超獣機神ダンクーガとは、葦プロダクション(現:プロダクション リード)制作のロボットアニメである。
1985年4月~12月までTBS系列で放送、全38話。
概要
主人公・藤原忍達の教官であったシャピロ・キーツがムゲ・ゾルバドス帝国に寝返ったところからスタートする。
藤原忍、結城沙羅、司馬亮、式部雅人の4人はロス・イゴール長官の下、「獣戦機隊」を作り、ムゲ帝国に挑む。
それぞれ忍にはイーグルファイター、沙羅にはランドクーガー、亮にはビッグモス、雅人にはランドライガーが配備された。このロボット達は「ノーマルタイプ」、「ヒューマノイドタイプ」、「アグレッシブタイプ」があり、イーグルファイター以外は獣型に変形することが出来る。この4つのロボットは後に合体の封印が解除され、「ダンクーガ」というロボットに合体できる。
シリーズ途中でロスの息子、アラン・イゴールが「黒騎士隊」を結成し、飛行メカに変形可能なロボット・ブラックウイングを駆って登場する。
このアニメはTBS系列で52話が制作予定だったが、打ち切りにより38話に短縮され、OVAで完結編がリリースされることとなった。また、OVAで更に続編がリリースされ新たな敵「ディラド星」の部隊と戦うことになる。
主役メカがいわゆるスーパー系ロボットでありながらそれを運用する主人公達が軍人というリアル系的な立ち位置にいるというのは当時としては斬新な設定であり、また魅力的なキャラクターやメカニックの人気は、今なお衰えることがない。
一方で、作画が安定しなかったり脚本が支離滅裂だったりするせいで、スパロボファンからは「最もスパロボ補正を受けている作品」などと呼ばれることもある。だが、スパロボではOVAで登場した武器や映像メディアに登場しなかった没設定が登場するなど、追加された要素が多いため、これらを期待していたスパロボファンが肩すかしを食らったという側面がある事を記しておく。
なんにせよ、放送後30年以上を経てなお多くの人に愛されている作品であるのは間違いない。
主要キャラクター
地球人
- 藤原忍(ふじわら しのぶ) CV:矢尾一樹
「やってやるぜ!」が口癖。天性の戦闘機操縦技術を持つ、イーグルファイターのパイロットで、ダンクーガが登場後は同機のメインパイロットになる。趣味はハンググライダー。
軍人ではあるがしょっちゅう命令違反を起こしていた。喧嘩っ早い性格だが、作中では負ける事が多い(シャピロや亮、殺人鬼サイボーグなど、いずれも相手が悪いだけなので弱いわけではないのだが)。
潜入任務などで部隊を分け行動する時は、沙羅とコンビを組む事が多い。 - 結城沙羅(ゆうき さら) CV:山本百合子
赤い髪が特徴の女性。ランドクーガーのパイロット。勝気で男勝りな性格。
士官学校時代は校内のアイドル的存在だったが、シャピロと恋人同士の間柄であり第1話ではシャピロと一緒に地球を裏切ろうとしていたが、忍に止められた。
故郷には飲んだくれの父親もいるが、沙羅が心底軽蔑していた父の本性は… - 式部雅人(しきぶ まさと) CV:中原茂
獣戦機隊の中では最年少。ランドライガーのパイロット。士官学校時代は忍や沙羅の後輩だった。
隊のムードメーカーであり子供にも好かれる陽気な性格の一方、女性を見ると口説きたくなるスケベな一面もあり、そして戦場ではランドライガーに乗り込むと別人のように性格が一変する。
実は式部重工の御曹司であるが、家業を継ぐ事に嫌気がさして軍へ入隊した経緯を持つ。 - 司馬亮(しば りょう) CV:塩沢兼人
ダンクーガが断空砲などを放つ際に「OK、忍!!」と言う。ビッグモスのパイロット。
中国拳法の達人で、ダンクーガが格闘戦をやる際には半裸になる事に定評がある。
いつも冷静沈着な態度を崩さず、血の気が多い獣戦機隊には欠かせない存在だが、初登場時には白い花を口に咥えながら登場したり、ビッグモスに初めて乗る時には「何も知らんほうが、スリリングで面白い」と平然と口にするなどぶっ飛んだ性格も併せ持つ。
部隊を分けて行動する時は、雅人とコンビを組む事が多かった。 - ロス・イゴール CV:池田勝
獣戦機隊の指揮官となる長官。厳しい指導を行うが忍達の事を我が子のように思っており、忍たちも長官を「(アランの親父ではなく)俺達の親父」と呼ぶほどに信頼していた。ヘルマット軍団によって基地が総攻撃に遭い、敵兵が侵入した際にローラを庇って戦死。
息子のアランとは絶縁状態で、アランからの共闘要請すら断る程だったが… - アラン・イゴール CV:田中秀幸
ゲリラ部隊「黒騎士隊」リーダー。
ブラックウイングを駆り、どこからともなく現れては忍たちのピンチを何度も救った。
父親のロスとは確執があったが、死ぬ間際に和解。ゲリラ部隊から獣戦機隊のサポートに回っている。 - 葉月考太郎(はづき こうたろう) CV:石丸博也
獣戦機を開発した科学者。ロスの後を継ぎ長官へ。後に竜型の戦艦、ガンドールの艦長になる。 - ローラ・タリバン CV:藤原理恵 / 笠原弘子(OVA版)
忍が戦場で保護した少女。ムゲ帝国に襲われ母を失った。飼い犬のベッキーといつも一緒にいる。
「ハーモニー・ラヴ」という歌をよく口ずさんでいるが、これはかつて「神の洞窟」と呼ばれる場所で出会ったシャピロ(ローラにとっては「知らないお兄さん」)から教わった歌である。 - ゲラール CV:玄田哲章
獣戦機隊の、イーグルファイター以外の3機を戦場まで輸送する輸送機のパイロット。
忍にも「ゲラールの兄貴」と慕われる人物だったが、敵に包囲された獣戦機隊を救うために輸送機で特攻をしかけ散っていき、命がけで時間を稼ぐ事でダンクーガの初合体を成功させた。
余談だが見た目がアーノルド・シュワルツネッガー氏に似ているが(そして声も同じ)、ダンクーガ放映時はちょうど「コマンドー」が、日本では「ターミネーター」が公開され始めていた。
ムゲ・ゾルバドス帝国
本作の敵組織。銀河統一を目指し地球へ攻め込んできた侵略者たちに、地球を裏切ったシャピロが加わる。
- シャピロ・キーツ CV:若本紀昭(現:若本規夫)
元は地球軍所属で、忍たちの教官。沙羅とは恋人同士だった。「死の包囲網作戦」をはじめ用兵に関して天才的な知謀を巡らせるが、同時に尊大なプライドと野望を持つ人物でもある。尊敬する人物はナポレオン。
無能だらけの地球を見捨ててムゲ帝国に寝返り、ムゲ帝国の参謀になってからは帝国の将軍たちが思いつかないような作戦を次々立案してはムゲ帝王の信用を得ていくが、ムゲ帝王の権威を傘に威張っているので3将軍たちとは対立が絶えない。結果、終盤で月面基地を陥落させられた際に援軍と称して現れたギルドロームやルーナに復讐され、最期は火星基地~アステロイド基地の戦いで因果応報も同然に追い詰められる。
若本氏の熱演ぶりもあって本作では獣戦機隊と別に人気が高い人物で、後期EDは実質シャピロの一人舞台。
ムゲ帝国崩壊後は、遺体を植物惑星ディラドに回収されていた。
スパロボシリーズ出演時も裏切りキャラの筆頭としてムゲ・ゾルバドス帝国が登場しないタイトルでも様々な敵組織に身を置き、「F完結編」ではラスボスとしても登場した。 - デスガイヤー将軍 CV:屋良有作
ムゲ帝国最強の戦士で、戦う事を生きる目的とし、強敵との戦いを求め銀河を渡る将。ムゲ帝王とは帝国を建国するより昔から、幾多の戦場を共にした戦友でもあり帝王からの信頼も厚い。
力押しの正々堂々な戦いを好むため、狡猾な作戦を立てるシャピロとは反りが合わず、彼が最初に地球を裏切って来た時は彼を容赦ない拷問にかけている。
ダンクーガを覚醒させた獣戦機隊に敗れ退場するが、終盤で再登場。自身がライバルと認めた獣戦機隊と最後の決着がつくのはOVA版となる。 - ギルドローム将軍 CV:佐藤正治
将軍の一人。人の心を操る精神攻撃が得意で、頭脳戦を担当。デスガイヤー将軍が退場後、次の地球侵略戦を任された。
獣戦機隊に敗北を重ねる中、失敗続きで功を焦っていた彼はシャピロに嵌められ彼が開発中の新兵器を無断で持ち出すも、その事実を責められ失脚。やがてヘルマットが討たれた終盤、月面基地を陥落されたシャピロへの援軍として戦線復帰する、が…? - ヘルマット将軍 CV:二又一成
将軍の一人。大勢の戦力を率いて物量で敵軍を押し潰す殲滅戦を得意とする。
他の将軍2人とは違い戦闘メカには自ら搭乗せず、戦艦に乗って部隊を指揮する。 - ルーナ・ロッサ CV:島津冴子
ムゲ帝国の紅一点たる女幹部。3将軍と同等か同等以上の地位にあったと思われるが詳細は不明。
地球を裏切ったシャピロに監視目的で付き従っていたが、やがて彼に魅力を感じ愛情を持ち始める。しかし獣戦機隊を相手に失敗を重ね焦り始め、八つ当たり同然に殴ってくるシャピロに段々と失望していき… - ムゲ・ゾルバドス CV:仲村秀生 / 稲田徹(スパロボシリーズ出演時の代役)
ムゲ帝国の帝王。地球侵略の親玉であり、上記の3人の将軍を従えている。作戦失敗した部下の失態を責めもせず、仕事ぶりを労うなど、組織の首領としてはかなり寛大な性格だが、それゆえに大物らしさを見せる。
メカニック
獣戦機隊
- イーグルファイター
ダンクーガの頭部パーツとなる戦闘機。
アグレッシブモードでは変形せず、相手に対して突撃を喰らわせる。パイロットは忍。 - ランドクーガー
ダンクーガの脚部の一つとなる戦車。
アグレッシブモードでは豹型に変形し、噛みついて攻撃する。まさにアグレッシブ。パイロットは沙羅。 - ランドライガー
ダンクーガの脚部の一つとなる戦車。アグレッシブモードではライオン型に変形。クーガーとは同型のはずだが沙羅がアグレッシブ過ぎて完全に食われていた。
パイロットは雅人だが、OVA『白熱の終章』では後述するようにシャピロが雅人の代役を務めた。 - ビッグモス
ヒューマノイド型でダンクーガの基本パーツとなる機体。この機体の頭部にイーグルファイター、脚部にランドクーガーとランドライガーが合体する形でダンクーガの完成となる。
アグレッシブモードではマンモス型に変形し、牙で攻撃する。パイロットは亮。 - ダンクーガ
4つのメカが合体して完成したロボット。主役メカだが、物語中盤で初登場するうえに「全機エネルギー切れ直前の状態でしかも大勢の敵に包囲され逃げられない」と散々な状態での初合体となった。名前は漢字で書くと「断空我」となり、「我を空にして煩悩を断つ」という意味が込められている。
基本的な武器はパルスレーザー砲とダイガンがあるものの、TV本編では格闘(鉄拳)と突撃以外はほとんど使われず、格闘戦のみで敵戦艦を撃沈してしまうほどのパワーを持つ。またヒューマノイドモードで使用する獣戦機たちの銃を合体させた射撃武器・ダイガンは敵要塞ベースを一撃で破壊する威力。当初は空が飛べず、ヘルマットにもその弱点を突かれたが、後にロケットブースターを搭載し飛行も可能になった。
OVAでは強力な武装として断空剣と断空砲が加わり、断空砲の場合はビッグモスの砲門をすべて発射し、「断空砲フォーメーション」としても使われる。ガンドールと一直線上に並び、ガンドールの主砲を断空剣で受けて放つ「断空光牙剣」が使用できた。
「ぶっちゃけビッグモスがお面かぶって下駄履いただけ」というのは禁句。 - ブラックウイング
その名の通り黒いボディが特徴で、イーグルファイター同様の鳥型のメカだがサイズはイーグルよりもかなり大きい。人型に変形する機能もあるが、獣戦機ではないためアグレッシブモードはない。
設定上はダンクーガの翼部分に合体し「ファイナルダンクーガ」の一部となるはずだった(後にスパロボで実現する)。パイロットはアラン。 - ガンドール
ストーリー後半からお披露目となる、獣戦機隊の基地戦艦。全長1.4kmにもなる巨大戦艦であり、建造中は「竜」のコードネームで呼ばれ地下に眠っていたが、獣戦機隊基地がヘルマット軍団の総攻撃に遭って以後は動力エネルギーの問題が解決しないまま発進、獣戦機隊の新たな本拠地にもなる。
普段は艦船の姿をしているが、変形するとドラゴンを象った戦闘形態になり龍の頭部が出現、龍の口から放たれる主砲ことガンドール砲は、敵艦隊や敵基地を丸ごと消し飛ばす程強力。
ムゲ・ゾルバドス帝国
- ドル・ファー(ムゲ小型空戦メカ)
戦闘機のような、ムゲ帝国の空戦メカ。 - ゼイ・ファー
ムゲ帝国の人型戦闘メカ。合体してない獣戦機でも撃破できるザコ敵だが、ほかの戦闘メカや戦艦と一緒に数に物を言わせて襲い来る。ダンクーガに投石のように投げ飛ばされ、上空にいるムゲ帝国の大型爆撃機を撃沈するための飛び道具にされた事もあった。
デスガイヤー将軍の部下達が搭乗した上位の指揮官機も存在し、忍たちの士官学校を襲った。 - ムゲ戦艦
ムゲ帝国の宇宙戦艦だが、様々な型が存在する。中でもヘルマット将軍が乗る巨大戦艦は、エネルギー排気口から融合炉へでも飛びこまない限りは敵機が体当たりしてきてもビクともしないほどの艦である。 - デスグローム
序盤でデスガイヤー将軍が自ら搭乗してくる戦闘メカ。第11話では4本の腕を持つデスグロームⅡ、ダンクーガの初合体となる16話ではデスグロームZという上位機体に乗り換えた。 - デザイア
シャピロが火星基地で獣戦機隊との決戦時に搭乗した人型戦闘メカ。強力なビーム砲と高い機動力が特徴。
長らく名前が無かったので、一昔前のスパロボシリーズに出演時は「シャピロ戦闘メカ」という名前で登場していたが、近年になって奥田誠治監督から「デザイア(欲望、欲求の意味)」と命名された。 - ギルバウアー
獣戦機隊との決戦でギルドローム将軍が搭乗した戦闘メカ。人型だが、胴体部に大きな赤い目玉がある。
スパロボに出てきた時は大抵、機体よりもギルドロームが生存している事で発生するイベントの方が厄介。 - ザンガイオー
OVA版『失われた者達への鎮魂歌』で、デスガイヤー将軍が彼の専用ステージ「赤い宇宙」にてダンクーガを迎え撃つべく最後に搭乗した戦闘メカ。断空剣で真っ二つに両断されても再生する程の驚異的な自己再生能力を持つ生体兵器であり、両肩や尾からは大量のミサイルを発射、背中の触手はダンクーガをつかみ投げ飛ばすパワーを持つ。頭部に収納された本当の首からは溶解液を飛ばし、さらに首で噛み付いてダンクーガのエネルギーを奪った。
その特徴的な名前から、後述するように「主人公ロボの名前っぽい」とよく語られる。
獣を超え、人を超え・・・そして、神を超える!!(後継機)
- ファイナルダンクーガ
本来、本編で登場予定だったブラックウイングとの合体形態にして、アニメ史上「初のグレート合体形式」となるはずだった姿。番組短縮の煽りを受けて、アラン&ブラックウイングが喪われてしまった為、その後のOVAでも登場できず、スパロボシリーズにて改めて日の目を見る形になった。初出は『スーパーロボット大戦α外伝』の限定版にて大張監督の描きおろしで登場、その後『スーパーロボット大戦GC』で出演。キーワード「F・I・N・A・L」を入力する事で(初回のみ忍達の野生の本能の昂りで自動起動)ブラックウイング側にドッキング用のコネクタが露出、ブースターを外したダンクーガと合体する。基本的にダンクーガ側の4人でコントロールを行うが出力調整等でアランが担当するケースもあり、かなり臨機応変に対応できるものと思われる。必殺技として強化された「ファイナル断空光牙剣」、ブラックウイングの機首が展開して砲塔となる「ファイナル断空砲」がある。 - アルティメットダンクーガ
『スーパーロボット大戦30』のDLCとして登場した新たなダンクーガ。ファイナルダンクーガ同様、大張監督の描きおろしデザイン。ファイナルと違い全身に装甲を追加した「フルアーマーダンクーガ」と云える姿であり(シルエットが『獣装機攻ダンクーガノヴァ』のダンクーガマックスゴッドに似る)胸部には獣戦機隊の紋章が光る。
ダンクーガに追加装甲を装備した状態で、ブラックウイングは無く2022年時点においては、合体機構があるかは不明(元のダンクーガの構造からすれば、ブースターを外すだけで合体可能なのでマックスゴッド同様、「全部載せ」にも対応は可能と思われる)
必殺技はダンクーガ同様の断空剣(今回初めてOVAの投擲での運用がされた)と断空砲(ノーマルと異なり各獣戦機の砲兵装が装甲に覆われている為、ビッグモスとブースターに搭載された大口径砲を使用する)新技『断空真剣』(使用時に後継機や他の大張メカ同様、起動時マスクを装着→撃破後マスク解除する)
主題歌
- OP1:「愛よファラウェイ」
- ED1:「バーニング・ラヴ」
・・・第1期のオープニング。詳細はそれぞれの項目参照。 - OP2:「ほんとのキスをお返しに」
歌:藤原理恵、作詞:冬杜花代子、作曲:古本鉄也、編曲:戸塚修 - ED2「SHADOWY DREAM」
歌:東郷昌和、作詞:冬杜花代子、作曲:東郷昌和、編曲:戸塚修
※OP、EDの第2期Ver.は打ち切りの為、わずか5回しか使用されなかった。
OVA
失われた者たちへの鎮魂歌(レクイエム)
葬られたはずだった第2期のOP、EDをそのまま使用している。
大張正己がメカニックデザインを担当し、デスガイヤー専用機に「ザンガイオー」という名前を付けた。
よく「ダンガイオー」に名前が似ているとあるが、実はこの段階で「ダンガイオー」の名前が出ており、後に「破邪大星ダンガイオー」としてアニメの企画がたつ。
スパロボでおなじみ「断空剣」が初登場したのはこの作品から。
GOD BLESS DANCOUGA
ダンクーガOVA第2作。ダンクーガが「断空光牙剣」を使ったのはこの作品のみ。
この作品ではCDの発売元がキングレコードとなっているため、藤原理恵が担当してきたローラ・サリバンが笠原弘子にバトンタッチされる。
この作品以降、藤原は「声優業はイヤ」と語っていたが、後の「ダンクーガノヴァ」でゲスト出演している。
「スーパーロボット大戦IMPACT」にて登場する戦闘BGM「愛は奇跡(ミラクル)」はこの作品の主題歌。
白熱の終章
ダンクーガOVA第3作で、完結作となる作品。全4話の構成で成り立つ。
一旦解散されていた獣戦機隊が再集結し、新たな敵「ディラド」との戦いに挑む。
ダンクーガのデザインが簡略化されたため、一部のファンからは批判が出た。
また、最終話の際に雅人の代わりにシャピロがランドライガーに乗り、死ぬまで戦った。
主題歌は沙羅役の山本百合子が歌った「ためらいにピリオド」、そして最終話が獣戦機隊による「バーニング・ラヴ」。
その後の展開
スピンオフ作品として、長谷川裕一が「超獣機神ダンクーガBURN」という漫画を出している。1997年-1998年連載、単行本発行は角川書店。
そして、続編として200年後の世界を描いた「獣装機攻ダンクーガノヴァ」が2007年、アニメ化された。この作品では旧作の主要キャラの声優として、F.S.役に矢尾一樹、WILL役に若本規夫、ウラジミールに山本百合子がそれぞれ当てられている。
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