スーパーロボット大戦Tとは、2019年3月20日に発売されたゲームソフト。『スーパーロボット大戦』シリーズのひとつである。
概要
| スーパーロボット大戦T | |
| 基本情報 | |
|---|---|
| ジャンル | シミュレーションRPG |
| 対応機種 | PS4/Nintendo Switch |
| 発売日 | 2019年3月20日 |
| 開発元 | B.B.スタジオ |
| 発売元 | バンダイナムコエンターテインメント |
| 価格 | 8,600円(通常版) 12,600円(限定版) |
| 対応年齢 | CERO:C(15歳以上対象) |
| ゲームソフトテンプレート | |
2018年11月19日に発表された第8世代機対応のスーパーロボット大戦第三弾。今作は版権スパロボとしては『NEO』以来久しぶりの据置機専用タイトルであり、シリーズで初めてメーカーの異なる機種のマルチタイトルとしてリリースされる。また、B.B.スタジオ製スパロボが任天堂ハード向けに発売されたのは初。
V・Xから戦闘アニメーションなどのリソースを引き継いでおり、今作も単体で完結する作品の模様。なお、タイトルの「T」は地球を意味するTERRAの頭文字から来ている。決して寺田貴信Pの事ではない
初参戦作品は「楽園追放」「カウボーイビバップ」「わが青春のアルカディア 無限軌道SSX」「魔法騎士レイアース」の4作品。
人型ロボットがほぼ登場しない初参戦作品が『V』以降恒例の戦艦枠以外にももう一作品ある(強いて言えば戦闘機枠?)他、少女漫画作品が初のスパロボ参戦となった。
既存参戦作品においては「Ζガンダム」「ガンダムΖΖ」「逆襲のシャア」が『GC』以来、ゲッターロボシリーズが『NEO』以来久々に任天堂ハード向けスパロボに復帰し、「Gガンダム」がBBスパロボ初登場。
マジンガー枠は『破界篇』以降参戦を続けていた「真マジンガー衝撃!Z編」に代わる形で「マジンガーZ/INFINITY」がスパクロで初参戦した作品としては初のコンシューマー昇格を果たしている。これにより兜甲児、流竜馬、アムロ・レイの元祖御三家3名が初めて全員成人設定で揃う事となった。ボーナスシナリオにはこの3人に因んだものもあるので興味があるならプレイしてみよう。
また、勇者シリーズが初の複数作同時参戦の他、サーバイン(とシルキー)だけが出る事に定評のあった「OVA版ダンバイン」は『スーパーロボット大戦COMPACT3』以来久々に主人公のシオン・ザバが登場する(シオンの声付き参戦は初となる)。
なお、2000年代以降のアナザーガンダム作品の参戦は既存・新規共に久しぶりに一切無く、それらは同時に発表された『スーパーロボット大戦DD』の方へ回される形となった。一方、『再世篇』を最後に家庭用タイトルから姿を消していた東映作品が7年ぶりに復帰と相成った。
今回も「プレミアムアニメソング&サウンドエディション」が発売予定(Nintendo Switch及びPS4両機種とも発売)。なおカスタムサントラ機能はPS4版のみ対応なので注意。
参戦作品
赤文字はスパロボ初参戦。青太字は『X』からの継続参戦。●は機体のみ参戦。●は任天堂ハード向けスパロボ初参戦。●はPS向けスパロボ初参戦。●はHD機向けスパロボ初参戦。●はコンシューマー向けスパロボ初参戦。
これらの他にもゲシュペンストがゲスト出演する。カラーリングはギリアム・イェーガー機と同じ黒だが、パイロットは選択しなかった方の主人公である。
※1 ただし、参戦名義こそないが既に「スーパーロボット大戦D」にて機体が登場している。
※2 参戦作品に記載されていないが、「ゲッターロボ大決戦!」が同作品版の真ゲッタードラゴンのゲスト出演により事実上の初参戦が決定している。
パッケージに記載される機体
- マジンガーZ
- アルカディア号
- スコープドッグ
- ゴッドガンダム
- ガンバスター
- 炎神レイアース
- ブラックサレナ
- ガオガイガー(限定版ではスターガオガイガー)
- ダン・オブ・サーズデイ
- アーハン(限定版ではニューアーハン)
新システム・既存システムの変更
- サポーターコマンド
非戦闘要員を参加させるために用意された新規システム。「S-SP」と呼ばれるポイントを消費してキャラクターごとに設定されたサポート効果を発動させる。 - パイロット養成
前二作にあったスキルルートが廃止され、最初から一部例外を除く大半の特殊技能を作成可能になった。 - サブオーダー
今までは出撃しなかったパイロットのみが対象となっていたが、今作ではその制限が無くなり自軍にいる全パイロットを選択可能になった他、各項目の上限が8人に増えている。また、ある条件を満たすとより大きな効果を得られるスペシャルオーダーが実行可能となる。こちらは1シナリオにつき1人しか選択出来ない。 - 前作で初登場した特殊技能
ラッキースターがレベル制となり、レベル2にする事で毎ターン効果が発動するようになった。先制攻撃はかかる効果が不屈と加速のみになり弱体化。
アップデートVer1.03による追加点
- 敵ユニットの改造段階とレベルが強化された難易度「スーパーエキスパート」が追加
- 改造上限が1周目から20段階に引き上げ
- レベル上限が200に上昇
- 能力値上限が999に上昇
- 撃墜数300で称号「スーパーエース」を獲得し、初期気力+10・獲得資金1.3倍のボーナスが付与される。
- 一部特殊技能の上限を1段階引き上げた「〇〇EX」が追加
エキスパンションパック
本編終了後の後日談を描いた有料DLC。クリアデータを引き継ぎ、新たなストーリー「エキスパンション・シナリオ」(以下Expn)をプレイできる。「ベーシックカスタム」「スーパーカスタム」「ハイパーカスタム」という3つのランクが用意されており、ランクによって敵の性能が変化する。腕に自信のある人はハイパーカスタム&スーパーエキスパートに挑戦するのも一興か。
クリア後は従来通りの引継ぎプレイが可能だが、本編を最初から始めるだけではなくExpnのみを周回することも可能。その場合はExpnクリア時のデータを引き継ぐ。
バンプレストオリジナル
オリジナルキャラクター
「V」「X」同様の男女選択式・共通機体。選ばなかった方はVTXユニオン特務一課から出向したゲシュペンストのパイロットとして加入する。各キャラクターのデザインは西E田氏が担当。
- サイゾウ・トキトウ CV:草尾毅
男性主人公。巨大複合企業VTXユニオンの特務三課主任。サラリーマンであることに誇りを持ち、業務の遂行には生命を懸けている。一方でそれ以外には無頓着であり、良く言えばワイルド、悪く言えば傍若無人な物言いをする男。試験機を半壊する勢いで酷使した過去から「野獣ネクタイ」の異名を持つ。 - サギリ・サクライ CV:庄司宇芽香
女性主人公。特務三課主任。可憐なルックスとは裏腹に大雑把でマイペースな性格から「堕天使」の二つ名を持つ。社内で注目を集める天才的な操縦技術の持ち主だが、本人はあくまで「給料とボーナスのために働く」と公言している。 - ラミィ・アマサキ CV:加隈亜衣
主人公が搭乗する試作機ティラネードのコ・パイロットを担当する、主人公と行動を共にする過去作のナインやホープスに近いポジションと思しき人物。特務三課に配属された新入社員で、軍事大学を飛び級で卒業した才媛。真面目だが融通の効かない所があり、一度悩み始めるととことんまで考え込んでしまう癖がある。 - メリル・スパンナ CV:相沢舞
技術部第一課から特務三課に転属してきた女性社員。一見クールだが人一倍短気な性分で、社内では「鬼火のメリル」の通り名で呼ばれている。キャリアクスの火器管制兼オペレーターを担当。 - エイミス・アーネスト CV:大空直美
総務部から特務三課に転属してきた女性社員。総務と経理を担当する。思ったことを直球に言う癖がある通称「ミス・ストレート」。キャリアクスの索敵件機体管理担当。 - ヒロスケ・アマサキ CV:天神英貴
特務三課の課長でラミィの父親。キャリアクスの機長として操縦を担当する。
CVは何とティラネードのデザイナー本人(天神氏は声優活動も行っている)。 - ダイマ・ゴードウィン
VTXユニオンの社長。元連邦軍のエースパイロット。 - エイム・プレズバンド
プレイヤー部隊を支援する連邦議会議員。
オリジナル機体
- ティラネード デザイン:天神英貴
本作の主人公機。VTXユニオンの「プロジェクトTND」で開発された試作機。高出力とそれを利用した大推力を特徴とし、空戦能力に優れる。運用に於いては後述のキャリアクスとの連携が前提となっている。機体名称の由来はティラノサウルス+トルネード。 - キャリアクス
ティラネードをサポートする統合戦術支援機。携行が困難なサイズのティラネード用火器は本気が運搬し、必要に応じて射出する。
楽曲
- JAM Project「Tread on the Tiger's Tail」
OPテーマ。 - JAM Project「RESET」
EDテーマ。
プレミアムアニメソング&サウンドエディション収録楽曲
関連動画
恒例行事
関連項目
外部リンク
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