タモリはタルとは、日本の漫画家である。一部媒体においては、たなかうどんという名義を用いている。主に児童誌にて活動している。超乳好き。
主に子供向けのゲーム関係の漫画やイラストを手掛けており、フィギュアやプラモも愛好していることがTwitterで知られている。
概要
今は亡き『コミックボンボン(以下ボンボン)』で『ロボットポンコッツ(以下ロボポン)』シリーズのコミカライズを手掛けた事で有名。同『コミックボンボン』の『王ドロボウJING』で知られる熊倉裕一の弟子であり、後に『真・女神転生 デビルチルドレン』で著名になる藤異秀明の師匠でもある。
デビュー作はボンボンの読み切り作品『ガンプ・ザ・ストーン』。以降ボンボンでロボポンをはじめとする作品を発表し、その他『無限戦記ポトリス』の連載や、『電脳戦機バーチャロン』のタイアップ漫画『朝令暮改バーチャ論』、ボンボンの企画コーナー『本能寺』(全3回)等を描いていた。
『ロボットポンコッツ(無印)』(全5巻)、『ロボットポンコッツ2』(全3巻)を原作ストーリーにある程度沿って連載し(何故か『2』はスペシャリスト1のみに挑まないまま急展開を迎え終了する)、そこから自身のオリジナルストーリーになる『ロボットポンコッツ豪!』の執筆を開始するが、こちらは1巻分が刊行されたのみで、2巻第1話にあたる話で最終話を迎える。何故打ち切ったし編集部。
『無限戦記ポトリス』の終了以降、ボンボン内の企画「ロボットラボ」への投稿、雑誌のハガキ案内コーナーの絵の仕事などをしていたが、一時期しばらくは表だった活動には至っていなかった。のちに『コミックボンボン』自体が廃刊になり、彼はもう(出版業界に)帰って来ないのだろうか…と、ファンから心配されていた。
が、のちに角川書店出版の『ケロケロエース』にて、かつてのボンボン作家が多く起用され出す中、彼もまた連載を抱えることとなり、『爆釣伝説アングラーヒーロー』、『ストッピ!』を連載するも、残念ながら単行本化されること無く打ち切りに至っている。
『ケロケロ~』を皮切りに、現在は主に角川グループ系のゲーム雑誌や児童向け書籍での執筆の他、ポケモン公式運営によるWebサイト『ポケモンだいすきクラブ』へのイラスト提供など多岐にわたり活躍している。ただしポケモン関連はあくまで企画特集用の挿絵のみの参加であり、公式作品に登場するキャラクターの設計にはノータッチであることを明言している。
近年の商業誌での女性キャラの胸のサイズは残念ながら現代児童誌の限界か以前の作品での脇役キャラサイズである。それでも爆乳強の大きさだけどね。
また2013年に『ロボポン(無印)』、及び2015年に『2』の新装版コミックスも発売され、その際に表紙や挿絵などを新たに描き下している(無印第1話の最初のページのみ、原稿が紛失したようでこちらも描書き下している)。また『豪!』の新装版に関しても企画が通り発売を控えているとのこと。
2017年2月頃からtwitterの更新が突如途絶えていたが、後に夜間の路上で倒れ1ヶ月ほど入院していたことが明かされた。本人曰く「脳梗塞と心筋梗塞のツープラトンで、スリー途の川で寒中水泳する一歩手前」だったという。お大事に…。
漫画版ロボットポンコッツについて
『コミックボンボン』で原作「下田淳」、作画「タモリはタル」によるゲームのコミカライズ作品。ストーリーの展開については王道的な少年漫画となっているが、登場させるロボポンに独自のアレンジを加えており、オリジナルの設定、ストーリーも追加している。
1998年に連載開始。『1』のコミカライズ「グレイテスト編」、『64』の設定を基にしたオリジナル作品「バーモント編」、『2』のコミカライズ、そして完全オリジナル作品の『ロボットポンコッツ豪!』と複数のシリーズを連載していた。
所謂"ポストポケモン"を原作としたコミカライズ作品が氾濫していた90年代後期のボンボンの連載作品において、本作の全シリーズを通しての連載期間は、原作の人気が無ければ早々に打ち切りに合うことも珍しくないボンボンの掲載作品の中でも異例と言える6年間という長期連載となった(1998年~2003年)。元々、ガンダム(メカ)を長年主力に展開していたボンボンの購読者層にマッチしたのか、同時期のメダロットと共に、原作付き漫画の看板作品を務めていた。
原作ゲーム版においても、ボンボンの誌上通販限定の「ボンボンバージョン」にて何体かのロボポンが氏のタッチ風グラフィックにアレンジされていたり、GBA版の『2』では初めから一部のロボポンにタモリがデザインしたものがあるなど、漫画版の反響を取り入れた試みが見られている。
児童漫画雑誌連載であるにもかかわらず、登場する女性キャラクターがことごとく巨乳であり、連載が進行するにつれてそのサイズが超乳化していった(乳首も現実では有り得ないサイズである)。最終的には直径数十センチの巨大な球体が胸にぶら下がっているとしか言いようがないシロモノと化し、当時のボンボン読者と一部のマニアに絶大なインパクトを残した。俺も目覚めてしまったよ。罪作りな作品だ。
イロモノやエッチな要素が何かと話題になる作品だが、作画は同時期の藤異秀明、津島直人などと同様ハイレベルで、大事なシーンでは決してギャグに頼らない迫力のある描写も多く、バトル漫画としての評価も高い。またのどかで細かい背景描写やモブの存在など、氏の独特なタッチの魅力も十分に味わえる作品となっている。
ちなみにファンサークルの同人誌にゲスト投稿していたりもする(注:18禁)。
主な登場人物
- ユースケ
- 主人公。14歳の少年。穏やかな口調の原作版より多少荒っぽい熱血少年となっている。行き当たりばったりタイプ。ロルやマーシャルの好意に鈍感。借金2億を抱えるスポロロボテック社の若き社長。行き詰まりそうになったり好機の際、社訓をその場の思いつきで叫び社員(ロボポン)達を激励する。
- ロボまる
- ユースケの一番のパートナーロボポン。原作ゲームではサンバージョンで最初に貰えるロボポンで野良でも普通に出現したりするロボポンでしかなかったが、漫画版では大幅かつ壮絶な過去設定が加えられゲームにも逆輸入された。『2』では装備パーツ「メタモルアーム」の力でロボマルス、そしてカスタまるへと進化する。その活躍から『豪!』の時代では伝説のロボポンとして語られるようになる。
- ロル
- メインヒロイン。ユースケの幼馴染でヘッド博士の一人娘。一応ユースケと同じ14歳であるが、爆乳がデフォで描かれる今作にあって最大級の超乳を誇り、かつ何故か彼女のみ乳首が服の上から浮き出ているという、色々な意味で凄いメインヒロインである。
影が薄かった原作とは違い基本的にユースケの応援等でついてきており出番は原作より多い。むしろ単行本ではカバー袖に毎巻必ず描かれているなど優遇されており、同時に彼女の洗礼される変容を見ることができる。
基本的に献身的だが、怒ると怖い。腕力はマーシャルと互角に喧嘩したり、抱き締めでユースケのアバラ骨を何本か持っていく程度。後者はおっぱいの圧力のせいかも。 - マーシャル
- 元ビスコの所有ロボポン。超乳。スポロロボテック社へストーンやキュータと共に移籍。ロルほどではないが話が進むにつれ体型の他、髪型に変化が見られるキャラクター。ユースケに一目惚れして以降彼を"ダーリン"と呼び、熱烈にアタックしているためロルとは犬猿の仲。またユースケのファーストキスを奪うことに成功している。後にヘッド博士のメタモル理論応用の試作パーツを勝手に拝借し、戦闘中怒りの力でマーシャス(自身命名)に進化。オバケの類が嫌い。酒に弱い。
- ナース
- 元々ロルの家に勤務していた看護型ロボポン。やはり超乳。世に出回っている同名ロボポン(量産機/ゲーム版順基)とは異なる試作機の個体という設定で、顔や髪型・細部の形状が異なっている。量産機と違いどこかそっけなく、毒舌。戦闘時は注射器型マシンガン(ハンドガン型から近接武器に使用できる大型のものまで様々)を使用する。スポロロボテック社へ移籍後は借金の管理経理、戦闘時の参謀役、仲間の治療等幅広く活躍する。コナースという小型ロボポンと一緒で、コナースが見たデータを共有することができる。
- コジロウ
- 元ビスコの所有ロボポン。真面目な剣士。ムサシという宿敵ロボポンを追っている。お人好しでどこか抜けておりコメディリリーフや酷い目に合うことも少なくないが、試合では頼りになる存在で、戦闘回数、出番も割と恵まれている方。短時間能力を強化するオーバードライブシステムを作中初めて披露した存在で、発動すると全身が輝き額のハチマキに「巌流」の文字が浮かび上がる。
- ビスコ
- 所謂ライバルキャラ。ユースケと同い年のガキ大将。実家は金持ち。相棒のロボポンはノロイダー。グレイテスト7を賭けてユースケと戦うも敗北し、その後は乱暴者だったキャラから一転して打倒ユースケ&ロボまるの為真面目にノロイダーと修行の旅に出ている(らしい)。スポロロボテック社の借金1億円分の借り出し先。時折登場してはユースケやロボまるを救っており、なんだかんだで友達らしい一面を見せる。
- ノロイダー
- ビスコの所有ロボポン。真面目な求道者。同僚の多くがビスコに捨てられユースケに引き取られた中、ビスコに付いていっている数少ない存在。幽霊のような外見に反して性格は真面目で紳士的であり、わがままな主人であるビスコの保護者のような振舞いも多い。起動したてのロボまるの初陣の相手であり、彼を負かしながらも、自身の顔にヒビを入らせたことで実力を認めライバル視している。その後、修行でパワーアップし再戦するが、(主にビスコが足を引っ張って)敗北し、以降も幾度となく現れては強さと漢らしさを見せ付けている。実は本人達は忘れているようだが、ロボまるとは過去に面識がある。『2』ではノロイガーに進化する。
- ドクターゼロ
- 無印、そして『2』のラスボス。かつてグレイテスト1になったのち、ポロンボ島を自身のロボポン軍団で支配しようとしたマッドサイエンティスト。一度フリスク国王と相打ちで死に、体の大半を機械化することで蘇った。ロボポンを「兵器」「便利な道具」としか見ていない。ラスボスのお約束か最終拠点であったゼロキャッスルにてユースケに敗北したのち自爆するが、『2』にてとある者の協力により生存していた事が判明。時間移動の力で「スペシャリストK(キング)」なるものになり、再度ユースケ達の前に立ちはだかる。でも結局複線回収ならず。
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