電気自動車(Electric Vehicle)とは、電気をエネルギー源とし、モーターを回して走る車のことである。
略称は「EV」。
一般的な電気自動車は車体内に二次電池(充電式電池)を搭載し、外部から充電器を通して電気エネルギーを蓄積。その蓄積したエネルギーを使用してモーターを回し走る。
種類は大別して、バッテリーEV(BEV、二次電池式EV)、ハイブリッドEV(HEV)、プラグインハイブリッドEV(PHEV)、燃料電池自動車(FCV、またはFCEV)。
電気供給に余裕がある北欧や大気汚染対策に迫られた中国では、EVへの転換が急速に推し進められている。
エコな乗り物として取り上げられることも多いが、実際は製造過程でガソリン車以上にCO2を排出する上、発電には化石燃料を燃やす必要があり、さらにEVの製造時には多量の鉱物資源を必要とするが、この生産・精錬は、水質汚染や土壌汚染などの環境問題を抱えている。とある試算ではEVがガソリン車のCO2排出量を下回るためには8万キロ以上走行する必要があるとされており、実際のところエコとは非常に程遠い代物である。しかし、自動運転に関してはEVの方が有利なため、環境問題とは別の分野で発展する可能性はある。
※ここでは燃料電池自動車(FCV・FCEV)やトロリーバス等については触れないものとする。
※2024年9月現在。※のあるものは生産終了車種。メーカー別五十音順→アルファベット順。
※のあるものは日本国内では非採用(公共の充電器が無く、自動車メーカーや研究所等のプロトタイプ用としてあるのみ)。
| 型式・規格 | 用途 | 最大出力 | 備考 |
| SAE J1772 | 普通充電用 | 8kw | 別名「Type1」 日本・アメリカ・韓国で普通充電用として普及。 |
| ※Type2 | 普通充電用 | 22kw? | ヨーロッパや東南アジアで普及。別名「Mennekes」。 両端オスのケーブルが存在。 |
| CHAdeMO (チャデモ) |
急速充電用 | 400kw | 日本発の規格。日本で最も普及している。 charge to move、deは電気、充電中にお"茶でも"どうぞという意味を込めている。 理論上(企画書上)では400kwにも対応とあるが、現時点で市販されている充電器の最大出力は150kw。 当初は海外でも普及させようとしたが、ヨーロッパ勢(CCS)の抵抗のほか、 アメリカでのNACS標準規格制定や大手充電ネットワークでのCHAdeMO充電サービス順次廃止等、 世界的劣勢に立たされており今後日本だけのガラパゴス規格になるのではという見方が広がっている。このため、将来的にGB/Tと統合した日中共通規格で巻き返しを図る計画がある。 |
| CCS1/※CCS2 (Combined Charging System) |
急速充電用 | 350kw | 別名「COMBO」(コンボ)。 ヨーロッパではCCS2が、アメリカ・韓国ではCCS1が普及。 Type1およびType2のコネクタの下部に急速充電専用の2本のラインを追加装備し、大型化したコネクタで充電を行う。 CHAdeMOと異なり急速・普通充電ポートが1箇所で完結する為、開口部が小さく済み配線もその分減るのがメリットだが、 プラグがCHAdeMOよりも大型で重いのがデメリット。 理論上(企画書上)では720kwまで対応させようとしている。 なおアメリカでは後述するNACSがアメリカ標準規格として選定された為窮地に陥っている。 日本国内では現在正規輸入されているフィアット・500eがCCS1を採用しており、 メーカーがオーナーに対しCCS1→CHAdeMOアダプターを配布している。 |
| ※GB/T | 普通充電用・急速充電用 | 237.5kw | 中国でのみ普及している規格。NACSと同じく充電ポートが普通充電・急速充電で共通化されている。前述の通りCHAdeMOと統合する計画がある。 |
| NACS (North American Charging Standard) |
普通充電用・急速充電用 | 250kw | 日本語に訳すと「北米充電標準規格」。 元々はテスラ・モデルS以降に採用された専用コネクターであり、GB/Tと同じく充電ポートが普通充電・急速充電共通。 プラグサイズが普通充電用と同程度のコンパクトで軽量なのが特徴。 2022年にテスラが充電規格を公開したことにより、自動車業界の共通規格化を推進している「SAE International」により標準規格のひとつとして2023年に認証された。 それにより、フォードやゼネラルモーターズ、リビアンといったアメリカ国内をはじめ、 日産やホンダ、ボルボ、フォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツ等の米国外メーカーも2024~2025年以降にNACSコネクターを採用したものにモデルチェンジすることを表明しており、 米国内でのNACSデファクトスタンダード化、世界的規格席巻が期待される。 |
電気自動車の充電サービス一覧を参照すること。
掲示板
919 ななしのよっしん
2025/11/04(火) 12:41:34 ID: qevgeVAnTv
>>lv349048806
アメリカでもライト部門は確立されるのか?
920 ななしのよっしん
2025/11/12(水) 15:08:39 ID: qevgeVAnTv
日光で路面にひかれた特殊な塗料を読み込んで走行するEVバスの試験へ
センサーが読み取れる塗料を使用。GPSが対応しにくい山間部やトンネルで活用期待。課題は路面にかぶさる落下物
921 ななしのよっしん
2025/11/13(木) 14:11:37 ID: VqvoSw1wV8
BEVでも何でも電気たくさん使うのは、わかるけど結局は国連の掲げるSDGs17の目標の「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」とその仲間のためで、
電気エネルギーが蓄電池であっても6週間経過したら、自己放電であがるあたり、日割りの「充電税」のためなんだろう
SDGs考えたのはトランプが大統領に就任する頃だったし、トランプじゃなくてもブッシュ家に対する反発もあったかもね、
アメリカでビルクリントンが大統領の頃に日本製のゲーム機をアメリカに入れて、「アメリカ人が勉強しなくなった」と言われたように
BEVに使う電気は、レシプロエンジンで作る熱エネルギーから作った方がエントロピー?やエンタルピー?取扱数量?という部分でも能率が高そうだし、
福島から東京に電気を通す時に四桁メートル台の山を越えないといけないなら、
東京の街中で発電したり、神奈川県の海岸から東京に電気を送った方が送電の時の抵抗少なそうだけどね
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
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最終更新:2025/12/05(金) 20:00
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