MAHO堂とは、おジャ魔女どれみシリーズにおいて次の2つの意味を持つ。
1. 登場人物たちが働く架空の店舗。魔女見習い達が活躍した頃の(店舗の)所有者はマジョリカである。
2. シリーズの主題歌などを歌った、声優ユニットの名称である。(各シリーズの【関連商品】)
1.の概要
【美空町のMAHO堂】もともとはマジョリカが営む店「マキハタヤマ・リカの魔法堂」であったが、マジョリカが魔女ガエルになったあとは、どれみ達魔女見習いが魔女修行をしつつ、自分達でお店を運営し働くことになる。
魔女見習いが魔法を使うためには魔女界の通貨でもある「魔法玉」が必要で、それは自ら作った「魔法グッズ」を売って稼いだお金で、魔女界の問屋から買わなければならなかった。
自分達で店内を改装し、また店名から「マキハタヤマ・リカ」を削り、後ろの「魔法」を漢字からローマ字にして、「MAHO堂」に改めた。
なおどれみ達は(美空町のMAHO堂の事を)家族やクラスメイトにはボランティアで(第6シリーズ以降はアルバイトで)病弱な老婦人の店を手伝っていると説明している。
MAHO堂には、願いごとや悩みといった強い思いを抱いている者を、本人の知らないうちに引き寄せてしまう力を持っている。
以後建物としての「美空町のMAHO堂」はシリーズごとに改装され、販売する商品や店名もシリーズによって異なり、魔女見習い達の集いの場所となる。(→各シリーズ【概要】内【あらすじ】を参照の事)
【グループ店舗】美空町・マジョルカの「ルカ・エンタープライズ」(芸能プロダクション)やニューヨーク市・マジョモンローの「MONROE'S MAGICAL SHOP」(菓子屋)など、人間界で暮らす魔女のほとんどは自分の店かそれに類する物を持っており、それらを総称して「MAHO堂(魔法堂)」と呼ぶこともある。
中でも美空市/美空町の魔法堂は伝統のある著名な店であり、魔女界の女王が即位する前にオーナーだったということもあって、この店のオーナーになる事は、魔女界の女王になろうとする者にとって大きなステータスであり、次期女王が約束されているとも言われている。(→下記【MAHO堂のある場所】を参照の事)
(1.)主な登場人物
『無印』(小学3年生)より
- 春風どれみ (CV:千葉千恵巳)
- (妖精)ドド (CV:徳光由禾)
- 藤原はづき (CV:秋谷智子)
- (妖精)レレ (CV:水樹洵)
- 妹尾あいこ (CV:松岡由貴)
- (妖精)ミミ (CV:斉藤祐子)
- 春風ぽっぷ (CV:石毛佐和)
- (妖精)ファファ (CV:石毛佐和)
- マジョリカ (CV:永澤菜教)
- (妖精)ララ (CV:高村めぐみ)
『♯』(小学4年生)より
『も~っと!』(小学5年生)より
(1.)MAHO堂のある場所
- 美空町のMAHO堂
- 美空町の芸能プロダクション「ルカ・エンタープライズ」
- ニューヨーク市の魔法堂(「MONROE'S MAGICAL SHOP」(菓子屋))
- パリのMAHO堂
- パリのバスティーユにある、マジョコレットが営む骨董店
第6シリーズまでに判明している場所は上記の通り。これに、「パリ郊外のペール・ラシェーズ墓地」を加えて、魔女界への扉(魔女界へと繋がっている扉。月が笑う晩(例外あり)に行き来できる)がある場所だったりします。
(1.)MAHO堂関連用語・主要アイテム
全シリーズ共通
- 魔女見習い
自分の水晶玉を持たない未熟な魔女。人間が何らかの理由で魔女になるために魔女見習いになるケースが多いが、急成長したハナちゃん(第4シリーズ)のように、水晶玉を失った魔女が再び水晶玉を得るために魔女見習いになるケースもある。
通常の魔女との相違点は、寿命と、魔法の使用に呪文を要すること、そして魔法を使うためには見習い服に着替える必要があることである。魔女ガエルの呪いの対象になるが、それは「魔女」ではなく「魔女見習い」だと看破された場合のみで、魔女ガエルの呪いにかかる危険性は魔女と比べると格段に低い。
熟練した魔女は指を弾くか、杖を振るだけで魔法を発動できるが、魔女見習いや未熟な魔女は呪文を唱える必要がある。全シリーズ中では魔女見習いが呪文を唱えている間は明確な時間経過が存在するため、詠唱中に時間を止められるなど何らかの妨害があれば魔法を発動できない。この欠点は第2シリーズの中盤〜終盤の間のみ、後述のロイヤルパトレーヌの能力によって軽減された。 - 呪文
どれみ達7人の呪文は以下の通りである。
春風どれみ:ピリカピリララ ポポリナペペルト
藤原はづき:パイパイポンポイ プワプワプー
妹尾あいこ:パメルクラルク ラリロリポップン
瀬川おんぷ:プルルンプルン ファミファミファー
飛鳥ももこ:ペルタンペットン パラリラポン
春風ぽっぷ:ピピットプリット プリタンペペルト
ハナちゃん:ポロリンピュアリン ハナハナピー ※
※↑ハナちゃんが雰囲気で考えた呪文。生まれつき魔女であるため本来は呪文を唱える必要はない。
彼女らの呪文は全員「パ行」が多く使用されているのが特徴である。 - 魔女ガエルの呪い
人間に「魔女だ」と口頭で指摘された魔女が、魔女ガエルというカエルのような醜い姿(作画上は形容しがたい愉快な形状の緑色の小動物)に変身してしまう呪い。ただし、水晶玉があれば変身前と同様に魔法を使うことはできる。
魔女ガエルとなった魔女を元の姿に戻せるのは指摘した当人の魔法だけであり、その為には指摘した人間が魔女見習いとなり、一人前の魔女にならなければならない。だが、魔女の正体を見破った時点で恐れをなして逃げ出してしまう人間が多い。また、例え魔女になれたとしても、そこからさらに修行を積んで自身の水晶玉を大きくしなければこの呪いを解くことは困難である。このため、魔女界には元の姿に戻れない数多くの魔女たちの生活場所として魔女ガエル村が存在する。
この呪いは魔女見習いにも適用されるが、魔女見習いは「人間でも魔女でもない状態」のため、「魔女見習いだ」とまで言及されて初めて呪いが発動する。なお、男性から正体を見破られた場合については劇中において全く想定されていない。
呪いが発動しない条件は劇中で登場したもので以下の4通り。
・魔女見習いが他の魔女の正体を看破した場合(逆も同様)
・正体がばれても、口頭で直接指摘されない場合
・看破したのが通常の人間ではなかった場合(サンタクロースや幽霊、魔法使いなど)
この呪いを掛けたのは魔女界の先々代の女王・マジョトゥルビヨンであり、元々は彼女が体験した苦痛を他の魔女が味わうことを避けるため掛けた魔法である。しかし徐々に、彼女の意志に逆らい交流を禁じた人間界へ行った者への「呪い」としての概念が確立され、上記の名が定着した。
第4シリーズ終盤、悲しみから解放されたマジョトゥルビヨンと魔女界の住人全員の協力により、魔女ガエルの呪いは完全に消滅し、全ての魔女ガエルは無事元の姿を取り戻した。ただし呪いが消滅した第6シリーズでも、どれみ達のこの呪いに対する恐怖心が未だ根強いことが描写されている。 - 笑う月の晩
人間界と魔女界との間は、上級の魔女、魔法使い、魔女界の女王様は無条件で行き来することができるが、魔女見習いは「笑う月の晩」しか行き来できない。作中に登場する月は実際に笑顔を浮かべている。月齢は関係なく、「欠けた笑う月」も登場している。また、満月の夜は無条件で笑うため、「笑う月の晩」は作品世界で「満月」の代名詞となっている。
第6シリーズにおいて笑う月が出る日は、時刻に関係なく人間界と魔女界を行き来できるとの記述があるが、この記述の内容が魔女見習いであるどれみ達に適用されるかどうかは不明である。 - 魔女見習い試験
魔女見習いの昇級試験。あらかじめ試験日が告知され、1人につき1日1回しか受験できない。9級から1級までの順番に従う必要は無く、成績が優秀または何らかの善行を行えば、飛び級ができる。6級以上の合格者には証明として「認定玉」を入れる容器である「認定証」が与えられる。最終的に1級の試験に合格し、かつ魔法により2度の善行を行った時に見習い魔女は魔女として認められ、認定証は各人固有の水晶玉に変化する。第1シリーズ終盤ではこの時点で「魔女」とされていたが、後の第4シリーズ終盤の説明ではこの時点でも実質人間のままであり、完全な魔女になるには、自身の水晶玉で「魔女になれ」と自身に呪文を唱えるという、さらなる段階を踏む必事があることが明らかになっている。試験の課題はほぼ毎回違うが、作中では4級、3級、1級の課題は共通である(後述)。前述の通り、魔女見習いは「笑う月の晩」のみ魔女界へ行き来できるため、試験(1級を除く)は人間界の夜に行われる。見習い試験は頻繁に受験をすれば一年程で1級に進級できるが、ぽっぷだけは見習い試験1級に合格するまで4年かかった。
不合格の場合は追試験というケースもある。また、試験の日に欠席した場合は不合格にならず、ただ進級できないだけである。
以下の3つは各級の試験に合格した際の特典。
9級:1体の妖精が与えられる。
7級:植物に魔法を掛けることで、その植物と会話することができるようになる。
6級:自分のポロンと愛用の楽器を合体させた「クルールポロン」が使用可能となる。
共通の課題
4級:勤勉な兎と素早い亀との競走。参加者は魔女見習いの妖精。兎と亀より先にゴールに到着すれば合格となる。途中で色々な仕掛けがあり、魔女見習いは魔法で協力できるが、箒で飛ぶ魔法と相手を邪魔する魔法は使ってはいけない。
仕掛け:大きな壁、魔女見習いと同じ姿になった妖精と二人三脚、眠って夢の中の蝶々を捕まえる。
3級:制限時間内に三つの世界の扉に入り、最初の場所に到着すれば合格。ただし、魔法は二回しか使用できない。また、最後の扉に入る前に受験者の好きなもので誘惑するという仕掛けがある。
1級:魔法で良いことをし、相手に「ありがとう」と言わせると合格となる。ただし、相手に魔法のことを知られてはいけない。「ありがとう」と言わせる相手は人間とは限らない。たとえ助けた相手が動物でも「ありがとう」という態度が示された場合も合格となる。相手が魔法で助けられて魔法の力を知らない場合、その場で「ありがとう」と言っても合格できる。これまでの試験と違い、1級試験は昼間に実行され、場所は魔女界ではなく受験者の住む町である。 - 水晶玉
魔女の力の源。魔女は生まれつき持っており、魔女見習いは「認定証」を完全に満たすことで手に入る。持っていればポロンを使わずに魔法を行使でき、所持者の成長と共に肥大化し、使える魔法も増えていく。しかし所持者から離れると一切の魔法が使えなくなり、また、水晶玉の許容限度を超えた魔法を使うと砕けてしまう。自身の水晶玉の一部を削り他者に分け与えることも可能。一生に持てる水晶玉はひとつだけという決まりがあり、完全な紛失(砕け散った場合も同様)もしくは没収された者は魔女の資格を失い、通常二度と魔女に復帰することはできない。なお、ハナちゃんの水晶玉は誕生の時点で5つ(後に4つ)持っていたが、後にハナちゃんが強力な魔法の使用により所持していた自身の水晶玉全てを砕け散ってしまったため、該当するパターンはシリーズを通して無かったが、水晶玉を複数個所持している場合、水晶玉がその後どうなるかの扱いについてはシリーズ全体を通して言及されていない。 - 禁断の魔法
使用者が必ず報復を受けるため、発動が禁じられている魔法。魔女見習いは報復に加え、女王により罰則として一定期間の魔法の使用禁止、最悪の場合は資格の剥奪を課せられる。作中では以下の3種類の魔法が禁止されている。
・死者を蘇らせる魔法
・病気や怪我を治す魔法
・人の心を変える魔法(対象者に好意を抱かせる、記憶の抹消、緊張感の緩和など)
報復として言及・描写されているものには、「死者を蘇生した代わりに使用者が死ぬ」、「病気や怪我を治療した場合はそれを代わりに使用者が引き継ぐ」などが挙げられる。ただし、呪いの内容一律ではなく、魔法の成否などによって呪いの内容は変化する。
例として、
◯第1シリーズで頻繁に禁断の魔法を使ったおんぷは、使用した代償が重なり100年の眠りに陥りかけた。
◯第3シリーズではももこが、死去したマジョモンローに死者を蘇らせる魔法を使ったが、水晶玉の粉砕により失敗した為、魔女の資格剥奪のみで許されている。
なお、第2シリーズ最終話で、1000年の眠りについた元おジャ魔女たちを目覚めさせようと、女王様自身が禁断の魔法で助けようとしたが、マジョリンとマジョハートが体を張って阻止したため未遂に終わっている。万が一、女王様が禁断の魔法を使った場合の扱いについては、シリーズ全体を通して言及されていない。 - マジカルステージ
9級以上の魔女見習い3人以上が力を合わせて発動できる魔法。使用するには「その場でマジカルステージに参加する」見習いを含む魔女が3人以上いなければならないが、パトレーヌコールを使うことで遠隔地にいる魔女見習いもマジカルステージに参加することができる(第2シリーズのみ)。ただし1級と6級の魔女見習いでは魔力に差があるため、ステージが発動できない。
これにより自身達の級に2級増しの魔法が使えるが、その発現は問題の直接の解決ではなく、解決のヒントの形をとる。
また、魔力の不十分や欠員があった場合、マジョリカやハナちゃんなどステージに参加していない他の魔力所持者の補助を受けられれば発動可能になる。
どれみたちは、各自のマジカルステージ専用の呪文で発動させる。
春風どれみ:ピリカピリララ のびやかに
藤原はづき:パイパイポンポイ しなやかに
妹尾あいこ:パメルクラルク たからかに
瀬川おんぷ:プルルンプルン すずやかに
飛鳥ももこ:ペルタンペットン さわやかに
春風ぽっぷ:ピピットプリット ほがらかに
MAHO堂(第2・3・6シリーズ)の改装の際は、マジカルステージを出現させた上で、かつ、女王様の魔法「MAHO堂よ、変われ!」の組み合わせでMAHO堂は一瞬で改装される。
シリーズ最大のマジカルステージは、魔女界の住民全員で行われた魔女ガエルの呪いを解いた時のものである。
『無印』(小学3年生)より
- MAHO堂 ←「マキハタヤマ・リカの魔法堂」
- MAHO堂号 [『無印』以降も存在]
MAHO堂がマジョルカに乗っ取られた時に、近くにあった廃車を改造して作られた移動販売兼用バス。運転手は意志を持たない魔法人形。伊豆高原や横浜などに遠出する際使われた。
第2シリーズ以降も仕様を微妙に変えて、出張用等に活用されている。 - 見習いタップ
魔女見習いの身分を象徴する初期のタップ。第1話の時点でマジョリカは3個所有し、ぽっぷの分は後にデラを通して購入した。見習い服・◯◯◯◯ポロン・空飛ぶほうきが収納されている。
見習い服に着替える際はタップを手に持って使用し、中央の八分音符(♪)のマークがついているボタンを押すと見習い服が現れる。音楽が鳴る間に着替える必要があり、着れなければ服がタップの中に戻る。見習い服を着ている間は胸中央にタップが付く。
このタップは見習い服以外の物を出すときは、周囲の音の出るボタンを押して出す。ニューヨーク時代のももこも同様のタップを使用していた。
ただし、第2シリーズ以降に登場したタップを使用するには、1級の魔女見習い試験に合格している必要がある。 - 見習い服(第1シリーズ仕様)
初期の見習い服。タップ中央のボタンを押すと音楽と共に現れ、音楽が鳴っている間に着替える。間に合わなければやり直しとなり、どれみとはづきは1度着損ねている。服・手袋・ブーツ・帽子がセットになっている。各自に固有の色がある。ニューヨーク時代のももこも着用していた。 - ◯◯◯◯ポロン
魔法を使うための楽器。タップで低い方から高い方へ「ド・ミ・ソ・ド」と鳴らせば現れる。各自に固有の呪文と効果音がある。数種類の名前があるが、形状は3種類のみ。
ペペルトポロン
魔法の杖状の楽器。どれみ・ぽっぷが使用していた。
プワプワポロン
当初はづきが使用していたポロン。バトンのような細長い型。バイオリンの音が鳴る。
ポップンポロン
当初あいこが使用していたポロン。プワプワポロンと同型。ハーモニカの音が鳴る。
クルールポロン
6級試験に合格した魔女見習いがそれまで使用していたポロンと、各自の愛用の楽器(どれみ:玩具のピアノ、はづき:バイオリン、あいこ:ハーモニカ、おんぷ:フルート、ももこ:ギター、ぽっぷ:ラッパ)を合体させたポロン。なお、魔女の資格が剥奪された際は、女王様によって愛用の楽器が分離されて各自に返却された。 - 魔法玉
魔法を使う際に必要なビー玉状の玉。強力な魔法を使う際は複数の魔法玉が必要となる。なお、後に出てくる「魔法の実」と同様、第40話で「魔法玉がたわわになる木」が登場している。人間界の貨幣や品物と交換する場合、その額面ではなく物に込められた「想い」の強さが基準となる。クルールポロン専用の魔法玉は形が異なり、通常の魔法玉の3倍の力があるとされる。
「魔法玉5個分」といった重量の基準や魔女界の通貨としても使われる。 - 空飛ぶほうき
空を自由に飛べる箒。魔女見習いはタップで「ド・ファ・ラ・ド」と押すことで現れる。生物のように独自の意志があり、新人の魔女見習いはそれを乗りこなすには苦労を要するが、例外的にあいこは脅迫でねじ伏せて乗りこなしている。
第1シリーズの終盤以外で、飛行するところを誰かに目撃されたことは無い。 - レジスター(第2シリーズまで)
通常の小売店で使われるレジとは異なり、バーコードではなく直接商品にスキャナをあてるだけで価格を読み取ることができる。またレシートはカラフルである。
第3シリーズから『MA HO DO』と書かれた新しいレジスターを使うようになった。 - バッドカード
第1シリーズ中盤で登場したカード。かつて魔女界に封印されていたが、一部の悪意をもった魔法使いが盗み、人間界に持ち込んでしまった代物。バッドカードは人間界の様々な物品に憑依し、それを「バッドアイテム」に変えてしまう力を持っている。バッドアイテムは持ち主の願いと正反対の不幸をもたらす。 - ピュアレーヌ
第1シリーズ中盤で登場した称号。バッドアイテムを見つけ出し、悪用しなかった清き心を持つ者にのみ認められ、マジカルステージを使うことでバッドアイテムからバッドカードを抜き取ることができる。
作中では当初どれみ・はづき・あいこの3人がピュアレーヌとして認められていたが、最後の4枚のバッドカードを抜き取る際にはおんぷも参加していた。 - ピュアレーヌパソコン
第26話から登場。バッドカードを回収して保管する際に使われる。ピュアレーヌに認められ、バッドカードの回収を命じられたどれみ達に女王様から渡された。起動させるためのスイッチは画面から出さなくてはならず、ピュアレーヌ以外の者は使用できない。
中にはオヤジーデが封印されていたが、第2シリーズ第5話でハナちゃんの力により不完全ながら解放された。第2シリーズ第5話で全て回収し、女王様へ返却する。 - マジョルカのお守り(おんぷのみ)
第35話からおんぷが使用。禁断の魔法を使った際に発生する報復から着用者を守るが、限度を超えると粉々に壊れ、それまでの報復が一斉に襲いかかる。最終話で記憶抹消魔法を使用した際に限界を超えて壊れてしまい、蓄積していた報復は100年の眠りとなっておんぷを襲った。
『♯』(小学4年生)より
第2シリーズ以降、主要アイテムは各シリーズの第1話で女王様から支給される。
※ぽっぷだけは第4シリーズ第50話まで一貫して初期の見習いタップ・見習い服・(ペペルト&)クルールポロンを使い続けた。
- MAHO堂:「FLOWER SHOP MAHO堂」
- MAHO堂号 →『無印』より。
- ライフウッド [『♯』以降も存在]
魔女界の子どもを育てる際に用意される木。子どもの健康状態に合わせ、周囲の気温を調整できる。ベッドの部分は別でライフウッドから作られた物。
第3シリーズの中盤で、ハナちゃんが野菜嫌いの呪いのため、再び人間界で暮らすことになった時に、女王様の計らいで、第2シリーズで使用していたライフウッドをリメイク(コンパクト化)したベッドをMAHO堂へ持ち込んだ。
第4シリーズではハナちゃんの魔法で巨大なライフウッドが「おしゃれZAKKA・MAHO堂」の一部となった。 - リズムタップ
1級試験に合格した魔女見習いだけが使用できるタップ。カスタネットのように中央のボタンで身体の各所を叩きながら魔女見習い服に着替える。魔法の実を収納できる。 - 見習い服(第2シリーズ仕様)
第1シリーズのデザインを残しながらも各所に白を配されている。女王への謁見時には、魔女界の紋章のついたマントを羽織る。 - ピコットポロン
魔法の実で使用できるポロン。呪文を唱えると先端の♪マークが回転する。魔法の実は1つしか入らないが、巨大な魔法でない限り1回では消滅しない。魔法ハーブ(後述)はこのポロンでのみ見つけられる。 - 魔法の実
八分音符(♪)に似た形状の木の実であり、1個あたりの魔力・通貨としての価値は魔法玉の数十倍に相当する。魔法玉と違い、各自で「魔法の実のなる木」を育てることで補充するが、育てるのは大変難しいとされている。 - 母子手帳
第7話から登場した手帳。デラが第2話で渡し忘れていたため、どれみ達には遅れて送られた。ハナちゃんの健康診断・育児テストの際に必要となる。合格するとマジョハートからハンコをもらい、押すたびに表紙の色が変化する。表紙は子どもである「ハナ」の写真がプリントされている。 - クルリンコール
第7話から登場。ダイヤル式の携帯電話。魔法の実がなければ使用できない。「魔法の実が勿体ない」としてあまり使用されなかった。アイキャッチでは、ぽっぷが使用している場面がある。 - 魔法ハーブ
第9話から登場。魔女の赤ん坊を養育する際に必要となる。普通に(といっても魔女問屋から)買えば高価な物であり、どれみ達は買わずに伊豆高原などにある野生の魔法ハーブを採取した。主に栄養剤や薬として利用される。 - ロイヤルパトレーヌ [第2シリーズのみ]
第2シリーズ中盤から登場。ピュアレーヌ同様、女王に認められた特別な魔女だけに与えられる称号である。以下のパトレーヌドレス・リースポロン・パトレーヌコールを使うことが許される。どれみ達は、オヤジーデら魔法使い達からハナちゃんを守るため、女王様からこの称号を与えられた。
なお、ロイヤルパトレーヌに変身する際は、1度マジカルステージを発動し「ハナちゃんを助けて!」と唱える必要がある。作中ではどれみ達4人が一斉に変身することが多かったが、マジカルステージの発動条件の関係上、パトレーヌコールの使用による参加者も含め3人いれば変身可能。
【以下、ロイヤルパトレーヌ関連のアイテムを解説。】 - パトレーヌドレス (第23話から登場)
ハナちゃんを守る為にロイヤルパトレーヌになったどれみたちに新たに与えられた服で、タップはなく、代わりに魔女界の紋章が付く。花びらをモチーフにしたデザインで、見習い服(第2シリーズ仕様)よりもさらに白の配色が多い。悪意のある魔法を跳ね返す力があるが、ドレスに触れない魔法には効果が無い。ドレスを着ている間はリースポロンしか使えない。 - リースポロン (第23話から登場)
パトレーヌドレス着用時のみ使え、ロイヤルシードでのみ使用できる。呪文は「最初の1節 + パトレーヌ」(春風どれみ:ピーリカパトレーヌ・藤原はづき:パイパイパトレーヌ・妹尾あいこ:パメルクパトレーヌ・瀬川おんぷ:プルルンパトレーヌ)と短く済ませ、魔法の内容を頭の中で念じるだけでマジカルステージ級の魔法を発動させられる。
ただし、媒体となるロイヤルシードが希少な物な為、主に魔法使い達からハナちゃんを守る場合にのみ使用が許されている。 - ロイヤルシード (第23話から登場)
「魔法の実のなる木」に、「10年に1個実ればいい方」だと言われる、二連八分音符(🎵)に似た貴重な魔法の実。極めて高い魔力があり、リースポロンはこのロイヤルシードでのみ使用できる。物語終盤で、どれみの鉢植えに奇跡的に4つも実っていた。この実のおかげで、魔法使い界での危機を脱出することができた。 - パトレーヌコール (第25話から登場)
ロイヤルパトレーヌ専用の携帯電話。1か所に全員が揃っていなくてもマジカルステージが出来るよう魔法を飛ばしたり、ノートなどの物を飛ばしたり、妖精をロイヤルパトレーヌパソコンに送り込んだり出来る。 - ロイヤルパトレーヌパソコン (第31話から登場)
付属の発信バッチを使ってハナちゃんの現在位置を表示したり、妖精やオヤジーデを取り込むことができる。妖精をパトレーヌコールからロイヤルパトレーヌパソコンに送る(「とんでけピュー」・32話)と妖精たちの頭身が大きくなる。
『も〜っと!』/『ナ・イ・ショ』(小学5年生)より
- MAHO堂:「SWEET HOUSE MAHO堂」
- MAHO堂号 →『無印』より。
- ライフウッド →『♯』より。
第3シリーズの中盤で、ハナちゃんが野菜嫌いの呪いのため、再び人間界で暮らすことになった時に、女王様の計らいで、第2シリーズで使用していたライフウッドをリメイク(コンパクト化)したベッドをMAHO堂へ持ち込んだ。 - クッキングストーブ [『も〜っと!』以降も存在]
オーブンとコンロとストーブが一つになっている調理器具。中央の扉がオーブン、左右が火を焚くスペースになっている。上部中央のガラス窓はオーブンの中に入っている生地の焼け具合を確認するためにある。「SWEET HOUSE MAHO堂」のお菓子の大半はこれで作られる。 - キャンディタワー
キャンディやチョコレートのお菓子を作ることができる3階建ての魔法装置。3階部分に投入口があり、スイッチを入れると1階の部分にキャンディが出てくる。 - パララタップ
他シリーズと異なり、左手に付けられた腕輪状のタップ。指輪がセットになっている。始めに手拍子を2拍打ちパラパラ風のメロディで踊りながら着替える。踊りの3拍子目のポーズと手袋の装着ポーズに各自の個性が現れている。また、手を叩く回数と踊りの順序を変え、3拍目で頭に手をのせるポーズを取るとパティシエ服に着替えられる。
必要時以外は出ない(見えない)ようになる。見習い服、パティシエ服どちらかを着ている場合、1回手を叩けば服の裏返しができる。 - 見習い服(第3・5シリーズ仕様)
パフスリーブがついたボレロ風のデザイン。他シリーズと異なり、胸中央部は魔女界の紋章がついている。リバーシブルであり、裏返すとパティシエ服になる。見習い服には外国語の同時翻訳機能がついている。 - スウィートポロン
魔法の素により使用できるポロン。握り部分の先端にパラソルに似せた反りがついている。呪文詠唱時の音楽が全て生演奏に変わった。また、ポロンに魔法の素を補充するには女王に取り次いでもらわなければならない。 - パティシエ服
見習い服とリバーシブルになった、お菓子作り専用の服。白を基調にしたデザインとなっている。手袋が消え、パティシエポロンを出そうとする時以外タップが消える。スカーフは♪をモチーフに各自の見習い服のカラーになっている。 - パティシエインカム
パティシエ服に着替えた時、見習い服の帽子の代わりに装着される。同時翻訳機能がついている他、(シリーズ後半から)レシピ日記に妖精を送り込む機能もある。耳の所には魔女界の紋章がついている。第5シリーズでは、インカムが装着されていない回もある。 - パティシエポロン
お菓子を作る時の仕上げに、願い事を唱えながら魔法の素を振りかける。これにより作られたお菓子は魔法アイテム扱いとなる。 - 魔法の素
粉末状の魔力媒体。極めて高価なもので、数も少ない。魔法問屋で購入することが可能。スウィートポロン、パティシエポロンを使う際に用いられる。女王様のみポロンに補充ができるが、作中では1回しか補充されていない。 - レシピ日記
第30話から登場。先々代の女王の専属料理人だったマジョロクサーヌが、魔法文字で各種の調理法を記した本。これが登場するまでは、どれみ達は市販のレシピ集を利用していた。日記の内部には無尽蔵に広がる書庫としての空間や、占いや日記、伝言板などの機能を備えた空間が構築されており、妖精を中に送り込むことでそれらの機能が使用できる。この中に入ると幼い妖精でも人間の言葉を話せるようになる。
『ドッカ〜ン!』(小学6年生)より
- MAHO堂:「おしゃれZAKKA・MAHO堂」
- ライフウッド →『♯』より。
第4シリーズではハナちゃんの魔法で巨大なライフウッドが「おしゃれZAKKA・MAHO堂」の一部となった。 - ウェディングチェスト
先々代の女王様=マジョトゥルビヨン愛用のチェスト。第4シリーズ第1話で、マジョトゥルビヨンを目覚めさせる為にハナちゃんの魔力によって封印を解かれた妖精ババが、魔女ガエルの呪いが解けるまで(第45・46話)、この中で寝泊まりしていた。 - 機織り機
一般的な機織り機。魔女界の紋章が付いているため魔女界の物とされるが、ほとんどの魔女は魔法で一瞬で作ってしまうため、機織り機が使える魔女はほとんどいない(第4シーズンの時点では、マジョクロスただ一人とされている)。どれみたちは少しずつ扱い方を覚えていった。 - ビーズアクセサリーメーカー
糸でビーズをつなぐ道具。雑貨屋としての新装開店前に問屋魔女デラが用意した。 - コロンタップ
他のタップとは異なり、ハート型のアトマイザー(霧吹き)タイプで、香水を吹き付けるようにして着替える。タップ上部には魔女界の紋章が付く。使用後はパララタップ以外のタップと同様、胸中央部に付けられる。 - 見習い服(第4シリーズ仕様)
それまでの見習い服と異なり、飾りボタンと直角を多用したデザイン。これまでのシリーズのものに比べ、少し大人っぽいデザインとなっている。 - ジュエリーポロン
先端にジュエリーをあしらったポロン。マジカルステージを利用する時はリミッターを外して使う。ポロンを出した描写は劇中ではない。中に仕込まれている大きなひし形の魔法玉(新型魔法玉)に魔法玉の力(魔力)を充填することで魔法を使えるようになる。なお、魔力の充填はこのポロンを作ったマジョトロンでしかできない。また、このポロンの最大の特徴として(後述)ハナちゃんのピュアリンコンパクトにエナジーを送れるという能力がある。 - ピュアリンコンパクト
ハナちゃんがタップの代わりに使用。コンパクトを開き中央のボタンを押すと中心部から羽のついたリュックが現れ、見習い服が飛び出してきて着替えられる。着替え中はコンパクトに羽が付き、ハナちゃんの周りを飛び回る。着替え後はそのまま胸の部分に装着される。
使用するにはどれみ達5人から送ってもらうエナジーが必要であり、エナジーがない状態では使用できず、見習い服を着ている間にエナジーが尽きると見習い服がコンパクトに戻ってしまう。中には女王の水晶玉を砕いて作った6人の水晶玉が(ハナちゃんの水晶玉を5人の水晶玉が囲むように)収められている。 - 見習い服(ハナ専用)
レモンカラーと白色を基調に、フリルを多用したデザイン。着替えのポージングは第1シリーズのものに近い。背中には見習い服が入っていたリュックを背負う。帽子の先端はどれみたちのものとは違って二股になっている。 - マジカルリスト
ハナちゃんがポロンの代わりに使用するリストバンド。呪文なしで使えるが、ハナちゃんは自分で考えた振り付けと呪文(「プリティーウィッチーハナちゃんちー」)で魔法を使う。リストが1つでも欠けている状態では魔法を使えない。 - アコーディオン
白象のパオちゃんが身に付けていた楽器。ハナちゃんは初見で見事弾きこなし、パオちゃんが伴奏に合わせて踊ることで、先々代の女王の悲しみが生み出したイバラを取り除くことができる。
なお、パオちゃんがハナの魔法で小さくなった後は、ハナちゃんとパオちゃんの鼻がタッチすることでアコーディオンが現れていた。
2.のメンバー
- 春風どれみ (CV:千葉千恵巳)ー『無印』より
- 藤原はづき (CV:秋谷智子)ー『無印』より
- 妹尾あいこ (CV:松岡由貴)ー『無印』より
- 瀬川おんぷ (CV:宍戸留美)ー『♯』より
- 飛鳥ももこ (CV:宮原永海)ー『も~っと!』より
- ハナちゃん / 巻機山花 (CV:大谷育江)ー『ドッカ~ン!』より
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