猿渡哲也とは、漫画家である。
1958年6月25日生まれ、福岡県大牟田市出身。
本宮ひろ志や平松伸二のアシスタントを務め、1981年、第21回手塚賞準入選。翌1982年に「海の戦士」で連載デビューした。
1993年より「週刊ヤングジャンプ」で連載された格闘漫画「高校鉄拳伝タフ」は長期連載となり、続編として「TOUGH」や、現在「週刊プレイボーイ」にて連載中の「TOUGH外伝 龍を継ぐ男」などが執筆されシリーズ化している。氏の代表作とも言える作品である。
「タフ」シリーズ以外にも、「あばれブン屋」「力王 RIKI-OH」「ドッグ・ソルジャー」「傷だらけの仁清」「ロックアップ」など多岐に渡る作品を執筆しており、一部はアニメや実写ドラマなど映像化もされているベテラン漫画家である。
一方で様々な経歴(後述)から屈指のネタ漫画家としても有名で、5chやふたば等一部のインターネット・コミュニティー上では「猿先生」と呼ばれている。
デッサン能力と高い画力に支えられた緻密な絵が特徴。
特にバイオレンスな描写(初期作品で顕著)や格闘シーンに関しては圧巻の一言で、
地味な絵面になりやすい関節技主体で漫画が描ける(『鉄拳伝』)事からもその実力が伺える。
それでいて原稿を落とすといった事が非常に少なく、
60歳を超えた今でもほぼ休載せず週間連載で作品を描き続けている(その分コピペも多いが)
尚、本人曰く残酷な描写は苦手。
その一方、ストーリーに関しては良く言えば勢い任せ、悪く言えば適当な面が目立つ。
設定や時系列の矛盾は日常茶飯事で
・主要キャラが突然消える(通称猿空間送り)
・平気でキャラクターを使い捨てる(重要そうなキャラがあっさり負けて以降出てこない)
・主人公の父親が二転三転(TOUGH)
・元ラスボスがポッと出のキャラに惨敗(同上)
・主人公射殺ENDを二回も描く
…等々、上げたらキリがない
独特すぎるセリフ回し(き…鬼龍が廊下を練り歩いてる!!)や氏の作品全体に見られる様式美も含めてネタにされやすく、そこに惹かれた熱心なファン(通称マネモブ。猿渡作品で頻発する目に生気の感じられないモブが由来)が日々猿作品を愛読し愚弄して続けている。
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最終更新:2025/12/23(火) 03:00
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