キンイロリョテイ(ウマ娘)とは、アニメ「ウマ娘 プリティーダービー」の登場キャラクター。
概要
いわゆるモブのため詳細なプロフィールは不明。台詞もないためCVも不明。
勝負服は黒をベースに黄色の縁取りを施したシンプルなデザイン。首周りの白十字が目立つくらいである。派手さはないが、黒鹿毛の小さな体にバネの効いた筋肉と激しい闘志を感じさせる。
アニメでの活躍
第6話冒頭の宝塚記念で初登場。エアグルーヴに先着し、サイレンススズカに最後まで食い下がって2着。
毎日王冠でエルコンドルパサー・グラスワンダーがサイレンススズカの影すら踏めずに敗れたことを考えれば、キンイロリョテイがG1級の能力を持っていることがおわかりいただけるだろう。
第8話の宝塚記念で馬名が判明。積極的に先行集団でレースを進めていたが、グラスワンダーとスペシャルウィークに大差をつけられてしまった。
第10話の天皇賞・秋にも出走。最後の直線で先頭に立ち、悲願のG1タイトル奪取まであと一歩と迫った。
勝ったスペシャルウィークの走破時計はコースレコードを記録。しかし、キンイロリョテイも同じタイムで走り抜けていた。
ゴール入線時、目を閉じて歯を食いしばる表情が、ようやく掴みかけたG1タイトルを逃した悔しさを物語っていた。
なかなか勝てないウマ娘がいる。
もう銀メダルは要らない。金色のメダルを手に入れるための、長い長い旅程。
悲願のG1タイトルを手にするその日まで、キンイロリョテイの挑戦は続いていく。
なお、ステイゴールドは1998年の天皇賞(秋)にも出走しているが、そのレースを描いているアニメ1期第7話ではヒシアマゾンがステイゴールドの代わりに登場しているため、キンイロリョテイは登場していない。
ゲームでの……?
史実におけるステイゴールド産駒であるところのゴールドシップの育成シナリオでは、夢に出てくる謎の声(+現実で正体を隠して色々吹き込んでくるとある人物)に導かれてトゥインクル・シリーズを戦い「エデン」を目指すという他に類を見ないノリのお話が展開されるのだが、この謎の声、ゴルシ本人曰く
「メジロマックイーン(史実ではゴルシの祖父)に感じてる懐かしさ」
「ナカヤマフェスタ(史実では同じくステイゴールド産駒)に感じてる親近感」
のようなものを感じるという。
そして挙句の果てには
「だが、お前の道は続いている……
さらなる栄光の未来へ……
遠く、遠く……黄金の旅路 へと……――」
などと言う、最後までその正体は明かされない夢に出てくる謎の声……一体何者なんだ(「そのもの」でもそれはそれで色々と謎が残るという意味でも)……
2021年11月末に公開されたCM「Rivals グラスワンダー編」(およびスペシャルウィーク編)はステイゴールドも出走した1999年有馬記念をモチーフとしているため、黒金カラーのモブウマ娘が確認できる。
もっとも、ゲームのモブグラフィックで作られているため、キンイロリョテイとは異なる姿である。
12月に公開されたメインストーリー第5章のレース「離れぬ憂慮」は1998年秋天ベースのシルエット化したモブウマ娘たちとの対戦となっており、ステイゴールドにあたる10番には「小柄なウマ娘」が居る。
2着だったことが反映され、6番の「貫禄あるウマ娘」に次いで突出した強さであり、性能はアレだが名称は似合う(?)「くじけぬ精神」、名称はともかく性能は似合う(+ナカヤマフェスタで実装されたスキルでもある)「決死の覚悟」などを所持している。
また、1998年宝塚記念にあたる一枚絵でサイレンススズカとエアグルーヴの間に挟まっているウマ娘がおり、状況からしたらモチーフはステイゴールド以外考えにくいのだが、服装はピンクと緑でステイゴールド感は皆無。この配色の出走馬ならテイエムオオアラシだが(オペラオーの配色を思い出していただきたい)、オオアラシがこの位置関係になる瞬間は無いのでいずれにせよ不自然である。
2022年2月末の1stファーストアニバーサリーで育成実装されたキタサンブラックのシナリオにおいても、夏合宿でキタサンとゴールドシップとウオッカが訪れた食堂にて、店主から「5年走り続けて最後に海外GⅠを獲ったウマ娘」の存在が言及され、ゴルシが感涙するというシーンがあり、ステイゴールドの存在が示唆されている。
2023年2月のぱかライブにて、ステイゴールドと同じ馬主である社台レースホースの競走馬であるネオユニヴァースがウマ娘になることが発表。この馬主まわりがステイゴールドの登場が難しいとユーザー間で憶測されていた最大の要因であり、ウマ娘ステイゴールドが登場する日も遠くはない……かもしれない。
そして、2024年6月史実の産駒でありステイゴールドの種牡馬としての道程を切り拓いた存在と云えるドリームジャーニーのウマ娘化&発表わずか2日での育成実装に伴うシナリオ上で遂に本来の名である「ステイゴールド」で出演。セリフのみではあるがドリームジャーニーの存在や彼女のトレーナーとも大いに関わりがある事が示唆され、加えて既にドリジャの妹であるオルフェーヴルも実装された事から今後の展開が期待される。
そっくりさん
このアニメでの彼女のデザインは実のところ汎用モブの流用であるため、そっくりさんが存在する。たとえば、1期OPのウオッカのシーンにも似たキャラクターがいる。
なかでも目立つのは1期第5話の日本ダービーで3着となりEDでスペシャルウィーク・エルコンドルパサーと一緒にウイニングライブを踊っているキャラクターであるが、こちらはマッシヴコウテイ(ウマ娘)。元ネタは1998年日本ダービー2着のボールドエンペラー。勝負服はピンクであるため、そこで区別できる。アニメの設定画に描かれているのも彼女である。
他に、1期第13話のゴールドシップの宝塚記念連覇のシーンにいる白い服の娘はカレンミロティック、2期第1話冒頭のシンボリルドルフの日本ダービーにいる青い服の娘はハーバークラウン、2期第9話の安田記念のシーンでヤマニンゼファーの後方にいる茶髪で緑色の服の娘はキットウッドと思われる。
二次創作では
モチーフ元があまりにも波瀾万丈にして、非常に長い活躍かつ劇的なラストランだったため、公式からの台詞等が全く無いにも関わらず、自由人で破天荒な俺様キャラとして立っており、かつ産駒であるゴルシ(とナカヤマフェスタ)と絡むのが定番となっている(他は初期案として出ていたオルフェーヴルらしきウマ娘とも)。
ウマ娘化している娘だけでも、同期のマチカネフクキタル・サイレンススズカ・メジロドーベル・メジロブライトから始まり、前世代の女帝エアグルーヴ、1998年クラシック世代のスペシャルウィーク・セイウンスカイ・エルコンドルパサー・グラスワンダー・キングヘイロー・ツルマルツヨシ、1999年クラシック世代のテイエムオペラオー・ナリタトップロード・メイショウドトウ、2000年クラシック世代のアグネスデジタル・エアシャカールと対戦しており、非常に多彩。
他は対戦歴は無いものの、父親であるサンデーサイレンス繋がりでアグネスタキオン・マンハッタンカフェと絡むケースや、母方繫がりで「シンデレラグレイ」のディクタストライカ(伯父に当たるサッカーボーイ)、そして産駒の代名詞になる「ステマ配合」の片割れメジロマックイーンなどと関わる。
いつかの未来にゲームで育成ウマ娘として登場するとして、ゲームの育成シナリオのテンプレートである2歳~4歳の期間ではこの通り7歳までみっちり詰まったその競走馬生を到底反映し難く、しかも海外レースが最重要エピソードとなっているという難題に運営サイドがどう立ち向かうのか?という話題はもはや鉄板である。
関連動画
関連静画
シナリオ(妄想)
関連項目
- ウマ娘 プリティーダービー
- ウマ娘 プリティーダービー(アニメ)
- ドリームジャーニー(ウマ娘)・ナカヤマフェスタ(ウマ娘)・オルフェーヴル(ウマ娘)・ゴールドシップ(ウマ娘) - 史実の産駒
- ディクタストライカ(ウマ娘) - 史実の伯父に当たる
- 競走馬の一覧
- モブ
- ステイゴールド
- 阿寒湖特別
- 黄金旅程
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