仮面ライダーエグゼイドとは、2016年10月から2017年8月まで11ヶ月間放送された特撮ドラマである。
本編は全45話完結。
Read This,概要!
2016年8月に発表された平成仮面ライダー18作品目。公式発表に先駆け、およそ2週間前からカウントダウンが行われていた。アルファベットの綴りが”EX-AID”とあるように、人々を救うという目的を明確にしたライダーである。また、主人公含め登場人物の大半が医療従事者および関係者というのも特徴的。
モチーフには「ゲーム」が選ばれ、ライダーに初めて瞳が加えられたデザインが大きく話題を呼んだ。またゲームが題材となっているだけあり、デフォルメ化されたレベル1を経てリアル調のレベル2へと変身、更に各種強化を施すレベル3へ強化される段階的パワーアップ形式を採る。特にレベル1の風貌は、かつて玩具販売元のバンダイ系列が展開していた”コンパチヒーロー”を髣髴とさせる。
SD調→リアル調への変身で共通することから、平成ライダーの放送枠でかつて東映が展開していたメタルヒーローシリーズ末期の「コミカルチェンジロボシリーズ」である「ビーロボカブタック」や「テツワン探偵ロボタック」を連想する人も多い。仮面ライダーとしては異質だが、メタルヒーローの流れを考えると原点回帰ともいえる。
以上のように、「仮面ライダー」としては特異な要素が多いことから、序盤まで不安視していた意見も多かった。
しかし、話が進むにつれ不満点が昇華され、「一つしかない命」を扱う医療と「命がひとつとは限らない」ゲームの二つの要素の対比を始めとした怒涛の展開に、いつの間にか引き込まれファンになった人間も多い。
主な製作スタッフには、チーフプロデューサーに「仮面ライダードライブ」以来の登板となる大森敬仁。サブプロデューサーは前作の「仮面ライダーゴースト」終盤から合流している菅野あゆみがそのまま製作に関わる。
メインライターにはアニメでは「ルパン三世(2015年版)」「ラクエンロジック」、実写では「エイトレンジャー」「金田一少年の事件簿N」、平成ライダーでは「仮面ライダードライブ シークレット・ミッション type TOKUJO」を執筆した高橋悠也がTVシリーズに初参加。
にも関わらず、高橋氏は本編全話と劇場版(ただし双方共に仮面ライダービルド登場パートは除く。イベント「後夜祭」にて正式に判明した)、Vシネマ三部作の脚本を全て一人で書き上げ、視聴者を驚愕させた。
音楽は過去に浜崎あゆみや、Every Little Thingなどの楽曲を手掛けたHΛLの一員である清水武仁、同チーム所属の佐藤あつしがats-名義で参加するのに加え、近年では清水と同じくi☆Risなどavex系列アーティストの楽曲を担当する渡辺徹が手掛ける。パイロット版監督には平成ライダーでは「仮面ライダー鎧武」以来の参加となる中澤祥次郎がメガホンを執る。
シリーズ恒例の収集要素およびキーアイテムはライダーガシャットと呼ばれるゲームソフト。ガシャットのジャンルにより大きくデザインが変わり、戦闘時にも効果音や演出がそれらに影響されるようになっている。
本作も前年度同様、エグゼイドがゴースト劇場版に先行登場。またゴースト本編にも本作のライダーが登場する。さらに冬の劇場版、MOVIE大戦が本年度より平成ジェネレーションズに規模を拡大。本作でゴーストに加えドライブ、鎧武、ウィザードと過去3作のライダーとも共演する。3月末には恒例のスーパー戦隊×仮面ライダー合体SPで宇宙戦隊キュウレンジャーとの共演エピソードも放映される。
そして終盤と映画では次作の主人公「仮面ライダービルド」が登場した。
ドライブ以降定番となってきたスピンオフムービーも本作ではさらに充実。「仮面ライダーエグゼイド[裏技]」と題し、YouTube東映公式チャンネルではゲンム、東映特撮ファンクラブ配信ではブレイブ、BD特典エピソードではスナイプ、ハイパーバトルビデオではレーザーと、エグゼイド以外のライダーを中心にしたストーリーが展開される。こちらの脚本は監修を高橋が行い、劇団きのこの森で主宰を務め、ボードゲーム収集家としての一面を持つ高野水登が執筆するという形を採っている。
「仮面ライダーフォーゼ」以来5年ぶりに8月末で放送終了したため、平成ライダーとしては「仮面ライダーディケイド」以来の放送期間1年未満となる全45話となった。
その一年未満という短さの穴を埋めるかのごとく、最終話の放送中から続編となるVシネマ三部作が告知、加えて仮面ライダーパラドクスを主役とした[裏技]新作のハイパーバトルビデオが追加で告知されると、エグゼイドの展開は留まるところを知らない。
また、2017年10月からニチアサキッズタイム放送枠の再編が行われ、仮面ライダー枠が日曜朝9:00からに移動するため、本作は最終回まで朝8:00から放送される平成ライダーとしては最後の作品である。
あらすじをCheck it!
未知のウイルス、バグスターが人知れずまん延する社会。
政府は聖都大学附属病院に極秘部署・電脳究明センター(CR)を設置、
人類滅亡の危機を回避するための対策を密かに進めていた。ゲームウイルスであるバグスターを倒すのはデジタルゲームの世界!
ゲーム企業と共同で開発したゲーマドライバーとガシャットで適合者に選ばれた医師=ドクターは仮面ライダーに変身する。
人物、キャストがShow up!
- 宝生永夢(ほうじょう・えむ)/仮面ライダーエグゼイド…飯島寛騎(いいじま・ひろき)
- 鏡飛彩(かがみ・ひいろ)/仮面ライダーブレイブ…瀬戸利樹(せと・としき)
- 花家大我(はなや・たいが)/仮面ライダースナイプ…松本享恭(まつもと・うきょう)
- 九条貴利矢(くじょう・きりや)/仮面ライダーレーザー…小野塚勇人(おのづか・はやと)
- 檀黎斗(だん・くろと)/仮面ライダーゲンム…岩永徹也(いわなが・てつや)
- 仮野明日那(かりの・あすな)/ポッピーピポパポ/仮面ライダーポッピー…松田るか(まつだ・るか)
- 西馬ニコ(さいば・にこ)/ライドプレイヤーニコ…黒崎レイナ(くろさき・れいな)
- パラド/仮面ライダーパラドクス…甲斐翔真(かい・しょうま)
- グラファイト…町井祥真 (まちい・しょうま)
- 鏡灰馬(かがみ・はいま)…博多華丸(はかた・はなまる)
- 日向恭太郎(ひなた・きょうたろう)…野村宏伸(のむら・ひろのぶ)
- 天ヶ崎恋(あまがさき・れん)…小手伸也(こて・しんや)
- 小星作(こぼし・つくる)…宇野祥平(うの・しょうへい)
- 檀正宗(だん・まさむね)/仮面ライダークロノス…貴水博之(たかみ・ひろゆき)
- 南雲影成(なぐも・かげなり)/仮面ライダー風魔…堂珍嘉邦(どうちん・よしくに)
- ジョニー・マキシマ/ゲムデウスマキナ…ブラザー・トム
- ナレーション/ラヴリカバグスターの声…諏訪部順一(すわべ・じゅんいち)
Creator=製作スタッフ
Movie=劇場版
仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー
→MOVIE大戦シリーズ第8弾。詳細は「MOVIE大戦」の記事を参照。
仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦
2017年3月25日公開の「スーパーヒーロー大戦」シリーズ第5弾。
劇場版仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング
2017年8月5日公開の単独映画。エグゼイドの「真のエンディング」が描かれる。パラレルワールドだった「仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL」とは違いTVシリーズと直結していることが公式で明言済みであり、最終回が放送された後に正式に「最終回後の話」と公開された。
劇場版オリジナルライダー「仮面ライダー風魔」が登場。また、シリーズ次作の主人公「仮面ライダービルド」が先行登場する。
仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL
MOVIE大戦シリーズ第9弾にして『平成最終章』。
エグゼイド関係では、「トゥルー・エンディング」のさらに後の話である。
シリーズ次作「仮面ライダービルド」との共演作でもあり、44話並びに映画で仮面ライダービルド=桐生戦兎が何故作中での行動をとっていたのかが明かされる予定である。
映画の詳細は「平成ジェネレーションズ」の記事を参照。
東映V CINEMA 仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング
我々は忘れていた
この男が全ての悪の根元であることを
最終話が放送された8月27日、満を持して情報が解禁されたVシネマ三部作。
「誰にVシネマが作られるか」などと予想していた視聴者の想定の上を行き、エグゼイド以外の全味方ライダーにそれぞれVシネマが用意された。
それぞれ通常版はDVDが4500円(税抜)、Blu-rayが5500円(税抜)。
なお、PartⅡ販売と同日の4月11日に、三作全てと特典を収録した「仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング + DXゴッドマキシマムマイティXガシャット」が販売される。価格はDVDが17000円(税抜)、Blu-rayが20000円(税抜)。
以下のスケジュールで販売。
- 2018年3月28日 PartⅠ「仮面ライダーブレイブ&仮面ライダースナイプ」
- 2018年4月11日 PartⅡ「仮面ライダーパラドクスwith仮面ライダーポッピー」
Ⅱ単品版にも、特典「DXゴッドマキシマムマイティXガシャット」が付属する限定版が存在。
付属版はDVDが8000円(税抜)、Blu-rayが9000円(税抜)。 - 2018年4月25日 PartⅢ「仮面ライダーゲンムVS仮面ライダーレーザー」
小説 仮面ライダーエグゼイド ~マイティノベルX~
See you Next Game…?
to「Mighty Novel X」
2018年3月3日、突然公式Twitterからの発表。
その内容は「小説 仮面ライダーエグゼイド ~マイティノベルX~」の制作発表であった。
高橋悠也氏によって描かれる、「アナザー・エンディング」から三年後の物語。
とある「ノベルゲーム」に刻まれた檀黎斗の神意真意…。
そして、小説で描かれる「宝生永夢の始まりの物語」とは…!?
関連動画にInfomationあり!
新たな関連Channel現る!
みんな集まるCommunity
外部Linkでもクリアしてやるぜ!
We're the 関連項目!
- 特撮
- 東映
- ライダーガシャット
- エナジーアイテム
- ガシャコンバグヴァイザー
- バグスター
- 仮面ライダークロニクル
- EXCITE(仮面ライダーエグゼイド)
- スーパーヒーロータイム
- ニチアサキッズタイム
- 超スーパーヒーロー大戦
- コンパチヒーローシリーズ(かつてバンダイ系列が展開していたSDヒーロー。2017年はシリーズオリジナルキャラのファイター・ロアの現モデル生誕25周年)
- ビーロボカブタック(SD→リアル調繋がり。2017年に放送20周年を迎える)
- ワンダースワン(1999年にバンダイが発売した携帯ゲーム機。本編第一話、入院中の少年時代の永夢にとある医者から手渡されたシーンで登場)
- パックマン(冬の劇場版で敵役として登場)
- 鉄拳7(本編第15、16話にて、劇中のアーケードゲームとして登場)
- ゲーム/コンピューターウイルス/医師
- 仮面ライダーブットバソウル
子記事
兄弟記事
- なし
- 33
- 0pt