本 能 覚 醒 !
人間とジューマンが出会い
この星をなめるなよ!
動物戦隊ジュウオウジャーとは、2016年2月14日から2017年2月5日まで放送されていたスーパー戦隊シリーズ第40作目である。
概要
「秘密戦隊ゴレンジャー」から歴史を重ねるスーパー戦隊シリーズの第40作目で、正式シリーズでは「百獣戦隊ガオレンジャー」以来の付加要素がない純粋な動物モチーフ戦隊。例年通り2015年夏に商標登録が行われ、同年12月末に公式発表となった。
今作は人間1人+4人の形態を変えられる動物・ジューマンという、地球人と異世界人の初期5人混合編成。過去には「未来戦隊タイムレンジャー」などの前例があり、シリーズでは久々の編成でスタートする。配色は赤青黄緑白で、ゴーバスターズ以来の桃色がいないパターンとなった。また、マスクの顔部分を展開することで別フォームへの変身を行うことができる。こちらは「忍風戦隊ハリケンジャー」におけるシュリケンジャーの前例があるが、初期戦士で導入されるのはこれが初。さらに追加戦士のジュウオウザワールドは、黒金銀のトリコロール配色。こちらもシリーズ初の試みであり、別フォームを2つ所持している。
チーフプロデューサーは「烈車戦隊トッキュウジャー」以来の宇都宮孝明。メインライターには「海賊戦隊ゴーカイジャー」などを担当、ニチアサ担当脚本家の中で現時点では唯一、スーパー戦隊・平成ライダー・プリキュアの3シリーズすべてで執筆経験のある香村純子が満を持してのメイン起用となった。宇都宮と香村が共に仕事をするのは「仮面ライダーウィザード」以来。サブライターには、ゴーカイジャーではメインを担当した荒川稔久が久々の戦隊シリーズ参加、「Go!プリンセスプリキュア」にてシリーズ構成として香村と共に仕事をした田中仁が特撮初の脚本執筆を果たしている。パイロット版監督は「獣電戦隊キョウリュウジャー」以来の戦隊参加である柴崎貴行がメガホンを執る。
ナレーションは、侍戦隊シンケンジャーで骨のシタリ役を熱演したチョーがシリーズ初担当。また後述のジュウオウチェンジャーの音声も担当する。
オープニングテーマ曲は高取ヒデアキが歌い、Z旗が演奏。エンディングはニンニンジャーに続いて今年もダンス曲になり、歌は大西洋平が担当、ダンスの振付はキョウリュウジャーのEDと同じくパパイヤ鈴木が担当する。本編の途中からはキョウリュウジャーのようにダンス動画を視聴者から募集し、EDでその一部を公開している。
本作開始時点でスーパー戦隊シリーズは通算で1971話を数えており、9月に放送の第29話で通算2000話に到達した。その直前の28話と29話では特別編として「海賊戦隊ゴーカイジャー」のメンバー6人が本作に登場、スーパー戦隊VSシリーズにも匹敵する夢の共演が実現する。
さらにブルーレイコレクションの特典映像では「スーパー動物大戦」として、戦隊アニバーサリーではおなじみのアカレッドや動物戦隊ゴーバスターズ特命戦隊ゴーバスターズの陣マサトとビート・J・スタッグをはじめとする動物にゆかりのある戦隊のメンバーが登場する。
ストーリー
多くの命が生きる星、地球。
一人の人間と四人のジューマンが出会い、一つの群れが生まれた。
地球を守るために!
「ジューマン」と呼ばれる動物達が平和に暮らす異世界・ジューランドにひょんなことから迷い込んでしまった動物学者の風切大和は、リンクキューブの番人である4人のジューマンと出会う。それと同時に、宇宙から数々の星を滅ぼしてきた無法者集団「デスガリアン」が地球へ侵攻してきた。
「命棲む星・地球」を守るため、4人のジューマンは王者の資格を手にとりジュウオウジャーに変身して立ち向かう。その様子を見ていた大和もいてもたってもいられなくなり、本来はジューマンにしか使えないはずの王者の資格を使いジュウオウジャーに変身、デスガリアンを掃討した。
戦いの後、ジューランドへ戻れなくなった4人のジューマンたちは大和の提案により人間の世界で生きていく決心をする。
ここに4人のジューマンと1人の人間による「獣の王者」ジュウオウジャーが誕生、長き戦いが今、幕を開ける。
主な登場人物
動物戦隊ジュウオウジャー
先述通り、1人の人間と4人のジューマンによる編成による戦士たち。本作も若手主体のレギュラー陣に加え、オフィス北野所属のベテラン・寺島進が出演する。
ジュウオウジャーの面々は「野性解放!」で野獣本来の力を解き放ちパワーアップする事も可能で、これはアバレンジャーで言うところの「アバレモード」に相当する。また、他のジューマンからジューマンパワーを受け取ることで新たなフォームへの変身も行うことが出来る。
- ジュウオウイーグル/ジュウオウゴリラ/ジュウオウホエール/風切大和(かざきりやまと):中尾暢樹(なかお・まさき)
「大空の王者、ジュウオウイーグル!」
「ジャングルの王者、ジュウオウゴリラ!」
「王者の中の王者、ジュウオウホエール!」
若手の動物学者で、ある事件をきっかけに4人のジューマン達と出会い、ジュウオウジャーとなる。ジュウオウジャーとなってからは視覚が優れるようになった。さらにラリーからジューマンパワーを受け取ってからは、ジュウオウゴリラに、大王者の資格を手に入れてからはジュウオウホエールに変身できるようになった。
子供の頃、謎の鳥男に助けられ、彼から「王者の資格」と呼ばれるキューブを託された過去を持つ。
野性解放モードの能力は「無敵の翼」で、空を飛べるだけでなく翼で触れた敵をすれ違いざまに叩き斬る事もできる。ジュウオウゴリラに変身すると無類のパワーと意外な(?)器用さで敵を圧倒する。 - ジュウオウシャーク/セラ:柳 美稀(やなぎ・みき)
「荒海の王者、ジュウオウシャーク!」
サメのジューマン。4人のジューマンのリーダー的存在で姉御肌のクールビューティ。聴覚に優れている。
実は負けず嫌いで、手加減される事を嫌う。ちなみにジューランドには両親と弟がいてとても仲がいい。
野性解放モードの能力は背中の「斬鉄のヒレ」で、水中や地中を自在に泳ぐだけでなく、あらゆる物を切り裂く。 - ジュウオウライオン/レオ:南羽翔平(なんば・しょうへい)
「サバンナの王者、ジュウオウライオン!」
ライオンのジューマンで、いつも陽気でテンションが高く、しかも声がデカい体育会系。特技はバク転。
「男の美学」にこだわる所がある。
野性解放モードの能力は両手の「鋼鉄のツメ」で、電撃を帯びた切り裂き攻撃を繰り出す。 - ジュウオウエレファント/タスク:渡邉 剣(わたなべ・つるぎ)
「森林の王者、ジュウオウエレファント!」
ゾウのジューマンで、温厚かつ沈着冷静の頭脳派。実はお坊ちゃま育ちで、ジューマン態の時は鼻を撫でるクセがある。嗅覚が鋭い。
頭脳派らしく読書家で、OPだけでなくいつも何かしら本を読んでおり、また家事もそつなくこなす。
野性解放モードの能力は「無双の足」で、巨大化した足で敵を一撃で踏み潰したり、地響きで敵集団を一掃する事も可能。 - ジュウオウタイガー/アム:立石晴香(たていし・はるか)
「雪原の王者、ジュウオウタイガー!」
トラのジューマンで、セラと違いこちらは可愛い系の美少女…なのだが、実は意外にしたたかな一面も持っている。困っている人を見ると放っておけない性分。チャームポイントは尻尾。味覚が発達している。
ちなみにタスクと違い家事は苦手。
野性解放モードの能力は両手の「鋭きツメ」で、こちらはレオと異なり氷属性の切り裂き攻撃を繰り出す。 - ジュウオウザワールド/門藤操(もんどうみさお):國島直希(くにしま・なおき)
「世界の王者、ジュウオウザワールド!」(本編)
「大阪の王者、ジュウオウザワールド!」(ファイナルライブツアー)
「地球の王者、ジュウオウザワールド!」(帰ってきた動物戦隊ジュウオウジャー)
ジュウオウジャーの力を研究したジニスとナリアの手により作り上げられた戦士。元々は普通の青年だったがデスガリアンに捕まり、サイ・ワニ・オオカミのジューマンパワーを注入されてしまった。当初はゲームを盛り上げるためのエクストラプレイヤーとしてジュウオウジャーと敵対していた。大和の尽力により正気を取り戻し、以降はジュウオウジャーの5人と共闘する。
感情の起伏が激しく、ふとした事ですぐに落ち込んでしまうネガティブ思考の持ち主。しかし調子に乗ると手がつけられないほど強く、敵からも「強さにムラがありすぎる」と指摘されるほどである。
決め台詞は「レベルが違うんだよ!」または「お前の世界はここで終わる!」
ライノス、クロコダイル、ウルフの三つの姿に「本能覚醒」することが可能で、さらにこの三体の力を同時に引き出す「野性大解放」の姿にもなれる。この時は左手のウルフのツメ、右手のクロコダイルの尻尾、両肩のライノスの角を同時に発動させる。
その他
- ジュウオウヒューマン/森真理夫(もりまりお):寺島進(てらじま・すすむ)
「人類の王者、ジュウオ~ウッヒューマン!」
大和の叔父で、本職は動物彫刻家。元々大和を下宿させていたが、ジューマンの4人もそれとは知らずに下宿させている。作品を作る際には動物の気持ちになるため着ぐるみを着るのが特徴。
物語後半、偶然にも大和達の正体を見てしまい、自分も決意を固めてジュウオウヒューマンとして戦おうと自作スーツを作ったがメンバーには総動員で却下されてしまう。
だが、ジュウオウジャーの数少ない正体を知る者の務めとしてこれからも大和達の助けになることを誓った。
ちなみに番外戦士のような扱いだがゴーカイチェンジを除けは戦隊史上初の男ピンクである。 - ジュウオウバード/バド:(声:草加雅人村上幸平)
「天空の王者、ジュウオウバード!」
鳥のジューマンらしき謎の男。幼い大和の前に現れて王者の資格を託し、助けたことが大和の記憶から語られている。現代でも何かしらの活動を行っているようだが……?ちなみに王者の資格を持っているためジューマンのジュウオウジャーと同じく人間の姿に変化することが可能で、人間の姿が白髪なのは大和を助けた時にジューマンパワーを分け与えたため。長らく最後の王者の資格を持って行方をくらましていたが、大和のピンチの前に現れ王者の資格を覚醒させてジュウオウバードとなった。 - ラリー:(声:石塚運昇)
第5話・6話に登場したゴリラのジューマンで、「人間研究」のためにジューランドから人間界を訪れ、山奥で生活している。ノリがラテン系のおじさん。負傷した大和にジューマンパワーを分け与えたため、鳥男同様に白髪頭となっている。 - バングレイ:(声:神奈延年)
第23話から登場した宇宙をさすらう巨獣ハンターで、しとめた獲物は判明してるだけで99頭。
相手の記憶に眠っている物や人物などを実体化する能力を持つだけでなく、自分自身もリーダークラスをしのぐ戦闘能力を持っている。
かなりの気分屋で、地球に来たのはあくまで珍しい巨獣を求めての事で、デスガリアンのブラッドゲームには誘われてもほとんど興味を示さない…というか、ブラッドゲームを途中で降りている。
そのため一戦を交えたクバルからは敵対視されている。 - ドミドル:吉村崇(よしむら・たかし、平成ノブシコブシ)
夏の劇場版に登場する宇宙サーカス団の団長。ある目的で地球にやって来て、ジューマン達によるサーカス団を乗っ取る。
キューブアニマルを洗脳し自在に操る事も可能で、劇場版ではペルルのキューブコンドルが操られた。 - ペルル:笹野鈴々音(ささの・すずね)
夏の劇場版に登場する、人間界で生まれたコンドルのジューマンの子供。
両親は既に亡くなっており、ジューマン達のサーカス団と行動を共にしている。
父の形見であるキューブコンドルを大切にしている。
ちなみに劇場版でペルルを演じる笹野鈴々音は、声だけでなくペルルのスーツアクターも演じている。 - ケタス/初代ジュウオウホエール(声:チョー)
ジューマンたちの先祖であるクジラのジューマン。太古の時代に地球を襲った怪物を倒すために地球から与えられたパワーを使ってジュウオウジャーの力とキューブホエールを授かった。その後はジューマンの大王としてジューランドを作り、大王者の資格を核としたリンクキューブと王者の資格を作り出した。 - リリアン(声:釘宮理恵)
「帰ってきた動物戦隊ジュウオウジャー」の実質的なヒロインであるサイのジューマン。
地球王者決定戦にて操に出会うが、彼が事故で何度も彼女にパイタッチをしてしまった結果嫌悪の気持ちを向けられる。
操が体に取り込んだサイのジューマンに強いあこがれを抱いており、同時に操に彼の影を感じていた。
その後は操と地球王者決勝戦で戦い敗北、その際に彼に恋をし、その後の戦いにて彼を助ける。
その結果操もリリアンに惚れ、結果、初の人間とジューマンの恋人同士となったのだった。
ドがつくほどのコミュ障からジュウオウジャーという仲間を得て、更には彼女もできてリア充街道まっしぐらの操。
「動物戦隊ジュウオウジャー」は門藤操という男のコミュ障脱出物語と言っても過言ではないだろう。 - キャプテン・マーベラス/ゴーカイレッド:小澤亮太
かつて「海賊戦隊ゴーカイジャー」として地球を守った宇宙海賊の船長。地球にあるという伝説のお宝を探しに再び地球へやってきた。お宝である大王者の資格を巡ってジュウオウジャーとバングレイらと三つ巴の争いが巻き起こるが、最終的にはジュウオウジャーを新たなスーパー戦隊として認め、ジュウオウジャーとド派手な共闘を繰り広げる。
アイテム
- ジュウオウチェンジャー
ジュウオウジャーに変身するためのキューブ型=立方体のアイテムで、別名「王者の資格」とも呼ばれる。
変身はもちろんの事、後述のジュウオウキューブ=キューブアニマルの召喚や、巨大ロボの合体キーや必殺技起動キー、さらには通信にも使われる。
変身キーワードは「本能覚醒!」。
またチェンジャーなどのアイテムの一連のボイスはナレーションのチョーが担当。
ちなみに、人間界とジューランドを互いに行き来するには6つの「王者の資格」が必要とされている。そのうち5つはジュウオウジャーの5人が持っており、残りの1つは鳥男バドが持っていたものが「ジュウオウチェンジャーファイナル」として覚醒した。 - ジュウオウバスター
5人の共通武器で、赤と青のキューブを前後に入れ替えることで、銃モード(青キューブの銃身が伸びる)と剣モード(赤キューブから剣が出る)に変形する。 - 鳥獣剣イーグライザー
ジュウオウイーグル専用の剣で、剣が細かく分かれムチのように伸びる事で、離れた距離の敵にも攻撃できる…ってそれなんてガリアンブレード。
ジュウオウイーグルがゴリラにフォームチェンジした際にも使用可能で、どういうわけか前述の鳥男も持っている。 - ジュウオウザライト
ジュウオウザワールド専用の懐中電灯型変身アイテム。ジュウオウチェンジャーと同じく変身とキューブ召喚、さらに合体を発動できる。もちろん通常の懐中電灯としても使える。 - ジュウオウザガンロッド
ジュウオウザワールドの専用武器。釣り竿として使えるロッドモードと銃型のガンモードに変形し、ロッドモードは槍のように使う事もできる。
ちなみにジュウオウザワールドの装備は全てデスガリアン製である。 - ホエールチェンジガン
リンクキューブの核になっていた通称「大王者の資格。」キューブモードからガンモードに変形し、ジュウオウホエールへ変身させる。ガンモードから放たれる「ジュウオウファイナル」はビームが月まで届くほどの超威力を誇る。
キューブアニマルのみなさん
ジュウオウジャーが召喚する相棒の超生命体で、名前のごとく立方体=キューブからそれぞれの動物メカに変形する。ジュウオウジャーが乗り込んで操縦。また手のひらサイズにも体を縮小できる。
大きく分けて、後述の巨大ロボに合体するキューブアニマルと、巨大ロボ用の武器に変形するキューブウェポンに分類される。
- キューブイーグル
ジュウオウイーグルの相棒で、イーグルの名前のごとく空中戦が得意。キューブ番号は 1 。
他のキューブアニマルにも共通しているが、キューブ形態での戦闘も可能。 - キューブシャーク
ジュウオウシャークの相棒。基本的に水中戦が得意だが、ガオシャークのように、ある程度空中戦もこなせる万能選手。巨大な顎が武器。キューブ番号は 2 。 - キューブライオン
ジュウオウライオンの相棒で、高い機動性が売り。キューブ番号は 3 。 - キューブエレファント
ジュウオウエレファントの相棒。長い鼻を自在に駆使し、また巨体そのものも強力な武器になる。キューブ番号は 4 。 - キューブタイガー
ジュウオウタイガーの相棒。2つの巨大な爪で敵を切り裂く。キューブ番号は 5 。 - キューブゴリラ
ジュウオウゴリラへの覚醒とともに王者の資格から生み出されたキューブアニマルで、ゴリラならではの肉弾戦を駆使したパワーファイトだけでなく、右肩のビッグワイルドキャノンを自在に操る器用さも兼ね備えた万能選手その2。
何気に空中ブランコまでこなす敏捷性も併せ持つ。キューブ番号は 6 。 - キューブクロコダイル
ジュウオウザワールドが召喚するキューブアニマルのひとつ。水中戦もこなせる。巨大な顎で噛みつくだけでなく、口の中にビーム砲が仕込んであり、ここからビームを放つ事も可能。キューブ番号は 7 。 - キューブウルフ
ジュウオウザワールドが召喚するキューブアニマルのひとつ。素早い動きで敵を翻弄し、さらにキューブ形態に変形し特殊な超音波を放つ戦法を得意とする。キューブ番号は 8 。 - キューブライノス
ジュウオウザワールドが召喚するキューブアニマルのひとつ。キューブというよりキャリアカーのような姿をしており、コックピットも自動車の運転席のようになっている。(これはキューブアニマルがデスガリアンによって改造されたため。)背中部分にジュウオウキューブを搭載することができる。キューブ番号は 9 。 - キューブホエール
ジュウオウホエールの相棒にして地球で初めて誕生したキューブアニマル。頭部にカイオースピアを差し込む事でキューブモードからアニマルモードヘ変形。ビッグホエールバレルで敵を攻撃する。その強さは宇宙にまで届いており、巨獣ハンターであるバングレイはこのキューブホエールを狩るために地球へやってきたという。キューブ番号は10。これは「ジューランドで重要な番号だから」という意味らしい。 - キューブコンドル
夏の劇場版に登場するキューブアニマルで、劇場版に登場するジューマンの子供・ペルルが持っている。幻を見せるのが得意で、劇場版ではペルルにジューランドの幻影を見せている。
また巨大化してエレファント、タイガーと合体し後述の巨大ロボ「コンドルワイルド」にもなる。キューブ番号は劇場版限定メカ恒例の 0 。 - キューブオクトパス
(登場当初では)誰の相棒でもないタコのキューブアニマル。八本足をぐるぐる回して空を飛ぶ事が可能。キューブ番号は数字ではなく?が振られているため、形式上はキューブウェポンの一種である。 - キューブキリン(キューブウェポン)
キューブウェポンと呼ばれる、武器に変形するタイプのキューブアニマルで、後述のジュウオウキングのバズーカ「キリンバズーカ」に変形する。
キューブの記号は数字ではなく、「!(ビックリマーク)」になっている。
動物形態では長い首を振り回して敵をぶん殴るのが得意。また発射口は網などを吸い込む事も可能で、何かと役に立つキリンさんである。 - キューブモグラ(キューブウェポン)
先端のドリルを回転させ、どんな岩盤をも貫くキューブアニマル。モグラだけあり、地中に潜ってからの奇襲攻撃はお手の物。
後述のジュウオウキング、ジュウオウワイルドの武器「モグラドリル」に変形する。キューブの記号はキリンと同じく「!」。 - キューブクマ(キューブウェポン)
たクマしい筋骨隆々のボディを持つキューブアニマル。こちらも巨大ロボの武器「クマアックス」に変形する。他のロボでも使えないことはないが、そのボディから生み出される圧倒的なパワーゆえ、ほぼワイルドジュウオウキング専用のキューブウェポンとなっている。キューブの記号はウェポンキューブ共通の「!」。
ちなみに「金のキューブパンダ」と呼ばれる同類の仲間がいるようだが…? - キューブパンダ(キューブウェポン)
前述のキューブクマがなぜか突然変異した姿で、黄金に輝くボディで敵の攻撃を跳ね返す。こちらも「パンダアックス」に変形する。キューブクマが変身しているので、クマ譲りの圧倒的なパワーも健在と、まさに攻防一体のキューブウェポンと言える。 - キューブコウモリ(キューブウェポン)
コウモリに変形するキューブアニマル。超音波を発して暗闇を自由自在に飛ぶ事が可能で、敵の死角から不意を突く奇襲攻撃が得意。ブーメラン形態に変形し、必殺技の「コウモリブーメラン・ジュウオウカッター」で敵を叩き斬る。この時投げたブーメランはちゃんと手元に戻ってくる。
第21話で初登場し、後述のトウサイジュウオーが初めて使用したが、もちろん他の巨大ロボでも使える。
またブーメランだけでなく、手に持って巨大カッターとして使う事も可能。 - キューブオクトパス(キューブウェポン)
タコに変形するキューブアニマル。キューブウェポンに分類されるが、動物名が英語、通常のキューブアニマルと同サイズ、記号が「?(ハテナマーク)」と他のウェポンとはかなり異なっている。手持ちの武装ではなく、ジュウオウキングと合体して「ジュウオウキングオクトパス」を形成する。 - キューブシマウマ/カモノハシ/ヒョウ/フクロウ(キューブウェポン)
ワイルドトウサイドデカキングの必殺技「ジュウオウドデカダイナマイトストリーム」の演出で登場するキューブアニマル。それぞれキリン/モグラ/クマ/コウモリのリデコ品として商品化される形で先行公開されていた。
巨大ロボのみなさん
いずれも複数のキューブアニマルが変形合体して完成する巨大ロボで、彼らもまたジュウオウジャーの心強い相棒である。基本的に三体で合体する上に合体できるキューブアニマルは先着三名の早い者勝ちで決まる(カッコ内は合体時のジュウオウチェンジャーおよびアイテムのボイス)。
- ジュウオウキング( 3 、 2 、 1 !/ 4 、 5 、 1 !ジュウオウキング〜!)
キューブイーグル、キューブシャーク、キューブライオンの3体が動物合体して完成する1号ロボ。3つのキューブが縦に重なり、ビッグキングソードが突き刺さって合体完了という豪快な合体プロセスを持つ。攻守ともにバランスの取れた万能タイプにして、すべての基本形態。主な武器はキングソードとキリンバズーカで、主な必殺技は、キングソードで敵を一刀両断する「キングソード・ジュウオウ斬り」。
またガオレンジャーの精霊王のように、部位を入れ替えての換装合体も可能で、これにより戦う相手によって特性を使い分ける事が可能になる。イーグル・エレファント・タイガーが合体したジュウオウキング1・5・4は脚を活かした蹴り技が得意。
さらにキューブオクトパスが背中に装着されたジュウオウキングオクトパスは「オクトパス・ジュウオウボンバー」というタコ焼き型の爆弾を発射できる。 - ジュウオウワイルド( 4 、 5 、 6 !/ 3 、 2 、 6 !ジュウオウワイルド~!)
キューブゴリラ、キューブタイガー、キューブエレファントの3体が動物合体して完成する2号ロボ。3つのキューブが縦に重なり、ビッグワイルドキャノンが変形して最上部のゴリラに合体する。ゴリラの防御、タイガーの敏捷性、エレファントのパワーとこちらも万能型だが、ジュウオウキングよりも近接戦メインの戦い方を中心とするハードパンチャー。主な必殺技は、ワイルドナックルを6発連続で豪快に放つ「ワイルドロケットナックル」。
こちらもシャーク、ライオンとの合体が可能で、ジュウオウワイルド6・2・3となる。 - トウサイジュウオー( 9 、 7 、 8 !トウサイジュウオ〜!)
キューブライノスを中心にクロコダイルが右腕、ウルフが頭部に動物合体する巨大ロボ。単体でワイルドジュウオウキングとも互角に渡り合える戦闘力を持つ。
必殺技は三つのキューブのエネルギーを発射する「トウサイトリプリザビースト」。 - ドデカイオー
キューブホエールが動物変形することで完成する巨大ロボ。カイオースピアを武器にダイナミックな戦いを見せる。必殺技はカイオースピアを銃型に見立てて潮吹き状のエネルギーを発射する「ドデカイオーシャンスプラッシュ」。- ワイルドトウサイドデカキング( 1 、 2 、 3 、 4 、 5 、 6 、 7 、 8 、 9 、 10 !ワイルドトウサイドデカキング~!!)
1~10までのキューブアニマルとキリン、モグラ、クマ、コウモリのキューブウェポンの合計14体のジュウオウキューブが動物全合体した強化ロボ。巨獣ハンター・バングレイとの最終決戦で初登場した。
必殺技は、地球のパワーを秘めた100体のキューブが一斉突撃を行う「ジュウオウドデカダイナマイトストリーム」。1~8のキューブアニマルは両足を構成するのだが、ミニプラ版ではイーグル、ゴリラがそのままでは上にキューブを乗せることができないためドデカイオーに付属するジョイントパーツを挟んで合体を再現している。
- ワイルドトウサイドデカキング( 1 、 2 、 3 、 4 、 5 、 6 、 7 、 8 、 9 、 10 !ワイルドトウサイドデカキング~!!)
- ジュウオウキングオクトパス
ジュウオウキングにジュウオウオクトパスが頭部・バックパックとして合体した特殊形態。8つのオクトパステンタクルをは吸盤にあたる部分からタコ焼き型爆弾「オクトパス・ジュウオウボンバー」をばら撒くほか、プロペラ状に回転させて空を飛ぶことが可能。必殺技は上空からキングソードで敵を斬り付ける「オクトパス・ジュウオウ斬り」。最終合体の後という戦隊ロボの中でもかなり珍しいタイミングでの登場となった。 - コンドルワイルド( 4 、 5 、 0 !)
夏の劇場版に登場する巨大ロボで、宇宙サーカス団の団長・ドミドルによって操られたキューブコンドルがエレファント、タイガーと強制合体。ジュウオウキングに立ちはだかる。
そのパワーは絶大で、ジュウオウジャーの巨大ロボでは珍しく、光の翼を広げて空を飛ぶ事も可能で、必殺技の「コンドルワイルドナックル」の連打でジュウオウキングを撃破する。
デスガリアンのみなさん
銀河系宇宙を荒らしまわる無法者集団。これまで「ブラッドゲーム」と呼ばれる殺戮ゲームを行い、99の惑星を滅ぼしてきた。そして100個目のターゲットとして地球に狙いを定める…ってそれなんてゲゲル。(まあ荒川稔久の弟子の香村純子なら仕方ないか)
アザルド率いる武闘派の「チームアザルド」と、クバル率いる頭脳派の「チームクバル」に分かれており、配下のメンバーは「プレイヤー」と呼ばれている。
ちなみにアザルドとクバルの両者の仲は極めて最悪であり、互いに足を引っ張り合ったり、出し抜いたり妨害したりする事は日常茶飯事である…ってか、ジェットマンのラディゲとトランザ、マジレンジャーの冥府十神もそうだったよね。
- ジニス(声:井上和彦)
デスガリアンの首領。勝者に商品を与える事でブラッドゲームを競わせる、仮面ライダークウガで言うところのバラのタトゥの女的なポジションでもある。 - アザルド(声:大教授ビアス様中田譲治)
デスガリアンの幹部で、「チームアザルド」を率いる。相手に肉体的苦痛を与える武闘派で、配下のプレイヤーもバリバリの武闘派が多い。 - クバル(声:岩田光央)
同じくデスガリアンの幹部で、「チームクバル」を率いる。こちらは相手に精神的苦痛を与える頭脳派で、配下も知略に長けた頭脳派メンバーが中心。
前述のバングレイがデスガリアンに誘われたにも関わらず、ブラッドゲームを途中で降りた事から、バングレイに対して不信感を抱いており、これがきっかけで刃を交えた事も。 - ナリア(声:寿美菜子)
ジニスの秘書で、敗れたプレイヤーに「コンティニューメダル」を与えて巨大化させるのがお仕事。有事の時は自身もヌンチャク上の武器を用いて交戦する。 - メーバ
デスガリアンの下級戦闘員で、銀色の「メーバメダル」から作り出される。
OP・ED曲
オープニングテーマ「動物戦隊ジュウオウジャー」
作詞:藤林聖子
作曲:高取ヒデアキ
編曲:籠島裕昌(Project.R)
歌:高取ヒデアキ(Project.R)
コーラス:ヤング・フレッシュ
演奏:Z旗
エンディングテーマ「レッツ!ジュウオウダンス」
作詞:藤林聖子
作曲・編曲:谷本貴義(Project.R)
歌:大西洋平(Project.R)
コーラス:ヤング・フレッシュ
振付:パパイヤ鈴木
関連動画
関連チャンネル
外部リンク
関連項目
スーパー戦隊シリーズ | ||
前作 | 今作 | 次作 |
手裏剣戦隊ニンニンジャー | 動物戦隊ジュウオウジャー | 宇宙戦隊キュウレンジャー |
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