春日部市(かすかべし)とは、埼玉県にある市の一つである。特例市、彩の国中核都市、業務核都市に指定されている。
市長挨拶
私たちのまち「春日部市」は、平成17年10月1日に(旧)春日部市と(旧)庄和町の1市1町が合併し、 誕生いたしました。
春日部市は、都心から35キロメートル圏、関東平野のほぼ中央、埼玉県の東部に位置し、南北約12キロメートル、東西約11キロメートルの市域を有しています。
江戸時代には、日光街道などの主要道路の整備とともに、粕壁宿として栄え、発展を遂げてまいりました。現在は、東西方向に東武野田線と国道16号バイパスが横断し、南北方向には東武伊勢崎線(東京メトロ日比谷線・半蔵門線・東急田園都市線乗り入れ)と、国道4号・4号バイパスが縦断し、首都圏における交通の要衝としてにぎわいをみせており、本市の特別住民で「子育て応援キャラクター」で「まちの案内人」でもある、アニメ「クレヨンしんちゃん」のまちとしても知られております。
また、都心への通勤圏であるにもかかわらず、水田や屋敷林が広がる水と緑の豊かな都市として、美しい景観と恵まれた自然環境を有しています。 これらの個性や特性を十分に生かし、「市民主役・環境共生・自立都市」を基本理念とした「人・自然・産業が調和した快適創造都市-春日部-」を目指してまいりますので、皆様方の一層のご理解とご協力を心からお願いいたします。
概要
春日部市 かすかべし |
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基本情報 | |
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国 | 日本 |
地方 | 関東地方 |
市役所所在地 | 埼玉県春日部市中央六丁目2番地 |
市町村コード | 11214-3 |
面積 | 66,00km2 |
総人口 | 228,997人 (推計人口、2021年2月) |
人口密度 | 3,470人/km2 |
木 | キリ |
花 | 藤の花 |
市長 | 石川良三 |
行政区画テンプレート |
埼玉県の東部にある市で、関東平野のほぼ中央に位置している。北は宮代町・杉戸町、南は越谷市・松伏町、西はさいたま市岩槻区・白岡市、東は江戸川を挟んで千葉県野田市と、7つの市町と接している。面積は65.98平方キロメートル。
上述した市長挨拶のとおり「クレヨンしんちゃん」の舞台として有名。現在では野原しんのすけら野原家の面々は特別市民という形で春日部市に住民登録がされており、春日部市役所でその住民票の写しを購入することができる、また、東武スカイツリーライン(以下「伊勢崎線」)・東武野田線が交わる春日部駅から出てすぐのショッピングモール「ララガーデン春日部」には、本作をモチーフとしたアミューズメントコーナーがある。
「らき☆すた」に登場するキャラクター達の学び舎モデルである「春日部共栄高校(私立春日部共栄中学高等学校)」は当市内豊春地区に所在する。また、TVアニメOPで細密に描かれた春日部駅西口改札付近も「聖地」の一つ。
野球漫画「おおきく振りかぶって」で描かれる”春日部市立高校”は、「埼玉県立春日部高等学校」がモデルとされている。
名物、シンボルなど
- 春日部のシンボル
- 市の花→フジ(「牛島の藤」は、国指定特別天然記念物に指定)
- 市の木→キリ(桐。後述する特産品の材料)
- 市の鳥→ユリカモメ(「伊勢物語」の中で、在原業平が隅田川(現在の古隅田川)にいる「都鳥」を詠んだ事、市民に安らぎを与える事から
- 特産品
- 桐を使って→ 「桐だんす」「桐箱」「押絵羽子板」
- 古くからの麦の集散地だった→「麦わら帽子」
- 藤の色をかたどって→「藤うどん」など、藤色の製品
- 旧・庄和町の伝統祭事を継承→「大凧」※「大凧会館」は、東日本大震災で被災し閉館・取り壊し済み
毎年開催の祭り
- 春日部藤祭り(4月の最終日曜日に開催)
- 春日部駅西口から1キロにわたって続く「藤通り」にて開催される祭り。見事に咲いた藤棚は絶景。その足で野田線に乗ってひと駅、藤の牛島駅で下車して「牛島の藤」を見に行くのもいいだろう。
- 春日部大凧あげ祭り(5月3日・5月5日に開催)
- 旧称「庄和大凧あげ祭り」。西宝珠花の江戸川河川敷で開催される伝統祭典。発祥は、江戸時代末期に当地で盛んであった養蚕の吉凶占いと、初節句を迎えた男児の出生を祝うことである。ニコ動的冷やかしどころ見どころは、脇で有志が5日の部でここ数年勝手に上げている「痛凧」。各種飲食類の露店や、協賛出展者ブースめぐりを兼ねつつ、我が国における「今昔お家芸のコラボ」を眺めるのも面白いかもしれない(該当項も参照)。もちろん、全国各地に伝わる「普通の凧」の愛好家も集結するので、祭りが終わる夕方まで見ていて飽きることはないだろう。祭りのハイライトは、和紙と竹で作られた「日本一」、百畳敷き(!)の大凧が空を舞う(正午以降、風を読んで)。その姿は勇壮のひとこと。余談であるが「日本一の大凧」の飛揚を自称する地域が他にもあり、神奈川県相模原市・座間市、浜松市、滋賀県東近江市ほかもその名を名乗る。こればかりは実際、ゴールデンタイムに放送されるテレビのバラエティ番組などで比較検証でもしてくれないと分からないよね…。開催日の朝から終了後までは、春日部駅東口から会場近くまで、朝日バスの直行便が頻繁に運転される。2013年には春日部市の企画の下、東武鉄道が所有する通勤電車2編成への告知ヘッドマーク掲出も初の試みとして実施された。
- 春日部夏祭り(7月13日に近い土・日曜日に開催)
- 春日部駅東口周辺で開催。25基の御神輿は圧巻。とにかく人が多いので迷子に注意。
地域紹介
粕壁
市の中心部。ガラガラララ「ララガーデン春日部」や「西武百貨店」(旧「ロビンソン百貨店春日部店」)・「イトーヨーカドー」・「iDC大塚家具」(春日部市発祥)などがあり、春日部駅前は賑わっている。が、(特に西口は)駅前にパチンコ店が目立つ(家電量販店「ロケット」の跡地、焼肉「安楽亭」の跡地などはパチンコ店に様変わりしてしまった)。そんなスペースがあるならアニメイトやら大手飲食店をだな・・・
地平を走る東武鉄道線の影響で、春日部駅を中心に東口側と西口側で地域が「東西分断状態」になってしまっている(駅北側の踏切は、特急「スペーシア」・「りょうもう」、日光・鬼怒川・会津方面への快速列車に加えて、上記市長挨拶でも述べられている系統の通勤電車がバンバン通る伊勢崎線と、いちおう首都圏の外郭路線でもある野田線の線路が輻輳しているために、朝夕ラッシュ時は言うまでもなく、昼間帯も1時間あたり数分鳴動が無ければいいほうという、いわゆる「開かずの踏切」になっており、迂回路としては陸橋、地下道を通るしかない)。現在、春日部駅前後の線路各1キロほどの高架化計画がようやく認可され周辺施設の解体工事が着工。踏切除却の実現めどは2031年度を予定しているが、用地買収がまだ終わってないため延びる可能性は当然存在する。鉄ヲタだったら飽きないかもしれないけど、居住の市民や通りすがりの旅人にはいい迷惑でして...
余談だが、春日部駅西口にあった「ファンケルハウスJ」(アニメ「らき☆すた」OPで柊つかさが踊っているシーンの背景)は、既に閉店済み。現在跡地は「サーティワンアイスクリーム」となっている。また、西口には近年屋根が設置されたり、駅名看板が東武鉄道の新CIマーク・駅ナンバリングに準拠したものに架け替えられるなど、アニメ放映時と比べて雰囲気が若干変化している。
同駅西口には、お茶で有名な「おづつみ園」の本社もある。また、同社前にある春日部郵便局前交差点は、どういうわけかちょっとした雨でもすぐ水が溜まる事で有名である。
武里
越谷市との境にあり、境目がややこしい地区。国道4号と伊勢崎線一本で市街地に行きやすい。武里駅前には、かつてアジア一などと謳われた武里団地が広がっている。今では・・・。お察しください
一ノ割にある和菓子店「菓匠ちぐさ」では「らき☆どら」なるどら焼きが売られている。(味はそれぞれ、こなた:チョコ、かがみ:餅入り餡、つかさ:みかん、みゆき:イチゴミルク)鷲宮町、幸手市、春日部市でそれぞれ販売されている「らき☆すた絵馬ストラップ」や「らっ桐☆すたー」、「らっ桐☆ばこ」、らき☆どらの箱の蓋などを作っている「飯島桐箪笥製作所」もこの地域にある。
豊春
さいたま市岩槻区と隣り合わせの地区で、田園が広がっている。最近は住宅建設が著しい。
温泉が湧き出している関係で、スパ施設「春日部温泉」があり、朝日バスの終着地となっているが、周辺はあまり開発されていない場所なので風景から浮いている。また、数年前にオープンした春日部駅東口の「湯楽の里」など、周辺同等施設と比較すると、料金などで押されている。
平成15年に開催された「彩の国まごころ国体」の卓球会場となった体育施設「ウイングハット」もある。スポーツ施設としては規模が大きいので、今でもさまざまな大会を行っている。中には安価で気軽に入れるジム施設もある。
なお、上述の「らき☆すた」や高校野球(甲子園出場)などで一躍有名になった「春日部共栄高校」はこの地域にある。
豊野
中川と古利根川に挟まれ、国道4号バイパスが通る地区。工業団地・クリーンセンター(ゴミ処理場)がある。
内牧
白岡市に隣接する、自然あり工業団地ありの少し標高が高い地域。平地の田んぼからあっという間に畑へと景色が変化していくのはなかなか面白い。
坂を登った先にある「内牧公園」では、アスレチックやバーベキュー等ができるほか、周辺を活用してジョギングやサイクリングもできるので便利。週末にはボーイスカウトを見つける事ができる。市内の小学生は、低学年にたいていここに校外学習で来ることになる。しかし、坂を上るうえに遠いので体力の無い子はバテてしまう事もしばしば。
あまり知られていないが、国民年金総合健康センター「春日部エミナース」もある。場所こそ市街地から離れているが、宿泊、入浴、ゴルフやテニスを楽しむことが出来る。週末にはバイキングも開催している。←2013年6月末で閉鎖とのこと。
庄和
合併するまで「北葛飾郡庄和町」であった場所。かつての「庄和の大凧」などといった”資産”も、今では春日部市の「名物」である。江戸川に架かる宝珠花橋を渡った先は、千葉島千葉県野田市。
埼玉東部を洪水から守るための施設「首都圏外郭放水路」(愛称:「龍Q館」)もここだ。”地下のパルテノン神殿”と呼ばれるほど巨大なこの施設は見学することができる。ただし、履物・服装などいくつかの条件があるので、興味を持たれた方はサイトにアクセスしてみよう。また、ここの調圧水槽ではその雰囲気と巨大さを生かし、歴代「仮面ライダー」シリーズのロケが度々行われている。例年、県民の日(11月14日)に一般開放されているので、それを活用するのもいいだろう。
2012年度下期、庄和インターチェンジ(国道16号線と国道4号バイパスの交点)付近に「イオンモール春日部」がオープン。
交通
鉄道
道路
バス
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