魔法使いとは、魔法の使える人物のことである。
魔法使いは古くから小説や童話などで登場し、現在も小説や映画、ドラマ、アニメやゲームなど幅広いジャンルで題材となっている。
なお有名な都市伝説に「30歳まで童貞だと魔法使いになる」というものがあり、起源は2ちゃんねるで立ったスレッドである、と誤解される事が多いが、ネタの初出は実際には「自動アンケート作成」というサイトである
…ともされるが、それ以前から言われていたという声もあり、結局のところ初出はよくわかっていない。
魔法使いは作品によって様々な呼び方があり、種類も多様である。
基本的に魔法使いと同じだが、漢字によって若干意味が異なる場合がある。
魔術師も基本的に魔法使いと同じだが、特に高い知識・技能を持つ者として使われる場合がある。
ウィザードは主に男性の魔術師。wise=「賢い」からの派生語であるため、ソーサラーやウォーロックよりも高い知識・技能が強調される。
ワイズマンは魔法使いや賢人、セイジ(セージ)も賢人という意味。
こちらの語句も「特に高い知識・技能を持つ魔法使い」を指す言葉として使われる場合がある。
→賢者
黒魔術を使い、人に厄災を与える魔法を使うとされる人間。
基本的に女性限定だが、古い用法では男もwitchと呼ばれることがある。たとえば指輪物語に登場するアングマルの魔王(男)は、Witch-king of Angmarという。
→魔女
ウォーロックは主に男性の魔術師。古英語waeloga「誓約破り」「詐欺師」「悪魔」の派生語であるため邪悪なイメージが強く、World of Warcraftでは悪魔を召喚する職種になっている。
魅惑者。「魅力的な人」という意味もある。→charm
基本的に魔法使いと同じだが、マジシャンやソーサラーなどに比べて職業名になることはほとんど無い。
もとはゾロアスター教の司祭や、キリストを祝福した東方の三博士を指す歴史的用語。転じて、ファンタジー作品では高位の魔法使いを指すことがある。複数形はメイジャイ(Magi)。
メイガスから派生した語で、やはり高位で学究肌の魔法使いを指すことが多い。
相手に幻を見せ、「それが本当に起こった」ように錯覚させる。バキにおけるカマキリとのスパーリングみたいなモンだと思えばいい。
ドルイドはケルト社会における祭司のこと。架空の作品では、精霊を召喚したり熊や狼に変身して肉弾戦を挑むといった自然諸力を操って戦う。
精霊やら何やらを召喚し、自身の使い魔として使役する術士。東洋の「陰陽師」もこれに当たる。
→コンジャラー
なお、「召還」という言葉も存在しており、言葉の意味と作品の設定を踏まえないととても誤用しやすい。例えばファイナルファンタジー3では「召喚」が、ウィザードリィ4では「召還」が正しい使い方となる。
祈祷によって様々な事象を起こす。呪いだったり回復だったり。治療中心の場合は「ウィッチドクター(呪術医師)」とも呼ばれる。
→シャーマン
祈祷師に近しい存在だが、こちらはどちらかと言うと「相手を呪ってマイナス事象を起こす」のがメインとなる。
ネクロマンサーは死者と交霊を試みる術士。フィクションでは悪霊、怨霊を操ったり、死体をゾンビ化して使役したりする。マイナスイメージが強いため、大半の作品では敵方扱い。
生前強力な魔法使いだったものがさらなる力を求めてアンデッドと化した存在。大半の作品では敵だが、まれに味方ユニットやキャラとして使える場合も。語言は「死体」を表す英古語「Lich」。
元々のエンチャンター(enchanter)は魔法使いと同じだが、「ソード・ワールド2.0」「EverQuest」「ログ・ホライズン」などにて付与術士(付与術師)となっている。
この付与術士は物体に魔力を吹き込んで操ったり、対象の状態を強めたり弱めたりと、直接攻撃よりも補助的な魔法を得意とする。マジックアイテムの製造を行う作品もある。
天候を操ったり、地脈から力を吸い上げて様々な事象を起こす術士。
「テレキネシス(念動力)」、「パイロキネシス(発火能力)」といった超能力を駆使して戦う。
錬金術の副産物(薬品生成等)を用いて戦う。最近では某漫画の影響からか、「役に立つ装備品や薬品を錬成する」能力を有する作品も多々見受けられる。
薬師は薬品による治療を行う回復担当。作品によってはあやしい薬を調合してドーピングを行えたりもする。
さまざまな効果のある呪歌を歌う支援役。縁の下の力持ち的存在だが、「The Bard's Tail(吟遊詩人の物語)」のようにタイトルに冠せられた上に主役級の活躍を見せる作品もある。
武器も魔法も扱える万能選手だが、魔法使いよりも強い魔法は使えない器用貧乏型にされがち。武器に魔法をかけて作った魔法剣で戦う作品もある。
→魔法戦士
その世界における宗教の僧侶。神の加護による回復魔法などを扱うが、多くの作品では神官と魔法使いの魔法は別系統と設定されている。神官が魔法使いを異端者と見なしている作品もある。
単独記事のある魔法使いキャラや、タイトルに魔法使いが入っていたり主役級が魔法使いの作品など。
職業の一つとして魔法使いが出るだけのゲームまではタイトルに含めない。
「魔法少女の作品一覧」の掲載対象は除外。「魔女」や「錬金術」なども参照。
掲示板
175 ななしのよっしん
2025/09/17(水) 18:28:21 ID: 5lR9DcZnaM
現実の戦士階級は戦闘訓練や武装費用の賄える軍人貴族やその家来なのに対し、現実の魔法使いは胡乱な専門技術者で戦闘訓練を行う暇がない学者や芸術家か出自の怪しい詐欺師紛いの層なので身分の時点で武器を持って戦えるイメージが少なかったと思われる
神話系やハイファンタジー、RPGの敵(ラスボスに多い、エクスデスとか)の場合で、神や悪魔レベルの魔法使いはガチムチが多いように思う
前者は殴り倒せば死ぬような一般人が呪いや奇跡の力で真似できない事をやって見せる所に逆転の面白さがある、後者は人智を超えた存在がその辺の人間に殴り倒されたらお話にならないので基本全部盛りされるのだろう
176 ななしのよっしん
2025/10/02(木) 11:14:25 ID: 5lR9DcZnaM
現代でも20世紀まではオカルトブームがあったり、「自称霊感少年ややたら呪いとかに詳しい」ヒョロガリテンプレがあった
体育会系も根強い力があったので逆に「元気だけが取り柄の普通の少年」も身体能力がスポーツ選手並みに盛られがちだった
21世紀に入って霊感やら魔法は流石にフィクションという認識が確定して、その手に詳しい人は専門知識にまで踏み込んでるアグレッシブオタクや常人とは違う環境(往々にして山籠りがち)で生きる人が増えた
筋トレオタクやオタク自衛官の存在も常識的になった
ゲームやアニメが一般的になり「普通の少年」は必ずしもスポーツやらないしゲームで覚えた程度の薄いファンタジー知識も持ちがちで、「インドアキャラ」の貧弱イメージは相対的に薄まっている
魔太郎や黒井ミサ、アメリカのB級ホラーのようなオカルトオタクが本当に魔法や呪いや幽霊の真の知識を持っている展開はほぼなくなってるんじゃないかと思う
177 ななしのよっしん
2025/10/14(火) 18:34:05 ID: 5lR9DcZnaM
そもそもハリー・ポッター作中の魔法族はクィディッチ大好きなガチガチの肉体派が多いし、魔法の撃ち合いも杖を使ったフェンシングみたいな様相だから、その影響でフィジカルいまいち魔法使いが増えるのも謎と言える
これは作中で語られる魔法使いイメージ=作中の魔法族が理想に感じる魔法使いが作中の実際と違ってフィジカルいまいちだからで、なんでそうなってるかと言えば現実に伝わる魔法使いイメージがフィジカルいまいちだからだろう
指輪物語のガンダルフも「意外と」肉体派と言われる
そもそもあの世界のイスタリは「杖をついた軽装の年老いた人間」の姿をわざと選んでいる…つまり指輪物語の時点ですでに完成された「ひ弱な魔法使いのおじいさん」のパブリックイメージを逆用していると言える
またイスタリは人間世界に関わる際に極力魔法を使わないよう掟で縛った人外種族と明かされる…つまり「『人間や他の一般種族の魔法使い』という典型を使わない」のが指輪物語世界の特色=
ひねりとなっていて、魔法使いの典型を指輪物語に求めるのは正直難しいと言える
古典的
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最終更新:2025/12/15(月) 21:00
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