TRAIN CREW単語

• 概要
• 動作環境
• 沿革・アップデート履歴
• 価格
• 使用可能なコントローラー
• 館浜電鉄とは
• 操作方法
• 運転手順
• 信号機とATS
• 運転可能ダイヤ
• タイムアタックモード
• 関連動画
• 関連項目
• 外部リンク
• 脚注
• 掲示板

TRAIN CREWとは、溝月レイル氏が主宰する同人ソフトウェアブランド「アクティー」が開発・頒布しているWindows用鉄道運転シミュレーションソフトウェアである。

概要

「館浜電鉄」という架空の私鉄を舞台に、鉄道工学に基づいた本格的な鉄道運転シミュレータである。
開発者の溝月氏は某鉄道会社の中の人で、車掌経験があるとのこと。そして、架空鉄でもある。

動作環境

沿革・アップデート履歴

価格

1980円 ※通常時。2023年4月現在。機能制限ありで無料体験版も頒布されている。

使用可能なコントローラー

キーボード・マウスに加え、以下のコントローラーも使用可能。

• Xinput対応のゲームパッド ※XBOX360コントローラと認識。
• ポニーキャニオン製・トレインシミュレータマスコンⅡ
  ※専用プラグインのダウンロード・インストール必須。
• 瑞起製・ニンテンドースイッチ用電車でGO!!コントローラ
• 台湾 三鶯重工製・BVEコントローラ「OHC-PC01」

館浜電鉄とは

TRAIN CREWに登場する架空鉄道事業者。館浜駅～大手橋駅間を結ぶ「館浜本線」、六日市町駅～見原台駅間を結ぶ支線の「六日市線」、長野本町駅～大師駅間を結ぶ支線の「大師線」を運行する。

館浜電鉄は元々は館浜駅～東井駅間を結ぶ「館浜鉄道」、大路駅～大手橋駅間を結ぶ「大路電気軌道」というそれぞれ別の企業により敷設された路線だった。その後、東井駅～大路駅間を結ぶ連絡線が敷設され、両者が合併し現在の館浜電鉄となった。という設定がある。

モデルとなった鉄道会社は小田急電鉄と思われるが、他社の要素もいい塩梅にミックスさせた、現実味のある緻密な設定なのが特徴。

※小田急と似ている点。

• 登場する特急電車がどう見ても小田急70000形(ロマンスカーGSE)に酷似している点。
• 最高速度が110km/hである点。
• 小田原線と営業キロが近く、東西に本線級の路線を敷設している点。
• 通勤型電車のカラーリングが白地 or 銀地に水色のストライプな点。

※小田急以外から引っ張ってきたと思われる要素。

• 路線の発祥が東西で別々の企業で、のちに連絡線を敷設し企業合併している点。→名鉄名古屋本線の史実をインスパイアか？
• 海沿いを走行する区間が存在し、標準軌である点。→山陽電鉄をインスパイアか？
• 平坦区間(都市・近郊)⇔山岳区間⇔平坦区間(都市・近郊)と構成されており、山岳区間に単線が存在し、山岳区間と都市近郊部とで最大両数が異なる点。→昔の近鉄の名阪間(近鉄大阪線^[1]・近鉄名古屋線)をインスパイアか？
• 列車選別装置が地上にあり、漢字表記で行われる点。→京急電鉄・相模鉄道・京王電鉄と同様。
• 駅名標が京阪電鉄の現行デザインに酷似している点。
• 列車種別の色分けが南海電鉄と同じ点（ただし、快速急行は紫色に変更されたため異なる）。
• 大師線というのがどう見ても東武大師線のまんま、1駅で終点という点。

基本データ

運行形態

館浜本線

※普通列車は各駅に停車する為省略。
●：全列車停車　○：一部停車　△：臨時停車の実績あり　｜：通過
||||：複々線区間　||：複線区間　∨：ここより下は単線　◇：単線区間（列車交換可能）　｜：単線区間（列車交換不可）、∧：ここより下は複線

六日市線

※普通列車のみ。

大師線

※普通列車のみ。

車両

全ての列車が最高速度110km/hで運転可能。
下記のデビュー年1990年以降の形式はワンハンドルマスコンを備えており、加速は5段階、減速は抑速ブレーキ＋通常6段階＋非常ブレーキとなる。
それ以前の形式はツーハンドルマスコンを備えており、加速は5段階、減速は抑速ブレーキ3段階＋通常7段階＋非常ブレーキとなる。
また3020形は電磁直通ブレーキであり、50～400kPaの間を50kPa単位で調整できる。実質常用8段階。

車両解説 4321F以外は原文ママ引用

5320形

5300形をベースに改良を加えた車両。前照灯は上部に配置。ただし、従来車と違い中央ではなく左右に配置されている。また、側面部は無塗装に戻った。

5600形

大道寺～大路間のワンマン列車向けに設計された。２ドア転換クロスシートの２両編成。5300形を設計ベースとしているが、急こう配線区に対応する為に２両で２M組成としている。

5300形

老朽化した2300形車両の置換を目標として製造。丸みのあるデザインが採用された。従来車と同じくステンレス製であるが、全面塗装されている。

4600形

老朽化した急行型車両を置き換えるため、少数製造された急行型車両。現在は一部が山線（大道寺～東井間）運用に入る他は臨時列車用となっている。

4300形

車両限界が拡大されたことに伴い館浜電鉄で初めて拡幅車体が採用された。また、左手ワンハンドルマスコンが初めて採用されその後の車両に大きく影響を与えた。

4300形4321F

4300形の最終増備車。VVVF装置にIGBT素子を採用したほか、塗装が5300形に近いものに変更され、外見も音も他編成と大きく異なる。運転台の表示器類は従来の編成がデジタル式を採用していたが、この編成では5300形以降と同様のアナログ式に戻った。このように5300形に繋がるものを試験的に採用した一方で、運転時の挙動は4300形の従来車に似ている。

4000形

館浜電鉄で最初に軽量ステンレス工法やVVVFインバータ制御、電気指令式ブレーキを採用した車両。

3300形

山線（大道寺～東井間）の輸送改善のため、1965年登場の3000形の車体を流用し、足回り等を新しくしたうえで短編成化した車両。VVVFインバータ制御やワンハンドルマスコンに交換され、後にワンマン化改造されている。

3000形

1965年に登場した館浜電鉄最初のオールステンレス車両。長年にわたり製造され、初期に製造された編成は片開き扉となっている。

50000形

館浜や赤山への観光ニーズに対応するため展望席を設置したほか、3号車には個室を3室設置している。6両中4両にモーターを搭載し、山岳区間でも力強い走りをすることができる。

30000形 ※現バージョンでは運転不可

Coming Soon

20000形 ※現バージョンでは運転不可

Coming Soon

操作方法

デフォルトでの割当。マウスはホイール上下でマスコン操作を、左キードラッグで視点移動が可能。
空欄はデフォルトでは割当無し。

運転手順

一部を除き原文ママ引用

運転士

発車

1. 信号を確認する
   駅を出るところにある信号が停止(赤)になっていないことを確認します。
2. ドアが閉まったことを確認する
   ドアが閉まると「●戸閉」のランプが点灯します。
3. 車掌からの出発合図を待つ
   車掌が安全を確認すると出発合図（デフォルトはブザー1打）を送ってきます。
   出発合図が来る前に発車してはいけません。
   ※回送入換では運転士から合図を送り、車掌から返答の出発合図を受けます。
4. マスコンを手前に引いて発車する
   ブザー合図を確認したら、マスコンを手前に引いて加速します。
   基本的にマスコンはP5で加速していきます。
   駅を出てすぐに制限がある場合などはP4以下を使うこともあります。
   発車から数秒間P1を使うことで乗り心地をよくすることができます。
   (特に他形式と併結している時)

惰性走行

ある程度速度が出てきたらマスコンをN位置にする

マスコンをN位置にすると加速もブレーキもかけない状態となります。

鉄道はレールと車輪の摩擦が少ないので、速度はすぐには落ちません。

(ただし、徐々に速度は落ちていきます)

駅間での走行

信号や速度制限に応じて適切に速度を調整する

停車

1. 車掌から停車予告の合図が来るので応答する
   停車駅が近づくと車掌から停車予告合図（デフォルトはブザー2打）が来ますので了解の応答（デフォルトはブザー1打）をします。
   ※難易度設定で 「特殊な運転操作」 をなしにしている場合は自動で応答します
2. ブレーキをかける
   停車駅に止められるようブレーキをかけます。 高速で走行中は駅が見える前からブレーキをかける必要があります。
   ATSのパターンや信号に引っかからないよう注意してブレーキをかけてください。 (ATSや信号について詳しくはそれぞれの項目をご覧ください)
3. 停止位置に止められるよう調整する
   停止位置ぴったりに止められるようブレーキを調整します。
   駅で待ってるお客様のためにも、止まる位置は手前過ぎても行き過ぎてもいけません。

車掌

発車

1. 信号を確認する
   駅を出るところにある信号が停止(赤)になっていないことを信号機または出発反応標識で確認します。
2. 発車時刻を確認する
   発車する時刻を確認します。
3. 閉扉放送を流し、 ドアを閉める
   「扉が閉まります」 の放送を流し、発車時刻に列車が発車できるよう、発車時刻の7～10秒ほど前にドアを閉めます。
4. 車側灯の消灯と側面状態を確認する
   列車の横にある赤いランプがすべて消灯し、ドアが完全に閉じたことを確認します。
   また、人や荷物などが挟まってないかなど異常がないかを確認します。
   駅によってはモニタが設置されている個所もあるので、その場合はモニタも確認します。
5. ブザーで出発合図を送る
   異常がないことを確認したら出発合図（デフォルトはブザー1打）を運転士に対して送ります。
6. 出発監視
   列車がホームから進出し終わるまでに、 列車の側面の状態を監視します。
   旅客が列車に接触するなど危険が認められる際は非常ブレーキスイッチを扱います。
7. 後方確認
   列車がホームを進出し終わった時点で後方に振り返り、旅客や物が線路に転落していないか、ホームに異常はないかなどを確認します。
8. 車内放送
   タブレット端末で放送内容(駅名)が合っているかを確認し、再生ボタンを押して車内放送を行います。

駅間

通過駅での後方確認

通過駅では後方を向き、駅を通過中ホームに異常がないかの確認を行います。(特急型車両を除く)

車内・走行状態の監視

車内や走行状態に異常がないかを監視します。

停車

1. 停車予告の合図を送る
   停車駅が近づいたら(概ね600m程度)停車予告合図（デフォルトはブザー2打）を送り停車駅接近の合図を運転士に送ります。
   運転士はデフォルト設定ではブザー1打で応答してきます。
2. 車内放送
   タブレット端末で放送内容(駅名)が合っているかを確認し、再生ボタンを押して車内放送を行います。
3. 到着監視
   小窓から顔を出し、列車の側面の状態を監視します。
   旅客が列車に接触するなど危険が認められる際は非常ブレーキスイッチを扱います。
4. 停止位置確認
   列車が駅に停まったら停止位置を確認します。
   両数に応じた標識がホームにあるので、乗務員室扉が開扉限界位置を超えてないか確認します。
   列車の前後がホームに入っていない状態でドアを開けると事故扱いになります。
5. ドアスイッチに鍵を挿しこむ
   ドアスイッチに鍵を挿していない場合はドアを開けることができませんので、ドアスイッチに鍵を挿します。
6. ドアを開ける
   ドアスイッチを操作し、 列車のドアを開けます。
7. 車側灯の点灯を確認する
   列車の側面にある赤いランプが点灯し、ドアが開いたことを確認します。

信号機とATS

信号機は、先の区間への進入可否を示すためのものである。停止信号を越えるとその時点でゲームオーバーとなるので注意。停止信号以外でも、信号現示に応じた速度制限が設定されており、大幅に超過するとATSにより自動でブレーキがかかる（ATSによる自動ブレーキ作動時は減点等のペナルティあり）。停止信号や線路終端が近いほど厳しい信号現示となる。

信号現示の種類

下表の表示方法は5灯式信号機の例を示している。

停止信号時の速度照査

停止信号冒進防止の為、停止信号時のみその信号の手前にて40・25・0km/hの速度照査（速度チェック）が行われる。
速度照査位置に地上子と標識「R40」「R25」「R0」が立っており、そこを過ぎるまでに表記された速度にまで落とし、R0標識の手前で停止しなければならない。照査速度を超過していた場合はATSが動作し、R40とR25では常用最大ブレーキで照査速度まで減速し、R0では非常ブレーキで停車する。

線路終端手前の速度照査

車止めへの衝突防止の為、線路終端の手前にて25・15・10・0km/hの速度照査（速度チェック）が行われる。
0km/h以外の速度照査位置に地上子と標識「25」「15」「10」が立っており、そこを過ぎるまでに表記された速度にまで落とし、所定の停止位置に合わせて停車する。照査速度を超過していた場合や車止め直前の地上子を越えた場合はATSが動作し、25では常用最大ブレーキで照査速度まで減速し、15と10と車止め直前（0km/h）では非常ブレーキで停車する。

曲線や分岐の速度照査

速度制限がある曲線や分岐のうち一部ではATSによる速度照査（速度チェック）が行われる。
照査速度は実際の制限速度より5km/h程度高めに設定され、制限速度を大幅に超過し、照査速度を超えるとATSが動作し、常用最大ブレーキで照査速度まで減速する。また、実際の速度制限の開始地点より手前から、照査速度まで減速していく速度照査パターンが発生し、速度パターンを超過すると、ATSによりパターンの速度を下回るまで常用最大ブレーキで減速する。

停車パターン

停車駅を誤通過することを防止するため、全ての停車駅の手前でATSの駅停車用の速度照査パターンが発生する。ただし、臨時停車には対応していないため、臨時停車駅では停車パターンは発生しない。
パターンの速度を超えるとATSが動作し、パターンの速度を下回るまで常用最大ブレーキで減速する。

信号現示アップ後に残る速度照査

ATSの情報は、地上子と車上子で通信を行うことにより更新されるため、信号現示がアップした後も、地上子を通過するまでは現示アップ前の信号による速度照査が残り続ける。そのため、信号現示がアップしたことだけを確認して加速した結果、照査速度を超えてATSを動作させてしまう可能性がある。ATSの照査速度はATS表示器に示されているので、加速する際には現示アップ前の照査速度になっていないか注意が必要である。

運転可能ダイヤ

この項目は旧バージョンに基づいたものであり、現在のバージョンとは異なる部分がある。使用車両はそのダイヤを完走すると変更可能になる。
2022年7月23日のアップデートにて、運転モード・車掌モードどちらでもダイヤ解禁が可能になった。

本線下り

本線上り

タイムアタックモード

通常ダイヤから数分間遅延した状態でスタートし、終着駅までに遅れを巻き返した時間を競うモード。通常運転時と異なり以下の特別ルールが制定されている。

1. 信号関係のATS動作時、即座に非常ブレーキがかかる。ただし駅停車パターンなどは通常通り最大常用ブレーキの作動となる。
2. 制限速度違反、乗り心地の悪い運転、停止位置誤差はそれぞれ程度に応じてペナルティあり。次の駅での停車時間が延長される。
3. 出発合図前にマスコンを入れてしまった場合、車掌が非常ブレーキを引っ張る。

関連動画

関連項目

• 架空鉄道
• シミュレーション

外部リンク

アクティー公式HP

脚注

1. *ちなみに近鉄大阪線は1975年まで山岳区間で単線区間が存在していた。
2. *現実のJR等のものとは異なる
3. *館浜側に留置線有。
4. *大手橋側に渡り線有。
5. *ホーム長が4両分しかないため、4両より長い編成の場合、大手橋側にはみ出して停車し、ホームにかからない車両はドアカットする。
6. *大手橋側に留置線・渡り線有。
7. *江ノ原車庫の入出庫のための信号場。渡り線有。
8. *大手橋側に渡り線・留置線有。
9. *1番線は旧線跡を活用した、館浜方面への折り返し専用ホーム。
10. *秘境駅ゆえに乗降客はいない
11. *1番線と2番線の間には通過線がある。
12. *大手橋側に留置線有。
13. *引上線からスタート。
14. *上り本線の渡り線から下り本線に転線する場面からスタート。
15. *臨時停車。
16. *優等列車待避。
17. *留置線上からスタート。
18. *引上線からスタート。
19. *優等列車待避。
20. *留置線上からスタート。
21. *留置線上へ到着。
22. *優等列車待避。
23. *臨時停車。
24. *終着駅到着後引上線に回送。
25. *終着駅到着後引上線に回送。
26. *優等列車待避。
27. *終着駅到着後引上線に回送。
28. *終着駅到着後引上線に回送。

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