ん? なんだこの動画は!!
pondo氏による「北斗の拳 世紀末救世主伝説」のチートバグ動画。核の影響からか異形と化した人物や、動作バグ、テキストバグ、イルーム音楽などによりまさに世紀末と呼べる動画である。
人間…?
主要キャラ
ケンシロウ
「水を分けてもらってこよう」
主人公。北斗神拳伝承者だが、原作とは異なり胸筋が異常に膨らんでいたり、逆に足や腰が針のように細かったり、首が伸びたり、頭が縮んだりと体型が安定しない(たまにまともな体に戻ったりする)。常に腕や首、ひどい場合は体全体をグルグル回していて、静止している時がほとんどない。移動方法は歩行とホバーの半々。
リンやバット、村人など善良な人間に対しては優しいが、サザンクロスの扉に鍵がかかっている事に憤慨したり、モヒカン相手にバスケをしたり、たびたび「ぶっ殺してやる!」だとか「地獄に送ってやるぜ!」等の暴言を吐いたりと敵に対してはかなり血気が盛んである。其の5で事あるごとにジャッカルを警戒するなど、猜疑心が強い面もある。また、ついさっきまでしていた話の内容を忘れる、自分の名前を忘れる、4以外の数字を忘れるなど、ケン忘症にかかっている疑いがある。
アイリの視力を治す際には魔法を使ったり、ジャギを倒しに行く際には空を飛んだりと万能な北斗神拳でも説明がつかない行動をするが、首や足がグルングルン回転したりボバー移動が当たり前の世紀末ではそれぐらい出来て当然なのかもしれない。
作中でも屈指の戦闘力の持ち主だが、腕相撲だけはズルをしないと勝てないくらいに弱い。
北斗神拳
北斗神拳伝承者であるケンシロウは数々の技を使う。なぜか秘孔を突かれた相手はまともな体型に戻る事が多い。
北斗百裂拳
其の1に登場。相手の身体に無数の拳を叩き込む技。ジードを葬ったこのシリーズ最初で最後のまともな北斗神拳。
北斗「活きのいい獲物で殺りがいがありますね」
其の2にて登場。矢を指で捉え、投げ返す技。スペードの撃ったボウガンの矢を投げ返し、目を潰した。
北斗「貴方は同じ事を繰り返すでしょう」
同じく其の2にて登場。七百八ある経絡秘孔の一つ「頭維」をその名のとおり高速で繰り返し(動画内では70回)突き、抜いてから3秒後に相手が死ぬ技。スペードを葬った。
北斗「この種モミは頂いていくぜ」
其の3にて登場。ケンシロウ曰く「喋れるようになるおまじない」。ハート様の顔をぶんれいさせて葬った。
北斗「なんかあなた不愉快だわ」
其の4にて登場。一見すると相手ではなく空中を殴っているように見えるが、この技を受けたシンは釘パンチの如く40を超える連続ヒットの末、遥か彼方にふっとばされてしまった。
北斗「こういう馬鹿は余計にかわいいもんじゃて」
其の6にて登場。デビルリバースを葬った技。突かれた秘孔がサーチライトのように光り、さらには虹色に点灯した。
北斗「いいぞ兄貴」
其の7にて登場。相手を仮死状態にする事ができる技。しばしの沈黙の後、ドロップキックをくらわすため異常にテンポが悪い。
岩山「ケンシロウの噂が広まったようだな」
其の8にて登場。相手の頭をカチ割る技。珍しくまともな神拳だがキメ台詞がド直球の下ネタ。???「ほざくな!」
北斗「この力、やはり秘孔を」
其の12にて登場。突かれた相手が地獄まで自分の足で歩いていく技。頑張れば方向転換で悪あがきする事が可能。アミバ曰く巨顔になるらしい。
バット
「人間…?」
別名串バット。外見についてはケンシロウと同じく異形、たまにケンシロウよりも大きくなる。ケンシロウなどに対してよくツッコんでいるが、気づかれないように音を立ててはいけない場面でエコーがかかるほどの大声で「いでぇぇぇぇ~」と叫ぶなど、自分も大概である。其の5で虹色の水を飲んだ結果、体が虹色になってしまった。
リン
「お゛う゛っ!」
其の1にてケンシロウに試験管一杯分の水を渡してから(ケンシロウには「無駄だ」と言われてしまった)ケンシロウについていく女の子。パンチラを連発するが異形なので全然うれしくない。バット曰く喋れない(喋れない事をバットが教えた直後に喋ったが…)。しかし、ケンシロウに「喋れるようになるおまじない」を受けた後は、ゲッダンの後に野盗のような野太い声で叫んだ。
マミヤ
「あの男たちは一体…?(記憶喪失)」
子供たちの面倒を見てくれる、花が咲き水も豊富にある天国のような村(だったが地盤沈下により沈んだ)のリーダー。本当の名はジャギ。其の7にて初登場となるが、ツチノコが立ち上がったような姿で登場。人質に取られたコウを助けに行こうとする住民を静止するも無視されるところを見ると、あまり信用されていないようである。その後唯一の兄弟であるコウを殺されたショックからか丸まって空中で回転しはじめた。その後単身でコウの敵を取りにいくも牙一族に捕まってしまう。そのせいかケンシロウたちを忘れてしまった。
レイ
「斗拳劇じというものがあるらしいぞ」
マミヤに雇われた用心棒。其の7にて踊りながら登場するも、名乗る前からケンシロウに「踏み込みが甘いぞレイ」と叱責された。牙一族を平気で裏切る非道さを持つ一方でケンシロウの「お前の命はあと5秒だ」というネタフリに対しちゃんと倒れてあげたり、コウがマミヤの弟だということを知り昭和のギャグマンガのようなリアクションをしたり、ケンシロウをケンケンというあだ名で呼んだり、ケンシロウ以外に北斗神拳の伝承者がいることを知り「なんと!」と驚いたりと意外とひょうきんな性格。貧血気味なのか突然倒れることもある。「~山群狼拳」「~うな」等、語尾にこだわる一面も。また、顔が瓜二つのこんなやつ妹がいる。ケンシロウ曰く弱点は子供。
ケンやアミバに北斗神拳には秘孔封じがある事を教えたり、成仏しないアミバにツッコんだりと何かと横から口出しする事が多い。
また、其の9ではケンシロウによって(未登場の)ライガ・フウガ共々、ャギの共犯者扱いされてしまっている。
南斗水鳥拳
南 南 南 南
体を横向きにして浮遊する聖拳。その姿は横倒しになった麻雀牌に見えなくもない。「今のは俺が発見した新秘孔だ」とアミバが解説している事から彼が編み出した技のようである。(と言うかどういう原理で浮いているんだ・・・?)
其の1~其の4
ジード
「おい!どうした!!何があったんだ!!」
其の1にて登場。凶悪な盗賊集団・Z(ジード。またの名を串類)のボス。しかし団員全員がケンシロウ以上に奇妙な体系をしているので、もはや盗賊集団を通り越した変態集団のよう(唐突にゲッダンをし始めたり、ケンシロウの体を調べると言いつつケンシロウの体を持ち上げてブンブン振り回したりしてるので強ち間違いでは無いのかもしれない…)。無論、それはボスであるジードにも言えた話であり、仲間の安全を確認しに来た時にはニコちゃん大王のような体格になっていたりする。最期は北斗百裂拳を食らい元の体系に戻って絶命した。
長老
其の1に登場したリンの村の長老。まろうじんその1。その年齢の割には非常に元気であり、体を振り子のように左右に高速移動することが出来る。
ミスミの爺さん
「わしは、この孔モミを知の次に先してきます」
其の2にて登場。一見ひ弱な老人であるが、平然と高速移動する脚力、会話でモヒカン達の気を引きつつこっそり逃げる事のできる話力、そしてボウガンの矢が刺さり大量出血しても立ち上がり、高速スライド移動をするほどの体力を持つまろうじんその2。村へ運んでいるのは「種モミ」「鉄モミ」「砂モミ」「孔モミ」と呼ばれる何か。
ハート
「井きのいい部落で、近りがいがありますね」
其の3にて、デカい頭に手足が生えている某なんでも吸い込むピンク色のボールを彷彿とさせる姿で登場。途中でリンと間違えられるが北斗「この種モミはいただいていくぜ」をうけ、体全身が頭で構成された不気味な姿になり葬られた・・・・・が、ハート様の呪いを受けてしまったのかケンシロウの頭もハート様になってしまった(其の4では治った)。その後、声のみではあるが其の4にてサラダバーをためらうシンを煽ったり、其の7にてケンとシンの対決に乱入したりしている。
〇リア
「ケ――――――ン!!!」
其の4にして登場。ケンシロウの恋人であるが、ケンシロウは名前を「ドリア」「ゴリア」「ユ…ゴリア!」と何度も間違えられた。さらにシンも「ロリア」「テリア」「バリア」も何度も間違えるので、結局本当の名前が誰にもわからないという事態になってしまった。彼女はいったい何者なんだ…また、其の9にてマミヤに「ヱリア」と呼ばれ、其の10では「ョルア」と呼ばれるなど徐々に名前の原型が失われつつある。もうやめて! 彼女の名前はは7つになってしまったのよ!
シンの回想ではオリンピック選手もびっくりの大回転を決めながら飛び降りるというスタイリッシュ自殺を披露していた。
シン
其の4にて登場、サザンクロスの主。ケンシロウからロリアを奪い、テリアの気を引こうと宝石やドレスやジジイを集めたりするが結局かなわず、ついには自殺させてしまう。南斗聖拳の伝承者だが、ロリアの中国製人形に突きを何度もかわされたり、奥義の名前が情けなかったり、恐怖でサラダバーできなかったりとダメダメ。得意技はシン体操。どうしてもバリアが欲しかったらしい。
南斗聖拳
南斗「俺はまだ死にたくねぇ」
回想にてケンに放った奥義。その情けなさあふれる名前や技を放った後にガクブル震える事から「なんと腰抜けの奥義」とコメントされてしまった。はぁ…
其の5~其の8
ジャッカル
「ここまで来ればもう交丈夫だぁ」
其の5より登場。ケンシロウ達の話を盗み聞きし、ケンシロウと戦わず村の水を奪う計画を立てる。とりあえず肉弾戦にもって行きがちな世紀末では珍しく頭脳派であり、そのためかケンシロウに異常なまでに警戒されている。自分が助かるためなら右腕である部下を平然と見捨て、画面外に逃げ込む。走り疲れると天龍呼吸法を使うことから彼も北斗神拳伝承者なのかもしれない。「化け物に対抗できるのは化け物」という事でビレニィプリズンに幽閉されているデビルリバースを開放しケンシロウにけしかけるも倒され、最後はデビルリバースになんどもお地面に叩きつけられた末に爆死する。
Ek (トヨ)
「じゃがzわしはあきらめるわけにはいかんのじゃぉ」
其の5にて登場、バットの故郷で孤児の世話役をしているおばあさん。村のために羅漢仁王拳で井戸を掘ったり、自由になったデビルリバースの身を案じたりと慈愛溢れる優しいおばあさんだが、勝手に村を飛び出したバットやタキに小足やラッシュをかます厳しい一面もある。子供の身代わりとなり、二度の生き返りを経た後に絶命してしまう。しかしその後、またも生き返り、其の6にて各場面でガヤを入れるなど、ガラフを彷彿とさせる生命力の高さを見せた。
デビルリバース
「おばさん、待っててね」
其の6にて登場。過去700人を殺し、13回の死刑執行を受けるが、そのことごとくを生き延びた。だが、その割には非常に小さく、「こびとリバース」「とこんリバース」と呼ばれている。しかし、光を浴びる事で巨大化し、原作並の大男となった。羅漢仁王拳を扱う事ができ、使用時には体が獣王記並に点滅するが、羅漢仁王拳自体、常人でも30%は扱える初心者向けの拳法であり(実際、トヨも使えた)、ケン曰く「たちまち野盗どもの餌食になってしまう拳法」との事で強いのか弱いのかよくわからない。
余裕三兄弟
「助けに行くぞ!!」
其の7に登場。マミヤの村で暮らしている如何なる場合でもいつも一緒に右に左に飛び跳ねて踊っている余裕満々の謎の三兄弟(メットと斧装備・黄色作業着・髭面の三人)。そのあまりの珍妙な姿には牙一族も驚き上記の台詞を思わず発したほど。人の話は聞かない性質らしく、マミヤの静止を振り切ってまでコウを助けに行こうとした。
牙大王
「だが、よくもわしを、だましおったな~っ!」
其の8より登場。「レイは妹であるアイリを人質にすると何も出来ない腑抜けになる」という嘘情報を真に受けケンシロウ達に逆ギレする。なんだかんだでケンシロウとレイが戦い、相打ちになったところで止めを差しに来たがやはりそれも嘘で、ケンシロウ達に人質を奪われていじけてしまった。真の切り札である崋山鋼鎧呼法もあっさりケンシロウと破られた上に、最後にケンシロウが放った言葉は「3pだぉ」。アッー!悲惨過ぎる最期であった。そのためか怨霊が徘徊しているようで、自分を噂するものを呪い殺そうとしたりしている。更に其の10では「トキとラオウが死んだ」という嘘情報をまた真に受けてやっぱり逆ギレする。
崋山鋼鎧呼法
体を鋼鉄のように固くし、うp主がわざわざ色合いを編集せざるをえなくなるほど輝く。間違えやすいが北斗神拳「醒鋭孔」ではない。本人曰く鋼鉄のように固くなったため傷一つ付けられないそうだが、肉体へのダメージがとてつもないらしく発動中はずっと苦しんでいる。まさに諸刃の剣と言える技である。
また、其の10でャギが過去にケンシロウに敗北した理由を「俺が足を滑らせたため運よく勝てたんだ」と語った際には「崋山鋼鎧呼法で」と、小声で茶々を入れた。原作で後々ジャギが醒鋭孔を食らった末に敗北した事を考えると実に因果なものである(そうでもないけど)。
アイリ
「まだボーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっとーっとだけど兄さんの顔も見える!」
レイの妹。其の8にてマミヤと共に牙大王の人質として登場した。妹であるにも関わらず顔がレイと瓜二つであり、ケンシロウからは「とんでもない化け物」、兄であるレイにすら「こんなやつ」「アイリを滅せ!!」と言われる始末。可愛い娘を想像していたのか、彼女をさらった牙大王も逆ギレしている。
過去にャギによってさらわれた際、絶望し自ら目に薬を浴びて失明していたものの、ケンシロウ達により牙大王の手から解放された後、ケンシロウに秘孔「魔法」を押された事で再び視力が回復した。やがて顔も本来のアイリの顔になったが、同時に爆乳化も果たしており、牙大王が「核娘の胸」と称したのが頷けるほどにボンキュッボンな体型へと変貌した。なお顔がレイそっくりだったのはレイ曰く「アイリもヘルメットをかぶって顔を隠していた?」との事。
其の9~其の12
ャギ
「だめだよう!」
いつもヘルメッて顔を隠しているケンシロウの兄。其の8にて声のみ登場したが、其の9にてその姿を見せた。原作通りケンシロウのフリをし悪評を広めていたが、暑がりか目立ちたがり屋のためかしょっちゅうヘルメットを外すのでその正体はバレバレである。表面上は礼儀正しく、子供相手にも「貴様のその目が弟に似てきたのです!!」「貴様の無力さ、思い知らさせてはくれませぬか?」と敬語を使う。が、良くできたおとうちゃんに体よりも二回りくらい大きな岩を鎖でつなぎ、砂漠に放り出す外道(おとうちゃんの方は思いっきりダッシュしていたが)。 ャギが自分の名を聞いているその横で答えをばらすおせっかいな子分がいる。また、本人や部下たちは「ジャギ」と名乗っている人物だが、ケンシロウによって本名は「ャギ」という事が明らかになった。あなたはャギね!
自分の名前がわからなかった村人に激しく出し入れしたり、部下にケンシロウ用と呼ばれていたり、呼ばれている最中も出し入れする仕草を見せたりとアレな人物。しかし、ケンシロウも「もうすぐ兄さんの顔を見る事ができる」と三回も言うなど満更でもない様子。
高層ビルの屋上(ペルボ/ドという場所らしい)に、自分の頭部を模したガスタンク(ダヴグ)を作るなど、ナルシストらしい一面もある。一方で、実はケンシロウが伝承者に選ばれた日に近隣の村で子供の面倒を見ていた面倒見の良い人物であった事が、其の10でバットの口から語られた。
マコ
アキの兄。足が不自由で弟の助けがないと満足にゲッダンもできない。その事がケンシロウを騙るャギの怒りに触れ、弟をさらわれてしまう。その後、弟の敵であるケンシロウにミサイル程の大きさのあるボウガンを撃ちこもうとするが、ケンシロウからは縦横無尽に回避行動を取られつつ「撃て」と煽られてしまう。しかし、矢を避けようと上下に屈伸を続けたのが運の尽き。ボウガンの矢が額に直撃、ケンシロウの頭に深々と突き刺さってしまった。この矢は後々ケンシロウによってャギの去勢に用いられる事となる。グロし!
老人
其の9に登場。幼い兄弟(マコとアキ)に突っかかるャギを懲らしめるべく果敢に立ち向かったまろうじんその3。えらく強気であり、悪行を尽くすャギに対しても「お待ち下さねば俺は倒せぬぞ」「なにとぞお前も死ね!」と言ってのけた。しかしマコとアキのことも「手となり足となり一生懸命生きた弟なぞ、存在しねぇ!!」と罵っていたりするので、とくに助けるつもりはなかったらしい。
その後ャギから銃弾を受けるも、アクロバティックな受身を取り、立ち上がってスライド移動するという超人的な生命力を見せている。
アミバ
「う"ぅぅ!そうだ思い出したぞ!……この秘孔ではなかったようだ」
其の11にて登場した天才。だがしかし初登場早々から座ろうとした椅子がひとりでにズレて豪快に背中からコケるという間抜けっぷりを見せる失態を犯してしまう。自分のアミバ流北斗神拳に絶対的な自信を持っており北斗有情拳をも体得している。更に彼が秘孔を突くと人体からピアノの音が鳴る。まさに天才。一方で自身の部下に対してはほとんど関心が無いようで、ギュウキとハブの肉体を秘術で強化したかどうかは曖昧の記憶だった。脅しと煽りは人一倍強い特技持ち。
現ボクサーのパンチのスピードを白にする事に失敗し殺してしまったり、肉体強化の秘孔に失敗し痛い思いをしたりする事もあるが、下記の北斗有情拳や相手を木偶にしてまう秘孔を開発するなど実力も確かであり、ケンシロウやトキから評価を受けている。
しかし、トキを騙り悪事の限りを尽くしていたことがケンシロウを激怒させ、指をもがれ巨顔にされ、野次馬に散々煽られた挙句、ビルの屋上ごとあの世への旅へ送られてしまった。
北斗有情拳 (拳が見えない北斗有情拳)
現ボクサーを木偶に変えた技。勢いよく殴り掛かって来た相手に対し「拳が見えない!!」と焦りつつも咄嗟に秘孔を突き、相手の体をコントロール不能にした。また、秘孔の実験中にも相手の体に対し鎮痛のために用いているが、逆に痛みを倍増させてしまったため、まだまだ改良の余地があるようだ。
一方で極細で見えづらい腕で瞬時に技を繰り出した事もあってか、相手のパンチのスピードに驚愕したのではなく技名自体が「拳が見えない北斗有情拳」であるとする説も見られる。とすれば、もともとトキの得意技である北斗有情拳を改良した上、もともと北斗神拳が暗殺拳である事を鑑みると「拳が見えず」「痛みを感じない」この技はまさに奥義。天才ならではの恐ろしい技である。
ハブ
「なかなか筋力はあるようでは無かったようだ…」
アミバの部下の一人の元ボクサーで二神風雷拳の伝承者。高速で移動する事も容易な様子。ケンシロウの「トキの居場所を言えば食料を一ヶ月分やろう」という交渉に「わしはそのトキ様を一ヶ月分やろう」で返した挙句、「わしに勝てたら倍(トキ二ヶ月分)になる」というダブルアップチャンスまで付けるという気前の良さも伺える。しかし体は非常に弱いらしく、ケンシロウとギュウキの腕相撲の余波だけで一度爆死してしまった。
現 (もと)ボクサー
「(そして、俺達を含め)戻すわけにはいかん!!」アパボ アポボ アパボ アポボ
悪行の限りを尽くすアミバを倒すべく、わざとハブに捕まった元ボクサーの男。1トンの岩をも砕くという時速200キロのパンチを得意とする。元ボクサーのはずだがハブは「現ボクサー」とも称しており、「そんな訳は無い!」とアミバも困惑する曖昧な立ち位置になっている。異様に肥大化しメタリックになった胴体、妙な歩行音、時折、体から駆動音が聞こえるなど、体が機械化されている様子。
ハブにアミバの下へ連れてこられた後、自ら拘束を解いてアミバへ襲い掛かるも、北斗有情拳を受けて体のコントロールが利かなくなり、そのまま実験台にされてしまった。アミバが秘孔を間違えた結果、胴体が普通の肌色に戻り、腹からオイル混じりの血を噴き出しながら絶命するものの、救世主たるケンシロウの到来を察知し、起動音と共に突如として再起動した。
ギュウキ
「そんな細い腕で俺に勝てるのかぁ?」
アミバの部下の一人。相方のハブが二神風雷拳を使用できると公言している事から、彼とは同じ血、同じ筋肉、同じ想念、同じ感性を持つ二身一体の関係と思われる。ケンシロウと腕相撲勝負を行い、アミバによって強化された腕力(アミバ本人は「何の事かな?」とすっとぼけているが)でケンシロウを一方的にボコボコにする(ケンシロウがただ単に腕相撲に弱かっただけだろうが)が、負けを認めないケンシロウに10戦目で敗北。腕を折られつつも「だがまだ生きている」と余裕を見せたが、完勝できなかった事を許さないアミバによって遠隔で爆殺されてしまった。
なお、腕相撲はアミバの下を訪れる患者に対しても日常的に行われているらしく、アミバが診察室へ患者を案内させる前に「ギュウキと腕相撲をしてもらう」と発言している。ハブの部下の1人に「その病、へし握ってやる!!」という台詞がある事を考えると、握力によって病の原因を除去する療法があるのかもしれない。
其の13
ライガ&フウガ&プ~ガ&ワキガ
「祈は、カサンドラの豚主ライガ!!」「存じくフウガ!!」「存じくプ~ガ!!」「存じくワキガ!!」
カサンドラの門を守る衛兵。わりかし普通なライガとフウガは外側担当。肌が銀色のプ~ガと肌が真っ赤なワキガは内側担当となっている。後者2人についてはその名の通り臭いらしく、度々おなら音が鳴っている他、2人と門の間に挟まれた衛兵の1人は「すごい嫌だ!!」と、どストレートな感想を漏らしている。
ライガとフウガがケンシロウとの再戦で敗れ、プ~ガとワキガが門を内側から押さえつけて彼らの侵入を阻止しようとしたものの、突如、門がスライド式となり、勢いのままに跳ね飛ばされた。結局、ケンシロウ達の侵入を許してしまうものの、ケンシロウは門を開けっ放しにしておこうとした矢先、勢いよく閉じた門によって締め出されてしまい、「北斗の険」は無念にも打ち切りという形で終わる事となった。
二女抜無様 (にしんふうらいけん)
ライガとフウガが使った二人で行う奥義。同じ血、同じ筋肉、救世主気取り、同じ感性を持つものしか習得できない。使用者の間に入ったものは体ごと両断されるが、ライガはその事を知らなかったようだ。
最初の内は全くやる気を見せずケンシロウではなく明後日の方向へと繰り出していたが、ライガを攻撃された事によって本気モードになり、ライガを中心にフウガが高速で走り回る事で、速さと範囲を兼ね備えた回避困難な技と化した。再度ライガが攻撃された事で連携が崩れ、「ニシン!ニシン!」と叫びながらバラバラの行動を取り始めたものの、戦闘を強制終了させ一度はケンシロウを敗北させている。また、技の途中でライガがキックを繰り出す場面もあり、視聴者からは「ニシンキック」とも称されている。
関連動画
関連項目
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- 0pt