Hi-νガンダムとは、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカチルドレン』(ベルチル)もしくは『CCA-MSV』に登場した人型兵器「モビルスーツ」である。
概要
HI-ν GUNDAM Hi-νガンダム |
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型番 | RX-93-ν2 |
頭頂高 | 20.0m |
重量 | 27.9t |
搭乗者 | アムロ・レイ |
装甲 | ガンダリウム合金 |
特殊 | サイコ・フレーム |
武装 |
RX-93の発展機であり、形式上はν2となっている。なお、初出となったベルトーカチルドレンでは発展機ではなく口絵のアレンジを基にしたνの別バージョン(要するに発展ではなくそもそもνと同一的な立ち位置のオリジン)という形をとる。
ネオ・ジオン軍からもたらされたサイコ・フレームを組み込んだ地球連邦軍のフルスペックNT機。
最大の特徴は、νガンダムでは急造のために使い捨てにせざるを得なかったフィン・ファンネルを完全な形で完成させ、状況に応じてファンネルラックに戻すことでチャージ可能にした点。
これにより高い攻撃能力を誇るフィン・ファンネルの稼働時間がさらに延長されている。また、頭頂高はνガンダムと比較すると一回り小さくなった。
上述のとおり機体設定は、ベルチルとCCA-MSVの2つの設定がある。
ベルトーチカ・チルドレン
1988年に富野由悠季が発表した小説『ベルトーチカ・チルドレン』が元。こちらは映画のパラレル・ワールド(IF)的作品であるため、後継機ではなく、映画版νガンダムと同じポジションの機体という扱い。小説版νガンダムであり、IFの機体といえる。2007年のマスターグレードや漫画版ベルチル、HGUCの設定、いわゆる「ベルチル設定」。
アムロ・レイ自ら開発に関わった「RX-93」で、MG版ではνからのアップデートは制作段階で行われたという扱いとされた。こちらの作品では「サザビー」は登場せず、シャアは「ナイチンゲール(MS)」に搭乗する
サイコフレームの入手経緯も劇場版と大きく異なっており、シャアが意図的に残置したネオ・ジオン軍のサイコ・ドーガ(サイコ・ギラ・ドーガ)を鹵獲し、ロンド・ベルがフレームから切り出し、Hi-νのコックピットに補強板のように直接貼り付けた。
劇中の機体の呼称も「νガンダム」と呼ばれ、Hi-νという扱いではない。
CCA-MSV設定
「CCA-MSV」では、映画のνガンダムの後継機として新規開発された機体という設定。十分なテストを重ねて完成度が高まっている。基礎設計の修正にはアムロ・レイ自ら参加し、充分な改修作業を重ねて完成した。現在は映画「逆襲のシャア」のMSV機体の一つとして分類されている。
漫画《機動戦士ガンダム アナハイムレコード》によれば、Hi-νガンダムは第二次ネオ・ジオン戦争期に完成し、投入が予定されていたとも言われる。
しかしアムロ・レイ大尉のもとへの輸送中にサイコフレームの共振現象「アクシズショック」に遭遇。アムロは行方不明となり、戦乱の早期終結から本機の投入は実現しなかった。
AE社はシャアへの恩義から、Hi-νの対抗馬としてナイチンゲールを開発したらしい。
武装
νガンダムにはない武装として、ロンド・ベル隊の旗艦「ラー・カイラム」に直接ケーブルを繋いでエネルギーの供給を受けることで高威力のメガ粒子砲を放てる「ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャー」と、右袖口に内蔵された「腕部マシンガン」Ver.ka版は「腕部4連装ガトリングガン」を新たに備え、他の武装も形状や性能が異なる。
ビーム・サーベルは標準的なタイプの他に、2種類のビームエミッターが内蔵された独自のカスタムタイプを左右ファンネルラックに1基ずつマウントしている。
このタイプのサーベルはνと異なり両側の発生基部から直刃タイプのビーム刃を構成し、長さも一律となっている。
ベルトーチカ・チルドレンでのνガンダムの扱い
U.C.0093年にアクシズ落下阻止を目的とした作戦において投入するために開発された。レズン率いるギラ・ドーガ部隊によるラー・カイラムへの攻撃をなんとか退けた後、アムロの恋人であるベルトーチカ・イルマによって、ロンド・ベル隊に運び込まれたのが本作品における「νガンダム」である。運び込まれた時は塗装も施されておらず、劇場版と違いサイコ・フレームの移植はラー・カイラム内でオクトバーの手を借りて行われた。
シャア・アズナブルのナイチンゲールと交戦後、地球に向けて降下中のアクシズを阻止するために無謀にもアムロは押し返しを試みる。映画版と異なり連邦軍のモビルスーツだけがνガンダム(アムロ)に同調してアクシズに集った。
三十、五十…それ以上の数のモビルスーツが集ったがアクシズの針路は変わらない。アクシズの後部破片は大気との摩擦で発光し始め、アクシズに取り付いていたモビルスーツ郡の中にも遂には爆装を起こし爆発してしまう機体まで現れ始めた。これ以上余分な命を散らさないようシャアの力を吸い取ったアムロ。真っ赤に焼けたガンダムは白熱する源となり、そのオーバーロード光から発する白い波がアクシズの左右上下に取り付いたモビルスーツを排除していった。
ガンダムを中心にした白色光に、地球から発した光が吸い込まれていく。それはνガンダムとナイチン・ゲールの脱出ポッドそれぞれのサイコ・フレームが共振したのかもしれないし、ベルトーチカのお腹の赤ちゃんが呼んだのかもしれない、そうでもなくアクシズ空域に集った男女の意思が光を呼び寄せ、吸い込んでいるのかもしれなかった。
この作品におけるνガンダムの最期もやはり、映画版やハイ・ストリーマー版と同様、灼熱の炎に包まれるものであった。「ああ……な、なんだっ!? 僕は、世界を見ているのか……!?」激震と灼熱に包まれるコックピットでボロボロと涙を流しながら呻くアムロ。「……ベルトーチカ!」最後は遺されていく恋人の名前を絶叫しながら、オーロラの光に包まれたνガンダムとアムロ・レイは消息を絶った。
CCA-MSVとベルトーチカ・チルドレン
元々はνガンダムのデザインを担当した出渕裕によってアレンジして描かれたνガンダム。
富野御大が逆シャアの原案をもとに執筆した小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア-ベルトーチカ・チルドレン-』の口絵であり、それを1990年に「ホビージャパン」の雑誌企画で出渕裕自身が新たに描いたデザイン画が「Hi-νガンダム」の原形といえる。この時フルスクラッチで立体化された。
名前の由来はνガンダムのボツ案である「Hi-Sガンダム」のSの部分をνに変えたもの。なお、Hiを取ったSガンダムの名前が、そのまま「スペリオルガンダム」の由来にもなっている。
その後、書籍「データコレクション 7 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」でHJ掲載のデザイン画を紫と白でカラー化したものを「Hi-νガンダム」として掲載された。白と紫を基調とし、ファンネルが縞々のグラデーション模様。(または白と青を基調としファンネルが白一色のものも存在する。)この時、νガンダムの後継機として初めて紹介しており、十分なテストを重ねて完成された改良型としての設定が確立。体型は太くマッシブであり、ガッチリとしている。瞳は緑であり、ダクトは黄色、独特なスタビライザーや太くて長いプロペラントタンクが特徴。後にこれを基準にリアルロボット戦線やスーパーロボット大戦α外伝、Gジェネレーション等のゲームにも出演するようになる。
2007年にMG「Hi-νガンダム」を発売する際に、模型用の開発デザイン画として出渕によってリファインされた。MGのHi-νが発売された2007年以降、しばらくの間映像作品や模型ではリファイン後のHi-νガンダムのデザインで登場し、2014年に連載された漫画版『ベルトーチカ・チルドレン』もリファイン後のデザインである。
リファイン後では色が白と青を基調としたものが選択され、その上で配色がやや変更された。瞳も緑からオレンジがかった黄色になり、シールドのデザインも迷彩パターンを用いたものとなった。胸部ダクトは黄色から銀色になり、関節部に金が使われている。特に鋭角的なデザインだったバックパックは直線的なデザインへと改められ、プロペラントも細く短いものになるなどの変更がされている。
また、設定画も出渕裕の画風の変化の影響で四肢の大きいマッシブな、やや歪とも言える体型からスマートで通常のガンダムに近い細めの体型へと変わったことから、その後ゲーム作品などでは普通の体型に描かれるようになっている。
しかし、同じく2014年にMG「Hi-νガンダム Ver.ka」がリファイン前のデザインをベースに発売されて以降、現在ではリファイン前とリファイン後のデザインが並行して存在している。
「メタルロボット魂 ベルチル」版等の、両者のデザインを融合した独自デザインの商品も存在する。
νガンダムもそうであったように、各種商品において常にMSの体型は調整と更新が繰り返されており、現時点ではその最大公約数は定まっていない状態とも言える。
つまり、厳密には「Hi-νガンダム」には2つの意味合いがあり、
・・・と少々ややこしいが、作品によって微妙に取り扱いが異なってくるので注意が必要。ただし原作小説では通常のνガンダムが扉絵に描かれている。
しかしマスターグレードの説明では、小説に登場するν=Hi-νとして扱われている。
映像媒体としての初出は「リアルロボット戦線」というPS用のゲーム。その後、「スーパーロボット大戦α外伝」や「SDガンダム GGENERATION-F」などのガンダムを題材にしたゲームで出演したのを機に、それまで「一部ガンダム関連の書物でしか記載されていない知る人ぞ知る」程度だった知名度が飛躍的に向上し、現在に至る。
「機動戦士ガンダム EXTREME VS.」で、ガンダムVSシリーズにも「ベルトーチカ・チルドレン」作品枠で出演するようになった。「機動戦士ガンダムオンライン」ではホビージャパン版のデザインで出演している。
Hi-νガンダム(ver.Ka)
プラモデル用にカトキハジメがアレンジしたHi-ν。フォルムや色彩はアレンジ以前に寄せられている。
通常のHi-νと比較して単装の右腕部ガトリングガンは4連装に追加変更された。また剥き出しだった砲身は通常時に格納され、発射時に装甲カバーが展開するスライド式になっている。ガトリング中央部はビーム・サーベルの発振が可能で、左腕サーベルラックにサーベルをマウントしたまま、ビーム・トンファーの様に扱う事が可能。
Hi-νガンダム ヘビー・ウェポン・システム
MG「Hi-νガンダムver.ka」にて設定されたフルアーマー形態。基本的にはνガンダムHWSと同じだが、細部の仕様や形状が違っている。
胸部、フロントスカート、脚部にプロペラントとスラスターを搭載した増加装甲を装着。右腕部に火力に優れるハイパー・メガ・ライフルを携行。メガ粒子砲2門を装備したハイ・メガ・シールドは通常のシールドと重ねて左腕部に、両肩部にはミサイルランチャーユニットが装着される。また、フロントアーマーにはサブアームが設置されている。
ここまでが「第一形態」で雑誌での先行情報から「第二形態」が新たに確認された。
Hi-νガンダムHWS(第二形態)
新規設定の第二形態ではハイメガシールドを背部にマウント。その際ハイメガシールドの側面が左右二つに割れ、バインダーのような形となる。この部分にニュー・ハイパー・バズーカを2丁懸架する事も出来るようだ。
また、ハイメガシールドを背部に装着した事で通常シールドが露出するのだが、HWS拡張セット付属のインクスポット迷彩デカールによって任意でベルチル版挿絵の再現が出来る。元々カトキverが旧Hi-νに近い事もあり、どこか懐かしくも新しいデザインとなった(なおHWS拡張セットはプレバン限定である)。
GPBカラー
『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』に登場するガンプラ。ビルダーはコウジ・マツモト。なおHi-νガンダムがTVアニメの作品に登場するのはこの作品が初となる。
塗装は独自の物に変更。複数買いによる同キットのパーツを組み合わせ、可動部を増やす等の工夫もされている。実際にはコウジはカラーリングを考えただけで、組み立てはマネージャーに一任している。
ゲームでの活躍
スーパーロボット大戦シリーズ
スーパーロボット大戦シリーズにおいてはHWS装備型と同じく、隠しユニットとして使用出来る機会が多く、νガンダムの上位互換機となっている。フィン・ファンネルを使用した際の演出に「ララァ・スン」が登場するのが特徴(一部の作品においては、パイロットによって登場するキャラが変化する)。
α外伝では地形適応が低いせいで微妙な能力だがPSスパロボ集大成とも呼べるようなアニメが見られる。またアムロが「Hi-νガンダムは伊達じゃない!」と言うなど機体名をやたらと言ってくれるのも特徴である。
第2次αではハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーを装備しており、機体もνガンダムをはるかに上回る性能。
条件を満たすとナイチンゲールとの対決を実現できる。
第3次αでは第2次α同様、終盤での参戦だが能力はやはり高い。νガンダムの改造を引き継ぐようになり、フィン・ファンネルのアニメも新規に書き下ろされた。
Dでは現時点で唯一の無条件参戦。ナイチンゲールより参入が遅い。アムロとシャアでフィン・ファンネルを使うとララァ、カミーユの場合はフォウ、ジュドーの場合はプルとプルツーの幻影が出現する。(Zガンダムのウェイブライダー突撃も同様)νガンダム、又は量産型νガンダムとの合体攻撃「ツイン・フィン・ファンネル」が使える。
いずれの作品もMG発売以前のため、リファイン前のデザインでの登場となっていた。
時は経ち、2018年に「スーパーロボット大戦X」に久しぶりにHi-νガンダムが参戦。今作はリファイン後のデザインでの登場となった。無条件参戦であり、Gのレコンギスタとのクロスオーバーでストーリーにも少し関わっている。出典作品はベルトーチカ・チルドレン名義での参戦となっている。
能力ではνガンダム同様、サイコフレームを特殊能力で採用。νガンダムにはないハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーと射程が長い。フィン・ファンネル、オールレンジアタックも兼ね備えている。またνガンダムと異なり、フィン・ファンネルを始めとして多くの武装がEN消費型となっている。
しかしνガンダムの最強武装・フル・オールレンジアタックがアムロ専用となっているため、Hi-νガンダムは別のパイロットが乗った方がνガンダムを最大限に生かせるという罠がある。(Hi-νガンダムのオールレンジアタックの制限はNTレベルのみ。)互いの機体能力も差がほとんどないのも欠点。
2019年の「スーパーロボット大戦T」にも引き続き登場。武装に新たにトラップ・コンビネーションが追加。オールレンジアタックの戦闘アニメに修正がかかっている。が、前述のXの欠点はそのままのため、今作でもやはり別パイロットをHi-νガンダムに乗せる事が推奨されてしまっている。密かにナイチンゲールとの対決が第2次α以来の実現となっている。
2021年の「スーパーロボット大戦30」ではDLCシナリオコンテンツ専用として実装。それ迄のリファイン版から『METAL ROBOT魂 ベルトーチカ・チルドレン』版になっており、オール・レンジアタックがオミット、その代わりにハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーが最強武装となる。同作だとνガンダムのフル・オールレンジアタックがオミット、最強武装のオールレンジアタックもアムロ専用ではない為、戦力的にもHi-νはアムロ専用と云っても良い。フィン・ファンネルの射程がνガンダムよりも短いが、実は移動後可能武器。NTレベルで射程が伸びる為、ハロやガンファイトサポーターなど射程を伸ばす強化パーツを装備していれば移動後可能武器なのに破格の長射程武器になる。
ただし、RX-78-2ガンダムやνガンダムには存在していたアムロのカットインがHi-νガンダムには存在せず、また機体グラフィックが正常に表示されない不具合が存在する。
入手経緯も単純な乗り換えではなく、搭載されているサイコフレームの入手経路までかなり込み入ったシナリオであり、正真正銘「アムロ・レイの真のガンダム」としてマジンガー・ゲッターと並ぶ『スパロボ御三家』としての格を見せている。
Gジェネレーションシリーズ
Gジェネレーションシリーズでは「νガンダムの強化型(完成形)」という設定に則り、νガンダムを開発していくことで入手できる。飛行できないという短所はあれど、それ以外の性能は極めて優秀でアナザー世界のガンダムの強化型にも全く引けを取らない。
MGが発売された後に発売された「Gジェネ魂」以降とそれ以前ではデザインが異なっている。
「GジェネWARS」のムービーとアニメはHi-νファン必見。
VSシリーズ
機動戦士ガンダム EXTREMEVS.(略してEXVS)の家庭版では、初回限定で購入(後に無料配信)するとHi-νガンダムが使えるようになるパスワードが手に入る。主にフィン・ファンネルを使った戦法がメインとなる。
νガンダムとの大きな違いは特殊格闘がνガンダムが「フィン・ファンネルバリア展開」だったのに対し、こちらは「サイコ・フレームの共振」となっている。サイコ・フレーム共振が発動すると一定時間フィン・ファンネルの最大弾数が増えて全回復し、基本性能が上昇する。ただし、時間が切れるとフィン・ファンネルの弾数が強制的に0になってしまう。
特殊射撃の「ニュー・ハイパー・バズーカ」はνが背面撃ちだがHi-νは手に持って撃つ。覚醒技がνにないのに対し、Hi-νはハイパーメガバズーカランチャーを発射する。(FBではνにも覚醒技が追加された)また、あまり日の目を浴びない腕部マシンガンも装備されている。
最近では珍しいベルトーチカ・チルドレン版の設定となっており、この機体を使用した際のアムロのセリフがベルチル版のものになる。(なのでアムロはHi-νガンダムは~ではなく、νガンダムは~と喋る)アーケード版でも最終解禁機体になっている。
続編のフルブースト(EXVSFB)でも最初から登場。弾速に優れたチャージショットを獲得し、ビーム・ライフルの節約にも役立つ。家庭版同様、サイコ・フレーム共振の時間が切れるとフィン・ファンネルの弾数が0になる。しかし、アップデートで時間切れになっても通常時の最大弾数を超えない範囲で効果終了時の弾数を引き継ぐようになった。これにより、ファンネルの継戦能力が上昇した。
長らくそのままシリーズに続投され続けていたが、アーケード最新作のEXVS2では大幅な性能変更が行われ、νガンダムと大きく差別化された。ナイチンゲールともども劇場版とは別作品として枠が設けられている。多くのキャラグラフィックが統一化されたのに対して、パイロットの服装も劇場版とは異なるものになっている。
肝心な性能はファンネルが一斉展開のみとなったり、腕部マシンガンが射撃武器(チャージショット)として使えたり、プレッシャーやハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーが通常武装として新たに設けられた。νガンダムよりも中距離戦を得意とする一方、近距離でも様々な射撃からキャンセルして繋がる横特殊格闘の移動斬りは立ち回りの主軸となっており、中~近距離寄りの万能機体に磨きがかかっている。代償として今までにあった通常武装としてのサイコフレームの共振は撤廃(代わりに覚醒中に共振状態になる)されている。
トライエイジ
ガンダム トライエイジでは、ビルドMS5弾の「逆襲のシャア」本格参戦に伴い参戦。無印5弾から排出され続けたνガンダムと比べるとさすがにカードバリエーションは少ないものの、宇宙の地形適性が★に強化されている。また、ビルドMS版はビルドミッションクリアで一発生産できる(ただしミッション難易度は高い)ので、戦力が整っているならνガンダムより早く生産できる。
必殺技は「ビヨンド・ザ・タイム[EX]」。名前こそνガンダムの必殺技に[EX]が付いただけだが演出は別モノ。フィン・ファンネルによるオールレンジ攻撃からビームライフルでの狙撃につなぐνガンダムに対し、Hi-νガンダムでは敵機の弾幕をファンネル・バリアでかいくぐり接近、フィン・ファンネルをビームライフル銃口近辺に円形に揃え一斉射撃を叩き込むという演出になっている。
関連動画
関連項目
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