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アジアウインターベースボールリーグ（AWB）とは、野球の冬季リーグである。台湾ウインターリーグ、台湾WLなど、様々な呼称がある。

概要

2012年より台湾でほぼ毎年開催されている野球の冬季リーグ。主催は台湾のプロ野球連盟である中華職業棒球大連盟（CPBL）。2014年は第1回21U野球ワールドカップが台湾で開催されたことで日程・会場の調整がつかなかったため、2020-22年は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大のため中止となっていたが、2023年より再開している。

台湾の温暖な気候のもと、主に東アジアの若手選手が実戦経験を積んでいる。日本プロ野球機構（NPB）も毎回選手を派遣しており、過去には山田哲人（ヤクルト、2012年）や吉田正尚（オリックス、2016年）といった選手が参加・活躍するなど、若手選手の登竜門として機能している。

歴代参加チーム

赤太字は2023年現在参加しているチーム。NPBのなかでも、広島東洋カープと北海道日本ハムファイターズはこれまで一度も選手・首脳陣を派遣したことがない。

歴代参加選手・首脳陣

NPBから派遣された選手・首脳陣のみ記載。所属球団は派遣当時のもの。派遣予定だったが諸事情で取りやめになった者や途中で帰国した者は打ち消し線を引いてある。

2023年

NPBホワイト

NPBレッド

ポジション 氏名 所属球団
監督 関川浩一 ソフトバンク
コーチ 寺原隼人 ソフトバンク
金子圭輔
岸田護 オリックス
飯田大祐
伊志嶺翔大 ロッテ
土橋勝征 ヤクルト
投手 風間球打 ソフトバンク
佐藤宏樹
大竹風雅
井﨑燦志郎
田中怜利ハモンド
日髙暖己 オリックス
川瀬堅斗
才木海翔
森木大智 阪神
鈴木勇斗
菊地吏玖 ロッテ
高野脩汰
丸山翔大 ヤクルト
沼田翔平
捕手 牧原巧汰 ソフトバンク
村上喬一朗 オリックス
中川勇斗 阪神
内野手 イヒネ・イツア ソフトバンク
桑原秀侍
大里昂生 オリックス
上野響平
北村恵吾 ヤクルト
外野手 正木智也 ソフトバンク
元謙太 オリックス
来田涼斗
野口恭佑 阪神
並木秀尊 ヤクルト
岩田幸宏

2019年

NPBホワイト

NPBレッド

ポジション 氏名 所属球団
監督 藤本博史 ソフトバンク
コーチ 小山伸一郎 楽天
後藤武敏
佐久本昌広 ソフトバンク
川村隆史
齋藤俊雄 オリックス
辻竜太郎
嶋重宣 西武
森岡良介 ヤクルト
投手 古谷優人 ソフトバンク
尾形崇斗
長谷川宙輝
笠谷俊介
重田倫明
引地秀一郎 楽天
鈴木翔天
木村敏靖
粟津凱士 西武
伊藤翔
清水昇 ヤクルト
市川悠太
久保拓眞
金久保優斗
ジュリアス
本田仁海 オリックス
東晃平
神戸文也
捕手 齊藤誠人 西武
古賀優大 ヤクルト
頓宮裕真 オリックス
フェリペ
内野手 野村大樹 ソフトバンク
砂川ﾘﾁｬｰﾄﾞ
村林一輝 楽天
西川愛也 西武
綱島龍生
山野辺翔
吉田大成 ヤクルト
宜保翔 オリックス
廣澤伸哉
外野手 清水陸哉 ソフトバンク
小郷裕哉 楽天
川越誠司 西武
濱田太貴 ヤクルト

2018年

イースタン選抜

ウエスタン選抜

2017年

イースタン選抜

ウエスタン選抜

ポジション 氏名 所属球団
監督 大道典良 ソフトバンク
コーチ 藤井彰人 阪神
田之上慶三郎 ソフトバンク
山川周一
小松聖 オリックス
風岡尚幸
赤田将吾 西武
蔵本英智 中日
投手 木下雄介 中日
浜田智博
川原弘之 ソフトバンク
山下亜文
児玉龍也
中村晨
吉田凌 オリックス
佐藤世那
鈴木優
竹安大知 阪神
守屋功輝
望月惇志
南川忠亮 西武
田村伊知郎
國場翼
捕手 杉山翔大 中日
谷川原健太 ソフトバンク
九鬼隆平
若月健矢 オリックス
長坂拳弥 阪神
内野手 石垣雅海 中日
川瀬晃 ソフトバンク
茶谷健太
黒瀬健太
宗佑磨 オリックス
岡﨑大輔
植田海 阪神
山田遥楓 西武
外野手 渡辺勝 中日
根本薫 オリックス
鈴木将平 西武

2016年

楽天はイースタン選抜とウエスタン選抜の両方に選手を派遣している。

イースタン選抜

ウエスタン選抜

2015年

2013年

2012年

歴代チーム成績

背景色が赤のチームはプレーオフ優勝を示す。

2023年

レギュラーシーズン1位と4位、2位と3位がプレーオフで対決。その後勝ったチーム、負けたチーム同士で対戦し、最終順位が確定する。5位と6位でも順位決定戦を行うが、プレーオフは進出できない。

レギュラーシーズン順位表
順位 チーム 試合数 勝 負 分 勝率
1位 JABA選抜 19 13 5 1 .722
2位 台鋼ホークス 18 9 6 3 .600
3位 CPBL選抜 19 9 7 3 .563
4位 NPBレッド 18 10 8 0 .556
5位 NPBホワイト 18 7 9 2 .438
6位 CTBA選抜 18 2 15 1 .118
最終順位表
順位 チーム
1位 台鋼ホークス
2位 NPBレッド
3位 CPBL選抜
4位 JABA選抜
5位 NPBホワイト
6位 CTBA選抜

2019年

レギュラーシーズン1位と4位、2位と3位がプレーオフで対決。その後勝ったチーム、負けたチーム同士で対戦し、最終順位が確定する。5位と6位でも順位決定戦を行うが、プレーオフは進出できない。

レギュラーシーズン順位表
順位 チーム 試合数 勝 負 分 勝率
1位 NPBレッド 15 9 3 3 .750
2位 JABA選抜 15 8 4 3 .667
3位 味全ドラゴンズ 15 7 6 2 .538
4位 CPBL選抜 15 7 7 0 .467
5位 NPBホワイト 15 5 9 1 .357
6位 KBO選抜 15 4 10 1 .286
最終順位表
順位 チーム
1位 JABA選抜
2位 NPBレッド
3位 味全ドラゴンズ
4位 CPBL選抜
5位 NPBホワイト
6位 KBO選抜

2018年

レギュラーシーズン1位と4位、2位と3位がそれぞれ2試合ずつ対決。その後勝ち越したチーム、負け越したチーム（1勝1敗or2分の場合はレギュラーシーズンの順位で決まる）同士で対戦し、最終順位が確定する。

レギュラーシーズン順位表
順位 チーム 試合数 勝 負 分 勝率
1位 NPBイースタン選抜 16 11 5 0 .688
2位 JABA選抜 16 8 6 2 .571
3位 CPBL選抜 16 9 7 0 .562
4位 KBO選抜 16 5 8 3 .384
5位 NPBウエスタン選抜 16 3 10 3 .230
最終順位表
順位 チーム
1位 NPBイースタン選抜
2位 CPBL選抜
3位 JABA選抜
4位 KBO選抜
5位 NPBウエスタン選抜

2017年

レギュラーシーズン1位と4位、2位と3位がプレーオフで対決。その後勝ったチーム、負けたチーム同士で対戦し、最終順位が確定する。5位と6位でも順位決定戦を行うが、プレーオフは進出できない。

レギュラーシーズン順位表
順位 チーム 試合数 勝 負 分 勝率
1位 JABA選抜 17 11 4 2 .733
2位 CPBL選抜 17 11 5 1 .688
3位 KBO選抜 17 8 7 2 .533
4位 NPBイースタン選抜 17 8 9 0 .471
5位 NPBウエスタン選抜 17 5 11 1 .312
6位 米国&欧州混成チーム 17 4 11 2 .267
最終順位表
順位 チーム
1位 NPBイースタン選抜
2位 KBO選抜
3位 JABA選抜
4位 CPBL選抜
5位 NPBウエスタン選抜
6位 米国&欧州混成チーム

2016年

レギュラーシーズン1位と4位、2位と3位がプレーオフで対決。その後勝ったチーム、負けたチーム同士で対戦し、最終順位が確定する。5位と6位でも順位決定戦を行うが、プレーオフは進出できない。

レギュラーシーズン順位表
順位 チーム 試合数 勝 負 分 勝率
1位 NPBウエスタン選抜 16 14 2 0 .875
2位 KBO選抜 16 9 5 2 .643
3位 NPBイースタン選抜 16 8 5 3 .615
4位 中華台北トレーニングチーム 16 5 7 4 .417
5位 欧州選抜 16 4 11 1 .364
6位 CPBL選抜 16 2 12 2 .014
最終順位表
順位 チーム
1位 NPBウエスタン選抜
2位 NPBイースタン選抜
3位 中華台北トレーニングチーム
4位 KBO選抜
5位 CPBL選抜
6位 欧州選抜

2015年

レギュラーシーズン1位と4位、2位と3位がそれぞれ2試合ずつ対決。その後勝ち越したチーム、負け越したチーム（1勝1敗or2分の場合はレギュラーシーズンの順位で決まる）同士で対戦し、最終順位が確定する。NPB選抜と中華台北トレーニングチームは勝率が同じだったため、得失点でレギュラーシーズンの順位が決まった。

レギュラーシーズン順位表
順位 チーム 試合数 勝 負 分 勝率
1位 NPB選抜 16 9 5 2 .643
2位 中華台北トレーニングチーム 15 9 5 1 .643
3位 KBO選抜 15 7 4 4 .636
4位 CPBL選抜 15 5 6 4 .455
5位 欧州選抜 15 1 11 3 .083
最終順位表
順位 チーム
1位 中華台北トレーニングチーム
2位 NPB選抜
3位 KBO選抜
4位 CPBL選抜
5位 欧州選抜

2013年

レギュラーシーズン1位と2位がプレーオフで対決。プレーオフはKBO選抜の勝利。

順位 チーム 試合数 勝 負 分 勝率
1位 NPB選抜 21 16 4 1 .800
2位 KBO選抜 21 12 8 1 .600
3位 CPBL選抜 21 8 13 0 .381
4位 ドミニカ代表 21 5 16 0 .238

2012年

レギュラーシーズン1位と2位がプレーオフで対決。プレーオフはNPB選抜の勝利。

順位 チーム 試合数 勝 負 分 勝率
1位 NPB選抜 21 19 2 0 .905
2位 CPBL選抜・白軍 22 12 10 0 .545
3位 CPBL選抜・紅軍 19 8 11 0 .421
4位 ドミニカ代表 20 2 18 0 .100

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