横浜F・マリノスとは、神奈川県横浜市を本拠とするJリーグ所属のプロサッカークラブである。Jリーグ開幕当初は「横浜マリノス」であった。
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Jリーグ発足時より参加しているいわゆる「オリジナル10」の1つ。前身は日産自動車サッカー部。 ホームタウンは神奈川県横浜市、神奈川県横須賀市。ホームスタジアムは日産スタジアム(収容人数 72,327人)。Jリーグ発足当初より横浜市神奈川区のニッパツ三ツ沢球技場(三ツ沢公園球技場)(収容人数 15,046人)を使用していたが、2016年よりJリーグへ届け出たことで本拠地を日産スタジアムに一本化している。チームカラーは「青・白・赤」、伝統のトリコロールである。
チーム名の「マリノス(Marinos)」は、スペイン語で「船乗り」「水夫」「海兵隊員」を意味し、1999年に横浜フリューゲルスを吸収合併した際に「F」の文字が追加された。チーム名の表記はメディア媒体によって異なっているが、Jリーグ公式やテレビ中継では「横浜FM」、totoなどでは「横浜M」と表記されている。
クラブマスコットは、ホームタウン・横浜市の市鳥であるカモメをモチーフとした「マリノス君」と「マリノスケ」、「マリン」。マリノス君はJリーグ開幕からクラブのホームゲームに毎試合登場している。
これまで数多くの日本代表選手を輩出し、Jリーグでは歴代2位となる5回の優勝経験がある強豪クラブであり、2023年現在鹿島アントラーズと並びJリーグ初年度から一度も降格した経験のない日本国内屈指の名門チームである。
所属した主なプレイヤーは、木村和司、井原正巳、松田直樹、中村俊輔、川口能活、中澤佑二など。顔ぶれを見ればディフェンダーやゴールキーパーが多く、伝統的に守りの堅いクラブである。2012年・2013年と2年連続で1試合平均失点が0点台というのがその証拠で、通算21年間でも平均失点は鹿島アントラーズと並んで1.23点というリーグNo.1の堅さを誇る(同じくJ2降格経験のないオリジナル10の清水エスパルスは1.38点、名古屋グランパスは1.42点。年間にして5~6点の差が付いている計算になる)。
もっとも近年は伝統の堅守からハイラインのアタッキングサッカーへの転換を図って成功しており、一時低迷していたチームは再びJリーグの強豪チームへ返り咲くことができた。
所属した主な外国人選手には、元アルゼンチン代表でJリーグ初代得点王のラモン・ディアス、同じく元アルゼンチン代表のビスコンティ、元韓国代表の柳想鐵、元スペイン代表でFCバルセロナのストライカーだったフリオ・サリナス、ブラジル人のドゥトラなどが挙げられる。Jリーグ初期の頃はアルゼンチン出身の選手を中心に補強していたが、2000年代以降はブラジル人選手が中心になっている。
運営会社である横浜マリノス株式会社は、元々は日産自動車の全額出資により設立・運営されていた(当時の商号は日産フットボールクラブ株式会社)が、横浜フリューゲルスとの経営統合時に、フリューゲルスの運営母体であった全日空スポーツを合併しており、全日空スポーツの親会社である全日本空輸(ANA)が資本参加して「日産70%・ANA30%」の資本構成となった。
2002年2月1日付でANA出資分を日産が買い取り、再び日産の完全子会社となった。
2014年7月、マンチェスター・シティFCを運営するシティ・フットボール・グループ(CFG)が日産自動車と「グローバルサッカーパートナーシップ」を締結。これに伴い、日産自動車の保有株式(全体の約93%)のうち20%弱を取得し、日産に次ぐ第2位の株主となった。なお、実際のマネジメントはCFGの全額出資により設立された日本法人「シティ・フットボール・ジャパン」となる。
| 背番号 | Pos. | 国籍 | 選手名 | 生年月日 | 加入年 | 前所属 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 監督 | 大島秀夫 | 1980.3.7 | 2025 | 横浜F・マリノス ヘッドコーチ | 【新】 | |
| 6 | MF | 渡辺皓太 | 1998.10.18 | 2019 | 東京ヴェルディ | ||
| 8 | MF | 喜田拓也(C) | 1994.8.23 | 2013 | 横浜F・マリノスユース | 【H】 | |
| 9 | FW | 遠野大弥 | 1999.3.14 | 2025 | 川崎フロンターレ | 【完】 | |
| 13 | DF | ジェイソン・キニョーネス | 1997.8.17 | 2025 | アギラス・ドラダス | 【完】 | |
| 14 | FW | 植中朝日 | 2001.11.1 | 2023 | V・ファーレン長崎 | ||
| 16 | DF | 加藤蓮 | 1999.12.28 | 2024 | 東京ヴェルディ | ||
| 17 | MF | 井上健太 | 1998.7.23 | 2023 | 大分トリニータ | ||
| 18 | MF | オナイウ情滋 | 2000.12.11 | 2025 | ベガルタ仙台 | 【完】 | |
| 19 | GK | 朴一圭 | 1989.12.22 | 2025 | サガン鳥栖 | 【完】 | |
| 20 | MF | 天野純 | 1991.7.19 | 2014 | 現代全北モータース | 【H】 | |
| 21 | GK | 飯倉大樹 | 1986.6.1 | 2023 | ヴィッセル神戸 | 【H】 | |
| 22 | DF | 角田涼太朗 | 1999.6.27 | 2025 | カーディフ・シティFC | 【完】 | |
| 23 | FW | 宮市亮 | 1992.12.24 | 2021 | FCザンクトパウリ | ||
| 25 | MF | 吉尾海夏 | 1998.6.28 | 2021 | FC町田ゼルビア | 【H】 | |
| 26 | FW | ディーン・デイビッド | 1996.3.14 | 2025 | マッカビ・ハイファFC | 【完】 | |
| 27 | DF | 松原健 | 1993.2.16 | 2017 | アルビレックス新潟 | ||
| 28 | MF | 山根陸 | 2003.8.17 | 2022 | 横浜F・マリノスユース | 【H】 | |
| 30 | MF | ユーリ・アラウージョ | 1996.4.13 | 2025 | アカデミコ・デ・ヴィゼウ | 【完】 | |
| 31 | GK | 木村凌也 | 2003.6.10 | 2025 | 日本大学 | 【卒】【H】 | |
| 32 | MF | 田中雄大 | 2002.10.11 | 2025 | 慶応義塾大学(在学中) | 【特】 | |
| 33 | DF | 諏訪間幸成 | 2003.6.6 | 2024 | 筑波大学 | 【完】 | |
| 34 | MF | 木村卓斗 | 2000.5.16 | 2023 | ヴァンフォーレ甲府 | 【復】【H】 | |
| 35 | DF | 間宮貫太 | 2005.10.23 | 2025 | 桐蔭横浜大学(在学中) | 【特】 | |
| 37 | MF | ジョルディ・クルークス | 1994.1.15 | 2025 | ジュビロ磐田 | 【完】 | |
| 39 | DF | 渡邊泰基 | 1999.4.22 | 2024 | アルビレックス新潟 | ||
| 41 | MF | 松村晃助 | 2004.5.2 | 2024 | 法政大学(在学中) | 【特】 | |
| 43 | DF | 埜口怜乃 | 2006.5.30 | 2024 | 横浜F・マリノスユース | 【昇】【H】 | |
| 44 | DF | トーマス・デン | 1997.3.20 | 2025 | アルビレックス新潟 | 【完】 | |
| 45 | MF | ジャン・クルード | 1998.9.4 | 2022 | モレイレンセFC | ||
| 46 | MF | 浅田大翔 | 2008.1.16 | 2024 | 横浜F・マリノスユース | 【昇】【H】 | |
| 48 | FW | 谷村海那 | 1998.3.5 | 2025 | いわきFC | 【完】 | |
| 49 | MF | 加藤海輝 | 2008.2.25 | 2025 | 横浜F・マリノスジュニアユース追浜 | 【2】 | |
| 50 | GK | 川本旺汰 | 2008.7.9 | 2025 | 横浜F・マリノスジュニアユース追浜 | 【2】 | |
| 51 | GK | 齋田昊 | 2008.7.5 | 2025 | 横浜F・マリノスジュニアユース追浜 | 【2】 | |
| 52 | DF | 早川優世 | 2007.12.14 | 2025 | 横浜F・マリノスジュニアユース | 【2】 | |
| 53 | MF | 齊藤芭流 | 2007.11.17 | 2025 | 横浜F・マリノスジュニアユース | 【2】 | |
| 54 | DF | 藤井翔大 | 2008.8.11 | 2025 | 横浜F・マリノスジュニアユース | 【2】 | |
| 55 | DF | 平野遼 | 2008.9.23 | 2025 | 横浜F・マリノスジュニアユース | 【2】 |
※備考欄は【完】=完全移籍での加入、【レ】=レンタル移籍での加入、【復】=レンタル先からの復帰、【新】=新任の監督、【昇】=トップチーム昇格、【卒】=新卒での加入、【特】=特別指定選手、【2】=2種登録、【H】=ホームグロウン選手
背番号「3」が永久欠番となっている。かつてチームに在籍したDF・松田直樹がつけていた番号であり、2011年に急逝した際にこれまでの活躍に敬意を表し、追悼の意も込めて永久欠番として認定された。J1クラブでは初めて永久欠番が設定されたケースとなる(※2014年にJ1に在籍するクラブではサガン鳥栖も永久欠番を設けているが、これは選手ではなくチームの復活に尽力した関係者の命日を充てたものである)。
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| 国籍 | 監督名 | 在任期間 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 清水秀彦 | 1992年~1994年 | ・天皇杯優勝(1992年) ・アジアカップウィナーズカップ優勝(1993年) |
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| ホルヘ・ソラーリ | 1995年~1995年6月 | ||
| 早野宏史 | 1995年6月~1996年 | Jリーグ優勝(1995年) |
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| ハビエル・アスカルゴルタ | 1997年~1998年 | ||
| アントニオ・デラ・クルス | 1999年 | ||
| オズワルド・アルディレス | 2000年~2001年6月 | J1リーグ1stステージ優勝(2000年) |
|
| 下條佳明 | 2001年6月~7月 | 暫定監督 |
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| ラザロニ | 2001年7月~2002年10月 | ナビスコカップ優勝(2001年) |
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| 下條佳明 | 2002年10月~12月 | 暫定監督 |
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| 岡田武史 | 2003年~2006年8月 | J1リーグ優勝(2003年、2004年) |
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| 水沼貴史 | 2006年8月~12月 | ||
| 早野宏史 | 2007年 | ||
| 桑原隆 | 2008年~2008年7月 | ||
| 木村浩吉 | 2008年7月~2009年 | ||
| 木村和司 | 2010年~2011年 | ||
| 樋口靖洋 | 2012年~2014年 | 天皇杯優勝(2013年) |
|
| エリク・モンバエルツ | 2015年~2017年 | ||
| アンジェ・ポステコグルー | 2018年~2021年6月 | J1リーグ優勝(2019年) | |
| 松永英機 | 2021年6月~7月 | 暫定監督 |
|
| ケヴィン・マスカット | 2021年7月~2023年 | J1リーグ優勝(2022年) | |
| ハリー・キューウェル | 2024年~2024年7月 | ||
| ジョン・ハッチソン | 2024年7月~12月 | ||
| スティーブ・ホーランド | 2025年~2025年4月 | ||
| パトリック・キスノーボ | 2025年4月~ | 暫定監督 | |
| 大島秀夫 | 2025年6月~ | 暫定監督 |
掲示板
41 ななしのよっしん
2025/09/30(火) 23:07:59 ID: 0aff0pVs8y
42 ななしのよっしん
2025/10/03(金) 21:20:25 ID: oPE/9DNoXI
日産自動車が身売り否定「マリノスの筆頭株主であり続けます」売却騒動後、初のコメント
https://
43 ななしのよっしん
2025/11/14(金) 17:32:35 ID: doL1zwj8Lc
残留おめでとう
夏頃のあの絶望感から挽回したのは普通に凄い
相変わらず身売り関連はどうなるか分からんけど、降格してたら間違いなくそっちにも悪影響出てただろうから、残留できたことで良い方向に転がると良いな
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/06(土) 07:00
最終更新:2025/12/06(土) 07:00
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