『よんでますよ、アザゼルさん。』とは、久保保久によるブラックコメディ漫画である。
概要
漫画雑誌『イブニング』で連載中。2011年4月~7月にはテレビアニメ第1期が放映された。このテレビアニメは、ニコニコチャンネルを介した提供によりニコニコ動画内でも一定の条件のもとにコメント付きで視聴できる。
また、2010年2月および9月には、原作単行本の特典としてOAD「泣き牛編」「セーヤ編」が発表されている(これらは共にTVアニメ版の時系列でいうところの4~5話の間に相当する)。さらに、2012年5月発売の原作単行本の特典にはOAD「ルシファー編」(TVアニメ版の時系列でいうところの最終話直後に相当)が発表された。
2013年4月から6月まではタイトルを「よんでますよ、アザゼルさん。Z」としたテレビアニメ第2期が放映された。
あらすじ
物語の舞台「芥辺探偵事務所」は、一見ごくありふれた雑居ビル借りの場末探偵事務所。事務所の主・芥辺の仕事も表向きは浮気、素行調査等ごく一般的な探偵業である。だが、芥辺の裏の顔、もとい本業は、悪魔の力を使役してそれらの依頼を強引に解決する(ただし解決後、結果的にどこぞのせぇるすまん並の代償を支払う破目になろうともその後の事は一切保証しない)「悪魔探偵」だったのだ―――
佐隈りん子は、そんな芥辺探偵事務所にて「表稼業の」助手としてアルバイトで働いていた。だがある日、芥辺は客の依頼に応えるため、今まで極秘にしてきた「開かずの間」へと佐隈を連れ込み、その目の前で悪魔アザゼルを魔界から呼び出した。今回の依頼解決にはこの悪魔の職能が最適、だが芥辺自身は多忙でこんなアホ悪魔の相手をしているほど暇ではない、かといって自分の代わりに契約者となるような物好きな人間もいない。そこで佐隈にこの悪魔アザゼルとの契約を結ばせ、引き続きコキ使おうというのだ。しかし、このアザゼルはセクハラが趣味のしょうもない下級悪魔だった。
ヘンテコ悪魔たちによる騒がしい日々が始まる。
登場人物
メインキャラクター
※ネタバレを含む可能性があります。気になる人は本編を楽しんだ後で見るようにしてください。
※ネタバレに成る部分は極力白抜きされています。
- <人間界登場人物>
- 芥辺(あくたべ) CV:浪川大輔
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- 悪魔を召喚し使役する悪魔探偵。常に三白眼&影のかかった目元で、常にブラックスーツを着崩し、常に凄まじく人相が悪い。通称「アクタベさん」。
怖いのは見た目だけでなく悪魔使いとしての実力も相当で、大抵ロクでもない性格の奴しかいない悪魔共を、生身の暴力とグリモアの力だけで服従させる程度には強烈。本作に登場する悪魔たちの大半がファンシーな姿でいるのも、彼が連中を召喚する場に張った強力な結界の効果で本来の力を制限されてしまったからである。その上、悪魔たちが全力で放った呪いがまるで通用しない、職能で造られた干渉不可能なはずの異次元空間さえも素手で破壊するといった謎の超能力を誇り、人間であるかどうかも不明。
本質を見抜く能力が高く、持ち込まれた依頼を芥辺の思った通りに解決していく。このため、依頼が必ずしも『依頼者の求める結果』で解決されるとは限らない。「悪魔の力を使っても人は絶対に幸せにはなれない」と自認しつつも、グリモアを蒐集している。その集めた悪魔達で一体何をしようとしているのか、現在の所、一切目的不明。趣味は読書。悪魔たちも真っ青な悪魔的人物・・・だが、佐隈を初めとした同じ悪魔使い達には情けや甘さが時折覗く。
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- 佐隈りん子(さくまりんこ) CV:佐藤利奈
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- バイトで芥辺の助手を務める女子大生(早瀬田大学・法学部2年)。処女。
話の成り行きで悪魔アザゼルと無理矢理契約を結ばされる。
最初の頃こそアザゼルを筆頭に悪魔達の品性下劣さにドン引きしていたものの、次第に芥辺が見抜いた通りの素質が開花、一端の悪魔使いとして彼らのあしらい方にも磨きがかかり、性格も当初の清純さは投げ捨てられ、我欲に忠実で図々しいものに…
通称「さくちゃん」「さくまさん」。Sあくまさん。さくまんこ。
マンガやアニメのキャラには珍しい、登場の度にヘアスタイルやファッションを変えている地味なオシャレさん。
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- 堂珍光太郎(どうちんこうたろう) CV:白石涼子
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- 芥辺の知人であった珍犯寺(ちんぱんじ)の住職・陰光(いんこう)の孫。チンコ太郎
- 寺の倉庫に隠されていたグリモアを発見し、好奇心からグシオンを召喚、契約を結ぶ。その後色々あって祖父と叔母との思い出をグシオンに食べられ(詳しいエピソードは原作3巻を参照)、芥辺がパシリとしてコキ使うべく芥辺探偵事務所に居候させられる身となったクソガキ。
登場人物の中では相対的に常識人のツッコミ役・・・なのだが、飛びぬけてスケベであり、子供という立場を使って何かとエロいことを要求する。佐隈曰く「アザゼルさんと同じニオイがする」。そのせいか悪魔使いとしての才能はあるようで、グシオンとも今のところ仲良し。
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- <魔界登場人物>
- アザゼル篤史(あざぜるあつし) CV:小野坂昌也
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- セクハラが特技の下級悪魔。
人間界での見た目はやや犬っぽい(が下半身はヒヅメ)。
職能は『淫奔』。下品でバカな本作の主人公である(自称)。
- 悪魔でありながら血を見るのが苦手で、対象の命を奪う事などでは激しく動揺する。他にも悪魔らしくない所で、かなり傷つきやすくコメントで豆腐メンタルと言われるほど精神面が弱い。元は芥辺が契約者であったが第1話で佐隈に委譲された。
基本的に呼ばれ方は「アザゼルさん」や「アザゼル君」で人によっては「ゼルさん」。魔界関係者、特に近しい悪魔達からは「あっちゃん」とも呼ばれる。
淫奔の職能とは、“体臭やフェロモンの変更、男性器機能の有無や豊胸化など身体的セックスアピールの変更、性的関係にある人間が誰と誰なのかを知ることが出来る・・・など、性に関連する万象を操り、性に関連するありとあらゆる情報をも得る事が出来る能力。しかしアザゼルのアホさのせいで芥辺ですら扱いに手を焼き、更に現契約者・佐隈の下ネタ嫌いもあって出番はあまり無い。”
- ベルゼブブ優一(べるぜぶぶゆういち) CV:神谷浩史
- ベルゼブブ931世にして魔界の貴族ベルゼブブ一族のお坊ちゃん。獄立大学卒のエリート悪魔。職能は『暴露』。試用のため芥辺が召喚し、本契約は佐隈と交わした。ペンギンっぽいが飛行能力があり、ベルゼブブの名の通り正体はあくまでも“ハエ”。
魔界での通常形態は王子様ルックの美形で、普段の振る舞いも貴族然とした上品知的かつ嫌味なものだが、ある高尚にしてお上品すぎる趣味“スカトロ”を嗜み、ひとたびそれを否定されると激昂し、アザゼルに勝るとも劣らない下品な言動で暴れ出す。
その嗜好の関係かカレーも好物。佐隈の手作りカレーライスを生贄に召喚されるのが恒例で、カレーパンやカレーまんも愛食する。
アザゼルとは魔界の中学校までは同級生だった。通称「べーやん」。
暴露の職能とは、“人間の隠しておきたい汚い本音、汚い本質などを強制的に表へ引き出し喋らせる能力で、この汚いモノを強制的に引き出す力の一環として、生物に絶対逆らえない脱糞を催させる「強制便意」の能力をも備える。強力かつコントロールし易いので、佐隈は頻繁に彼を起用している。”
- サラマンダー公威(さらまんだーきみたけ) CV:中井和哉
- 軟弱を嫌うが自身はドM、白ふんどし姿に刀を帯びた赤トカゲの悪魔。アザゼルからの通称は「マンダはん」。
- 目指すところは"男尊女卑"で、女性に対しては常に「メス」呼ばわりし、「プッ」と勢い良くツバを吐きかけるのが常態である。職能は『革命』。
革命の職能とは、“対象の発言した言葉を『言霊(ことだま)』として具現化し、発言者の心根に抜き取った言霊を植え付けて有言実行させる能力。どれほど心にもない美辞麗句、お世辞、方便、真っ赤な嘘であろうとも、この職能にかかると強制的に『心から思った本心の言葉』にされてしまい、人の根底にある思想理念価値観もろとも変革させてしまうため『革命』と呼ばれる。発動させるには文字通り、対象とする相手自身の口から"言質"を取る必要があり、赤の他人から持ってきた言霊を勝手に突っ込んで思い通りに洗脳という訳にはいかない。また、契約者に対してこの職能を行使して思いのままにする事も、おそらく出来ない(?)ようだ。”
- アンダイン恵(あんだいんめぐみ) CV:小林ゆう
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- 3000年ほど婚活中のアラサー悪魔、人間界でも魔界でもその姿はいちおう人魚。アンダインという名は有名な水の精霊「ウンディーネ」(= Undine 独語)の英語読み。
- やたら惚れっぽく、芥辺にも付きまとうが当然常に相手にされない。リア充や同性の容姿、年齢など羨ましいと思える所を見るとすぐ嫉妬に狂う、非常にメンドクセェ女。職能もそのまま『嫉妬』。
- 召喚や契約の代償として人に要求する「生贄」も、モノではなく「好き」「愛してる」セリフの強要という独特さ。
- 嫉妬の職能とは、“アンダインが嫉妬し、羨ましい・疎ましい・妬ましいと感じた対象の美点を全て無かったことにする能力。同姓の女など、単体の個々人に効いているうちはまだマシな方で、幸せな空気や雰囲気など、不特定多数や空気感そのものが嫉妬対象になると、世界観ごと変容させてしまうため非常にタチが悪い。他にも発動タイミングも消去内容も術者には制御できず全てアンダイン個人の感情に依存する、アンダインの嫉妬が解消されるとなかった事にされたすべての事象が元に戻る、といった制約があり、非常に強力だがとてつもなく扱いづらい。”
- モロク義伸(もろくよしのぶ) CV:玄田哲章
- 魔界では強くて怖い武闘派悪魔だが、人間界では牛の姿で愛らしさNo.1。通称「モッさん」。職能は『暴虐』。
- アニメではOAD「泣き牛」編(TV版4話と5話の間)で初登場。佐隈がベルゼブブと間違って召喚したことで芥辺探偵事務所の仲間入り(?)を果たす。
- 上の連中とは違い非常に悪魔らしい悪魔でプライドも高く、自分の能力を発揮する機会がなくなると怒りを顕わにしたり、まともな生贄を出さなかった(“ビーフカレーを出した”)佐隈に対し、罰として佐隈を乳牛に変えてしまったりした。 ※召喚された悪魔が契約者の提示した生贄を不服に思い受取らなかった場合、悪魔の行使に見合うだけの価値ある生贄を捧げなかったと見なされ、契約者の方にグリモアの罰が下る。
ある依頼解決のため、佐隈が芥辺からグリモアを借りて連れ出すが・・・
- 後に弟が登場する。
- グシオンまさる CV:山口登
- 見た目は翼の生えた猿で、ソロモン72柱の1柱。堂珍光太郎が実家に伝わるグリモアを使って喚び出し、契約した。職能は『忘却』。
忘却の職能とは、“対象の頭部に齧り付くことで記憶を食べ、脳内より抹消する能力。飲み込まず口に含んだだけなら、吐き出して持ち主に返すことも可能。 グシオン自身は人間の幸せの記憶を特に好んで食べる。”
- 中卒。職能の内容ゆえなのか自身も非常に忘れっぽく、また被害妄想が激しいバカだが、そのせいか光太郎とはそれなりにウマが合うようで、関係は良好。
その他のキャラクター
- キヨコ CV:釘宮理恵
- アザゼルと共に呼び出されたアザゼルのセックスフレンド。キヨコ本人はアザゼルの事を本気で想っているらしい。芥辺によって魔界に強制送還された。(アニメ第1話に登場)アザゼルはセフレと呼んで強がるが、実はキヨコのDVが恐ろしく別れられない。
- 福田(ふくだ) CV:浅野まゆみ
- 芥辺探偵事務所の客で相談内容は「旦那の浮気調査」。(アニメ第1話に登場)
※断じてフグタではない。
- 植村教授(うえむら) CV:清川元夢
- 佐隈が通う大学の教授で相談内容は「飼い犬の捜索」。ベジタリアン。(アニメ第2話に登場)
- 岡田法男(おかだのりお) CV:飛田展男
- 前世は勇者だと自称するニートでストーカー。モデルのヘビちゃんと結ばれるためにサラマンダーを召喚するが、グリモアの知識に乏しいため逆にサラマンダーに主導権を握られてしまっていた。(アニメ第3、4話に登場)
- セーヤ CV:岩田光央
- ホストクラブ「サンクチュアリ」に勤めるダメホスト。交際中の女性からも「ただのヒモ」「クズ」などと散々な評価を受けている。しょっちゅう髪の毛を弄っている大バカのロクデナシだが、そのせいか悪魔を見ることができ、その才能をアザゼルに利用される。(OAD「セーヤ編」に登場)
- サリエル CV:草尾毅
- 東京都渋谷区・新宿区管轄の天使。ちょっと色々と問題のある髪形をしており(公然猥褻カット)、白いスーツを着ている。天使の崇高な使命を建前とする小心者。(アニメ第5話に登場)
- 紐井(ひもい) CV:鈴村健一
- 堂珍が通うゴルゴダヶ丘中学校(アニメでは「ゴルゴダ中学校」)に勤めていた教師。
- 愛称は「ヒモティー」「ヒモティス」。
- 誰にでも優しく接し聖人君子のような印象を受けるが、本当は単に相手に適当に合わせているだけである。裏では担当クラスの女子をトイレに連れ込んで処女を奪ったり、保健室の教師と関係を持ったりと女性を食い物にしており、一般常識から考えたら女の敵・・・なのだが、何故か女生徒から圧倒的な支持を集めている人気者である。
- アンダインから渡された書類(契約書)を内容も読もうとせずにサインしてしまったために悲劇に巻き込まれる。(アニメ第7話、8話に登場)
- 小山内治(おさないおさむ) CV:木村良平
- 光太郎と同じ中学生の悪魔使いで、見た目は冷めた雰囲気を漂わせる秀才タイプの少年。
だが性格は他の悪魔使い同様どこかズレており、自分の興味がある物事に対してはその才覚を遺憾なく駆使し、異常なまでの行動力を発揮しようとする。また、性欲に関しては年相応であるどころか、光太郎すらも上回っている節がある。秀才ゆえに悪魔に関する知識は大学生のさくまさん以上。そのせいもあってか契約対象であるオセ健太郎とは良好なパートナー関係を築いている様子。
- オセ健太郎(おせけんたろう) CV:山口太郎
- 豹柄のマントを羽織った狸のような悪魔。瓶底メガネをかけている。職能は『模倣』。
内容は、"契約者の指示した対象物をそっくりそのまま複製してしまう能力。何個でも増殖可能で、時間が経とうが消えることはなく、質量保存の法則完全無視、コルトピ(神の左手悪魔の右手)も真っ青な反則技である。ただし、契約者自身が複製対象のイメージをしっかり持っていないとうまく複製できない制約がある。契約者・小山内はAVやエロ本のモザイク下に隠された実物の女性器を、オセの能力で何とか具現化しようと奮闘していたが、イメージが固まっていないため気持ち悪いイソギンチャクばかりを量産する結果に終わっていた。"
悪魔らしからぬ非常に常識的かつ臆病な性格で、アザゼルからは顔を合わせるたびにエロ関係の事でしつこく弄られている。性格ゆえか、自身の契約者である小山内にはかなり協力的。どこかまで本気なのか解らない言動を頻繁に放つ小山内のサポート兼ツッコミ役として、忙しくも甲斐甲斐しく働く日々を送っている。(アニメ2期第1話に登場)
- ベヒモス
- 見た目はパンダっぽく象っぽくもある悪魔。もふもふ。職能は『怠惰』。
異常な肥満体で、とにかく何もかもにおいて面倒くさがり。表情の変化すら乏しい。
生贄を受け取ることすらも面倒くさがって、佐隈を窮地に追い込んでしまった。
- ルシファー CV:子安武人
- 見た目は伊達ワルなオレ様コアラ。しかしその正体は巨大なドラゴン。
そして中日ドラゴンズの大ファンである。→ “ドアラ”
- 原作4巻より登場。ベルゼブブの友人で、とにかく非常に傲慢な性格の持ち主。職能も『傲慢』。
その内容は“時間空間を自在かつ傲慢に操作する力。生贄の受領すらも好きにキャンセル出来る。”というもの。
芥辺と対決し見事出し抜くあたり、実力も名前に負けぬ高さ。魔界でも名前は知れ渡っており、アザゼルがサインを求めたほど。同じく魔界のエリートであるベルゼブブと戦いを繰り広げた際には、魔界の存亡に関わるレベルの大災害を起こした。
名前といいその超能力といい、ニコニコ的にどっかのビニ傘大天使を連想する方もいるかもしれない。実際のモデルは押尾学ととあるミュージシャン。(OAD「ルシファー編」に登場)
- エウリノーム CV:谷山紀章
- 特攻服を纏ったリーゼントのブタのような悪魔。非常に目つきと歯並びが鋭く、骸骨を髣髴とさせる顔立ち。
- 相手を絶望の底に追い込み魂を刈り取ると言う札付きのワルで、職能は『絶望』。中卒だが、ベルゼブブも一目置くほどの上級悪魔である。
田舎ヤンキーの化身のようなキャラクターで、会う人会う人に「エァーン!?」とガンを垂れないと気が済まない。
- 変人48面相 CV:三木眞一郎
- 黒タイツの覆面とブラジャーのみを一張羅とする中年太りの男で、歩く18禁。露出度および行為の外道さ的に、変態仮面やけっこう仮面以上にアウトな存在。悪魔サルガタナスの契約者であり、変態行為を衆目に見せつけながらグリモア窃盗をもくろむ、ド変態の悪党。何やら芥辺と因縁があるような事を言っているが…
詳しくは上記の単独記事を参照。
- サルガタナス CV:金田朋子
- 変人48面相と契約した悪魔。「ウサギとカメ」の童話になぞらえたのか、亀の甲羅を背負ってはいるが中身はウサギ。常にボールギャグを咥えているが、元からなのか、契約者の趣味で後から装着されたのかは定かでない。
- 職能は『隠匿』。隠匿の職能とは、"対象の気配を完全に消し、五感で一切感知されなくする能力。契約者自身にも他者にもかける事が出来、解除も自在、更には隠匿をかけた対象者を干渉不可能な異空間に引きずり込むことまで出来る。視覚だけの透明人間化など目じゃない、「変態に一番与えちゃいけない能力」である。唯一の弱点として、サルガタナス自身は存在感を消すことができない。"
テレビアニメ
Production I.G制作のテレビアニメが2011年4月~7月にMBS、TOKYO MX、BS11、AT-Xで放映された。ニコニコ動画でも2011年4月11日より配信された。
原作を1巻よりなぞってゆく進行ではあるが、上述のように原作単行本付属特典として発表した原作6~9話にあたるエピソードは、今のところ省略されている。また、原作3巻の内容である光太郎とグシオンが探偵事務所に加わる過程も省略された。こちらの点については水島監督本人のブログ曰く「内容ではなく構成の問題」とのこと。
テレビアニメ第2期がタイトルを『よんでますよ、アザゼルさん。Z』として、2013年4月から6月まで放映された。
スタッフ
主題歌
- ぱんでみっく!!(1期)
- Team.ねこかん[猫]featuring.米倉千尋 作詞:nyanyannya/作曲:sham/編曲:Team.ねこかん[猫]
- りばいばる!(2期)
- Team.ねこかん[猫]featuring.米倉千尋 作詞:nyanyannya/作曲:sham/編曲:Team.ねこかん[猫]
各話リスト
1期
2期
関連生放送
関連チャンネル
お絵カキコ
関連項目
外部リンク