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アデナウアーは父親としては最低だったし、そうなったのは激務のせいで家庭に気が回らないからだとしても、その仕事である参謀次官としても「こいつの任命責任追及しろよ」レベルでボロボロ、一個人としても5thルナの破片が迫ったりルナツーでのネオ・ジオン艦隊の発砲に晒されたら我が身の安全しか考えないと来てるからなあ。
ここまで全方位で弁護の余地がないキャラもそうはいないし、そこを考えるとクェスがああなったのもわからなくはない。

で、そんなクェスにまとわりつかれて心底嫌そうな顔をしてるシャアもシャアで最低なんだよな。
挙げ句、アムロにクェスをマシーン扱いしたことを指摘されたら逆ギレするし。

もしクェスかシャアのニュータイプ能力が一年戦争アムロとララァぐらい高くて「一瞬で分かり合える」みたいなのが運良く発生してたらシャアはミネバみたいにクェスを憐れんであんな事にはならなかったと思うんだけど、それが起こらない以上フォウとカミーユみたいに口でコミュニケーション取るしか無い。
でもシャアもクェスもそれをしなかったのでクェスの内面を知ることはなく、シャアからは能力がちょっとあるだけのただのウザいガキという評価に...

アデナウアーって民間シャトルの席に政治特権で割り込んで、ミライたちを推薦したのがジョン・バウアーであることを知ったら奥さん？がいなくなって空いた一人分の席をハサウェイに(元々はミライたちの席だったのに)譲って職員から呆れ混じりに「政治屋ってこれだ！」って吐き捨てられたり
ネオジオン艦隊の武装解除発進を見て「これで地球の敵は本物の宇宙人くらいになった」と冗談混じりに言って、それを受けて皮肉混じりに今後の仕事の心配をする士官に「海岸でゴミ拾いでもしてれば？(要約)」って他人事のように返して殴られそうになったり
公私共にアレな人だと感じてしまう
卑屈そうな割に発言の節々に傲慢さが滲み出るというか

>>1113
絵コンテだと、ルナツー制圧戦でカットされた場面があって、ネオ・ジオンの艦隊の動きが少し速いことに気づくけど、乗ってる戦艦の艦長が「わが軍に入って、早く高い給料が貰いたいんですよ」と発言すると、肘をかけながらニヤついて頷くゲスな描写があって、下手に出る相手には、とことん高慢な態度をとることがよく分かる。それで奇襲をかけられたら「条約違反だ！」と宣うんだから救いがない

振り返ったり知れば知るほど、アデナウアーはダメすぎる。
こんなのが何で連邦軍トップレベルの参謀次官になったんだかと思うけど、ちょっと前までのティターンズやエゥーゴといった軍閥の台頭に対する反動で、わざと全く畑違いの文民を送り込んで実戦部隊を押さえ込もうって政府の魂胆だったんだろうか。

それにしたって、もっとマシな人材いなかったのかよ……。

地球連邦の高官にまともな人間がいると思うのか
ティターンズ万歳と手のひら全力回転とか、地球はあんま人がいなくなったから公務員専用のリゾート地にしようとかそんなんばっかりやぞ

本人にとっては命取りなんだけど、シャアを敵視しないというのは一つのポイントかもしれない。
マフティー動乱まで見ると連邦内は大多数の日和見主義者と小数のジオン系思想論者が混在していたと思える。
両方が合意する人材としてアデナウアーは適任。

シャアの真意を見抜いて妨害工作するロンドベルの方が煩わしい存在なんだろう

閃光のハサウェイが逆シャア公開の1年後に出版されてる事から分かるように、逆シャアの時点で連邦政府の腐敗が一段と進んでいたって事だからね。

反地球連邦組織は更にろくなのがいない
コロニーは落とすわ、隕石は落とすわ、バグをバラまくわ、挙句の果てにはエンジェルハイロゥ

アムロと決着をつけたいという私情で晩節を汚した赤い彗星

ルナツー制圧で思ったんだけど、あそこはソロモンとア・バオア・クーを合わせたよりも遥かに巨大で、旧公国軍ですらついに攻略作戦をやろうとすらしなかった連邦宇宙軍第一の拠点だよね？
それが、ムサカ級がせいぜい9隻くらいのネオ・ジオン艦隊にやりたい放題やられて核貯蔵庫まで踏み込まれて中身を持ち出されるって、いかに奇襲とは言え脆すぎないか？

……と思ったけど、思い返せば一週間戦争時の連邦宇宙艦隊も、公国軍の奇襲で一方的に叩きのめされてたな。
ガンダムの艦隊規模の宇宙戦闘って、奇襲が成立するとこういう状況が発生しちゃうものなんだろうか。

なんかの本で見たワイの記憶ベースだとソロモンの大きさが約30km青葉区が30数km、
ルナツーが180kmとか、内部のアリの巣がどのくらいなのかはわからないけど。

んでネオジオンは奇襲&狙いは核貯蔵庫一点のみ、からの即退却で上手くいったみたいだの。
あとはネオジオン側にどのくらいの被害が出たのかもわからん

ルナツーの片面全体がネオ・ジオン艦隊のミサイル飽和攻撃の爆炎で包まれてたし、あの時期の艦艇のミサイル攻撃能力はかなり高かったんだろうな。ラー・カイラムも最大の攻撃手段はミサイルだったし。
ネェル・アーガマのハイメガキャノンよりも、こういう兵器の方が使い勝手は良かったんだろうか。

>>1122
ムサカ号の艦長が「戦闘ブリッジにも入らず完勝だな！」と言ってたし、ほとんどノーダメージに近かったんじゃないかな。

ビームは撃ちすぎると電力すら無くなるけどミサイルは撃つだけでいいもんね
問題はミサイルを仕舞う場所だけ

ハイパーメガ粒子砲だとエネルギー消費はもちろん、二発目を撃つのに時間がかかりすぎるというのもあるかもしれない
ＺＺのハイメガキャノンもν以降のガンダムには搭載されなかったな

>>1121
一年戦争の時のジオンからの評価といえば「宇宙軍ボコボコにしたんだからあんなもん落とす必要すら無いやろ(笑)」みたいな扱いだし、逆シャアの頃には月に連邦本拠地移して中継地点がいらなくなったのもあってルナツーはスカスカになってたんじゃないか
ソロモンもア・バオア・クーもジオン兵が大量に詰めてたから要塞になり得たんだろうし

>>1098
自分の本音に素直で、周囲の人間とまともにコミュニケーションを取れる初代の小説版シャアがまさにその例だわな。本編と違って成功した世界線のシャア

何十年も今更だが。

地球が核の冬になる。
気温低下と食料不足。

宇宙で食料と燃料を生産して地上に下せる＞金持ちだけが生きる
宇宙で食料と燃料を生産できない＞スペースノイドもアースノイドもほぼ全滅

あれ？シャアはアースノイドを宇宙に上げるためにあれをやったんじゃなかったっけ？
うまくいっても、どちらにしてもアースノイドは宇宙に上がらないぞ？

だから、抹殺すると宣言した

>>1129の言う通りで、逆シャアのシャアの主張はエレズムやジオニズムをより悪い方向へ飛躍させた極論だからね
地球に住んでる奴は全員死んでしまえというものなので、だから小説版とかだとシャアは地球に住んでる妹殺すところだったヤベーって後悔してる

皮肉なもので逆シャアでのシャアはあれほど憎んでたザビ家、特にギレンに近くなってしまったな…。

どこかのお風呂大好き女子が「まるっきりザビ家のやり方じゃない。お父様もがっかりなさったでしょう」と言いたくなるレベルで。

冒頭でサラッとやるけど5thルナ落としってティターンズも真っ青の蛮行だと思うわ
30バンチ事件が5thと比べたら霞むとまでは言わないけどさぁ……
少なくともシャアはもうティターンズのこととやかく言えない

「石ころ二つ落とせば核の冬が完成」の一つ目の石ころだからな、5thルナ

ティターンズが「言う事聞かない奴は粛清！」「というお題目を出して地球を疲弊させて全員宇宙に上がるようにしよう」というのに対しシャアネオジオンは「言う事聞こうが聞きまいが地球に住んでる奴は皆殺し！！！」だからな

しかも隕石落としによる寒冷化で地球上の動植物まで巻き添えに

>>1128
流石に地球全体寒冷化したら連邦も一気に弱体化してコロニーに物事を強制出来なくなるから
宇宙で食料と燃料を生産しても地上に下ろさなきゃいいだけで
それなら金持ちも貧乏人も皆が地球から宇宙に出ざるを得なくなる
0096時点ではサイド共栄圏が成り立つくらい食料と燃料で優位に立ってたはずだから
0093時点で既にコロニー側は食料と燃料で自立してたはずだからコロニー側は特に困らない

>>1132
ティターンズは他に手段があったがシャアは他に手段が無かった
連邦が選挙権と自治権を奪って重税課してたから民主的な対話は完全に不可能で、テロ以外の選択肢はゼロ
要は大戦中の欧米列強が東南アジアを弾圧してたら植民地がテロで反撃したのと同じなので事情が全然違う
シャアの反乱やネオ・ジオンがスペースノイドから支持されてたのも、そういう違いが原因だろう

普通に考えたら隕石落として民間人虐殺する滅茶苦茶な連中が支持されるはずないんだが…
劇中や他の媒体での描写を見る限り5thルナを落とした後でもスペースノイドからの支持は揺らいでない
ていうかネオ・ジオンを支持したスペースノイド達は地球の民間人を虐殺する事を躊躇ってないっぽい
それくらい強くアースノイドや地球連邦を恨んでるって事にしないと設定が矛盾するしな

ハサウェイのテロもアースノイドからは支持されてないがスペースノイドからは支持されてた設定だし
連邦の独裁と弾圧にテロで挑んだシャアやハサウェイが支持されてたなら
アナベル・ガトーの武装蜂起もスペースノイド達から結構支持されてた可能性はあるし
敵国の民間人を虫けら同然に認識するのは現実の戦争でもよくあるから
スペースノイドから見た地球人の虐殺は許しがたい大罪じゃなくて連邦の自業自得だったんじゃ？

>>1134
ティターンズの本意を汲み取って善意に解釈するなら、シャアに対しても同じく善意に解釈しないと不公平
つまり
シャアの本意は地球人の虐殺じゃなくて、寒冷化した地球に残ったら死んじゃうから
死ぬのが嫌なら宇宙に上がりなさいね、という移住促進アンド地球と宇宙の融和を進めようとしただけ

>>1135
人間が地球に住み続けると自然環境や動植物は完全に破壊されて将来も復活出来ないが
寒冷化で人間を地球から追い出せば僅かな動植物が生き残って少しずつ復活していく
人間が地球に毎年10ダメージ与えるとしたら100年で1000ダメージ与えちゃうが
一気に900ダメージ与えて人間を追い出せばその後のダメージは軽減されるので
一時的に大ダメージ与えても長期的なダメージは減るので隕石落とした方が合理的という計算
記憶が曖昧だから分からんけど、シャアの「環境を守る為に敢えて環境破壊する」って理屈は
確か作中か小説かどこかで説明されてたと思うし、これ抜きで考えたらシャアがただのバカになっちゃう

長期的環境破壊より隕石一発の方が酷いだろ、って反論は作中設定が不明なので議論しようがないが
作中の人間たちが異様な勢いで環境破壊してたらマジで隕石落としの方がエコな可能性はある
アクシズが落ちたら動植物の大量絶滅は確実だが、地中や海底で生き残って進化する種が沢山ある
人間が環境破壊を続けたら場所を問わず種が絶滅するばかりで生き残る可能性すら潰れるかもしれない
作中人類の環境破壊が如何に酷いかで評価が分かれる

あと恐竜絶滅の隕石ですら雲が太陽光を遮ったのは10年ほどだったらしく割とすぐに気温は戻ったらしい
隕石って実は地球環境にそんな酷い被害与えなかったか、与えてもすぐに復活してたっぽい
じゃあシャアのアクシズ落としって実は酷い環境破壊じゃなかった可能性があって
リアルに想像すると隕石のダメージが少なすぎて連邦もアースノイドも地球に居座る事が可能っぽい
衝突直後は雲が厚くて寒すぎて無理でも数年後なら頑張れば住める
ていうか宇宙コロニーに住めるくらいの科学力があれば寒冷化した程度の地球なら余裕で住めるｗ

あとこれも大事な事だから言っておきたいんだが
いくら連邦が民主主義を全否定して植民地たるコロニーを独裁的に支配するからって
地球の民間人を数億単位で殺しかねないシャアの手法は単なるジェノサイドに過ぎないってのは分かる
ところがそれに対する代案というか、アムロ側の提案も実は結構狂ってる事に気づいてない人は多い

アムロの提案って具体的に何？
人の心の光とかいう訳の分からないポエムで問題を先延ばしにするだけで具体性ゼロ
連邦の腐敗を正すのが死ぬほど難しくて実質不可能なのは後の連邦が更に腐ってるのを見れば分かるし
一番困難な課題に対するアムロの回答って実は空っぽ
夢みたいな目標を掲げて過激なテロをやって仮に成功しても将来的には腐敗するだけだから
地道な改革で根本的に変えていかないと駄目だってのは正に正論なんだが
じゃあどうやって地道な改革っていう超絶難度の政治を実行するのっていう肝心の提案はゼロ

アムロの提案は政治の汚れた現実を知ってるシャアからすれば夢みたいな妄想に聞こえたろうし
実際アムロが未来に託した（先延ばしや丸投げとも言える）夢と希望は腐敗に飲み込まれて失敗したし
Gレコの作中設定だと将来人類は資源不足から共食いまでするから結果的に大量死は確実
つまりアムロは問題を先延ばしにする事で人口激減させて人類を絶滅寸前にまで追いやったとも言える

アムロとシャアどっちの作戦でも失敗するのにシャアの方だけ批判するのは変というか
アムロはまだ可能性があるけどシャアは全部ぶっ潰すからアムロのがマシ、ではあるんだが…
そのアムロ流の地道で可能性が死ぬほど低い夢みたいな政治改革を何百年も待つ間
肝心のスペースノイドは今まで通り苦しみ続けないと駄目なんだろうか？
という風に考えるとアムロの提案も、物凄く身勝手で連邦寄りの現実逃避でしかないんだよ

結局シャアの反乱が防がれた後のスペースノイド達に残ったのは何だったのか？

今まで通り自治権と選挙権が無いから自由は有りませんが、今まで通りインフラ維持の重税は払って下さい
アクシズ・ショックの真相が隠蔽される程に不都合な言論は弾圧されて腐敗した連邦の独裁に耐えて下さい
連邦に逆らった政治家や新聞記者が暗殺される程度の治安だから思想の自由も無いっぽいけど耐えて下さい
っていうただそれだけ
そりゃスペースノイドがこんなストレス溜めてるならハサウェイの連邦へのテロを支持するだろうし
F91の時代のハウゼリー・ロナみたいな連邦に対して攻撃的な政治家が支持されたりもするだろう

作中のアムロやブライトは連邦の腐敗と環境破壊とスペースノイドへの弾圧を問題視し続けてるから
エゥーゴ時代から一貫してスペースノイドの立場に理解を示してて、シャアの反乱に対しても
「お前の言い分も一理あるが、肝心の手法が過激過ぎるからやめろ」とか思ってるし
シャアもアムロも互いに「お前の言いたい事は分かるが、結局は○○だから間違ってる」と言ってて
相手の言い分を全否定はしてないんだよ

でも腐敗した連邦の高官達は自分達の過失によるスペースノイドの苦境なんて全く理解してないから
シャアの言い分を全然理解せずに頭から全否定してる様子
そういうスペースノイドの気持ちを全然考えない人間はアムロやブライトからも嫌悪されてるんだから
シャアの言い分を否定し過ぎると、そういう腐った連邦の高官と同レベルの人間になっちゃう訳で
要はシャアに対して偏った解釈をする人間はアムロやブライトからも呆れられるんじゃないかなと思う

昔のガンダム界隈はアムロとシャアどっちの言い分も分かる的な人が多かった気がするんだが
連邦寄りのな人が増えたのは何か特別な理由でもあるのか？