンテンツ「フレームアームズ」の各機体(一部除く)を“美少女化”したスピンアウトシリーズである。略称はFAガール、ガール、フレガなど。
アニメ作品の詳細はフレームアームズ・ガール(アニメ)を参照。
概要
轟雷などのFAのメカデザイナーを務める柳瀬敬之氏の同人誌において、ゲストとして描かれた島田フミカネ氏のイラストが原案になっている。
プラモデルとしての特徴はコトブキヤがこれまでフレームアームズやホイホイさん、KOS-MOS等で培った技術を結集した、これまでになかった美少女プラモデルと言う立ち位置である。しばらくは柳瀬敬之と島田フミカネのコンビのデザインで展開してきたが、本家フレズヴェルクを担当した木下ともたけと駒都えーじを迎えてフレズヴェルクのガール化が発表され、デザイナー間の垣根を超えた展開が行われることとなった。
主原料はポリスチレン(PS樹脂)、ABS樹脂、PC、PVC(非フタル酸)等、迅雷以降歯車等に用いられる事が多い高耐久なPOM樹脂製のパーツも一部に使われるようになった。
サイズは全長15cmほど。 ガンプラHG 1/144スケールや可動フィギュアのfigmaよりちょっと大きめの1/10スケールくらいだろうか。公式では商品同様フィギュアサイズだとか本家と同じサイズだとか、ぶっちゃけユーザーの好きな解釈でどうぞということらしい。すーぱーふみなよりは小さく、武装神姫より頭一つ分程大きい。
価格は3000~9500円くらい(限定品含む)。コトブキヤのプラモデルとしても、同サイズのフィギュアとしても適正な値段といえるだろう。家電量販店などで買えばよりリーズナブルである。店頭で買えれば、の話であるが。
作成難易度も高いわけではなく、本家FA同様に、ガンプラなどのプラモデルを作った経験のある人なら問題なく作ることができる。
もちろん説明書通りにしっかり作れば初心者でもかわいく作成できる。フィギュアは好きだけどプラモデル作ったことないし...という人にもぜひ手に取って作ってみてほしい。塗装せずとも成型色だけで色をまかなっている。もっとも補えない部分もあるので、普通のプラモデル同様に部分塗装や全塗装して完成度を高めるのもいいだろう。豊富なデカールも付属する。
接着剤も基本的には不要だが、工具は最低限用意することが望ましい。
フェイスはほとんどの場合3パターン付属し、figmaのように差し替えで表情を変えることができる。表情はタンポ印刷であり塗装する必要はないが、塗装派向けに瞳のデカールも付属する。店舗購入特典やキットのボーナスパーツとして塗装用ののっぺらぼうなフェイスや絶望目等の瞳のデカールが付属する場合もある。
手首パーツは各種表情が両手分付属する。PVC(非フタル酸)製の粘性のあるパーツであり、キットに付属する武器はもちろん、本家FAの武器やモデリングサポートグッズも掴むことができる。また、ミニチュア銃器のリトルアーモリーがちょうどフィットするサイズであり、実際にコラボした商品も発売された。
また、本家同様の3mm穴が背中や肩、ふくらはぎ等各所に設置され、FAのパーツやエクステンドアームズ、モデリングサポートグッズなどを接続可能、と言うよりぶっちゃけ軸の径さえ合えばガンプラだろうがゾイドだろうが接続できる。逆もまたしかり。
余談にはなるが、轟雷、スティレット、アーキテクト、迅雷はパッケージイラスト再現用パーツがそれぞれに付属しており、大体可動有りの手足をユーザーが好んで使用するためか、凄まじく余る、実際余る。
プラモデルラインナップ(内はバリエーションキット)
ラインナップは随時追加予定、詳しくはページ下部の編集履歴の日付情報時点での情報になります。
※印はコトブキヤショップ限定なので現在入手できない可能性が高い(中古屋を回れば見つかるかも知れないが、軒並み高額になっている)
また、ラインナップを重ねるごとに大きな改良(スカートの可動化や股関節の可動範囲拡大など)が加えられていくのも特徴。雑誌インタビューによれば、轟雷開発の時点でコトブキヤとしてできることは全て詰め込んだものの、コストや本当に売れるのかといった問題によりやり残したことが多く、売れ行きによってはシリーズ化すら危うかったらしい。確かに轟雷のランナー構成をみるかぎり金型流用前提だったとは言いがたく、ラインナップが少ないシリーズになる可能性も大きかったと推測できる。実際は轟雷が飛ぶように売れ、スティレット、マテリアも同様に好成績を残したおかげでシリーズ化し、轟雷でできなかったことを徐々に反映しているという。
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轟雷(無印/Monotone Form.Ver※/Craftsman Ship Form※/Type 10.Ver With リトルアーモリー)
- 記念すべき第1作目のFAガール。第1作目ながらも高い完成度を誇る。今のFAガールの知名度の8割は轟雷のおかげといっても過言ではないだろう。それくらい完成度が高く、売れ、再販された。
- 残念ながら装甲を剥いで完全な人間のような状態にはできないが、左腕と左足には差し替えパーツが用意されており、パッケージイラストを再現できる。
- パッケージイラストのパンツインナーは薄茶色の縞模様。デカールで再現できる。
- 付属フェイスパーツは正面、右向き、左向きの3種類。
- 髪型はショート。髪色は薄い黄(無印)
- 付属武器は ナイフ, 背部キャノン、バズーカ、日本刀二振り(Type 10.Ver With リトルアーモリー)、89式5.56mm小銃(Type 10.Ver With リトルアーモリー)。
- この轟雷に限らずFAガールは人型という都合上接地性があまり良いとは言えないが、轟雷はふくらはぎにある本家譲りの無限軌道を展開することで接地性を大幅に高めることができる。
- 本家FA轟雷は10式戦車モチーフであり、Type 10.Ver With リトルアーモリーはそれを再度組み込む形で商品化したもの。パンツァー・フォー!
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スティレット(無印/Blue Impulse With たまごひこーき※/AIS)
- ガール部分は轟雷とほぼ共通だが、スカートにヒンジによる可動が追加されひらめくようなポージングが可能となった。パッケージイラスト再現も健在。
- フェイスパーツは轟雷同様の3種類に加え、叫び顔が追加された計4種類。
- 髪型はうなじのあたりで分けた長めのツインテールで、付け根にボールジョイントがあり表情が付けられる。髪色は水色(無印)
- 武器は ガトリングガン、ハンドミサイル、日本刀二振り、轟雷で触れたとおり、Eランナーに含まれるナイフ。
- 脚部の車輪を展開することで、轟雷同様に接地性を高めることができる。また、空戦型モチーフなためか台座が付属する。
- 説明書には鳥山とりを氏によるハセガワ製「1/72 F-14A トムキャット”大西洋空母空団”」とのミキシング作例が掲載されている。眼帯やフック上の義手を取り付けた海賊のような作例と共にミキシングのいろはが記載されているので参考にするのもよいだろう。
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マテリア(White.ver/Normal.ver/Brown skin Append.ver※)
- ついに登場した装甲なしのインナー状態。80%くらい新規パーツであり、特に腰、臀部、股関節、太腿はあらたな可動構造を採用しており、装甲がないことも重なってプラモデルとは思えないくらいの可動域を誇る。この可動域はかつての武装神姫を彷彿とさせる。(後にメガミデバイス≒マシニーカ素体が出た為、分岐はしたが
- 股間装甲が轟雷、スティレット等に比べ更に薄くなり、もはやCストリング(詳しくは調べてね!)である。
- フェイスパーツは笑い顔正面向き、笑い顔右向き、笑い顔左向きの3種類。装甲がないからか柔らかな表情がかわいらしい。
- 髪型はやわらかめのショート。髪色は薄い水色(Normal)
- 手首パーツにジョイントが追加され、角度をつけた持ち方やスナップを利かせたりできるようになった。
- 武器は一切付属しないので、物足りない人は他FAガールやモデリングサポートグッズを用意するとよい。説明書の作例でもそのような写真が多い。反面、ドール素体としては着せ替えしやすいのかもしれない。
- 上腕や太腿に3mm穴を追加できる差し替えパーツが付属。
- 武器や装甲がないため値段が安い。運が本当に良ければ2000円代で買えることもある。
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アーキテクト(無印/Off White.ver/Gun Metallic.ver※)
- FAの中の人であるアーキテクト TYPE01もガールに。いままでマテリアがアーキテクトに該当すると考えており驚いたユーザーもいたとか。
- 肌色部分はやはり轟雷と共通だが、一見轟雷と同じに見えるインナーも腰部分の色分けやスカートの可動化などスティレットやマテリアからフィードバックされている。
- トラさんやウサギさん、クマさんのかわいいデカールが付属。どこに貼るかは...わかるよね。
- フェイスパーツは正面向き、右向き、照れ顔左向きの3種類。他FAガールと異なりジト目がちな釣り目なのが特徴。また、頬紅の塗装が追加されよりかわいくなっている。
- 瞳デカールは青と赤の二種類が用意されており、オッドアイにしたりもできる。
- 髪型は上腕にかかるくらいの長さのロング。うなじのあたりで二分割されており、やはり表情付けが可能。髪色は白。
- 武器は インパクトナックル、インパクトエッジ、パイルバンカーがそれぞれ2セットずつ、ナイフ。
- やはりモデリングサポートグッズの色替えで、スプリングアクションで伸縮するギミックを持つ。
- FAの素体であるアーキテクト TYPE01を意識してか他FAガールより3mm穴の数が多く、パーツ接続用のアタッチメントが付属する。
- スティレット同様の台座が付属。
- 2018年4月発売のオフホワイトVerはMSGが付かなくなった代わりに肩周りが後述のイノセンティアと同じ仕様になり、本家アーキテクトのすねを接続するためのアタッチメントが追加された。
- 2018年6月発売のガンメタリックVerでは、オフホワイトVerの仕様に加えてクリアパーツで成形された赤と緑の2種類の髪パーツが付属する。
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迅雷(無印/Fresh skin Limbs Append※/Indigo.ver)
- 島田フミカネ先生作例の迅雷がまさかのFAガール化。なお元になった迅雷はあくまで作例のため商品化していない。
- 構造はマテリアとアーキテクトのハイブリッドであり可動域が恐ろしく広い。
- 一見すると装甲は轟雷の使いまわしに見えるが轟雷のものは一切使用していない。
- デカールは漢字のものが多く収録されている。
- Indigo.verは忍者を意識しているのか、和風なアクセサリーや武装が付属する(後述)。
- フェイスは正面、右向き、左向き、叫び顔の4種類。
- 髪型は長いポニーテール、短いポニーテール(Indigo)。髪色はブロンド(無印)、薄い紫(Indigo)。また髪型は轟雷ランナー+新規ランナーの構成のため轟雷同様のショートカットにもできる。
- 武器は新規造形の背部キャノン、ナイフ、剣(無印)、ブーメラン(無印)、小鎌(無印)、ククリナイフ×2(無印)、マチェット(Indigo)、侍ソード(Indigo)、手裏剣{サイズ大中小それぞれ2つ、成型色はガンメタリックとクリアイエローの2セット計12枚付属}(Indigo)、クナイ×3、その他ナイフ6種類。
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バーゼラルド(無印/LIMITED COLOR HJ.Ver/アニメ版)
- 9割以上新規パーツ。ほぼ完全新規といっても過言ではない。
- 本体はさながらバニーガールのようであり、無印は特に白い装甲とタイツのコントラストが美しい。
- 新規パーツにともない本体構造も一新。
- 脚部は素体のタイツ状態と装甲状態をまるごと差し替えて換装する。
- 背部にFAバーゼラルドを模した巨大なサブアーム付きの背部フレームを装備することが特徴。華奢な女の子と巨大なロボ腕というギャップの外観は他FAガールにないインパクトがある。他のFAガールにも装備できる。
- フェイスパーツは通常顔正面、通常顔右向き、叫び顔正面、叫び顔左向きの4種類にタンポなし(所謂のっぺらぼう)を加えた5種類。
- アーキテクト同様、瞳デカールは青と赤の二種類。動物デカールも同様のものが付属。
- 髪型はアーキテクト同様の上腕にかかるくらいの長さのロングだがこちらは二分割されておらず、うなじあたりにジョイントが一つのみである。髪色は金髪(無印)。
- おでこのウサ耳アンテナは差し替えで角度を調整できる。
- 武器はセグメントライフル×4、マシンガン腕×1、クローアーム×1。ライフル2丁の間にスラスター上のパーツを挟むことでスラストアーマーになり、ジョイントを介してサブアーム両肩に装着できる。
- スティレットより更に取り付け部分が進化した台座が付属。
- 2017年2月28日に発売となったLIMITED COLOR HJ.Verでは、予備パーツと称して「全パーツが付いたDランナー(顔や肩等、本来の肌色パーツ分)」や「POM関節ランナー」他幾つかのランナーが追加で付属している。
- アニメ「フレームアームズ・ガール」Blu-ray三巻に付属するアニメ版では、カラーとフェイスパーツがアニメ仕様となっている。流石にキットの身長は変わってないので、体型の違うアニメ仕様を完全再現するには工作が必要となる。「ちょっとずつ切って縮めるんだー らくしょーだねっ!」
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フレズヴェルク(無印/Clear Parts Append.Ver※/フレームアームズ・ガール&ラピッドレイダーセット)
- FA可変機の代表格が、デザイナー変更に合わせて完全新規で登場。
- 一瞬呑まれるほどのパーツ量。轟雷がランナー15枚(複数枚あるランナーも含めて。ただしPCは除く)だったのに対し、フレズヴェルクは24枚にも上る。説明書も轟雷12pに対しフレズヴェルク22p。頑張りすぎだ。
- 新規パーツにともない構造も一新。腰がボールジョイントと二軸ジョイントの組み合わせになり可動域が向上。股関節はバーゼラルドのへの字タイプにマテリアのスライド式を追加したような構造。首は根元が前後にスイングするようになった。
- 本家フレズヴェルク同様にクリアパーツが盛りだくさんの非常にきれいなデザインを再現している。
- 本体は紺色のスク水(無印)。背面はU字型の旧スクで、前垂れとか縫い目までモールドされているコダワリの仕上がり。もちろん腰やヒップのシワまで完璧である。さすが変態企業。
- 素体⇔武装はバーゼラルドやメガミデバイス同様に手足やおっぱいを丸ごと替える構造。ランナーが多い理由その1。
- フェイスは通常顔右向き、通常顔左向き、叫び顔正面の3種類に加え、塗装用のっぺらぼうフェイスも付属。
- 髪は水色のショート(無印)。本家を模したバイザーが綺麗。
- バーゼラルドに続きこちらもFAを模した背部ユニットを装備する。ランナーが多い理由その2。?
- 武装は ベリルショット・ランチャー×2、ブレードダガー×2、キャノン。ともにFAガールに合わせてダウンサイジングしたもの。
- さすがに重量があるからか、今回はコトブキヤユーザーにはおなじみの正六角形タイプの台座が付属する。
- 説明書作例ではさらに本家フレズヴェルクと合体させている。兄と妹が合わさり最強に見える。というかもはガールいらなくねとか言ってはいけない。そこには計り知れないロマンがある。
- 2018年8月発売のフレームアームズ・ガール&ラピッドレイダーセット(フレズヴェルグVer)はライダースーツをイメージした赤いフレズヴェルクとギガンティックアームズのラピッドレイダーのセット商品。
- フェイスは笑顔、ニヤリ顔、ウインク顔、ダメージ顔が付属。
- 一部パーツが足りないため武装は完全には組めないが、それでも大半のランナーが付属している。
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フレズヴェルク=アーテル(無印/Clear Parts Append.Ver※)
- 2017年6月発売のフレズヴェルクのバリエーションキット、ClearPartsAppendは翌7月発売。
- 本家同様、ベリルスマッシャーが付属、腕部にはその重量を支えるための新規パーツが見られる。
- 無印、ClearPartsAppend共に付属するクリアブルーのパーツには本家FAのバルチャーの特典だった「エナジーウィング」に使われていた物と同じ「偏光メッキ」が使われている。しかもこの偏光メッキパーツはそれ専用に金型を用意したとの事、頭おかしい・・・。
- なお、しれっと更に最大価格を更新した。なお、後にルフスに抜かれた※無印が7,344 円、ClearPartsAppendが8,424 円
- こちらにもフレズヴェルク同様「MB-42R フライングベースR」が付属する。
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イノセンティア(無印/Blue.Ver)
- マテリアのアップデート版として開発されたFAガール
- 主に胸部、手足回りのアップデートとなるイノセンティアでは、新規胸部構造を採用しており両腕をクロスするポーズなど、肩回りの可動が大幅に良くなっている。(ちなみに後から肩をはめ込むと言った工作を行う必要もなくなった
- 髪型は多彩なオプションが付属し、ショートカット及びツインテールを基本とし、ケモ耳やメカ耳、髪飾りなど組み合わせだけでもかなり遊べる。
- 付属フェイスパーツは通常正面、通常左向き、笑顔右向きの3種類。
- 付属パーツは新規金型の肌色手足及びシボ加工が施された黒色成形のマテリア手足、そしてドール衣装用の長めの首パーツと足先パーツ(使用例がコトブキヤのHPで掲載)
- なお、FAガールでは初となる、他の轟雷タイプの胸部を使っているFAガール全部に取付可能な胸部(おっぱい)パーツが付属する。(ばるんばるんやで
- 2017年4月11日に充電くんの案内とともに、後日予約開始という紹介を合わせて、Blue.Verが発表された。新規フェイスパーツが一つ入るようだ。
- デザイナーである島田フミカネ氏のツイートによると、胸パーツが完成見本の黒に加え、未塗装・白のパーツが余分についているので、お手持ちの轟雷系素体に移植可能。豪勢!との事、流石である。
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フレズヴェルク=ルフス(マスターファイルBOX)
- 2017年12月発売のフレズヴェルクのバリエーションキット。
- 本家同様、ベリルショットライフルが付属、腕部にはその重量を支えるため、アーテルとは異なる保持用サブアームが付属する。
- キットの他、パッケージイラストを使用したクリアファイルがコトブキヤオンラインショップ限定特典として付属する。
- ブックレットやオリジナルデカール、褐色肌色整形のスク水パーツと手足の本来グレーで整形されてた部分のランナーが付属。
- 書籍内容はデザイナーによるフレズヴェルク、及びルフスの開発デザインやイラスト、CGグラビア、カラバリ、機体性能解説、ルフスコーションマーク等
- こちらにもフレズヴェルク同様「MB-42R フライングベースR」が付属する。
- もはや恒例の最大価格更新である、税込み9504円(コトブキヤオンラインショップ表示価格)
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マガツキ(無印)
キューポッシュラインナップ
初期の混乱、そしてFAガールの歩み
轟雷は予約開始当初は余裕があったものの、店舗販売分が早々に捌けてしまい、「おい売ってねーぞ!?どーなってるんだこれ!?」という事態に、スティレット発売以降、ちょくちょく再販はされているが油断すればいつの間にか消えている。(出会ったその時が、買い時だ。
轟雷に続いて、スティレットも後述の通りかなりの数が生産されたが、それでもシリーズ期待値が高かったのか、第一陣は轟雷程ではなかったにしろ、かなりのスピードで捌けていった。
そのあまりの売れっぷりに、後にコトブキヤTwitterは「轟雷で普段の5倍、スティレットは更にその倍を生産したのですが・・・」と驚きを隠せなかった様子。
また、轟雷、スティレットが2015年のAmazonホビーランキングを掻っ攫ったのは上記の生産数から予想に容易い。
同年7月25日、ワンダーフェスティバル2015夏にて、「轟雷 Monotone Form.ver」が発売、付属品の豪華さから注目を集め、翌日に同年12月発売分の予約が開始されたが、初回轟雷を逃した難民も予約ラッシュに加わり足早に予約分が埋まった。(最初某所で画像が出た時はニセモノか?とも言われたかわいそうな子
更に10月に、マテリア系3体(内1体は褐色ランナーと該当塗装済みパーツが付属する限定版)が予約を開始、当初は「Brown skin Append.ver」よりも先に「White.ver」や「Normal.ver」が売り切れていた。(何故だ
11月には、第三弾の「アーキテクト」が予約をスタート、特にすぐ売り切れた等の情報は筆者には届いていないが、やっぱり予約開始当日、サーバーが堕ちた。予約戦争怖い
翌年2016年2月に予約がスタートした「迅雷 Fresh skin Limbs Append.ver」は当日の四半日も立たないうちに予約が埋まり、異例の発売前の再販決定が発表された。
それらに付属する肌色手足はマテリアの成型色変更品かと思われたが、初回発送分はつや消しを吹いてある都合嵌合がよろしくなく、これを受けてなんと再販分の肌色手足は「シボ加工した金型を新たに用意して生産した物」となった。更に、6月発売分の購入分には上記の新金型手足を無償注文できるハガキと、お詫びの文書が入っており、これを規定日までに発送することで、6月発売分の購入者も、シボ加工金型で作られた肌色手足が入手できた。さすが変態企業である。
余談ではあるが、この時「スティレット Blue Impulse with たまごひこーき」も予約が行われている、迅雷ほどではなく、結構長い間予約ができた。
4月に「バーゼラルド」と「バーゼラルド LIMITEDCOLOR HJ.Ver」が予約を開始、ここでも開始当日、特に予約開始時刻にサーバーが落ちるほどアクセスが集中した。
5月には予告されていた「迅雷 Indhigo.ver」や「轟雷 Craftsman Ship Form.ver」が予約をスタート、特にindhigo.Verは前述の迅雷とは違う武器と、2色のスリケンが付属するゴウカケンランな仕様に魅了された人も多くかった模様。
6月には「轟雷 Type 10.ver with リトルアーモリー」が予約を開始、なんだかんだ、この時点で4種類目のバリエーションである。(BD特典で5種類目のバリエ、元ネタ同様バリエが多くなる宿命なのか・・・
9月にはバーゼラルドに続き、新型素体を搭載した「フレズヴェルク」及び「フレズヴェルク Clear Parts Append.ver」が予約をスタート、流石にサーバーも強化されたのか、サーバーが落ちる事はなかった。
2016年後半にはそれまでに見られたような、予約の瞬殺はなくなり、落ち着きを見せたかに思われたが、10月のイノセンティアの予約の際にまたも二次生産分の予約が行われるほど予約が殺到した。皆肌色手足好きねぇ・・・。
そして11月には「アニメ フレームアームズ・ガール Blu-ray Disc①~④」及びドラマCDが予約を開始、特典プラモデル生産の都合、PVの映像以外には映像が出ていないにも関わらずのBDの予約スタートとなった。
翌年2017年1月末に「フレズヴェルク」のバリエキットである「アーテル」が予約開始、「フレズヴェルク」同様「Clear parts Append.ver」も予約開始、それぞれ6月、7月予定である。
2月5日にアマゾンにて、轟雷×4、スティレット×4、アーキテクト×4、バーゼラルド×4、迅雷Indigo.ver×4、マテリア白黒×2ずつ、計24体、定価122,256円という頭のおかしいアソートセットが予約を開始、既存フレガのオーナーたちの度肝を抜いた、というか抜かれた。(市場に出ていなかった為、こちらを参照→Amazon商品ページへ
※どうやらアマゾンが店舗向けのセット商品をそのまま出しているようだ(驚いたという事実には変わりないが。
2月19日のワンダーフェスティバル2017冬にて、FAガールグライフェン、クロスフレーム・ガールとしてガオガイガー及びFAガールシルフィー(DtA第一弾)が発表され、FAガール白虎のサンプルも展示された。
FAガールとして扱って良いのかはわからないが、漫画版等で充電スタンド等の役割を果たしている謎メカもサンプルが展示された。(のちに充電くん、という名前が判明した)
4月3日、いよいよアニメ本編が放送開始、またラジオも4月5日の放送でなんと毎週更新すると発表があった。
同11日、まさかの充電くんの予約がスタート、それと同時にイノセンティアのBlue.verを準備中との発表があった。
おおよそアニメに準拠した仕様で、セッション直前のアーマーを取り付けた状態のみ再現不可との事
5月16日前後にフレズヴェルク・ルフスが書籍同梱で予約開始、なんと褐色肌色整形の水着パーツや膝周りのランナーが追加パーツとして入っている。最大価格も更新
・・・一応補足しておくと、コトブキヤショップで予約すると専用の特典パーツが貰えることが多く、量販店でよくある値引きは無いものの「店舗買いしようと思ったら即完売かよぉ!?」と涙する可能性は格段に下がる為、ちゃんと予約をしよう。ただし、事前人気と注目度が高い特典パーツ付モデルに関しては予約受付開始日にコトブキヤの通販ページにアクセスが殺到しサーバーがパンク状態になってしまい⇒ようやくログイン出来ても売り切れだった事件もあるので事前の情報収集はキチンとしておこう。
地域によって限定されてしまうがコトブキヤのアンテナショップの店頭で直接予約すれば確実に手に入る(無論予約上限に到達したら店舗でも終了になってしまうのでお早めに)
予約や売り切れなどの話題から手に入りづらそうな印象を受けがちだが、実はかなり再販が行われている部類である。余談だがFAをはじめとしたキャラクタープラモデルはマイナーがちでかつ一般人から見ると値段が高く感じ易く、コトブキヤに限らずメーカーから再販されることが中々ない、静岡の某社とか某社が頭おかしい生産力を持っているだけである(むしろ会社規模からしたら無茶苦茶頑張ってるので無理させちゃダメヨ)
コトブキヤショップ限定キットはよく初回限定特典付きで発売するが、売れ行き次第では生産そのものが初回限定になることもままあったりする。本家FAでも泣きを見ている人が多く、転売からの購入や果てのないショップ巡礼の旅に出たりするハメになる。FAガールに限らずプラモデル・フィギュアはどうしても欲しいなら予約をするか、見つけた時に迷わず買うことをお勧めする。
美少女ホビーとしてのFAガール
いまや文字通りコトブキヤの看板娘となったFAガール。ユーザーやモデラー、ホビー系メディアでの扱いはどうだろうか。
日本を代表するホビーメーカーであるコトブキヤが満を持して送り出したコンテンツなだけあり、ホビー誌やホビーサイトでは何度も特集が組まれたり、表紙を飾ることもあった。作例は今までのFA同様の改造や塗装、電飾などプラモデルとしての扱いが多いが、あえてフィギュアとしてプロポーション変更やかわいらしくなるような改造を施すといった特集も組まれた。普段汚し塗装ばかりで女の子の扱い方がわからないというモデラーには非常に役に立つ興味深い特集である。中々知る機会のなかった細かい技術の宝庫でもある。まさかプラモデルに化粧を施したり採寸して服を仕立てる日が来るとは夢にも思わなかっただろう。
余談だが「ばくおん!」放送時はバイク模型特集が組まれ、それに合わせる形でFAガールもライダー仕様にしてバイクに乗せるという作例もあった。
時折コトブキヤ主催のコンテストや、その他ホビーショップなどでオンリーのイベントがあったりするので、腕に覚えのあるモデラーは参加するもよし、そうでなくとも見るだけでモデラーたちの、コトブキヤにも負けず劣らずの高い技術を目の当たりにできるだろう。
昨今の人気からか、月刊ホビージャパン2016年11月号にて、ガンダムや大手フィギュア等の強者を押し退けてFAガールが表紙を飾るという、滅多に見ることが出来ないサプライズ、同号作例掲載数は脅威の7点で、ボリュームはバッチリである。(なお作例で読者が見たい所が見れないのはいつも通りのHJ
よくある改造例では、ミキシング、カラー変更、サポートメカ作成、MS少女化など。電撃ホビーウェブに掲載されたバーゼラルドの電飾作例は一見の価値ありである。
他にも、本家FAのバリエーション機(ウェアウルフなど)を再現したりする傾向にある。かわいいコスチュームやアクセサリーを作るドール的な改造もあり、コトブキヤのホームページにてキューポッシュでの提携先であるアゾンインターナショナルのドール服等と組み合わせる特集が組まれている。
現時点での最新作であるイノセンティアは当初からドール服との親和性を設計に盛り込んだパーツが同梱されており、1/12のドール服やアクセサリーがしっかり身に着けられる様になっている。最近は小物系のガチャや食玩が充実しているので合わせるのも良いだろう。
現在放送中のアニメ版を参考に、普段の生活用品と組みあわせた日常風景を再現するのも選択肢に入るのではないだろうか。他にもジオラマやあえて可動を殺したオブジェのような作例も見られる。
元になったイラストを忠実に再現しているがその分大変お淑やかなので、しかるべきところに愛情補正をされる方もプロアマ問わず多い。肌を褐色にした娘もよく見かける。人の好みってわかりやすいね。
メディアミックス
- コミック
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フレームアームズ・ガール(アニメ)
- 本家より先にTVアニメ化が発表されている。特典プラモデル生産の都合から既にコトブキヤショップ、きゃにめにおいて予約が行われており、それぞれ特典が異なる。PVを見る限り、アニメ版でのFAガールはキット同様の大きさである。
- キャスト
轟雷・・・佳穂成美
スティレット・・・綾瀬有
バーゼラルド・・・長江里加
源内あお・・・日笠陽子
マテリア シロ/クロ・・・山崎エリィ
アーキテクト・・・山村響
迅雷・・・樺山ミナミ
フレズヴェルク・・・阿部里果 - OPテーマ 「Tiny Tiny」
歌:村川梨衣 作詞:坂井竜二 作曲・編曲:神前暁 - EDテーマ 「FULLSCRACH LOVE」
歌:FAガールズ 作詞:三重野瞳 作曲・編曲:広川恵一
- 上記に合わせ、ドラマCDも予約が開始されている。コトブキヤショップ特典は「特製デカール」(そこ、豪華な梱包材とか言わない)
- なんとWEBラジオの放送が決定した。2017年1月25日(水)より響ラジオステーションにて放送開始。
パーソナリティは佳穂成美、綾瀬有、長江里加。
公式サイトへは下記外部リンクを参照。 - 小説
フレームアームズ・ガール かわいいってどういうこと?
著者:手島史詞
カバーイラスト :島田フミカネ
原作:コトブキヤ
監修協力:赤尾でこ
口絵・挿絵イラスト:株式会社ゼクシズ
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関連項目
外部リンク
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