概要
上記の作品に代表される「本筋となるストーリーはないがクスッと笑える、ほんわかとした日常を描く漫画家」として認知されている。特に『あずまんが大王』は、同作品が発表される以前は一部の青年誌や4コマ専門誌のごく一部で見られる程度の極めて少数派であった「萌え4コマ」が一大ブームとなるきっかけとなるヒット作となり、後に台頭する他の漫画家に与えた影響は計り知れない。いわゆる萌え4コマ専門の作家ではないが、ももせたまみや後藤羽矢子らと並ぶ萌え4コマ作家のパイオニアの一人としても広く知れ渡っている。
代表作と言える日常四コマ漫画『あずまんが大王』は少女達の他愛のない日々を淡々と描きつつ、シュールな空想上のメタキャラクター「ちよ父」や、「大阪」こと春日歩の不条理な言動により、作品の後半はシュールなギャグの分量が増えている。また、爆発的な人気作となりながらも、いわゆるサザエさん時空に作品を落として引き伸ばすことをせず、登場人物の高校3年間を現実の3年間にリンクさせ、卒業と同時にわずか3年3ヶ月で連載を完結させたことでも知られている。
2006年に文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した『よつばと!』は『あずまんが大王』の女子高校生が中心の日常少女萌えとは違う、家族・子供と言う新しい領域の表現に挑み、ファミリー層向け漫画としても読み応えがある作品である。
『よつばと!』が人気作でありながらアニメ化されていない件について、ファンの間で「あずまんがのときに作者とアニメスタッフとで揉めたから」「あずまんがでのアニメの出来を気に入らなかったから」などという噂が流れたこともあるがまったくのデマである。詳細については以下サイトを参照。
→あずまきよひこ.com 2008年12月5日(本人によるブログ)
『あずまんが大王』で現在のように有名になる以前は、イラストや4コマアンソロジーなどで活動していた。
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