モンスター娘TDとは、DMM.comで配信されているクリエイティブチームくまさん開発・運営のブラウザゲームである。
2022年3月14日先行開始、同年5月9日に正式サービスを開始、2022年10月25日アプリ版リリース。
正式名称は「モンスター娘TD〜ボクは絶海の孤島でモン娘たちに溺愛されて困っています〜」、略称は「モン娘TD」。
ストーリー
神はまず、可愛い少年をお作りになられた。
大地は、神の手で少年をその身に置かれ、思った。
『少年ありがたい』『丁度切らしてた』『泣ける』『ありがとう』『少年助かる』『泣ける』と。
そんな次第で、母なる大地は少年を愛おしみ、少年の世話をするために、沢山のモンスターを生み出した。
モンスターたちは当初、それは恐ろしい外見をしていたが、少年が怖がるため、
その見た目を少しずつ少年に似た形に変えていき、
後に少女と呼ばれるものに近しい外見へと変わっていった。モンスター娘の誕生である。
概要
フラワーナイトガールやガールズシンフォニーを手掛けた「はせP」こと長谷川雄大氏を筆頭とし、DMM GAMESデザイナーやイラストレーターを中心に2019年に発足したIP制作チーム「クリエイティブチームくまさん」が開発、運営しているタワーディフェンスゲーム。ストーリー担当はラノベ作家の竹井10日氏。
例によって一般版はDMMゲームスで、18禁版はFANZA GAMEで提供されており、両者の相違点は18禁描写の有無のみ(一部キャラクターは衣装デザインも異なる)。データも共有。
ちなみにアーリーアクセスに先立って公式が作った同人版が出ており、仕様としてはいわゆる有料体験版のようなものになっている。詳しくは下記関連リンクより。なおR18なので注意。
ゲームエンジン自体は千年戦争アイギスのゲームエンジンを借りている[1]とのことで、基本的なゲームシステム自体は先達に準ずる。
ただし千年戦争アイギス及び御城プロジェクト:REと比較すると「配置したユニットを別のマスへ移動させることができる」、「スキルの自動使用のON/OFFがある」、使用回数制限とクールタイムはあるものの、範囲内に大ダメージや特殊効果を与える「獣神」コマンド、「属性」などの点が挙げられ、遊びやすさを重視した仕様になっている。
その一方で上記ストーリーからなんとなく察しが付くとは思うが、物語はいい意味でも悪い意味でも頭が悪く、バカゲーに片足突っ込みかけているフリーダムさ。下ネタもさも当然のように飛び出すがだいたいサキュバス娘とインキュバス娘のせいなので仕方ないね
プレイヤーは物語の舞台「ゲシュペンス島」に漂着した少年で、記憶喪失ながら何故か覚えていたモンスター娘の知識をもって、モンスター娘を狙う密猟者などの外敵と対峙していく。
ちなみに18禁版では恒例の寝室シーンがあるが、相手がモンスター娘≒人外ということもあり性癖を選ぶ物もちらほら。もしかしたら新たな性癖を開拓できるかも…?
ユニット
ユニットのレアリティは低い方からCOMMON(C)、RARE(R)、EPIC(E)、LEGEND(L)の4種類があり、高くなるほどステータスは高くなる。また、兵種は以下の通り7種類のジャンルから各武器に別れた形となる。
また、スキルでは攻撃+15%などの装着スキルの他、個人スキルに相当するEXスキルと、種族固有のスキル、そして兵種固有のスキルがあり、種族スキルや個人スキルのおかげでお前のような低レアがいるかという強力な個性を持っているものもおり、高難易度マップでも十分活躍できるポテンシャルは備えている。
ウォリアー
近接攻撃専門のユニットで、攻撃に偏っている分防御は低め。ブロック数は2。使用武器によって以下の通り分岐する。
斧(バーバリアン→バーサーカー→リベンジャー→ベルセルク)
敵1体に強力な物理攻撃をお見舞いする火力特化形。受けた総ダメージに応じて攻撃力が上昇する。
ベルセルクまで上り詰めるとACTゲージが追加され、攻撃または撃破でゲージが貯まり、満タンになると任意のタイミングで一定時間スタン耐性が上がり、与ダメージと被ダメージを増やすバーサーク状態を発動できる。
槍(ランサー→ランスマスター→ランスロード→ヴァルキリー)
戦闘力は他に劣るが、攻撃範囲に優れ、ターゲットの周囲にもダメージを与えられる。
また、EXスキルを使うとコストを回復でき、序盤のラッシュや地盤づくりを得意とする。
ヴァルキリーになると3回ごとに防御無視の攻撃になる。
曲刀(ブレイダー→ソードマスター→アクロバットソード→グラディエーター)
ブロックした敵全員を攻撃できる他、攻撃していない時には一定時間で攻撃力が上昇し、次回攻撃時に範囲攻撃を行うことができる。クラスチェンジするとチャージの最大値とチャージ速度が上がり、最大チャージ時は確定クリティカルとなる。EX攻撃が特殊なものが多いのでフルオートだと強みを活かしにくいのが弱点。
拳(モンク→マスターモンク→チャンピオン→ゴッドハンド)
アップデートで新しく追加されたクラス。常に2回攻撃になる上、配置時広範囲に攻撃力に応じた物理ダメージと、特大級のスタン値を与える。クラスチェンジすると配置時攻撃の倍率が大きく上がり、チャンピオン以降ではスキルの初回使用までの待機時間減少、ゴッドハンドではスタンした敵に与えるダメージが増える効果も追加される。
これを利用した配置してダメージ&スタン付与→即撤退→再配置というボム戦法が凶悪。
ガーディアン
防御、足止めに特化したユニットで、物理防御が高い分魔法攻撃に弱い。ブロック数は3~5。コストが非常に重いので序盤に出すのはキツい。
剣盾(シールドナイト→パラディン→マスターパラディン→バスティオン)
防御に特化しており、クラスチェンジすることで一定量のダメージを肩代わりするバリアを定期的に張る他、ブロック数が増え、ブロック中の敵から受けるダメージを軽減できるようになる。バスティオンでは敵からダメージを受けるたびにゲージが貯まり、満タンになると任意のタイミングで一定時間被ダメージを半分以下まで減らすプロテクションを発動できる。防御特化の分火力には劣るため、この兵種で敵を足止めして後方支援で一網打尽にするのが鉄板。
棍棒(デストロイヤー→ジャガーノート→ギガンティック→デモリッシュ)
ブロックした敵をスタンさせたりしばき倒すことを得意とするが、剣盾と比べて防御力に劣る。
デモリッシュでブロック数が4体に増え、敵からダメージを受けるたびにゲージが貯まり、任意のタイミングで、一定時間HPを1.5倍にした上でリジェネを付与するハイタフネスを使用可能になる。
大太刀(サムライ→ケンゴウ→ダイケンゴウ→ショウグン)
アップデートで新たに追加されたクラス。曲刀同様ブロックした敵全員を攻撃でき、攻撃する度にACTゲージが貯まり、満タンになるとスナイパー並の長射程で貫通攻撃ができるようになる剣気開放を行うことができる。その代わり、棍棒以上に攻撃に偏ったステータスとなる上にコストが最も重い。ショウグンになると毎秒少しずつゲージが貯まるようになる。
現在実装されているのは大鬼娘のハガネ(ガチャのみ)と牛鬼娘のウシオ(課金)の2人のみと激レア。
スナイパー
遠距離攻撃を得意とし、飛行する敵にも攻撃できる。コストも軽めで射程が長いのが特徴。なお、飛行する敵を優先的に攻撃する性質がある。
弓(アーチャー→ボウマスター→アルテミス→サジタリウス)
手数重視の物理攻撃で単発火力は低め。クラスチェンジすると飛行する敵に対してダメージが増える他、3回攻撃するごとに連射攻撃を行う。
銃(ガンナー→ガンマスター→シャープシューター→デュエリスト)
こちらは魔法攻撃を放ち、火力に優れるが手数に劣る。クラスチェンジすると火力がさらに上がる分攻撃後の待機時間が伸びる一方、シャープシューター以降では3発ごとに防御無視の攻撃を行うようになる。さらにデュエリストでは相手の回避率を減少させる。
ソーサラー
魔法攻撃を専門とし、複数の敵を相手取ることを得意とする。魔法攻撃には強いが物理攻撃には弱い。
杖(ウォーロック→マスターウォーロック→エルダーウォーロック→アーケインメイジ)
単発高火力の範囲攻撃をぶちかます他、範囲内の敵の魔法防御を下げる。アーケインメイジでは敵を倒すと一定時間攻撃力をアップする。
ガーディアンでブロックした敵を後方から一網打尽にできるなど相性は良いが、攻撃範囲が本より若干狭く、コストが重い。
本(コンジャラー→マスターコンジャラー→フィロソフィア→ディザスター)
範囲内の複数の敵(最大3体)に単体攻撃を仕掛ける他、範囲内の敵の移動速度を下げる。クラスチェンジするとさらに移動速度を下げ、敵の数が少ないほど単発火力が上がるようになる。
ヒーラー
頼れる回復役でいないと戦線維持に困る。ただし基本的に攻撃手段がないので注意。
錫杖(プリースト→ハイプリースト→エルダープリースト→ビショップ)
単体の回復に特化しており、同じ属性の味方を回復するとさらに回復量上昇し、最大値を超えて回復させることもできる。エルダープリースト以降では同属性なら一定時間魔防バフを付与する効果も追加。
オーブ(ハーミット→オラクル→オラクルマスター→ハイエロファント)
範囲内の全体回復を得意とし、配置しているだけで全員をじわじわと回復させる。オラクルマスター以降ではスキル中射程が若干伸びる。
スカウト
近距離、遠距離どちらにも配置できる万能さが特徴だが、戦闘能力自体は各専門に劣る。
短剣(チーフアサシン→マスターアサシン→チェイスアサシン→ファントム)
ブロック数は1で、攻撃すると一定確率で相手に毒を付与し、複数の敵に攻撃を仕掛けたり妨害することを得意とする他、クラスチェンジすると毒が強くなる他、移動コストが下がる。また、チェイスアサシン以降は配置・移動後一定時間攻撃力が強化されるため、あちこちへ動かしながら戦うと高火力を維持しやすい。
扇(エアスカウト→エアレイダー→スカイロード→エアリアル)
毒の代わりに移動速度の低下を付与する。なお空を飛んでいる都合上ブロック数は0なので注意。
スカイロード以上で移動速度が上がり、エアリアルでは移動後一定時間攻撃速度が上がる。
手裏剣(ニンジャ→マスターニンジャ→グレートニンジャ→シノビ)
2023年7月に妖怪組の実装と同時に登場した新クラス。攻撃が3連射になる上、属性マスに配置するとマスの属性に応じて追加効果が得られる。グレートニンジャ以降は移動してもスキルが解除されなくなる。
サポーター
攻撃はできないが、周囲の味方をサポートする兵種。高難易度ではぜひ連れていきたいところ。
霊枝(シャーマン→ハイシャーマン→エルダーシャーマン→シャーマンロード)
配置するとコストの増加速度が増える他、周囲の味方を少しずつ強化していく。クラスチェンジすると強化の上限、上昇速度が上がり、近接マスにも配置できるようになる。
楽器(バード→カペル→カペルマイスター→ミンストレル)
こちらは配置するといきなり味方全員を強化する(属性が同じなら強化値アップ)上、範囲内の敵の攻撃を弱めるが、強化値は霊枝より低い。クラスチェンジすると配置人数に含まれなくなるため、育てて損はなし。
ゲシュペンス島
物語の舞台。ストーリー欄に示した内容が神話として伝わる絶海の孤島で、モンスター娘の住処。
モンスター娘だけでなく普通のオークやゴブリン(もちろんオス)、ワイバーンやスライムといったモンスターも暮らしているが、モンスターを狩って得られる経験値やモンスター娘を求めて冒険者や密猟者が後を絶たない。
森林、洞窟、火山と様々な自然地形に富む一方、神殿といった古代遺跡もあったり、付近にはロストテクノロジーめいた艦船が座礁していたりもする。ちなみに火山の溶岩には落ちても死にはしない代わりにとんでもない呪いが込められているのだとか。誰が言ったか幼岩
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関連項目
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