ケンタロスとは、ポケットモンスターに登場するNo.128のポケモンである。初登場は赤・緑。
基礎データ | |||
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名前 | ケンタロス | タイプ | ノーマル |
英語名 | Tauros | 高さ | 1.4m |
分類 | あばれうし | 重さ | 88.4kg |
性別比率 | ♂:100% | 特性 | いかく |
♀:0% | いかりのつぼ | ||
グループ | りくじょう | 夢特性 | ちからずく |
孵化歩数 | 5120歩 | 捕捉率 | 45 |
世代 | 第1世代 | 努力値 | 攻撃+1、素早さ+1 |
進化 | 進化しない | ||
図鑑データ | |||
全国図鑑 | #128 | 図鑑の色 | 茶 |
ジョウト | #148 | ホウエン | #― |
シンオウ | #― | イッシュ | #― |
カロス | #125 | アローラ | #137/#170 (アローラ/USUM・アローラ) #064/#071 (SM/USUM・アーカラ) #061/#073 (ポニ/USUM・ポニ) |
ガラル | #116(ヨロイ) | ヒスイ | #― |
パルデア | #223 |
図鑑説明
- ポケットモンスター赤・緑、ファイアレッド、Y
- たいあたりしてくるとき 3ぼんの しっぽで じぶんの からだを ピシピシと たたく。
- ポケットモンスター青、リーフグリーン、スカーレット
- えものに ねらいを つけると しっぽで からだを たたきながら まっすぐ つっこんでくる。
- ポケットモンスターピカチュウバージョン
- スタミナに あふれた あばれんぼう。 はしりだすと たいあたりするまで どこまでも ひたすら つきすすむ。
- ポケットモンスター金・ハートゴールド、バイオレット
- ツノを つきあわせて たたかう。 むれをまもる つよい ケンタロスは キズだらけの ツノを じまんする。
- ポケットモンスター銀・ソウルシルバー、X
- 3ぼんのしっぽで じぶんを たたき たたかう きもちを たかめると ぜんそくりょくで つっこんでくる。
- ポケットモンスタークリスタルバージョン
- あらっぽい せいかくの ポケモン。 いつも むれのなかで ケンカをして じぶんの つよさを たしかめている。
- ポケットモンスタールビー・サファイア・エメラルド、オメガルビー・アルファサファイア
- いつも あばれて いないと きが すまない。 たたかう あいてが いない ときは たいぼくに ぶちあたり なぎたおす ことで きを しずめる。
- ポケットモンスターダイヤモンド・パール・プラチナ
- えものに ねらいを さだめると いっちょくせんに とっしんする。 あらっぽい せいかくで ゆうめい。
- ポケットモンスターサン
- せかいの かくちに ケンタロスに のり せいかつ してきた れきしが あるが そのはじまりは アローラ だという。
- ポケットモンスタームーン
- あらっぽい ポケモンだが アローラちほうの ケンタロスは やや おちつきが あるという。
- ポケットモンスターウルトラサン
- しゅうだんで せいかつする。 むれの なかで 1ばん ふとく ながく キズだらけの ツノをもつのが ボス。
- ポケットモンスターウルトラムーン
- アローラの ケンタロスが ほかの ちほうより すこし おだやか なのは きこうが かんけいして いるらしい。
- ポケットモンスター スカーレット
- パルデアのすがた (コンバット種)
- 筋骨隆々の 体で 格闘戦が 得意。 短い ツノで 急所を 狙う。
- パルデアのすがた (ブレイズ種)
- 炎のエネルギーで 熱した ツノは 摂氏1000度になり 突き刺された 敵は 傷と 火傷に 苦しむ。
- パルデアのすがた (ウォーター種)
- ツノの 先端の 穴から 水を 勢いよく 吹きだし 高圧の 水流で 敵を 貫く。
- ポケットモンスター バイオレット
- パルデアのすがた (コンバット種)
- ぶ厚く 力強い 筋肉と 気性の 荒さが 特徴。 コンバット種と 呼ばれる。
- パルデアのすがた (ブレイズ種)
- 高温の 鼻息を 吹きだすので ブレイズ種と 名づけられた。 3本の 尻尾を 束ねている。
- パルデアのすがた (ウォーター種)
- ツノから 水を 吹きだし 泳ぐ。 脂肪分が 多く 浮きやすいのが ウォーター種の 特徴。
概要
- 初代最強とまで言われたポケモン(非伝説で)。1997年の全国大会では決勝出場者15人の内13人が使用、1998年の全国大会では決勝出場者の所持率100%であった事からその凄さを察していただきたい。
- その最強さは「高いすばやさと低くないこうげき」「弱点僅少」「わざマシンで覚える技の広さ(特にふぶき・じしん)」といったものに裏打ちされ、さらに初代では後述のように反動技がノーリスクで使えた上にノーマル技はぶつり扱いだったため、最強と称されたのである。
- ラッキー、ガルーラと並び初代では捕獲が非常に困難なポケモン。一説には伝説の三鳥より捕獲が難しいのでは?と言われていた事もある。青版ではペルシアンと交換してくれるNPCが存在し、NNは「ぎゅうた」 捕獲が難しい事もあって、大会ではこちらがよく使われていた。
- 名前がケンタロスなのに姿が牛なのは、『帰ってきたウルトラマン』の“宇宙牛人”ケンタウルス星人が由来という説がある。
- 種族的にミルタンクの対っぽいポケモン。種族値はケンタロスが攻撃寄りなのに対しミルタンクは防御寄り。
- オスの個体しか存在しない為、タマゴ技がない。
- 金・銀でメインウエポンが弱体化したものの変わりにねむねご(眠る→寝言)でつのドリル・じわれを連発する超運ゲー型が現れた。役割も何もあったもんじゃない。場所によってはこの型を禁止するほどであった。
- 第3世代でもハチマキをまいて物理技で突撃する戦法が流行り、一撃技没収をカバーした。
- 第4世代でいかりのツボという特性を得たが如何せん安定感に欠ける。しかし発動するとものすごい火力を得る。基本的にはいかくのほうが有用だがロマンあふれる人はどうぞ。
- あばれるが似合うポケモンだが・・・どう見ても劣化おんがえしです。本当にありがとうございました。せめてげきりんみたいに威力が120だったら・・・。本当に第5世代ではあばれるが威力120になった。しかしげきりんに比べて半減以下が多く使いどころは難しい。
- 夢特性はちからずくを得た。物理でその恩恵を受ける技はいわなだれ・ロッククライム,しねんのずつき,アイアンテール。いのちのたまを持たせる事で反動を消しつつ威力を上げることができる。特殊技にも効果がある為、初代型で少しでも火力をあげたい方にもお勧めである。
- バッフロンというケンタロスにアフロをつけたようなポケモンが出た。しかしバッフロンは鈍足で戦い方も全く別なので特に気にする必要はない。たまに勘違いされるが、いくら同じ牛だからといってケンタロスはバッフロンに進化しない。こっちは闘牛であっちは野牛である。
- サン・ムーンではライドポケモンの一体として登場。最初にもらえるライドポケモンで、Bボタンでダッシュして岩を壊すことができる。
- アニメでは第33話で登場し、サトシがサファリゾーンでゲットした。
当初は他のポケモンもゲットしようとしたのだが、何故かボールを投げる度にケンタロスの群れに当たってしまい、最終的にはケンタロスを30匹ゲットしてしまった。このため、現在サトシがゲットしたポケモンの約半数はこのケンタロスによって占められている。ちなみにタケシも1匹をゲットしている。どうやらアニメのサファリゾーンでは、ケンタロスは決して珍しい存在ではないようだ。 - ポケモンGOでは北米地域のみに生息する。一応5kmタマゴからも孵化するが北米地域でゲットしたもののみと、基本的には日本国内では出会えないポケモンである。
- 第9世代ではリージョンフォーム登場に伴いレイジングブルを習得。原種が使用した場合はノーマルタイプになる。
- パルデア図鑑にはこの地方特有のリージョンフォームが存在するか、他地方にリージョンフォームが存在する場合パルデアに生息していない種は図鑑に記載されないのだが、例外的に原種ケンタロスは図鑑に記載される。DLC「碧の仮面」で行けるようになるキタカミの里はパルデアの外なので、こちらでケンタロスを孵化させることで原種を入手できる。
初代ケンタロス
はかいこうせん ふぶきorれいとうビーム じしん のしかかりor10まんボルトorかみなり
この4つの技が初代ケンタロスの鉄板構成であった。
ケンタロスはタイプ一致の為、はかいこうせんの威力は225であり、当時はトドメを指した場合には反動が無かったので非常に使い勝手がよかった。おまけに初代ではわざの物理特殊がわざタイプごとに設定されていたため、ノーマルわざ=物理判定のはかいこうせんと高こうげきのケンタロスとはまさに相性抜群。ほとんど反則級である。
当時のふぶきは威力120、命中90、3割で凍らせるという超性能。当時の他の威力120の技と比べるとソーラービーム(命中100。ただし1ターンのチャージが必要、追加効果なし)、だいもんじ(命中85、3割やけど)、ハイドロポンプ(命中80、追加効果なし)、メガトンキック(命中75、追加効果なし)、かみなり(命中70、1割まひ)。この差はなんだ・・・?「追加効果が違うから参考にならんだろ」と、思っているそこの貴方。当時のこおり状態は今の仕様とは違って一度凍ったら自然に溶けることは無かったため、実質的に瀕死になったも同然である。
要約すると3割の確率で即死の追加効果がつく威力120命中90のこおり技という壊れ技であった(※ 当時は一撃必殺技の命中率は素早さが関係していたので一概には言えないが、少なくとも現在は一撃必殺技の命中率はどれも元々3割)。
ケンタロスのとくしゅはかなりアレだが、上述のようにこおり技をすばやさ110で打てるのがウリだったのでそんなことは気にされない。
またはかいこうせんが当たらないゲンガーにはじしんで返り討ちに出来ていた(初代は特性ふゆうなんて無かったのでどくタイプをもつゲンガーにじめんは効果抜群)。初代の対人戦はミュウツーを除くとまさにケンタロス一強であった。
なお98年全国大会出場者はほぼ全員のケンタロスがこれらのわざを持っていた(特にはかいこうせんとじしんと氷技)。
対戦ではこの3つだけで大抵のポケモンは対処可能。Lv55のケンタロスに3タテされることもザラであった。10まんボルト・かみなりはギャラドスやパルシェン用のオマケ程度である。反動が怖い(はかいこうせんが1確ではない)場合はのしかかりで。
ちなみに現在この初代ケンタロス型は完全にネタ。
第2世代から特殊ステータスが特攻と特防に分離されたため特殊火力が大きく低下。ふぶき / れいとうビーム、10まんボルト / かみなりやだいもんじを初代並みの威力で放つことができなくなった。はかいこうせんの威力は据え置かれたが、トドメを刺しても反動を受けるようになり、使い勝手は悪くなった。
第4世代からは技の物理/特殊がタイプごとではなく技個別に設定されるようになり、はかいこうせんも特殊化。代わりに同威力のギガインパクトを獲得したが、接触技なので更に使い勝手が悪くなった。
ところが第5世代からは夢特性ちからずくを獲得したことにより状況が再び変わる。この特性は追加効果のある技を使ったときに限り、追加効果が出なくなる代わりに技の威力を1.3倍にする効果を持つ。更にいのちのたまを持たせてちからずく補正の掛かる技を使った場合、HPを削ることなく技に1.3倍の補正を掛けることができる。これにより特攻種族値104相当の火力が出せるため十分な実用レベルになる。
パルデアのすがた
- 『スカーレット・バイオレット』で登場したケンタロスのリージョンフォーム。体色が黒く、姿やタイプが異なる3種が存在する。パルデア地方のモチーフは闘牛で有名なスペイン(を含むイベリア半島)と見られ、ケンタロスがフィーチャーされるのも自然な流れと言える。
- パルデアで一般的なケンタロスは闘牛だけにかくとうタイプであり、スカーレットではほのおタイプ、バイオレットではみずタイプを併せ持つものが約1%の確率で群れの中に稀に紛れ込んでいる。レア種のタイプ2に合わせたそうぐうパワーを使用する事で出現率を上げられはするが、群れに近づくとガンガン突進してきて立て続けに戦闘させられるハメになることも。レア種を求めるトレーナーは頑張って闘牛して頂きたい。
- 種族値は原種より攻撃と防御が高く、特攻と素早さは低い。新技の「くさわけ」で足りない素早さを上げたり、「ビルドアップ」を積むこともできる。専用技として「かわらわり」と同じ壁破壊効果を持つ「レイジングブル」を持ち、種類によってタイプがかくとう、ほのお、みずに変更される。威力は90とメインウェポン級にあり、威力120技のデメリットを嫌う場合は安定技として選択できる。隠れ特性の「はんすう」は使ったきのみが次のターンにもう一回発動する新特性。
- コンバット種は角が短く筋肉質な単かくとうタイプ。コンバット限定の威力120技はすてみタックル。単タイプなので弱点が少ないのは長所だが、コンバット限定のかくとう技がレイジングブルしかなく、他の2種もかくとう技は豊富なのでコンバットならではの売りが少ない。採用理由があるとすれば、せいぜいレイジングブルをかくとう技として使用したい場合くらいか。
- ブレイズ種は前に突き出した角と逆だった鬣を持つほのおタイプ複合。ブレイズ限定の威力120技はフレアドライブ。実績のある複合タイプを持ち、物理耐久と「いかく」に「おにび」が相俟って物理アタッカーに強い。レイジングブルはブレイズキックより高威力のほのお物理技になる。ほのお+かくとうと言えば今迄は御三家特有だったので、何気に一般ポケモンとしては初の複合タイプだったりする。ホウエン~イッシュのほのおタイプ御三家が軒並み登場していないSVでは固有タイプとなっている。
- ウォーター種はポンプのような角と下に伸びた鬣を持つみずタイプ複合。ウォーター限定の威力120技はウェーブタックル。まだ習得者が少ないウェーブタックルと先制技のアクアジェットを覚えられるのが長所。レイジングブルはアクアブレイクより高威力のみず物理技になる。こちらはSV初登場の水御三家・ウェーニバルが競合相手となる。彼等より高い素早さやいかくが差別点として有用。
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関連項目
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