「パワーレンジャー・ダイノサンダー」とは以下の事柄を表す。
曖昧さ回避
- パワーレンジャーシリーズの第10作目。『爆竜戦隊アバレンジャー』を原作とする。
- 『爆竜戦隊アバレンジャー』の韓国における題名。
当記事では1について記述する。
『パワーレンジャー・ダイノサンダー』(Power Rangers Dino Thunder)とは、アメリカ合衆国の特撮テレビドラマ。日本のスーパー戦隊シリーズをアメリカでリメイクした。パワーレンジャーシリーズの第12シーズンにして10作目の作品。略称は「PRDT」。
2004年2月14日から同年11月20日までABCファミリーの放送枠「JETIX」でも放送された。同時期にABC放送の放送枠「ABCキッズ」で放送され、トゥーン・ディズニーの「JETIX」でも放送。
カナダではファミリーチャネルの放送枠「パワーボックス」で放送。イギリスではJETIXチャンネルで放送。日本では放送されていない。
あらすじ
かつてパワーレンジャーだったトミー・オリバー。彼はメゾゴグ率いるミュータント軍団から地球を守る為、新たなパワーレンジャーとなる若者を選び出した。
概要
『爆竜戦隊アバレンジャー』をアメリカでリメイクした作品。
初代グリーンレンジャーにして歴代トップの人気キャラクター、トミー・オリバーがブラックとして再登場。
しかし、トミー役のジェイソン・デビッド・フランクが個人的な事情で撮影を休まなければならなくなり、
第15話から26話までは声のみの出演となった。
そして、第19話ではコナー達がテレビで『爆竜戦隊アバレンジャー』（パワーレンジャーを基に日本で製作した番組と言う設定になっている）を視聴するという珍エピソードが放送された。
第4話『Legacy Of Power』はシリーズ通算500話を記念した総集編エピソードである。
登場人物
パワーレンジャー
コナー・マクナイト/レッドダイノレンジャー
パワーレンジャーのリーダー。リーフサイド高校のサッカー選手。ダイノジェムにより高速移動の能力を与えられた。
弟は『パワーレンジャー・ニンジャストーム』に登場したエリック・マクナイト。
イーサン・ジェームズ/ブルーダイノレンジャー
コンピュータが趣味で暇さえあればパソコンをいじっている。ダイノジェムにより腕を鋼鉄のように硬くできる。
キラ・フォード/イエローダイノレンジャー
ロック歌手になることを夢見ている少女。ダイノジェムにより超音波を放つ能力を得た。
トーマス"トミー"オリバー/ブラックダイノレンジャー
通称はドクター・オー。『パワーレンジャー』のグリーレンジャーなどを務めた伝説のパワーレンジャー。
エンジェルグローブ高校卒業後にマサチューセッツ工科大学に進み、考古学者となっていた。
現在の職業はコナーたちが通うリーフサイド高校の新任理化教師。ダイノジェムにより肉体を透明にすることが出来る。
服装は常に長袖を着ている（役者の腕に大きなタトゥーがあるのを隠す為）。
トレント・フェルナンデス/ホワイトダイノレンジャー
メゾゴクに寄生されているアントン・マーサー博士の義理の息子。
コナー達の同級生で喫茶店「サイバースペース」でウェイターの仕事をしている。
奇妙な行動を繰り返している義父に疑問を抱き、調べていたが、メソゴグにより操られ、悪のホワイトレンジャーにされてしまい、パワーレンジャーと敵対するが、悪の心と分離したことにより仲間となる。
パワーレンジャーの協力者
ヘイリー・ジクター
喫茶店「サイバースペース」のチーフマネージャー。トミーと同じくマサチューセッツ工科大学の卒業生。
パワーレンジャーを技術面でサポートする。
パワーレンジャー・ニンジャストーム
前作のパワーレンジャー。第31・32話で共闘する。
一般人
アントン・マーサー博士
トレントの義父の遺伝子学者。トミーとはかつて仕事のパートナーだった。
遺伝子の研究をしていたが、実験中の事故から誕生したメソゴグに肉体を乗っ取られた、時折り元の人格に戻る。
キャシディー・カール・コーネル
リーフサイド高校のテレビ局のリポーター。自己中心的な性格のコメディリリーフ。
デヴィン・デル・ヴァール
リーフサイド高校テレビ局のリポーター。キャンディーのパートナーで彼女のためならなんでもする。
ミュータント軍団
メソゴグ
ミュータント軍団の首領である恐竜人間。アントン・マーサーに寄生している。
地球を恐竜の星に変えようと企む。
エルザ
メソゴグに従う女サイボーグ。冷酷な性格。
表の顔はリーフサイド高校の教頭で、生徒からは「学校の前は刑務所にいた」などと噂され、恐れられている。
ゼルトラックス
トミーの科学者時代の同僚、テレンス・スミスがメソゴグによってサイボーグにされた姿。
悪のホワイトレンジャー
トレントから分離した悪の心を元にゼルトラックスが作りだした。
ティラノ・ドローン
トミーとアントン博士が過去に恐竜のDNAをもとに作り出した人造生物をメソゴグが戦闘員として利用している。
トリプトイド
ゲームに登場するキャラクターが実体化したもので、白と黒の二色に分かれている。
忍者軍団
第31・32話に登場。『パワーレンジャー・ニンジャストーム』に登場した悪の軍団。
ローソー
忍者軍団の長。前作で地底に封印されていたが、工事の影響で復活。
パワーレンジャーの装備
ダイノモーファー
レッド・ブルー・イエローレンジャーのブレスレッド型の変身アイテム。
「Dino Thunder, Power Up!」と叫んだ後、ボタンを押して変身する。
ブラキオモーフォー
ブラックレンジャーの変身ブレス。
「Dino Thunder, Power Up!」と叫んだ後、キーを差し込んで変身する。
ドラゴモーファー
ホワイトレンジャーの変身ブレス。
「White Ranger, Dino Power!」と叫んだ後、ボタンを押して変身する。
サンダーマックスブレード
パワーレンジャーの標準である剣。光線銃であるレーザモードに変形する。
スーパーダイノモード
ダイノジェムのパワーでパワーレンジャーがパワーアップした形態。角や爪などが生える。
悪のホワイトレンジャーも変身可能。
ラプターライダー
トミーの研究室にあった卵から生まれた恐竜型の人造生物。
ラプターサイクル
ヘイリーが開発したパワーレンジャー用のバイク。ビーム砲を備える。
ダイノATV
メゾゴッグが開発したバギーカー。トレントが悪に操られていた際に授けられた。
もう1台作られており、こちらはトミーが奪って専用車とした。
ホバークラフトサイクル
ブルーレンジャー用のバイク。ホバー走行で水上を走り、空も飛ぶ。
トライアシックレンジャー
ブルーとイエローのパワーを注ぎ込むことでレッドレンジャーがパワーアップした姿。
シールド・オブ・トライアンフ
トミーとトレントが発見した盾。トライアシックレンジャーの武器となる。
トライアシックモーファー
バトライザーの起動させるモーファー。
バトライザー
トライアシックレンジャー用の強化アーマー。腕を伸ばすことが可能になる。
ゼルトラックスにさらわれたクリスを救いたいという思いから生み出された。
トリケラマックスコマンドセンター
ヘイリーが開発した大型トラック。ビーム砲を備え、遠隔操作も可能。
パワーウェポン
Z-レックスブラスター
ティラノスタッフ、トリケラシールド、プテラグリップを合体させたキャノン砲。
ブラキオスタッフを上部に合体させることで出力を高めることも可能。
Z-レックスブラスター・スーパーモード
Z-レックスブラスター（ブラキオスタッフ装備）の上部にドラゴゾードを合体させた形態。
登場ゾード
ダイノゾード
ティラノゾード
レッドレンジャー用のティラサウルス型ゾード。
サンダーザウルスメガゾードの頭部・胴体・足・左腕を構成する。
トリケラゾード
ブルーレンジャー用のトリケラトプス型ゾード。
サンダーザウルスメガゾードの右腕を構成する。
プテラゾード
イエローレンジャー用のプテラノドン型ゾード。
サンダーザウルスメガゾードの胸部とヘルメットを構成する。
ブラキオゾード
ブラックレンジャー用のブラオオザウルス型ゾード。
ゾードの母艦役となる。
ドラゴゾード
ホワイトレンジャー用のトゥプクスアラ型ゾード。ダイノステガゾードの両腕・両足を構成する。
ステガゾード
ステゴサウルス型ゾード。ダイノステガゾードの頭部・胴体を構成する。
サンダーザウルスメガゾードを上に乗せて戦うことも可能。
ケファラゾード
パキケファロサウルス型ゾード。玩具は発売されなかった。
サンダーザウルスメガゾード及びダイノステガゾードの右腕を構成することが可能。
ディメトロゾード
ディメトロドン型ゾード。サンダーザウルスメガゾード及びダイノステガゾードの左腕を構成することが可能。
パラサウルゾード
パラサウロロフス型ゾード。サンダーザウルスメガゾード及びダイノステガゾードの左腕を構成することが可能。
アンキロゾード
アンキロサウルス型ゾード。サンダーザウルスメガゾード及びダイノステガゾードの右腕を構成することが可能。
メゾドンゾード
スティラコサウルス型ゾード。トライアシック・メガローバーを牽引している。
トライアシック・メガローバーを牽引した形態はメゾドンローバーと呼ばれる。
カルノゾード
カルノタウルス型のゾード。レプリカントゾードの頭部・胴体・足・左腕を構成する。
玩具のみで本編には登場しない。
カスモゾード
カスモサウルス型のゾード。レプリカントゾードの左腕を構成する。
玩具のみで本編には登場しない。
メガゾード
サンダーザウルスメガゾード
ティラノゾード、トリケラゾード、プテラゾードが合体した巨大ロボ。
プテラ抜きでも合体可能だが出力は落ちる。
サンダーザウルスメガゾード・ケファラパワー・パンチ
ケファラゾードが右腕に合体した形態。
サンダーザウルスメガゾード・ディメトロソーブレードソー
ディメトロゾードが左腕に合体した形態。
サンダーザウルスメガゾード・パラサウル・ファイナルカット
パラサウルゾードが左腕に合体した形態。
サンダーザウルスメガゾード・アンキロ・ダブルドリル
アンキロゾードが右腕に合体した形態。
サンダーザウルスメガゾード・パラサウル・ファイナルカット/アンキロドリル
パラサウルゾードが左腕に合体した形態。
サンダーザウルスメガゾード・ステガサーフモード
ステガゾードに乗った形態。
ダイノステガゾード
ドラゴゾードとステガゾードが合体した巨大ロボ。
ダイノステガゾード・ケファラパワー・パンチ/ディメトロソーブレードソー
ケファラゾードが右腕に、ディメトロゾードが左腕に合体した形態。
メゾドンメガゾード
メゾドンゾードとトライアシック・メガローバーが合体した巨大ロボ。
トライサーマックスメガゾード
メゾドンメガゾードにケファラゾード、ディメトロゾード、パラサウルゾード、、アンキロゾードが合体した巨大ロボ。
ヴァルカサウルスメガゾード
サンダーザウルスメガゾードにドラゴゾードが翼として合体してステガゾードに騎乗。
トライアシック・メガローバーのパーツを頭部と腰に装着した形態。
レプリカントゾード
メゾゴグが作った悪のゾード。
玩具ではカルノゾードとカスモゾードが合体したロボだが、本編では不明。
キャスト
メインキャスト
| 役名 | 俳優 |
| コナー・マクナイト | ジェームス・ネイピア |
| イーサン・ジェームズ | ケビン・ダンハニー |
| キラ・フォード | エマ・ラハナ |
| トミー・オリバー | ジェイソン・デビッド・フランク |
| トレント・フェルナンデス | ジェフリー・パラッツォ |
| ヘイリー・ジクター | イズメイ・ジョンソン |
| キャシディー・アグネス・コーネル | カトリーナ・デヴァイン |
| デヴィン・デル・ヴァール | トム・ハーブ |
| エドワード・コーミナー | ステファン・ホール |
| メソゴグ/アントン・マーサー博士 | レイサム・ゲーンズ |
| エルサ | ミリアマ・スミスメイ |
| ゼルトラックス（声） | ジェームズ・ゲイリン |
| 悪のホワイトレンジャー（声） | アダム・ガードナー |
ゲストスター
| 役名（登場話数） | 俳優 |
| ジャパニーズレッドレンジャー（19） | 西興一朗 （声 - ジェームズ・リネハン） |
| ケニー（19） | 冨田翔 （声 - ジョージ・ヴァルカスJr.） |
| ジャパニーズイエローレンジャー（19） | いとうあいこ （声 - モーガン・リーズ・フェアヘッド） |
| マイク（19） | 阿部薫 （声 - ジョン・バーカー） |
| モーファー（声）（19） | ジェレミー・バーチャル |
| 少女（19） | 西島未智 （声 - ヘルナ・イーストン） |
| Mr. オショーネシー（19） | 諏訪太朗 （声 - スチュアート・デヴァニー） |
| ワッカー・ウィルソン（19） | ポップ・エニング （声 - ジャーメイン・ターナー） |
| 敵の少女（19） | 鈴木かすみ （声 - レズリー・フィリップス） |
| ミジー（19） | 桜井映里 （声 - アンジェラ・シャーリー） |
| イジー（声）（19） | マット・サンダーランド |
| パップページ（声）（19） | パトリック・ウィルソン |
| ファンキー・フィッシャーマン(20) | ナイジェル・ゴッドフリー |
| マーティー・マッケラル(20) | キャメロン・ローズ |
| エディ（23） | ケルソン・ヘンダーソン |
| 初代グリーンレンジャー（声）（27） | ジェイソン・デビッド・フランク |
| 初代ホワイトレンジャー（声）（27） | ジェイソン・デビッド・フランク |
| ジオレッドレンジャー（声）（27） | ジェイソン・デビッド・フランク |
| クリスタ（28・38） | アントニア・プレブル |
| シェイン・クラーク（31・32） | プア・マガシヴァ |
| トリ・ハンソン（31・32） | サリー・マーティン |
| ウォールドー・ブルークス（31・32） | グレン・マクラミカン |
| ハンター・ブラッドリー（31・32） | アダム・トゥオミネン |
| ブレイク・ブラッドリー（31・32） | ジョージ・ヴァルカスJr. |
| キャメロン・ワタナベ（31・32） | ジェイソン・チャン |
| センセイ（31・32） | グラント・マクファーランド |
| ローソー（31・32） | グラント・マクファーランド |
| カプリ（31・32） | カトリーナ・ブラウン |
| マラー（31・32） | カトリーナ・デヴァイン |
| アナウンサー（声）（31・32） | ケルソン・ヘンダーソン |
スーツアクター
| 役名 | 俳優 |
| レッドレンジャー | 羽賀亮洋 |
| ブルーレンジャー | 南博男 |
| イエローレンジャー | 梛野素子 こしげなみへい |
| ブラックレンジャー | 荒川真 |
| ホワイトレンジャー | 本間崇寛 |
スタッフ
| 製作総指揮 | ダグラス・スローン、アン・オースティン |
| 共同製作総指揮 | 坂本浩一 |
| プロデューサー | ジャニン・ディケンズ |
| ストーリーエディター | ジャッキー・マーチャンド |
| 音楽 | ブルース・リンチ |
| 撮影監督 | サイモン・リエラ |
| セカンドユニット監督 | 小池達朗 |
| セカンドユニット撮影監督 | ギャビン・ストラウド |
| スタント・コーディネーター | マーク・ハリス |
| プロダクション・デザイナー | ミロ・ハーレ |
| 編集 | アラーナ・ミルン、エリック・デ・ベウス |
| 原作 | 『爆竜戦隊アバレンジャー』（八手三郎、東映） |
| 制作 | ルネサンス・アトランティック・エンターテイメント 東映、ヴィレッジ・ロードショー・KP・プロダクション |
| 製作・配給 | BVSエンターテイメント、BVSインターナショナル |
各話リスト
その他の作品
DVD用エピソード
| 話数 | タイトル | 備考 |
| 1 | Return of the Ranger | 第5巻収録 |
| 2 | Before it Began | 第5巻収録 |
ゲーム
| タイトル | 対応ハード |
| Power Rangers Dino Thunder | プレイステーション2 ゲームキューブ |
| Power Rangers Dino Thunder | ゲームボーイアドバンス |
映像ソフト化
| タイトル | メディア | 備考 |
| Power Rangers Dino Thunder - Day of the Dino | DVD | |
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| Power Rangers Dino Thunder - White Thunder | DVD | |
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