『未来日記』とは、えすのサカエによる連載第2作品目の漫画である。前作は『花子と寓話のテラー』、次作は『ビッグオーダー』。
あらすじ
気弱で友達が少ない中学2年生・天野雪輝は、あるとき未来のわかる日記(未来日記)を手に入れたが、同時に「12人の未来日記の所有者同士で神の座をかけたサバイバルゲーム」に巻き込まれてしまった。
開始早々ピンチに陥るが、日記所有者の一人で雪輝を異常なまでに偏愛する美少女・我妻由乃に助けられる。はたして雪輝と由乃の運命は・・・?
漫画の形式としては能力バトル漫画を取るが、実際はボーイ・ミーツ・ヤンデレガールの主題に力点が置かれている。
概要
2006年3月号(1月26日発売号)から2011年2月号(2010年12月25日売り号)まで『月刊少年エース』(角川書店)において連載していた。単行本本編全12巻、外伝2巻。ファンブックの『未来日記コミックフラグメンツ』が2011年9月に発売。
本編は全12巻が刊行されているが、外伝として『未来日記モザイク』と『未来日記パラドックス』が刊行されており、併せて読むことで、よりストーリーを理解できる。未来日記のサバイバルバトル開始前の前日譚的なエピソードについては本編単行本に収録されなかったが、ファンブックの『未来日記コミックフラグメンツ』に収録されている。
なお、作者の前作『花子と寓話のテラー』とのコラボ漫画も『少年エース』誌上にて掲載されたが、こちらは完全版『花子と寓話のテラー』の単行本に収録されている。
2013年には『未来日記リダイヤル』としてえすのサカエによる2年ぶりの新作エピソードがOVA付きコミックスに収録された他Blu-rayBOXに収録された。OVAとコミックスにおいて結末や過程の一部は変更されている。
アニメ化ほか
2010年12月発売の単行本11巻限定 版同梱DVDにてパイロット版アニメ公開され、2011年10月からアニメがニコニコ動画・チバテレビ他にて放映された。
ゲームもアニメ化前にノンボイスのPSP版『未来日記 -13人目の日記所有者-』が発売されたが、2011年のアニメのメディアミックスに際して2012年4月26日に新規シナリオ・アニメ版キャストによるフルボイス追加等のリメイク版『未来日記 13人目の日記所有者 RE:WRITE』が発売。
アニメに基づいたいとうのぶきによる小説版・ノベライズが全2巻でなされている他、パロディ漫画の『未来日記モザイク消し』が『4コマnanoエース』にて竹内元紀により連載していた。全1巻。下ネタ多め。
ドラマ化等
なんとまさかのドラマ化が決定。『未来日記-Another:World-』というタイトルでフジテレビ系列の土曜23時台のナイトドラマ枠で2012年4月より放送された。主人公の雪輝に当たるキャラクターが大学生になっている他、名前が変更されていたりと、設定は変更されている模様(詳細は当記事参照)。
警告 |
未来日記とは
- 所持者がつけていた(あるいは渡された)日記に「自分が将来日記に書くであろうこと」が書かれるようになる。
書かれる物(基本的には携帯であることが多いが、巻物だったり絵日記だったり、ボイスレコーダーだったりもする)や書かれる内容は日記ごとに千差万別。
詳しくは下記の登場人物を参照。 - 通常その日記通りに動くことで"書かれた通りの未来"が訪れるが、日記に反した行動を起こすことで自身に不利な状況を回避することもできる。その際、本来体験するはずだった日記の内容がノイズと共に書き換えられる。
他の日記所有者の行動でも日記は書き換えられるため、日記を書き換える=違う行動を起こすほど、他の所有者に存在を察知される危険性が高まる。 - 日記が破壊されると自身の未来も破壊される=死ぬ(描写的には消滅に近い)。
- 日記所有者が他の所有者によって死亡することが確定すると、どの未来日記であっても「DEAD END(と死の原因)」が表示される。基本的に回避することは不可能であり、回避するには"奇跡を起こす"しかない。
主な登場人物
※以下の紹介にはネタバレを含んでいます。(内容を見る場合は文字反転でご覧下さい)
本作では日記の所有者に序数が振られており、相手のことを名前でなく番号で呼ぶこともある。
- 1st 天野雪輝 (CV:富樫美鈴)
- 本作の主人公。傍観者を自称していた。趣味はダーツと日記。基本的にヘタレだが、ここぞという時には頼りになることも。
- 携帯電話に身の回りの物事すべてを無差別に記録しているため、彼が所有する日記は「無差別日記」と呼ばれる。(非常に強力だが、傍観者を自称していたため"自分自身のことが日記に記録されない"というデメリットもある)
- ユッキー♥ユッキー♥ユッキー♥ユッキー♥ユッキー♥ユッキー♥ユッキー♥ユッキー♥ユッキー♥\ユッキー♥ユッキー♥ユッキー♥ユッキー♥ユッキー♥ユッキー♥ユッキー♥ユッキー♥/
- 2nd 我妻由乃 (CV:村田知沙)
- 本作のヒロインであり、勉強や運動から家事まで完璧にこなす、かわいい子。
- ……が、実は最初からぶっ壊れまくっているヤンデレである。行動原理の基本は雪輝であり、雪輝のためなら人殺し・裏切り・家宅侵入・監禁など何でもやる。そして非常に頭もキレてる切れる。ちなみに由乃の家には死体が転がっていたりと、色々と謎も多い。
- 彼女の日記は、雪輝のことが10分おきに記録される携帯電話「ストーカー日記」「雪輝日記」。
- 3rd 火山高夫 (CV:土門仁)
- 雪輝の学校の近くで起きている通り魔の犯人。第1章で死亡するかわいそうな人。その正体は、雪輝の学校の英語教師(アニメでは数学教師)。
- 「ムルムル先生の裏未来日記」においては、人の話を聞かず未来日記をへし折る、若干アホの子である。
- 所有する日記は、自分が未来に行う殺人を記録する携帯電話「殺人日記」。
- 4th 来須圭悟 (CV:田中正彦)
- 警官かつ刑事であり、警察署内では指揮官的な立場にある。息子と結婚式場に勤めている妻がいる。
- テロリストである雨流みねねを目の敵にしており、未来日記によるバカげたゲームを終わらせると宣言して雪輝たちと同盟を組む。かっこいいおっさん。
- 事件の捜査内容が記録されている携帯電話「捜査日記」の所有者。
- 5th 豊穣礼佑 (CV:真田アサミ)
- 毒物などを「エリート的に」扱ったり、誰にも気づかれないように巧妙に日記を隠したりするなど、非常に頭が良い凶悪なガキ。
- 両親は御目方教の信者であった為、由乃に殺害されている。
- 1日に3回の未来しか予知されない絵日記「ジャポニカ復讐帳」「はいぱーびじょんだいありー」の所有者。
日記自体はあまり効果的なものではない(むしろ最弱レベルである)が、それを自身の知略だけで強力な武器へと昇華させている。 - 6th 春日野椿 (CV:仙台エリ)
- 新興宗教「御目方教」の教祖であり、信者には「御目方様」と呼ばれている。生まれつきの弱視で、眼があまりよくない。普段は座敷牢の中で生活している。
- 信者からの報告を記録した巻物「千里眼日記」の所有者。
- 7th 戦場マルコ(CV:関智一)美神愛(CV:桑谷夏子)
- 「愛(ラブ)」が口癖のヤンキーカップル。元は8th 上下かまどの養護施設に身を寄せていた孤児。
- それぞれ恋人のことを観察し記録する携帯電話「交換日記」の所有者。お互いをフォローする点では雪輝達よりも優れている。
また、かまどからの孫日記としてそれぞれ「常勝無敗ケンカ日記」と「逆ナン日記」も所有している。 - 8th 上下かまど (CV:今野宏美)
- 養護施設「母の里」の施設の院長。肝っ玉母ちゃん。
- 自身に神になる意志はなく、彼女を神にしようとしているのは施設の子供達である。
レンタルBlogサーバーを通じて他者に未来日記(孫未来日記)の力を与えるサーバー「増殖日記」の所有者。(この「孫日記」はかまどが自由に選択・閲覧・削除することが出来、この日記が破壊されても孫所有者及びかまどが消滅することはないが、アンテナが立たない場所では使用不可能になる欠点が存在する)なんか顔のサイズがでかい。 - 9th 雨流みねね (CV:相沢舞)
- 爆破テロと変装を得意とするテロリスト。中東地域など海外を逃亡していたが、現在は桜見市に潜伏中。雪輝たちの通う中学校を襲撃した。
その後は雪輝たちと深く関わっていくことになる。
ある意味、未来日記のゲームによって人生が一番大きく変わった人。
- 自身が逃亡するための情報を記録した携帯電話「逃亡日記」の所有者。でもあんまり使えない。
- 10th 月島狩人 (CV:平松広和)
- 日向の父。関西弁。犬を飼育しているが、犬を溺愛というより崇拝しており、自分よりも待遇を良く世話している。
- 自身の飼育している犬への指令と、犬達からの遠吠えによる報告が記録された携帯電話「飼育日記」の所有者。
- 11th ジョン・バックス (CV:土師孝也)
- 桜見市の市長。なぜか外国人。桜見市を異様に愛しており、桜見市民をローマ・マケドニア・ゲルマンに並ぶ偉大な民族にするのが目的。
- 他者の日記を覗き見することができる携帯電話「The Watcher」の所有者。デウスいわく"未来日記の創造主"で、彼の委託を受けて未来日記の原型を作り出した。
- 知力・組織力・日記能力のいずれも所有者中トップクラスという強者。
- 12th 平坂黄泉 (CV:川原慶久)
- 正義のヒーローに憧れており、ベルトを装着したりを仮面を被って変装(変身?)したりしている(街に出てお年寄りの荷物を持とうとしたり、不審者を拘束・通報したりと正義の活動もしているが、どう見てもあなたが不審者です本当にありがとうございました)。
- 目が見えない代わりに非常に優れた聴覚を持ち、他者に催眠術をかけたりするなどの技術も併せ持つ。またそれぞれの未来日記の性質を見抜きジャンケンに例えるなど、洞察力にも優れていることが窺える。
- 自身が行う正義の内容が記録されたボイスレコーダー「正義日記」の所有者。
ちなみに、彼にとって正義の定義とは「勝った者が正義、負けた者が悪」であるが、彼が悪と判断しない限りは誰であろうと助けるべき対象となる。
その他の登場人物
- 時空王 デウス・エクス・マキナ (CV:若本規夫)
- 時や空間、因果律を司る神。雪輝の空想の中に住んでいた(雪輝は自分が空想で作った存在だと思っていた)。
- 自身の寿命が近づいてきたため、未来日記の所有者同士によるサバイバルゲームを開き、勝ち残った者を後継者にしようと考えている(自分の楽しみも兼ねている)。
- 聞かれなければ肝心なことでも説明しなかったりと、割とテキトーな性格。
- ムルムル (CV:本田愛美)
- デウスの小間使いの悪魔。トウモロコシが主食。のじゃロリ。額にあるバッテンの絆創膏がトレードマーク。
- 秋瀬或(CV:石田彰)
- 雪輝のクラスメイトの色白の美少年。
エヴァのカヲルくんに似ている。世界的な探偵になることが夢で、それに恥じない驚異的な身体能力と頭の良さを持つ。 - 雪輝を純粋に愛しており、彼に加勢する。由乃を危険視し、彼女とは(恋の?)ライバル関係にある。
- 本人も知らずにいたが、実はデウスによって創られたゲームの監視者。
- 高坂王子 (CV:白石稔)
- 雪輝のクラスメイト。お調子者で、自己愛が強い。
- 雪輝と関わるとろくなことがないというのが持論で、雪輝を虐めていたが、10thの事件以降は雪輝や秋瀬らの親友(?)になる。
- 陸上部所属。実家は金持ちだが、高坂曰く「古いだけ」。
- 自分が輝いた瞬間を記録する高坂KING日記をつけている。「俺って輝いてるぜっ!」
- 日野日向 (CV:松岡由貴)
- 雪輝のクラスメイトで、新しくできた友人の一人。関西弁使いで、さっぱりとした明るい性格。巨乳。
- 10th 月島狩人の娘で、父の日記を借りて父を捜査していた秋瀬(と雪輝)を排除しようとしたが、雪輝の説得により断念。10thが殺害された後は、雪輝や秋瀬の親友になる。
- 野々坂まお (CV:ゆかな)
- 雪輝のクラスメイトで、新しくできた友人の一人。日野日向の親友。お嬢様口調、おしとやかで愛想も良いが、高坂など嫌いな相手にはかなり毒舌である。
- 親友の日向に関して百合好きのようなしぐさを見せ、アニメ版では温泉で盗撮まで行おうとした。
- 西島真澄 (CV:石井真)
- 来須圭悟の部下の刑事。
ひょんなことから、9th 雨流みねねの人生に大きく関わっていく。 - 天野礼亜 (CV:水原薫)
- 雪輝の母親。ゲーム会社のプログラマーをしており、家を空けていることが多い。由乃のことを気に入っている。
- 天野九郎 (CV:子安武人)
- 雪輝の父親。礼亜とは借金が原因で離婚しており、現在も300万円の借金を背負っている。
- 我妻潮 (CV:宮下栄治)
- 由乃の父親で我妻銀行の経営者。仕事が忙しくて家にいない。
- 我妻西果 (CV:井上喜久子)
- 由乃の母親。鬱病気味で、夫が仕事で何日も家に帰ってこないことや連絡が取れないことを不安に思ったり、由乃にスパルタ教育を超えた虐待・折檻を加えたりしていた。
- 宮代お鈴 (CV:小桜エツコ)
- 雪輝が御目方教へ訪れるときに案内した人物。8th 上下かまどの養護施設「母の里」で働いている。
- 難波太郎 (CV:進藤尚美)
- 8th 上下かまどの養護施設「母の里」出身。通称たーくん。
爆発物の取り扱いに慣れている。 - 船津 (CV:丸山詠二)
- 御目方教No.2。6thがああなったのはだいたいこいつのせい。
- 黒崎竜司 (CV:稲田徹)
- ジョン・バックスの秘書。11thのサポート役を行う。
- 若葉萌絵 (CV:田村睦心)
- 雪輝の初恋の相手。天野礼亜によく似ている。
人物名の由来
未来日記の登場人物名の多くは、ローマ神話の神々から取られている。特に、日記所有者は、原則的に、ローマ神話で主たる力を持つ「調和の神々」(Consentes Dii コンセンテス・ディイ、ギリシア神話のオリュンポス十二神に相当)に対応している。また、雪輝・由乃・みねねは、作中ある点で共通する特徴を持つ(反転で重大なネタバレ:神の力を手にした)が、ユーピテル・ユーノー・ミネルウァは、古代ローマで「カピトリヌスの三神」として主神格の崇拝を受けた。
登場人物と神の性格については、大きく一致する者(我妻由乃)もいれば、真逆である者(来須圭悟)もいる。
登場人物名 | 神名 | ギリシア神話との対応 | 神の性格 |
---|---|---|---|
1st 天野雪輝 | ユーピテル | ゼウス | 神々の王。天空と気象、雷電を司る。ユーノーの夫だが、浮気性。ここぞという時には頼りになる。 |
2nd 我妻由乃 | ユーノー | ヘーラー | ユーピテルの姉で正妻。結婚を司る女神。とてつもなく嫉妬深く、夫の浮気相手には残虐。おそらく世界で最も有名なヤンデレ。 |
3rd 火山高夫 | ウゥルカーヌス | ヘーパイストス | 火山と鍛冶の神。非モテ。普段は温和な性格だが、たまにキレる。ミネルウァに欲情して追いかけ回したこともある。 |
4th 来須圭悟 | メルクリウス | ヘルメース | ギリシア・ローマ神話のトリックスター。泥棒、商売、伝令、旅行、科学、錬金術などを司る。自由奔放な性格。 |
5th 豊穣礼佑 | ケレース | デーメーテール | 豊穣と大地の女神。プロセルピナの母。 |
6th 春日野椿 | プロセルピナ | ペルセポネー | 春の女神で、冥界の女王。ケレースの娘であったが、冥王プルートーに拉致・監禁されてその妻となった。 |
7th 戦場マルコ | マールス | アレース | 軍神。美男子だが、戦闘狂。説によっては、ウェヌスの夫とされる。 |
7th 美神愛 | ウェヌス | アプロディーテー | 愛と美の女神。絶世の美女で、逆ナン大好き。説によっては、マルスの妻とされる。 |
8th 上下かまど | ウェスタ | ヘスティアー | かまど(家庭、国家、祭祀の象徴)の女神。のんびりさん。 |
9th 雨流みねね | ミネルウァ | アテーナー | 知恵、芸術、戦争と平和の女神。頭は良いが、プライドが高く、武闘派。恋愛には奥手で、処女神(アテーナー・パルテノース)の異名を持つ。 |
10th 月島狩人 | ディアーナ | アルテミス | 月と狩猟の女神。アポロの妹。潔癖性。水浴びの最中、50頭の犬を連れた狩人アクタイオーンに裸を見られたことを知ると、激怒して狩人を鹿に変え、自らの犬に噛み殺させた。 |
日野日向 | アポロ | アポローン | 太陽、予言、音楽、知識、芸術、疫病、医術、弓矢の神。ディアーナの兄。快活・理知的で、見た目も性格もイケメン。 |
11th ジョン・バックス | バックス | ディオニューソス | ワインと酩酊、狂気、陶酔、悲劇(出来事の悲劇ではなく、芸術の悲劇)の神。主要な神々の中では最も若いにも関わらず、秩序と体制の破壊者として大衆から熱狂的な崇拝を受けた。 |
12th 平坂黄泉 | プルートー | ハーデース | 富と財産、豊穣、そして冥界を司る神。春の女神プロセルピナを誘拐し、妻とした。弟のネプトゥーヌスやユーピテルと比べれば、善良な性格(弟たちの悪事は略奪婚どころではない)。姿隠しの能力がある魔法の兜を持つ。なお、黄泉平坂(よもつひらさか)は、日本神話で葦原中国(日本)と黄泉(冥界)を繋ぐ坂のこと。 |
天野九郎 | サートゥルヌス | クロノス | 巨人族ティーターンの王。農耕と大地の神。子供に権力を奪われることを恐れ、プルートーやユーノーら5人の子を飲み込むが、難を逃れた末子のユーピテルに滅ぼされる。DV親の代表格であり、「我が子を食らうサトゥルヌス」の画題で有名。 |
天野礼亜 | オプス | レアー | サートゥルヌスの妻。プリュギアの大地母神キュベレーと同一視される。夫が自らの子を次々と飲み込んだとき、末子のユーピテルを匿い、サートゥルヌスを倒す支援を行った。 |
デウス・エクス・マキナ | 「どんでん返し」「ご都合主義」「超展開」といった意味の文学用語。ラテン語で直訳すると「機械から[出現した]神」。古代ギリシアの演劇で、混乱した展開を、最後に豪華な舞台装置から出現した神が絶対的な力で収拾する展開を、批判的に名付けたもの。ただし、この手法を多用したエウリピデスがギリシア三大悲劇詩人に数えられるように、必ずしも悪い展開ではない。 | ||
ムルムル | キリスト教の悪魔学で、「ソロモンの小さな鍵」に記載される72の大悪魔の一柱。30の軍団を率いる地獄の大公・伯爵。哲学を完全に教授することができ、また、死者の魂を呼び出して強制的に質問に答えさせることができる。 |
アニメ
2011年10月から2012年3月までニコニコ動画・チバテレビ他で放送された。ニコニコ生放送による生配信後ニコニコ動画にて配信。ちなみにニコニコ動画がテレビに先駆け最速放送・配信。全26話。Cパートムルムル先生の裏未来日記は原作のおまけマンガである。TV未放映でBD/DVD版に収録されるものもあった。
なおTVアニメに先駆け2010年にコミックス11巻に限定版に付属したプレミアムアニメとした実質数分間のパイロット版もあ存在する。
未来日記リダイヤル(コミックス付きOVA)
2013年7月26日に発売。えすのサカエによる未来日記の新作のエピソードと、TVアニメスタッフによるOVAが収録され。内容はアニメ最終話直後からの時系列で、第3週目を描いたものになるが、アニメと原作コミックでは展開違うものになった。月刊少年エース2013年5月号において発売される原作コミックの未来日記リダイヤルの一部分が先行掲載されている。
スタッフ
- 原作・構成協力 : えすのサカエ
- 企画 : 安田猛/武智恒雄、井上俊次、太布尚弘
- シリーズ構成 : 高山カツヒコ
- メインキャラクターデザイン : 平山英嗣
- 総作画監督 : 平山英嗣、岡田万衣子、小島智加
- サブキャラクターデザイン : 渡辺るりこ
- プロップデザイン : 江田恵一(アルビオン)
- 3Dディレクター : 石田弘達(アルビオン)
- 3DCGI : 酒井寿一(アルビオン)、原山希(スタジオトゥインクル)
- 色彩設計 : 福谷直樹(アルビオン)
- 美術設定 : 佐藤正浩(ヘッド・ワークス)
- 美術監督 : 徳田俊之(スタジオ・イースター)
- 撮影監督 : 藤田智史(スタジオトゥインクル)
- 編集 : 伊藤潤一(ジェイ・フィルム)
- 音響監督 : 名倉靖
- 音響効果 : 倉橋裕宗
- 音響制作 : 楽音舎
- 音楽 : 加藤達也
- 音楽プロデューサー : 斎藤滋(ランティス)
- 音楽制作 : ランティス
- 企画プロデューサー : 伊藤敦
- アニメーションプロデューサー : 平松巨規
- アニメーション制作 : アスリード
- 監督 : 細田直人
- 製作 : 12人の日記所有者たち(角川書店、クロックワークス、ランティス、ムービック)
主題歌
- パイロット版主題歌「The Creator」
- 作詞:YUI / 作曲・編曲:橘尭葉 / 歌:妖精帝國
- 前期オープニングテーマ「空想メソロギヰ」
- 作詞:YUI / 作曲・編曲:橘尭葉 / 歌:妖精帝國
- 前期エンディングテーマ「Blood teller」
- 作詞:畑亜貴 / 作曲・編曲:中山真斗 / 歌:飛蘭
- 後期オープニングテーマ「Dead END」
- 作詞:渡邉美佳 / 作曲・編曲:藤田淳平 / 歌:飛蘭
- 後期エンディングテーマ「filament」
- 作詞:YUI / 作曲・編曲:橘尭葉 / 歌:妖精帝國
- 第3弾オープニングテーマ「狂気沈殿」 ※アニメ映像はBDまたはDVD9巻に収録
- 作詞:YUI / 作曲・編曲:橘尭葉 / 歌:妖精帝國
- 第3弾エンディングテーマ「HAPPY END」 ※アニメ映像はBDまたはDVD9巻に収録
- 作詞:飛蘭 / 作曲:俊龍 /編曲:鈴木マサキ / 歌:飛蘭
放送局
放送局 | 放送開始日 | 放送時間 |
---|---|---|
ニコニコ生放送(プレミアム高画質) | 2011年10月9日 | 日曜日 23:00~23:30 |
チバテレビ | 2011年10月9日 | 日曜日 24:00~24:30 |
テレビ埼玉 | 2011年10月9日 | 日曜日 25:05~25:35 |
KBS京都 | 2011年10月10日 | 月曜日 25:00~25:30 |
tvk | 2011年10月10日 | 月曜日 25:15~25:45 |
サンテレビ | 2011年10月11日 | 火曜日 24:00~24:30 |
岐阜放送 | 2011年10月12日 | 水曜日 24:15~24:45 |
東京MXテレビ | 2011年10月12日 | 水曜日 26:50~27:20 |
三重テレビ | 2011年10月14日 | 金曜日 25:50~26:20 |
※ニコニコ生放送後、ニコニコ動画未来日記チャンネルにて23時30分より通常画質で配信開始。
各話リスト
話数 | サブタイトル | ニコニコ動画公開日 | 動画 | 話数 | サブタイトル | ニコニコ動画公開日 | 動画 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
#01 | サインアップ | 2011年10月09日 | #14 | メモリー消去 | 2012年01月15日 | ||
#02 | 契約条件 | 2011年10月16日 | #15 | ダブルホルダー | 2012年01月22日 | ||
#03 | 初期不良 | 2011年10月23日 | #16 | 修理 | 2012年01月29日 | ||
#04 | 手書き入力 | 2011年10月30日 | #17 | 家族割り | 2012年02月05日 | ||
#05 | ボイスメモ | 2011年11月06日 | #18 | 混線 | 2012年02月12日 | ||
#06 | マナーモード | 2011年11月13日 | #19 | 全件削除 | 2012年02月19日 | ||
#07 | 留守応答 | 2011年11月20日 | #20 | データ転送 | 2012年02月26日 | ||
#08 | 新機種 | 2011年11月27日 | #21 | 暗証番号 | 2012年03月11日 | ||
#09 | 着信拒否 | 2011年12月04日 | #22 | 切断 | 2012年03月18日 | ||
#10 | 家族プラン | 2011年12月11日 | #23 | 契約不履行 | 2012年03月25日 | ||
#11 | サービス終了 | 2011年12月18日 | #24 | 検索中 | 2012年04月01日 | ||
#12 | 受信圏外 | 2011年12月25日 | #25 | リセット | 2012年04月08日 | ||
#13 | 非通知設定 | 2012年01月08日 | #26 | 初期化 | 2012年04月15日 |
関連動画
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関連コミュニティ
Blu-ray
全9巻。各巻に通常版と限定版が存在する。
限定版第1巻
仕様
- 発売日:2011年12月22日
- 収録話数:2話(第2巻以降3話収録) 収録尺数:約59分
- 品番:KAXA-3801
- 16:9HDワイドスクリーン1080p(一部特典映像1080i)
- リニアPCM
- MPEG4 AVC、
- カラー
- 一層ディスク
- 発売/販売元:角川書店
未来日記Blu-ray限定版仕様(赤はBD限定版限定特典)
- 原作者:えすのサカエ描きおろしスリーブ
- キャラクターデザイン:平山英嗣描き下ろしデジパック
封入特典
- キャラクターデザイン・平山英嗣描きおろしマウスパッド
- ライブイベント参加優先申込券(第1巻から第3巻の申込券を3枚集めて申込する)
- 8Pブックレット
- キャラクタートレーディングカード1枚(「雨流みねね」か「来須圭吾」どちらかを封入)
- サウンドトラックCD付き
映像特典
音声特典
- オーディオコメンタリー(天野雪輝役:富樫美鈴&我妻由乃役:村田知沙)
限定版第2巻
仕様
- 発売日:2012年1月27日
- 収録話数:3話(3話・4話・5話) 収録尺数:約102分
- 品番:KAXA-3802
- 16:9HDワイドスクリーン1080p(一部特典映像1080i)
- リニアPCM
- MPEG4 AVC、
- カラー
- 一層ディスク
- 発売/販売元:角川書店
未来日記Blu-ray限定版仕様(赤はBD限定版限定特典)
封入特典
- ライブイベント参加優先申込券1枚(第1巻から第3巻の申込券を3枚集めて申込する)
- 8Pブックレット
- キャラクタートレーディングカード1枚(「火山高夫」か「平坂黄泉」どちらかを封入)
- サウンドトラックCD付き
映像特典
音声特典
関連項目
関連項目
外部リンク
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