「世紀末オカルト学院」とは、学研のオカルト雑誌「ムー」公式監修・A-1 Pictures制作の「アニメノチカラ」第3弾であり、日笠陽子のドMホイホイなドS演技を堪能できるアニメ作品である。
概要
1999年7の月
天から恐怖の大王が降ってくる
アンゴルモアの大王をよみがえらせ
その前後マルスは幸福の名のもとに支配するだろう
ノストラダムス「諸世紀」より
オカルトをメインテーマとし、1999年の長野県長野市松代を舞台に、皆神山頂上にそびえる「私立ヴァルトシュタイン学院」通称「オカルト学院」にやってきた、オカルト好きな父の影響で豊富な知識を持つオカルトマニアになったものの両親の不和からオカルト嫌いになってしまった少女「神代マヤ」と、1999年7の月におこるノストラダムスの大予言により現れた宇宙人の手により、ターミネーターな状況と化して滅亡の危機を迎えた2012年の地球を救う為に1999年に送られて来たエージェント「内田文明」が、学院内でおこる怪奇現象や神代マヤの父を殺害した者達と遭遇しながら、予言を回避するアイテム「ノストラダムスの鍵」を探す物語を描いた作品で、怪奇性のみを前に出さず、成瀬こずえの様などんな目にあっても死なないギャグキャラを配置したり、どこかで見たような映画の演出を登場させたりする事で、日常の中の非日常をコメディタッチで描いており、その絶妙なバランス感覚が楽しめる作品となっている。
また、内田文明に対して超ドSな対応をする主人公「神代マヤ」を演じる日笠陽子にとっては初主演作品であり、これまで演じてきた気の強い女性やすぐに怒る系の女性の中でも、迫力と威圧感を備えたクールビューテイーぶりと、タイトな白のワンピースにFSSな太ももで仁王立ちする姿が頼もしすぎる少女を演じている。
※普通の少女でもあるので、内田文明がタイムスリップしてきたのを目撃した際に、全裸であったことから顔を赤らめる等、女の子らしい素振りも見せる。
テーマがオカルトな事もあってか、UFO・異星人・超能力・UMA・怪奇現象・オーパーツから陰謀論まで扱うオカルト雑誌「ムー」の公式監修をうけており、「ムー」が扱う様々なジャンルのオカルトネタが登場する。
テレビ東京とアニプレックス共同プロジェクト「アニメノチカラ」のオリジナルアニメ作品の第3弾で、第1弾の「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」、第2弾の「閃光のナイトレイド」に続いてA-1 Picturesが制作しており、元々は、「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」終了後に第2弾として「財団法人オカルトデザイナー学院」のタイトルで放送する予定だったが、制作が遅れた為に「閃光のナイトレイド」を先に放送することなり、同作終了後にタイトルを「世紀末オカルト学院」に変更し、アニメノチカラ枠では初のテレビ東京系地上波系列全6局(テレビ東京・テレビ北海道・テレビ愛知・テレビ大阪・テレビせとうち・TVQ九州放送)放送のかたちで無事放送される事になった。
ストーリー
ようこそヴァルトシュタイン学院へ。オカルトはお好きかな。
ここは世にも稀なる神秘の学び舎。
さまざまな心霊現象から各種超能力、魔術にUFO、
超古代文明からオーパーツまでありとあらゆるオカルトが揃っておりますぞ。
1999年、オカルト研究家の神代純一郎が開いた日本で唯一オカルト研究を研究している学校「私立ヴァルトシュタイン学院」は、「太古に作られた世界最大のピラミッド」説を持つ長野県松代にある皆神山山頂にそびえ建っていた。
学長を務める神代純一郎の元、様々なオーパーツが収集され、怪奇現状の研究や擬似臨死体験といった授業が一般科目とともに行われていた事と、オカルト現象が頻発することから「オカルト学院」とも呼ばれた「私立ヴァルトシュタイン学院」で、学長を務める父・神代純一郎の急死を知って現れた神代マヤと、1999年からタイムスリップしてきた内田文明が出会い、ノストラダムスの鍵を探す物語がはじまった。
メインキャラクター
神代マヤ(くましろ まや) CV:日笠陽子
- 神代純一郎の実の娘で、小さい頃は父の影響で豊富な知識を持つオカルト少女だった。
- 両親の離婚を機にオカルト嫌いを公言するようになり、私立ヴァルトシュタイン学院に現れたのも、学校を廃校にする為だった。
- 父が心臓発作で急死した事から、遺書を盾に私立ヴァルトシュタイン学院の学長に就任し、廃校にする為の策を講じようとしていたが、怪奇現象に襲われた際に逃げ込んだ地下室から、父の手帳を発見し、ノストラダムスの大予言を回避する為のアイテム「ノストラダムスの鍵」の存在と、それを探しだすことを妨害する勢力の存在を知る。
- 父の手帳に残された対抗手段を胸に、神代マヤは内田文明と協力してノストラダムスの鍵を探すことにした。
- 性格はクールを絵に描いたようなキリっとした顔つきで、人前ではあまり表情の変化をみせないが、内田文明とのファーストコンタクト時や怪奇現象に遭遇したさいには、普段のクールな顔とは違った崩れた表情を見せる。
- 死霊と化した父親の亡骸を棺に放り込んだり、スマイルの巨大モンキーレンチを振りまわすなど身体能力は高く、ボウガンの名手でもある。無論、胸部の戦闘力も高い。
- 私服は、胸から腰のラインを強調した白のミニスカワンピースに黒のニーソと、余分なパーツが無いスレンダーな外見で描きやすい為か、Pixivでの作品数は意外と多い。
- たいへんな毒舌家で、内田文明に対しては物を投げつけるのも当たり前クラスな超ドS姿勢をとる。
内田文明(うちだ ぶんめい) CV:水島大宙
- 人類がターミネーターな状況で滅亡寸前となっている2012年から、問題の根源であるノストラダムスの大予言を調査・妨害する為に送られてきたエージェントで、普段は「安倍実」と名のって、私立ヴァルトシュタイン学院で日本史の教師をしている。
- 2012年の世界では6番目のアベミノルことナンバーシックスと呼ばれていた。
- 1999年に来た際に、全裸+ゴーグルという変態仕様で神代マヤの目前に現れた。その際、シルエットとはいえ地上波放送に股間のアレが写ってしまった。
- 本名の「文明」を母親以外には「ふみあき」と呼んでもらえない事がコンプレックスだったが、1999年に来て「ふみあき」と呼んでくれる中川美風と出会い、何かと彼女の世話をやくようになった。そして彼女の峠の女王な運転テクニックの被害にあうようにも。
- 元はサイコキネシス能力を持つ超能力者だったが、その能力は現在は失われている。1999年には少年時代の内田文明も存在しており、こちらはテレビ局の特番でたびたびスプーン曲げ(手をこすらずに念だけで折る)を披露している。
- 1999年では、携帯電話型のガジェットを使って、ノストラダムスの予言成就を妨害する物を探し歩いている。しかし自分がもってきたガジェットは神代マヤに取り上げられてしまった為、ミッション中に死亡した前任者のナンバーファイブのガジェットを、巨大毒蛾の巨大ウンコから手に入れて使用している。
- 基本的にヘタレで、授業中に神代マヤを指名しても一睨みで前の席の黒木亜美に変更するなど、神代マヤのドSな態度に振り回されている。
黒木亜美(くろき あみ) CV:高垣彩陽
- 神代マヤの幼馴染で、実家は黒木工務店を営んでいる。
- 小さい頃のマヤの影響でオカルトに興味をもった事から、私立ヴァルトシュタイン学院に進学した。
- 死なないギャグキャラ成瀬こずえのボケに突っ込みをいれる役の他、有事にはJKやスマイルをひきこんで事にあたろうとする。
- 父親の黒木茂の事を「父ちゃん」と呼んで慕っている。
- 幼馴染特権で神代マヤがオカルト好きだった小学生時代の作文を、成瀬こずえに朗読させて神代マヤを取り乱させていじる等、神代マヤにとってはかけがえの無い友人ポジションにいる。
成瀬こずえ(なるせ こずえ) CV:花澤香菜
- 神代マヤと黒木亜美のクラスメイトで眼鏡っ娘。日々オカルト体験をする為にアイテムやらなんやらを探している。
- 神代純一郎を尊敬しており、将来はオカルト研究家になるべく私立ヴァルトシュタイン学院に進学した。
- オカルト好きが高じて、即神仏になる為に地下に籠ったり、オカルト的興味をひかれたものをおいかけて行方不明になることも。
- 死霊にとりつかれた際は、遠慮なくスマイルから顔を殴りまくられて顔面が変形した。
- 光浦靖子をデフォルメしてちょっと美化した感じの顔をしており、ギャグキャラなので階段を転げ落ちても、スマイルから顔を殴りまくられても死なない。
- 眼鏡がないとほとんどみえないらしく、眼鏡が外れては「眼鏡、眼鏡」と定番ギャグを披露する。
中川美風(なかがわ みかぜ) CV:茅原実里
- 松代にある定食屋「中川食堂」の看板娘。
- 内田文明の事を、文明の母親以外では唯一「ふみあき」と呼んだ事から、内田文明から一目ぼれされる。
- スポーツカーを乗りこなすスポード狂の上、車の運転が上手すぎる為に常人の同乗は危険なレベルに達しており、内田文明を乗せて松代をめぐった際は、内田文明に過酷なトラウマを残した。
- 何かにつけて内田文明を頼って学院内に現れる。
- 11話では、内田文明と唾液吸引付きのディープキスを披露する等して総統閣下が激怒した。
JK CV:子安武人
- 死霊にとりつかれた神代純一郎を探す際に、黒木亜美が援軍としてつれてきた私立ヴァルトシュタイン学院の学生で、ダウジングが得意で音楽を愛する発明家。指はダウジングロッドと鍵盤に捧げている。
- 赤い長髪でピザデブな事から、神代マヤからは「紅の豚」と呼ばれた。
- ダウザーとしての精度は高いのか低いのか良く解らなかったが、ダウジング用のロッドで鍵を開けたり、拉致された黒木亜美の居場所を探知したり、毒蛾やチュパカブラを倒したりする等、頼りになるデブである事を証明する。
- 地獄耳。
スマイル CV:高橋広樹
- 死霊にとりつかれた神代純一郎を探す際に、黒木亜美が援軍としてつれてきた私立ヴァルトシュタイン学院の機械工で、喧嘩がめっぽう強く、学院内のトラブル排除の為に力を振るっている。
- トラブルを起こす生徒は、女性であっても遠慮なく顔面に拳を叩き込み、顔が変形するまで叩きのめす。
- 巨大毒蛾とやチュパカブラとの戦いでは、ポールウェポン状の巨大モンキーレンチを振るう。
- 本人は笑ったところをみせないが、作業服の胸元にはスマイルマークをつけている。
黒木茂(くろき しげる) CV:島香裕
- 黒木亜美の父で、黒木工務店を営んでいる大工の棟梁。
- 幼い頃の神代マヤにオカルト話を聞かせていた人物でもあり、久しぶりに再会した神代マヤがオカルトに興味を示さないようにしていた事を察して、偽UFO事件をおこしたりしている。
- 基本的には気さくで気風の良いお父さんで、黒木亜美がチュパカブラに拉致された際は、釘打ち機で瞬殺したするなど頼りになる。
川島千尋(かわしま ちひろ) CV:小林ゆう
- 私立ヴァルトシュタイン学院の教頭。仕事の出来る美人の様に見えて、ポエムを口ずさんだりするボケキャラな一面も持っている。声の担当も残念な美人だし
- 新しい学長になった神代マヤをサポートしているが、同時に黒服の男を使って暗躍する素振りも見せる。
- 後頭部に、おだんご状にした髪を縦に二個並べている為「だんご2兄弟」と言われるのを気に入っておらず、髪型を褒めた内田文明にゾッコンLOVEになってしまい、愛情が暴走した弁当を作ってきたりしている。
神代純一郎(くましろ じゅんいちろう) CV:矢島正明
- 神代マヤの父で、オカルト学院こと私立ヴァルトシュタイン学院の学長だった。
- 幼少期の神代マヤをオカルト好きにした張本人でもあり、オカルト嫌いを公言するようになった原因でもある。
- 長年のオカルト研究から、ノストラダムスの大予言を阻止する「ノストラダムスの鍵」を捜索中に心臓発作で倒れる。
- 葬式に日に、川島千尋が流したテープが原因で死霊にとりつかれてゾンビとなり、成瀬こずえを死霊化させた。
- 最期は、娘の神代マヤに斧で首を切り落とされて永遠の眠りについた。
- 神代マヤが発見した手帳から、実は殺されたのではないかという疑惑が生まれている。
キャスト
神代マヤ : 日笠陽子
内田文明 : 水島大宙
黒木亜美 : 高垣彩陽
成瀬こずえ : 花澤香菜
中川美風 : 茅原実里
JK : 子安武人
スマイル : 高橋広樹
黒木茂:島香裕
川島千尋 : 小林ゆう
神代純一郎 : 矢島正明
スタッフ
原作・制作 : A-1 Pictures
監督 : 伊藤智彦
シリーズ構成 : 水上清資
キャラクター原案 : 麻生我等
キャラクターデザイン・総作画監督 : 千葉崇洋
美術監督 : 竹田悠介
世界観設定 : 末武康光
CG監督 : 雲藤隆太
プロップデザイン : 柴山智隆
色彩設計 : 茂木孝浩
撮影監督 : 尾崎隆晴
編集 : 西山茂
音響監督 : たなかかずや
音響効果 : 今野康之
音楽 : Elements Garden
音楽制作 : Aniplex
音楽制作協力 : テレビ東京ミュージック
音楽協力 : Sony Music Entertainment
プロデューサー : 藤本昌俊、和田慎之介(テレビ東京)
エグゼクティブプロデューサー : 川崎由紀夫(テレビ東京)、勝股英夫、落越友則
アニメーションプロデューサー : 林健一
企画協力 : 北久保弘之
制作協力 : XEBEC
監修 : ムー編集部(学研パブリッシング)
製作 : アニプレックス、テレビ東京
音楽
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らが所属する音楽制作クリエイターチーム「Elements Garden」が担当している。
また劇中曲として、ピアニスト中園理沙の演奏によるベートーベン「ピアノソナタ第21番」等が使用されている。
そのほか次回予告では、出演者が1999年以前のヒットを歌っている。
放映リスト
サブタイトルには登場人物の名前が配されている。 ※サブタイトル下は次回予告の締めの台詞。
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関連項目
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この物語はフィクションです。 あなたがそれを信じない限りは・・・・・ |
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