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元の世界に帰るとか無責任なことを言わないで死ぬまでこの世界にいて新体制樹立に貢献しようだったらそこまで文句がなかった説

「天才な俺たちがこの世界を変えてみせる。最終目標は豊かな国と教養ある国民に立脚した民主的な政府に全てを委ね、邪魔者になった俺たちは元の世界に帰ることだ」くらいならまあ文句はなかった…かな？
超えるべきハードルがめっちゃ多く高いけど。
少なくとも、初手民主主義革命は無いと思う。

エルム村が巨乳エルフを救う選択肢を選んだ時点で、搾取型の専制政治とは敵対する他ない
見捨てれば別に問題無かったんだけどな

民主主義が駄目って言う気は勿論無いし
エルク村含む住人が気まぐれで上位存在から殺される現状に閉塞感も分かる
只、上位存在排除して現状の住民の知識レベルで民主主義は村民がお先真っ暗を通り超えて国が潰れるからアウト

そもそも民主主義押し付けはアメリカがやって
無茶苦茶になってるんだけどな

大前提として、民主主義っていうのは国民が政治について考えないと何もできないんだよな。現代の先進国みたいな誰が政治家やっても変わらないみたいな状況に至れば話が別だが。
仮にあんな商人が初等算数すら出来ない世界で急に選挙なんてやっても、運良く的確に有能な奴が選ばれないと初手で詰む可能性が高い。もしくは衆愚政治。
絶対的かつ強権な権力を否定したからといって、イコール即民主主義万歳というのは飛躍しすぎだし、歴史を見ても急速な革命や改革が大きな反動や混乱を生んで国内が大惨事なんていくらでも例があるし。

……というか、やっぱ政治要素がいらないんだよな、この作品。他の同系列の作品みたいに、主人公が王になって凄い知識で凄い統治をして国が治まりました、でいいのに。

まぁ、上で散々民主主義はアウト云々で政治家の行動の問題点とか出したけれどもまず間違いなくその方向には進まないよね
自分があの町の住民だとして今まで街を治めて来た貴族様が
「彼ら７人に権利を譲渡します」って言った後に本人達から「貴方達に代表者を選んで欲しい」とか言われたってこっちには何の判断基準も無い、そのまま貴族様の言う通りに政治家たち選んで終わり、形だけ民主主義だよね

>>780
有能で強力なリーダーがいないから飢え死に上等だったんだよなあ…
そもそもとして民が死にかけであることを無視してはいけない
帰還問題がある以上新体制において主人公たちが指導者になるわけにはいかないんだけど、一方でこのままにしとくと恩のある村人たちは死んでしまう
この結果としてエセ民主主義の神権政治になるのは仕方ないんじゃない？
向いてないとかじゃなくてこれ以外とりようがない手段だったんだよ

>>786
ここに載ってる総理の設定によると
「極端に悪化した日本の福祉と治安、そして経済をわずか2年で立て直した天才。」

何かと手続きに時間が必要な議会政治でたった2年でやるのは現実的じゃない
同じくたった2年で自分の父親を汚職程度で死刑判決どころか執行まで追いやっている
オウムの死刑執行すら欧州から批判されたのに

このへんの設定から考えると、総理が元いた世界の民主主義は議会も三権分立も国際政治もないのかもしれない

>>786
まあそれはそうね
だからこそ神権政治で時間稼ぎするんだろうけど

ところで算数できなかったのは商人じゃなくて村人だよ
村人に行商の役割を押し付けた、って言ってたよ

>>789
マジで日本的な議会無いかも…
漫画だと詳しくは書いてなかったけど、この世界の日本って直接国民の投票で総理大臣決めるみたいなのよ
もしかしたらアメリカ式かも知れないけど
ただ、このスピード感だと日本が都道府県レベルまで小っちゃくなってた可能性はあるかもね

>>788
相対的に高度な教育を受けているはずの特権階級ですら無能なのにまたしてやそれ以下の平民階級に政治に参画させるとか更なる荒廃待った無しだわ
形ばかりのなんちゃって民主主義なんかやるより後継者の育成をしつつ超人高校生達による専制政治の方がベターでしょ

そうだね、粛清だね

>>788
餓死しそうなほど困窮しているから民主主義だ、がまずおかしい。民主主義が貧困を解決する訳でも、民主主義が平等を保障する訳でもなく、有能な人間が権力を握ることだけが重要。「民主主義」はリーダーを選ぶ手法の一つでしかない。
それに、現状でガッツリ主人公たちが異世界に関わっているのに、主人公が指導者になれないというのは理屈が通らない。帰る手段を見つけ次第全てを放り投げて帰るつもりなら話は別だけど。
国を纏めるのに宗教、というのは一見正しそうだけど、歴史上山ほどの国がそれに失敗してる。そんな簡単に多民族が宗教やイデオロギーで纏まり国民意識を醸成できるなら、とうの昔にヨーロッパは一つの国になっている。国民国家を成立されるには長い下積みで「自分たちは一つの共同体。この国は自分の国」という意識を作らないといけない。

とりあえず、民主主義や宗教という要素が不要としか思えない。有能な総理である主人公が強いリーダーシップで国を発展させました、でいいのに、余計なことをしている気しかしない。

自分で書いていてようやく理解できたけど、五話までの政治宗教関連のアレコレに対するモヤモヤは「なんでそんな事をする必要があるの？」という一言に集約できるな…

>>794
「なんでそういうことするの？」「これ本当にできるの？」「こいついる意味あるの？」
そんな疑問ばっか浮かんで来る作品
まあ作者の人何も考えてないんだろうなと思いつつも、妙に気になって離れられない
実は全て伏線なんだ！そんなわけないか・・・

主人公が政治家、しかも総理大臣なのにあまりに清廉潔白過ぎる
政治家なんだから清濁合わせ飲む、時には汚い手も使うってのが普通じゃね？
そりゃ権力使って市民を苦しめたり私腹を肥やすのは論外だけど
この主人公はちょっとした根回しや忖度すら悪と断じる潔癖な感じがする

ましてやそういうスタイルなのに超短期間国を立て直したとかやっぱ催眠や洗脳でも使わなきゃ無理だろと思ってしまう

なろう系特有のとにかくどちらかが完全に正しい、もう片方は全部ダメ、全て間違ってるみたいな価値観のせいで
この作品の政治家（権力者）が超清廉潔白で裏工作や良くない事は一切しないタイプと
とにかくまともな政治をせず私腹を肥やして民を苦しめる人間の屑の二種類しかいなくなってしまう

>>789
そもそも2年ってのが短すぎる
2年じゃ政策の効果が出たかどうかすらわからない
むしろそんな超短期で効果が出る政策だとしたら絶対どこかで歪みが生じると思う
これも「高校生」総理大臣の設定の弊害だよな

民主主義はリーダーを選ぶ手法の一つでしかないと言うのは、間違いとは言わないけどちょっと否定したいな

もちろん現実に民主主義と言えば、選挙や多数決と言った手段を思い浮かべると思うけど
元をたどれば、国民一人一人が主権を有すると言う思想でしょ
それを現実の政治に落とし込めば、既存の手段になってしまうわけだけど、それは飽くまで妥協の結果だよ

この場合の民主主義は弱肉強食を是とする専制政治に対するアンチテーゼであって、手段として民主主義を採用したら国が荒廃するだろうと言うツッコミは先走ってると思う
まだその段階じゃない

まあなろう系はそう言うわかりやすい立ち位置のキャラばっかりにしないと「意味がわからない」って切り捨てられるから仕方ない
難しい話やるならなろう系以外でやらなきゃいけないし、なろう系やるなら幼児でもわかるストーリーにしなきゃターゲットが不明になってしまう

有名な某なろう系作品だも主人公が「悪人とその手先に情けは無用だ」って決めつけて虐殺してたけど
魔法が存在する世界で変身や洗脳の手段があることがわかってるんだから、なりすましとか洗脳とか考慮した方がいいのでは…？って疑問だったよ
国の運営とか政治的なやりとりとか、そういう描写をやりたがる割に登場人物の頭が悪すぎるからチグハグなんだよね
そして頭の悪い主人公でも無双できるほどに異世界側の知能レベルが低いから白痴結界とか揶揄される

作者より頭の良いキャラを書くのって難しいからね
分かりやすいのでウケる時代だから
作家にとって楽になってるのかもしれないが

異世界転移する物語で難しい話をすると意味が分からないって読者に切り捨てられるどういう理屈なんかな？

正直ただ単に作者に難しい話を扱える力がないだけだと思うんだが

まともな民主主義へ移行するためには教育が必要で、教育が行き届くには少なく見積もっても20年とかのスパンがかかる
そんなの描いていたらラノベじゃなくて一代記の領域で、ラノベとは明らかに食い合わせが悪い
企画として失敗してるんだな

そもそも件の異世界に、まともな知的生物が存在するのか？
騎士や貴族を名乗る者は、単なる強盗。
協力、信頼、忠誠も全て嘘。実態は単なる恐怖。
…これでは何も生産できない。文化も保てない。

重症人に初対面で肉を口移しで食べさすような奴らがまともな知性体かどうかわからない
もののけ姫みたいに手持ちが硬い干し肉周囲に調理施設無しとかだったらわかる

>>795
その逆もある、過程が無く超人だからと言う理由で結果だけが発生してるから『なんでこれしないの？』って疑問が湧いた時に否定出来る材料が無い

>>802
協力信頼忠誠が恐怖を根源として作られる感情であることは事実だからそこは否定するところではないよ

>>802
単なる侵略者である超人高校生を絶対正義にするために異世界側をそういう奴らばっかりにしなきゃならないんだよな

多分主人公はそういう恐怖による支配を悪だと思ってるだろうけど
超人高校生の圧倒的な能力で異世界側を征服して、マジシャンを神に祭り上げて宗教で人を支配しようとするこいつらもなんら変わらないだろと

主人公ってすごい独善的なんだよな、父親を死刑に追い込んでそれに対して後悔はないって言ってるし
普通の作品ならそういう性格の危うさを描いたりするだろうけど主人公側を絶対正義として描くからそういうのも期待できない
主人公は総理大臣というよりディストピアの専制君主って感じがする

一応、政治家は異世界人からあまりにも清廉潔白すぎるし、
政治を志す者は全員清廉潔白で国民に滅私奉公しなければならないと理想を押し付けすぎていると言われてるけど
それが原因で足元掬われる展開にはならないんだろうなぁ・・・

民主主義の大前提として全国民が一定水準の知識を有してるのが必須だと思う
でなければ、知ってる人に食い物にされるだけだから
となると、知識なんて一朝一夕に身に付くものじゃないから地道に勉強する必要があるけど
そんなことしてたら日々の糧を稼ぐことも儘ならない
冬越す蓄えさえ困るような状況なら尚更政治だー学問だーに気を取られる場合じゃないだろう
この世界の状況なら政治は金持ちの道楽でしかないわ

様々な才能を持つ高校生ということでダンガンロンパを連想する人も多いが
あれは才能ありきの作品ではなくあくまでデスゲームがメインだったしなぁ
キャラ付けもミュージシャン志望のチャラい野球選手とかステレオタイプから外れたのもいたし

>>807
この作品の権力者は民から搾取する事しか考えない屑ばっかりとはいえ
現代の民主主義国家の総理と中世の封建制じゃやり方も全く違うのに
昔の政治家に現代人の理想を押し付けるのはおかしいと思う

この掲示板でもちょくちょく言われている「有能な独裁は無能な民主主義に勝る」だけど、本当にその理屈が正しいんなら世の中の過半数の国がその政治形態じゃなきゃおかしいんじゃないの？半分でなくとも全体の三分の一程度の数とか。

先進国であるヨーロッパにしても有能独裁者の国が全体の半分程度を占めていなきゃ。チトーの例もあるように有能な独裁者でも寿命があるし、優秀な奴がいつまでも優秀なままとは限らない。何故現代では民主主義が主流になっているのかどうかを全然考えていない人が多過ぎ。

独裁国家である中国でさえ一人の人間が永遠に主席の座に就いているわけじゃないし、ロシアやイランにだって選挙がある。有能な独裁者の後継者まで有能とは限らんし、無能で暴君な独裁者になったらそれこそ目も当てられない事態になる事くらい理解できるだろ。

民主主義はそういった危険な奴が独裁者になるのを防げるわけだし、何より間違った支配者なら簡単に引きずりおろせるというメリットがある。そもそも民主主義の国は支配者が気分次第で国民を大量に殺したり重税を好き放題に掛けたりなんてできない(少なくとも日本ではそうだし)。

スターリンとかヒトラーの例を見れば「有能な独裁は民主主義に勝る」なんて台詞が言えるわけないよな。何か独裁体制に変な夢や妄想を抱いている人が多くないか？