さんをつけろよデコ助野郎 単語


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サンヲツケロヨデコスケヤロウ

4.7千文字の記事

 

「さん」をつけろよデコ助野郎!!

……とは、礼な分を一する不良昂である。

概要

80年代日本オタク史を代表する大友克洋漫画AKIRA。その漫画原作として、大友自らが監督・脚本を担当した1988年開の同名映画に登場する、主人公金田正太郎セリフ
原作漫画には存在しないセリフである(該当の場面は「なんか用か!?」)。

敬称を省いて呼び捨てにしてきた、かつての分・島鉄を一するセリフ。これが転じて、本来「さん」付けすべきとされるキャラが呼び捨てにされている場面でネタとして使われるようになった。

なお、本編未見の人には勘違いされるところだが、金田雄には上下関係はなく、普段からお互いに呼び捨てで呼び合っている。この台詞雄への怒り・煽りが多分に混ざった、意図的な罵倒である。


英語版だとThat's "Mr.KANEDA" to you, PUNK!”と訳している。直訳すると「お前にとっては金田さんだろ。チンピラ」という意味となり、ニュアンス的には金田さんだろ。この野郎」となる。ちなみに英語版日本語字幕では「"さん"をつけろよ デコ助野郎ォ」となっている。

言語的には「デコ助」とは東京弁(方言)であり一般に言うところの「でこっぱち」、ようするに額の広い人のこと。ハゲわ!

作中の流れ

金田幼馴染分だったは、とある事件がきっかけで超能力覚醒し、次第にその力に飲み込まれていった。やがて雄は、度々自分の裏にく「アキラ」という存在を探し、接触しようとする。アキラを封印している軍はそれを阻止しようとするが、雄は圧倒的な力で警備隊を壊滅させた。

一連の戦闘が終わった頃、雄が佇む瓦礫の山を登っていく男がいた。かつての仲間としてケジメをつける──雄を殺す決意を固め、軍人の死体からレーザーガンを拝借してきた金田だった。
金田は周囲を見渡しながら、いつもの調子で喋り出す。雄もいつもの調子で応える。

どうしたよ? 揉め事かァ?

あぁ。でも、もう済んだんだ。
もう少しけりゃあ見れたのにな

ァ また心配しちまったぜェ?
またベソかいて泣いてんじゃねェかと思ってよ

に嘲る金田雄の表情が時にむ。

金田……オメーが障りだったんだよ……!
ガキの頃から、何をするのもお前図しやがる
いつも子供扱いだ。どこにでも出てきて
ボス面しやがる!!

おめェもボスになったんだろぉ?
この瓦礫の山でよぉ

金田ァァァアアッ!!

「さん」をつけろよデコ助野郎!

死ィねェ~~~!!!

力を爆発させる雄。だが一く、金田が逆手で持っていたレーザーガンが火を噴き──

ちなみに「おめェもボスになったんだろぉ?」の金田をよく見ると、周囲を軽く見渡して雄の視線を自分の頭に向けつつ、ぶら下げていたレーザーガンの口を雄に向けている芸コマな動きが見て取れる。

余談

漫画タイトルAKIRA』の元ネタである映画監督黒澤明は、新人のキャメラマンやスタッフをよく「でこすけと呼んでいたらしい。後年同じく監督としてデビューした子の木村大作く、ようやく名前で呼ばれるようになると、「ああ、黒澤監督から信頼されたんだ」と感したとか(他のスタッフも同じようなことを言っている)。

このほか、義者として知られる黒澤は、俳優がうまく演出通りに動かず怒り心頭となった場合デコ助!」と罵倒したという。もうこの「デコ助」が出ると本当に収拾が付かなくなり、「とても怖くて迫力があった」と俳優恐怖させていたという。

関連動画

金田雄の声優岩田光央佐々木望)による再現というかセルフパロ。「デコ助野郎」のやり取りは1:09~。

お絵カキコ

さん付けで呼ぶことが推奨される実在の人物・架空の人物

うっかり「さん」を付けずに読んでしまったら「さんをつけろよデコ助野郎」と言われるおそれのある人物を紹介する。

表記は五十音順、敬称

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や行

ら行

わ行

アルファベット

その他

記載の目安
記載しない目安
  • 言うほどさん付けで呼ばれてない、他のあだ名のほうが一般的
  • さん付けするのは間違い
  • さかなクン
    クンまでが固有名詞のため、さんを付けて呼ぶほうがよい。
  • 「となりの柏木さん
    さんを付けて呼ばれている。あるいは『となりの柏木さん』という題名のため、そのまま呼ぶのがよい。
  • 「となりの関くん
    さんを付けて呼ばれていない。関くんの固有名詞は関俊成であるため「関くんさん」とするのは二重敬称となり不適当。また、『となりの関くん』は作品名のため、敬称を付けるのは不適切だし、固有名詞なのでくんをさんに変えてもいけない。
 

さんを付けなくてもデコ助野郎とは言われなさそうなキャラクター

表記は五十音順、敬称

さんを付けると訂正される可能性がある人

さんではなく公と呼ぶべき人

様を御付け下さいデコ助殿!

NHK『さかなクン』ツイート問題

2010年12月15日21時59分、「NHK広報局(NHKについてユルく案内)exit」がツイートした「さかなクン!ヽ(*´∀`)ノexit」に、多くの人がリプライを返した。その言葉はもちろん、「さんをつけろよデコ助野郎」である。

余りもの大量のリプライに、NHK広報局は22時18分に慌てて追記、「先ほどのツイートで、さかなクンさんを、さかなクンとお呼びしてしまいました。たいへんな失礼をいたしました。申しわけありません。お詫びして訂正いたします。何卒ご容赦ください。exit」と謝罪を述べた。

そしてその一時間後、「さんを付けろよデコ助野郎」の意味を知り、「「さんをつけろよ、デコ助野郎」って、そういうことだったのか・・・ううう・・・知らなかった・・・(>Д< ;) みんなひどい・・・exit」となった。

この件により、さかなクンに「さん」をつけるかの問題が上がったが、それ以外に別の問題が上がっていた。

「さんをつけろよデコ助野郎」の意味を分からないままに、各種ブログなどで「大炎上」と捉えられ取り上げられるケースが続発、その中で一際立ったのが、作家ジャーナリスト城島が自身のHPで『「さかなクン」に「さんをつけろ」という近頃の若者の日本語感覚の異常さと、それを認めたNHKのバカさ加減exit』と題して批判して失笑を買うなど、元ネタを知らずに批判を重ねた人々がいた他、この件を報道したJ-CASTニュースにおいても、元ネタに関しては一切書かれず、本当にさかなクンの所属事務所「アナン・インターナショナル」に問い合わせたexit為か、さらに誤解を生む結果となっていった。

公共の場(ツイッター上とはいえ)でのネタリツイートやそれに対する対応、またそれによって生じてしまった誤解報道等、「公共の場」と「ネット内のネタ」の線引き、誤った情報による記事作成などは注意すべき点ではないだろうか。

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