ファミコンウォーズとは、1988年に任天堂から発売されたウォー・シミュレーションゲームである。
開発は『ファイアーエムブレム』シリーズでお馴染みのインテリジェントシステムズ。
概要
現代兵器による戦争を扱ったウォー・シミュレーションゲームは「大戦略」などがあったが、ユニットのデータが細かすぎるなどの理由で、シミュレーションゲームの経験のないゲーマーには敬遠されがちだった。
これらウォー・シミュレーションゲームの複雑な要素を出来るかぎり簡略化し、初心者でも遊べるようにしたものが本作であり、極端な簡略化の結果リアリティは皆無であるが、遊びやすさとゲーム性は随一である。
今までのウォー・シミュレーションゲームに無かった取っつきやすさが評価され、ゲームボーイやスーパーファミコン(ロッピーの書き換え専用)などをはじめ、GBAやDSでも発売されている。またWii以降の全プラットフォームで、バーチャルコンソールでの配信が行われている。
こいつはどえらいシミュレーション
このファミコンウォーズで得た技術によって、手ごわいシミュレーションこと『ファイアーエムブレム』シリーズが製作され、シミュレーションRPGというジャンルの礎を築くこととなった。
ファイアーエムブレムシリーズと比較すると、向こうがストーリーをそれぞれに持つキャラを成長させながら進む一種のキャラゲーであるのに対し、こちらはキャラやストーリーといったものの比重は極めて小さく、
ゲームボーイウォーズアドバンス以降、指揮をとるキャラクター(「ショーグン」という)ごとに、特定ユニットの移動力が上がったり、間接攻撃の射程が伸びたりするなど、個性付けがなされている。
シリーズ発売日
断りのない限り日本でのタイトル、発売日を記載。バーチャルコンソールでの発売は記載していない。
タイトル | 発売日 | ハード | 備考 |
---|---|---|---|
ファミコンウォーズ | 1988年8月12日 | FC | |
ゲームボーイウォーズ | 1991年5月21日 | GB | |
ゲームボーイウォーズTURBO | 1997年6月27日 | GB | |
スーパーファミコンウォーズ | 1998年5月1日 | SFC | ニンテンドウパワー専売 |
ゲームボーイウォーズ2 | 1998年11月20日 | GBC(対応) | |
64ウォーズ | 1999年2月26日予定 | 64 | 発売中止 |
ゲームボーイウォーズ3 | 2001年8月30日 | GBC(専用) | |
Advance Wars | 2001年9月9日 | GBA | 北米版 |
ゲームボーイウォーズアドバンス | 2001年10月12日予定 | GBA | 発売中止 |
Advance Wars 2: Black Hole Rising | 2003年6月23日 | GBA | 北米版 |
ゲームボーイウォーズアドバンス1+2 | 2004年11月25日 | GBA | |
ファミコンウォーズDS | 2005年6月23日 | DS | |
突撃!!ファミコンウォーズ | 2005年10月27日 | Wii | |
Advance Wars: Days of Ruin | 2008年1月21日 | DS | 北米版 |
突撃!!ファミコンウォーズVS | 2008年5月15日 | GC | |
ファミコンウォーズDS 失われた光 | 2014年5月 | DSi | |
Advance Wars 1+2: Re-Boot Camp | 2023年4月21日(※) | Switch | 日本未発売 |
(※)ウクライナ危機の影響で2022年4月8日の発売日が延期。
余談
- 第1作での設定は「レッドスター軍の将軍のヤン・デルタが後進育成のために作った卓上遊戯」というもの。ヤン・デルタはその後『スーパーファミコンウォーズ』で汎用思考の対戦相手として登場している。
- GB版の『TURBO』『2』『3』はハドソンからの発売となっている。こちらは「マス目が正方形でも周囲が6マスになっている(いわゆるヘックス)」「占領している兵が離れても都市の占領耐久度が元に戻らない(後続兵で続けて占領させることができる)」など仕様が少し異なっている。
- 『ゲームボーイウォーズアドバンス』(『Advance Wars』)以降は海外でも発売されているが、発売された直後にアメリカ同時多発テロ事件が発生したためか、ヨーロッパは2002年1月に、日本では発売が無期限延期となった。英語版のWikipediaでは「ゲームボーイウォーズ3との競合を避けるため」という記述があるが真相は不明。
- 現実で戦争が起きている状況でのウォーズシリーズの販売をためらうこともあり、先に挙げた『ゲームボーイウォーズアドバンス』以外にも発売日が変更されたタイトルもある。『ゲームボーイウォーズ』はゲーム内の著作権表記では1990と書かれていたのに発売が1991年になった。また『Advance Wars 1+2: Re-Boot Camp』も当初は2021年12月2日発売予定だったが、品質強化のため延期された後、2022年4月8日に変更されたが、ウクライナ危機で発売が2023年4月21日となった。
- 『Advance Wars』の評判が非常に高く、それ以降も海外では売れ行きが良いものの、日本国内では全く売れていない。「突撃」シリーズを除くと『DS』の次回作『失われた光』の一般発売まで9年を要する結果となった。正確にはクラブニンテンドー2013年度のプラチナ特典としてDSiウェア版が配布されているので条件付きなら8年となる。
- ゲーム画面を一切出さず、本物のアメリカの海兵隊員が訓練しながら「ファミコンウォーズが出るぞ~」で始まる歌(映画「フルメタルジャケット」で訓練中に歌う『ミリタリー・ケイデンス』のパロディ)を歌う『ファミコンウォーズ』のテレビCMは、当時までに無かったこともあって話題となった。
CM撮影に際し、海兵隊員にはローマ字書きの歌詞が提示。「母ちゃんたちには内緒だぞ」の意味を教えられると大爆笑だったという。またCMラストで微笑みデブ風の隊員に並走しながら怒鳴りつける鬼教官については「愛と青春の旅だち」のフォーリー軍曹のイメージも含まれている。 - 『突撃!!ファミコンウォーズ』の元々の海外名は『Battalion Wars』。タイトルが違う理由は『Advance Wars』の続編ではなくスピンオフ作品のため。戦略アクションゲーム(又はTPS)であるので基本的に別物である。が、こちらもなかなか面白い。
- FC・GB版からGBA・DS版の間で大幅なゲームバランス及びデザインの変更があり、SFC版はその中間となっている。『失われた光』でもバランスの再編が行われている。しかし、基本は変わらないため、あまり区別されない。
主な変更点として「生産拠点でも自勢力首都2マス以内でないと生産不可を撤廃し、首都から離れた生産拠点を得られるようになった」「戦闘は多少ダメージ上昇補正をもらった攻撃側と防御側の同時攻撃だったが、攻撃側攻撃の後、防御側の残った戦力が攻撃に変更」「燃料・弾薬費用の撤廃」「補給制限の撤廃」「ショーグンブレイクの導入」など。
主な兵種
シリーズによって種類や性質が違うため、主要なものだけ簡単に表記する。簡略化によって種類が絞られ、役割が非常に分かりやすい性能となっているため、攻撃時はじゃんけん状態になる。
性能解説は、原則としてGBA版と『DS』準拠。無傷のユニットが同種のユニットに直接攻撃を仕掛けた場合、大体55ダメージ%ぐらいのダメージになる。これはHP10のユニットで攻撃すれば相手ユニットは半壊するダメージである。
地上ユニット
安価で最も種類が多い地上戦の基本、近距離兵器と遠距離兵器、対空兵器がある。
地形効果を受けられるため、海や空のユニットと異なり1戦闘で全滅するような極端な組み合わせは少なく
(100%超えは新型戦車→非装甲車両ぐらい)歩兵でもある程度なら壁として使用できる。
- 歩兵
- 最安値のユニット。走攻守ともに貧弱極まりなく、歩兵系以外との直接戦闘は無茶だが、山に登ったり渡河したりでき、何より各種施設を占領可能という重要ユニット。
- 以前は歩兵で壁を築いて戦線を維持する人民解放軍戦法が可能だったが、『GBW』以降は戦車以上になるとほぼダメージを与えられない上、キャンペーンやトライアルではスコアのユニット被害数が評価されるため、あまり使われない。
- 初代以来ずっと1000Gだったが、『失われた光』では1500Gに値上げされ、安価な盾にもしづらくなった。
- バズーカ兵
- ちょっと強い歩兵、古い作品では「戦闘工兵」と呼ばれる。
防御力は歩兵とほぼ一緒、移動力は歩兵以下と貧弱だが、山や川でもコスト1で移動可能。
そして装備したバズーカの威力は軽戦車並みと非常に強く、車両に対して先制できれば対価格効果が大きい。逆に言えば、こちらが軽車両で攻める時には金銭的被害が大きく、山に居られると戦車並みに固く厄介な敵となる。 - 偵察車
- 大型のマシンガンを装備した装輪非装甲車両、対歩兵用。索敵範囲が大きい。
- 装輪なので悪路に弱いが、道路では物凄い移動力を発揮するので、歩兵やロケット砲を潰しに行くと良い。攻撃力は歩兵に毛の生えた程度であるため偵察車同士で撃ち合ってもダメージは少ない。
- 輸送車
- 歩兵・バズーカ兵を1ユニット積んで運搬可能な車で、攻撃能力はない。
- 補給車も兼ねており、周囲の味方に弾と燃料を補充する、海・空ユニットにも補充可能。
- 飛行機・潜水艦・ロケット砲のお供だが、前者二つに地上からどう補給するのかと言ってはいけない。かつては歩兵系ユニット輸送の兵員輸送車と弾薬・燃料補給を行う補給車に能力が分割されていた。『GBW3』と『失われた光』では、さらに補給専用拠点の「簡易空港」や「簡易港」を作れる工作車になっている。破壊されれば乗っていたユニットも破壊されるので敵の攻撃には気を付けなければならない。これはほかの輸送系ユニットの輸送ヘリ・輸送艦にも言えることである。
- 軽戦車
- 戦場の主力である戦車の小さい方。車両を撃破するための大砲と敵の機関砲に耐える装甲を持つ。これが生産できると敵車両の撃破が可能となり、本格的な進攻が可能となる。重戦車が出てくる後半は軽快な動きで非装甲車両や歩兵を倒すのが主な任務。戦車の区分は作品によって異なり、高額側が完全上位の場合(センシャA・B)と、高額になるほど移動力・弾薬・燃料が劣る場合(軽・中・重戦車)がある。
- 重戦車
- 戦場の主力である戦車のデカい方。敵戦車を粉砕する大型の大砲と敵の砲弾に耐える重装甲を持つ。接近戦では絶大な威力を発揮するが、足が遅く弾や燃料も若干少ない等弱点もある。新型戦車に対しても先制すればある程度有利。
- 新型戦車
- 走・攻・守どれを取っても最強の戦車だが、最強故にいかんせん高い。装甲はそれほどでもないが火力が高く、先制を食らえば重戦車でも壊滅しかねないため、ロケット砲や爆撃機で倒した方が良い。GBA・DS版のものは「敵の技術を奪って作った」ため、その異様な形状からタコ戦車と呼ばれる。
- 自走砲
- 敵陣に乗り込み制圧する戦車に対し、こちらは支援兵器である「大砲」に軽装甲と自走機能を付けたもの。射程2~3の遠距離攻撃ができるが、1ターン内に「移動」と「攻撃」の片方しかできない。装甲が薄い戦車上部を狙って攻撃する対戦車兵器であるため、装甲車両に対して強く、軽戦車並みの安価でありながら重戦車にも大きなダメージを与えられる。
- 間接攻撃ユニットも、昔は高いほうが全面上位互換で安いほうが死んでいた(ジソウホウA・B)が、SFC以降は火力差が減り、機動性は安いほうが優れる。安いほうは前に出して火力の足しに使い、高いほうは遠くから敵を狙い撃つために使うようになった(自走砲・ロケット砲)。
- ロケット砲
- 3~5という長射程と、新型戦車をも一撃で半壊させる高威力のロケットをトラックに積載したもの。重戦車並みの攻撃力で一方的に攻撃できる反面、下はただのトラックなので装輪故に悪路に弱く、全くの無装甲なので防御力は自走砲以下という後衛専用兵器、弾切れにも注意。価格は重戦車程度だが大事に使えば消耗しないため、費用対効果は高い。
- 対空戦車
- 飛行ユニットを撃ち落とすための対空機関砲を装備した軽装甲な戦車。飛行ユニットに強い。対空機関砲は「超大型マシンガン」であるため歩兵にも非常に強い(実際の戦争もそうだったらしい)。戦闘ヘリの攻撃にはかなりの耐性があるが、爆撃機に先制されると壊滅してしまう。副砲で戦車系などについているサブマシンガンがついていないため弾切れにも注意。
- 対空ミサイル
- あらゆる航空兵器を一撃で撃墜する対空ミサイルを放つ装輪対空遠距離兵器。射程は3~5(DS2は6)だが、そもそも航空機の移動力が6から9と凄まじいため運用が難しく、そのためかDS2では、移動・射程が強化されている。
- 牽制や防御としての運用が有効で、前線後ろなどに置くことで攻撃しようとする敵航空ユニットに使い捨てになることを迫り動きづらくすることが可能。航空ユニットは間接ユニットがいない、単価が高い(数押しできない)、対空ミサイルで即死するためかなり大きな負担を与えることができる。
- また、敵空港を射程内にとらえてしまえば、生産したユニットをターンが回る前に攻撃して使い物にできなくすることができるため、事実上その空港の生産を封じることが可能。
海上ユニット
海戦及び陸上の支援を行うユニット、強いのは強いのだがやっぱり高価。
GBA版ではあまり強くなかったため、航空ユニットがいる場合は支援側に回りがちであったが、DS版から対空性能が上がり、置いておくだけで牽制能力を発揮するため、制海権、制空権の維持に活躍する。
毎ターン燃料を1消費しなくなると沈没するが、潜水艦以外ではまず起こりえない。最初期は海ユニット向け補給ユニットも出たが、GBA以降は陸にいる補給車からでも燃料・弾薬補給ができるようになった。
- 戦艦
- ロケット砲をも超える射程3~6で全地上海上ユニットを粉砕する威力の戦艦砲と、随一の防御力を持つゲーム中最高値のユニット。潜水艦、航空ユニットが弱点。遠距離ユニットの性質上、海戦で使うというよりは上陸支援で使う方が多い。過去にはそれなり以上の威力で対空攻撃が可能だった作品もいくつかあった。
- 『失われた光』では、ついに移動後間接攻撃可能となり(射程3~5)圧倒的な戦闘能力を得た。
- 護衛艦
- 潜水艦特効の対潜ミサイルと、対空機関砲で他の船を守るためのユニット。ヘリを二基まで積載できる。GBA版の対空性能は対空戦車程度で打たれ弱かったのが、DS以降は爆撃機にすら先制必殺、後攻でも五分と大幅に強化された。対潜ミサイルも対艦ミサイルに変更し、対潜性能は変わらずに潜水艦以外の海ユニットにも少々のダメージが与えられるようになった。海外版では名称まで変更されている[1]。
- 爆撃や魚雷に高い耐性があり、「護衛艦に有効な直接攻撃」が存在しないため、破壊されにくいユニットでもある。
- 潜水艦
- 水中に「潜る」ことで護衛艦、潜水艦以外からの攻撃を受けなくなり。隣接するまで姿が見えなくなる。元々燃料が少ない上潜ると燃料消費が5まで増加する。索敵範囲もすごく広い。潜ると陸上・航空・間接攻撃で倒される心配がないため索敵に最適で、戦闘面では輸送船の破壊及び戦艦や空母への攻撃に用いる。『DS』までは敵の港に沈めておけばその港を封鎖できたりもした(『失われた光』では敵占領港への侵入は不能)。現実同様、海上唯一のまともな直接打撃力を誇るが、いかんせん値段が高い。
- 輸送船
- 陸上ユニットを何でも2つまで積載し、遠方へ運ぶためのユニット。最初期のものを除いて攻撃能力はない。能力の割に値段が高いのだが、他に輸送手段がないためどうしてもこれに頼ることになる。
GBA~DSではなぜかCPUが使いもしないのに優先的に生産する。金の無駄遣いである。 - 空母
- 航空機を搭載、運搬してそれによる攻撃を行うユニット……のはずなのだが、どの作品でもいまいち本業で活躍しておらず、対空ミサイルでの防空を仕事にしている。
- 『失われた光』では攻撃能力を落とす代わりに、搭載した航空ユニットの回復や補給、資材と資金を消費して燃料の少ない爆撃機と言える「艦載機」が生産できるようになり、やっと空母らしい活躍ができるようになった。
航空ユニット
空を自由自在に飛び回るユニット、高価な飛行機と安価なヘリがある。
地上、海上どちらにも有効打を与えられるが、防御面を「空にいる」ということに頼っているため相性が極端に出やすく、対空兵器に狙われると一発で落ちる脆さもある。
毎ターン、ヘリは2、飛行機は5の燃料が消費され、ゼロになると墜落してしまうので残量に注意。当初は燃料・弾薬補給は空港に戻らないと行えなかったため運用が難しかったが、少しずつ制限が緩和され、GBA版以降補給車でお手軽補給が行えるようになり管理が楽になった。
- 戦闘ヘリ
- 低空を飛ぶ「半地上兵器」、攻撃力は軽戦車程度。空中にいるため対車両兵器を受け付けず、地上ユニットに反撃ダメージほぼ無しで攻撃できる。
- ただし本体は脆いため、対空兵器と戦うと一瞬で撃墜される。戦闘ヘリ同士で撃ち合うと先制側が大幅有利。
- 輸送ヘリ
- 低空を飛ぶ「半地上兵器」。歩兵系ユニットを1ユニットだけ積み、山海を越えて運べる。最初期のものを除いて攻撃能力はない。輸送車と比べると飛行ユニットであるぶんだけ機動性が高いが、補給能力はない。
- また、戦闘ヘリよりもやや脆く、歩兵の機銃でもけっこう削れる。
- 戦闘機
- 高空を超高速で飛行し、全ての航空ユニットを粉砕する空対空兵器。地上や海上へは攻撃できない。対空戦車などの攻撃にも多少なら耐えられる。基本的に他のユニットを爆撃機から守るのが仕事である。FC版では地上ユニットと交戦できてしまったため、歩兵に攻撃されると被害金額で大損になってしまう欠点があった。
- 爆撃機
- 高空を高速で飛び、全ての地上・海上ユニットを殲滅する最強の対地上対艦兵器。ほとんどの地上海上ユニットに8割~全滅というものすごい攻撃力で攻撃できる。高価なユニットではあるものの極めて解りやすい強さを誇り、使い勝手は抜群に良い。瀕死か即死か結果が安定しない場合が多いため、補正で確殺可能になるとさらに使い勝手が良くなる。
- ただし、爆撃機だけだと対空兵器のカモになるため、地上海上との連携が重要。
主な地形
大抵のシリーズに出てくるものを紹介。基本的に陸上にある地形は陸上ユニット、海上にある地形は海上ユニットでしか侵入できない。航空ユニットはどこでも移動コスト1で移動できるが、防御効果は得られず、マップ兵器のあるマスに止まることはできない。
- 首都・本部
占領されると負けとなる最重要拠点。最も防御効果が高い。
シリーズでも名称が首都と本部と混在している。 - 道路
舗装されて非常に動きやすく、どのユニットでも移動力コスト1が保証されている。
その一方見通しが良すぎて防御効果はないため、防衛時は居座りたくない。 - 平原
道路同様移動しやすいが、走破性の悪いタイヤタイプの車両は移動コストがより多く要求される。
道路よりも多少隠れる場所が増えるため防御効果が多少付与される。
マップ兵器破壊後移動可能なマスになる場合、この地形の扱いとなる。 - 森
隠れやすく防御効果は高め。しかし走破性のいいセンシャタイプでも移動コストが上がり、
タイヤタイプの車両は平地以上に移動コストを要求される。
『スーパーファミコンウォーズ』では車両は森に侵入できなかったが、かなりまれな仕様である。
サクテキ戦では隣接しない限り発見されない地形となっている。 - 山
険しい地形で歩兵系しか入ることができず移動コストが高いが、防御効果はかなり高い。
歩兵系はサクテキ戦では視界が広がるためかなり重要な地形となる。 - 都市
占領することで軍資金を得られ、地上ユニットは補給・ユニットのHPの回復が行われる。
隠れる場所は多く、森よりも高い防御効果を得られる。 - 工場
占領することで軍資金を得られ、軍資金があれば1ターンに1度地上ユニットの生産が可能。
地上ユニットは補給・ユニットのHPの回復が行われる。
都市並みの防御効果があるため、前線近くで生産したユニットが即破壊はあまり起こらない。 - 港
工場同様軍資金を得られて、軍資金を消費して海上ユニットを生産可能。
海上ユニットは補給・ユニットのHPの回復が行われる。
防御効果も高いため生産と共に現れた敵潜水艦で即破壊とはなりにくい。 - 空港
工場同様軍資金を得られて、軍資金を消費して航空ユニットを生産可能。
航空ユニットは補給・ユニットのHPの回復が行われる。
防御効果も高いが、航空ユニットは地形効果の影響がないため恩恵にはあずかれない。 - 川
歩兵系なら進めるがそれ以外の陸ユニットは侵入不能。移動コストも高い。
『ファミコンウォーズ』では装甲輸送車とセンシャAが侵入できたがごくわずかな例外である。
足を取られて身動きしづらいためか、移動に苦労するにもかかわらず防御効果はない。 - 橋
川を通れない歩兵系以外の陸上ユニット向けの移動経路。道路同様防御効果はない。
橋と言っても海上の橋という解釈もできることから、シリーズによっては海の上に橋がかけられていれば
海上ユニットが侵入できる場合もあり、輸送以外ユニットの重なりがないウォーズシリーズでは
移動経路をふさがれるとかなり面倒なことになってしまう。 - 海
海上ユニットのみ移動可能。
地上ユニットが通る場所では道路に当たるようなもののため、防御効果はない。 - 浅瀬
浅瀬のため輸送艦系以外の海上ユニットは入れない。車両系の陸上ユニットも原則侵入不能だが、
輸送艦に載せるときのみ侵入可能となる。海同様見晴らしがいいため防御効果はない。 - 岩礁
海上ユニット唯一と言える防御効果を得られる場所。移動力コストも高くなる。
サクテキ戦では隣接しない限り発見されない地形となっている。
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関連項目
脚注
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