Cities:Skylines2とは、Colossal Order社開発、Paradox Interactive社が販売する、都市開発シミュレーションゲームである。日本向けローカライズ版のタイトルは「シティーズ:スカイライン2」。
本来の正式表記はスペースあり + ローマ数字の「Cities: Skylines II」なのだが、この表記タグはニコニコでは使われていない(というか動画タグの都合上使いにくい)。
| ゲーム情報 | |
|---|---|
| ジャンル | シミュレーション ストラテジー |
| 開発元 | Colossal Order Ltd. |
| 販売元 | Paradox Interactive |
| 機種 | Windows PS5 Xbox Series X|S |
| 発売日 配信日 |
2023年10月24日 2023年10月25日 (JPN) |
| 価格 | ¥ 6,990(STD) ¥ 11,990 (UE) |
| その他 | -- |
| ゲームソフトテンプレート | |
シムシティシリーズに代表される都市開発シミュレーションゲームの一種である。本作はColossal Order社の前作「Cities:Skylines」の直接的な続編に当たる。ただし、ストーリーとしての続きとかではないため、今作からプレイしても差し支えない。
少しでも興味を持たれたなら、本記事下部の関連動画をご覧いただくのが手っ取り早いだろう。
2024年4月現在は発売当初に比べれば多くの改善はされたものの、未だにどんなに無茶苦茶な開発をしても税収の計算がバグっていて収支が赤字にならなかったり、鉄道が発車しないなどのバグが多数存在している。
懸念のパフォーマンスについては推奨環境ならばプリセット高画質FHDでFPS20から30程度で動くなど設定次第で快適に動くようになっているが、まだまだ最適化不足は否めない。4月25日のパッチでDLSSに対応するようになり、一定の改善がみられるようになった。
また、MODについてはSteam Workshopは使えず、Paradox公式のフォーラムを通じて追加コンテンツを導入する事になっている。予告通り価格は最新の為替を反映して値上がりしているのもあり、MODの充実や上記のバグや最適化が進むまで購入を見合わせるのも一つの手段だろう。
2024年3月にMODが導入できるようになり、様々な有志による改善が行えるようになった。しかし、未だアセットエディッタが開放されていない為、建物や乗り物は引き続きゲームのアセットしか使えない状況が続いている。
コンシューマー版については2024年春発売の予定だったにもかかわらず4月になっても具体的なアナウンスはなされなかったが、4月18日に公式より10月への延期が発表された。
これは確報ではなく、目標(Targeted)としているので更に延期される可能性もあることに注意。
現在は「通常版」と「Ultimate Edition」の2種類がある。
マップはローンチされた際に10種類、さらにプレオーダーのボーナスである「Tempere」(Colossal Orderが本社を置くフィンランドの地域)と、無料拡張アセット「San Francisco」を加えた合計12種類が用意される。
上位版の「Ultimate Edition」には、「San Francisco Set」「Bridges and Ports」「Beach Properties」「Deluxe Relax Station」など、2025年までに投入される予定の拡張セット8種類のパスコードが同梱されるという。
2024年4月時点では、Steamにおいて約40,000件中50~60%の好評、「賛否両論」となっている。高スペックマシンでなければプレイがしにくいという、いわゆる「パフォーマンス問題」に影響しているといわれている。(後述「問題・事件」の項を参照)
海外のレビューサイトにおいても、前作を上回るシステムや要素を評価してはいるものの、日本と同様にパフォーマンス問題を指摘する声は多い。 [1]
| 最低環境 | 推奨環境 | |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 Home 64 Bit | Windows 10 Home 64 Bit Windows 11 |
| プロセッサー | Intel Core i7-6700K AMD Ryzen 5 2600X |
Intel Core i5-12600K AMD Ryzen 7 5800X |
| メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
| グラフィック | Nvidia GeForce GTX970 (4 GB) AMD Radeon RX480 (8 GB) |
Nvidia GeForce RTX3080 (10 GB) AMD Radeon RX6800 XT (16 GB) |
| ストレージ | 60GB | 60GB |
| サウンド | ||
| その他 | --- | --- |
最低環境についてはとりあえずこれで起動するよというスペックだが、環境を最低にすれば案外割り込んでいても動いてしまうケースもある。6700Kは2015年に発売されたCPUだが、その前の世代にあたる4700Kなどでも動作した報告もあるので、ゲームパスを使ってとりあえず試してみるのもよいだろう。
推奨環境ははっきりいってしまえば2023年現在のミドルハイクラスのスペックを要求されている。これらを買い揃えるためには新品で最低でも20万近い出費を強いられる為尻込みしてしまう人も多いだろう。しかし、CSL2に関してはグラフィックの調整が非常に豊富に設定されており、公式からもおすすめ設定として画質を維持しつつ負荷が軽くなるオプションが発表されている。推奨よりやや世代が落ちる9700Kと2070Sの組み合わせでも、それなり(10万から20万人程度)の人口でプレイできるという報告があがっている。
このゲームに関してはコンシューマーの発売を控えていることもあり大幅な最適化もアナウンスされている。とりあえず買い替えは待ってプレイしてみた上で考えてみることも選択のうちである。
買い替えを検討している場合、一般的にはグラボが最優先に考えられるが、一つ言えるのはこのゲームで大事なのは一にCPU、二にメモリである。グラフィックボードは推奨を買えばPVのようなすばらしい画質をそれなりのフレームレートで堪能することもできるが、逆に言えばそれだけである。
グラボは画質さえ妥協すればワンランクツーランク下げてもプレイはできるが、CPUの性能がものをいうシミュレーション速度に関してはスペックアップをしないことにはどうしようもないのである。限られた予算で買うということであれば、グラボは多少妥協してでもCPUはいいものを積み、メモリを多く積むのが正解といえよう。
4Kでプレイしたいとか、最高画質60fpsじゃなきゃ嫌だというこだわりをもっている場合は、現状では4090でも4K30fpsが限界の為、プレイできるPCが存在しないので諦めて次世代に期待してください(というか1でも50万超えると60は難しい)。
身も蓋もない話をすると、PCはコンシューマーに比べて多機能でより高いゲーム体験を楽しめるものの、推奨基準で考えても価格が最低でも本体だけで4倍以上(ディスプレイなどの周辺機器も含めると5倍以上)するのでそれで割に合わないと考えるならば2024年のリリースまで待つのも手である。
一般的なゲーミングPCの指針と異なり、とにかく一番重視しなければならないパーツである。総括でも触れている通り、CPUの性能は市民たちの行動ルーチンの処理数やその他都市情報の処理能力で大幅に使われ、それはシミュレーション速度というものに相関する。早い話が、プレイする際の都市で流れる時間の速度(FPSとは別物なので注意)に一番関わってくるのがこのCPUというパーツなのである。グラフィックボードは多少妥協しても画質を下げれば済む話だが、CPUを妥協してしまうとシミュレーション速度が下がってしまい、高速のスピードで処理できる人口が下がりプレイする際の満足度が下がってしまう。CPU性能が不足していると10万人程度で等速でも時間経過に推奨CPUの倍以上経過するなどストレス要因になる。
これはグラフィックと異なり設定する項目がない(厳密にはフレームレートとの優先度の設定があるがそれだけ)のでCPUのスペックを上げることでしか対応できない。なおこれについてはCSL2だけでなくシミュレーションゲーム全般にいえることなので、それ以外にも例えばHOI4やVIC3などのパラドゲーやTotal Warシリーズなどをプレイしたいと考えるならばなおさら妥協してはいけない(最大数万人程度の人口が少ない小都市や田舎プレイならばさほどに重視しなくても良い)。
CPUは最初に自身に内蔵されてるキャッシュメモリ(L1~L3キャッシュと呼ばれる)を使って演算するが、その次に使われるのがメインメモリなので次に重要なのがメモリというのはそういうことである。
変遷が激しい分野なので具体的にどのモデルを勧めるかの言及は避けるが、ゲーム全般に言えることとしてシングルスレッド性能(コアあたりの性能≒周波数やキャッシュ容量など)が高いものが有利である。だが、CSL2については1よりも格段にマルチスレッド処理が上手に使われており、1では最大8スレッド程度しか使ってくれなかったが、最低でも今回の場合は24スレッドを均等に使われている傾向にある。そのため予算を割けるのであればできる限りスレッド数の多いモデルを購入するのが望ましいだろう。
だが、だからといってサーバーやワークステーション向けのXeonやThreadRipperを買ってもシングルスレッド性能が許容する以上に弱いのでやめたほうが良い。プレイできない訳では無いが、さすがにそこまでの多スレッドは対応しておらず、価格もバカ高いのでコスパが最悪だからである。ゲーム用、すなわち一般向けCPUの範囲内(CoreシリーズやRyzenシリーズ)で考えることが肝要である。
これについては単純明快で容量が第一である。周波数やメモリ自体の規格(DDR4,DDR5)も関係ない訳では無いが、全体的なパフォーマンスとして一番満足感に貢献するのは容量だからである。メモリはよく机に例えられるが、作業場が広ければそれだけ効率よく物事を進められることは想像がつくであろう。
総括でも書いてる通り、アセットやMODの導入を検討しているならば最低でも32GB、できれば64GBを目安に購入するのが望ましい。参考までに筆者の環境では2000弱のユーザーコンテンツで1の場合だが、読み込みで60GB、起動後に徐々に下がって50GB程度使用していた。2でも根本の仕様は変わらないと考えられるので参考にしていたけると幸いである。なお、これはVRAM(ビデオメモリ)が優先して使われるのでVRAMが多いとそれだけメインメモリの消費量も下がるのでグラフィックボードのVRAMもより多いほうが良い。
アセットやMODを入れない場合においては現状では32あれば余裕を以て足りるが推奨の16GBだとブラウジングしながらだとパフォーマンスが落ちる可能性がある(逆に言えば全部閉じてフルスクリーンでやるならば増設はしなくても良い)のでできる限り増設することを勧めたい。だが、1にもいえることだがそれらをいれずともDLCやコンテンツクリエイターパックなどで使用量が増えていくのが宿命なので将来的なことを考えるならばやはり32GBは最低でもあったほうが無難である。
一般的なゲームプレイを考える上では最重要と言っていいほど考慮される項目だが、CSL2についてはグラフィックにも力が入れられているので無論重要ではあるが、CPUやメモリほどではない。また、所有しているモニターの解像度にも当然左右されるのでそのバランスを考えることが大事である。早い話、FHDのディスプレイしか持っていないのに現行のウルトラハイエンドであるRTX4090を買っても快適だが、持て余してしまうのでその部分は無駄になってしまうのである(4K高画質のプレイならば当然最低限レベルで必須になる)。
総括でも触れている通りこのゲームについてはグラフィックオプションが豊富に用意されていて、公式からも推奨の動作設定の案内がある。それにしたがって考え、最適化による実質のハードル下降を考えると環境改定以前の推奨グラフィックボードであった2080Ti(≒3070、VRAMまで考慮すると6700XT程度か)程度が真の推奨といえなくはない。というのも展開が予定されているPS5やXBOXシリーズのグラフィック性能が2060~2080程度なのでゲームハードへのより高度な最適化を考えない場合はその程度の性能を要求していると考えるのが妥当だからである。
VRAMについては前世代までに購入している場合(2018年~2022年前半)は3080とか2080Tiを買っていない限り8GBのVRAMであると想定されるが、今作品の場合は10GB~12GBのメモリを高画質のバニラでまたFHD程度の解像度で使っているので当然不足で、その場合はメインメモリから借用するのでパフォーマンスが落ちる。画質を落としさえすれば別に気にしなくてもよいが、できるだけ良い画質で遊びたいと考えるならばVRAMの面でも12GB以上のミドルハイグラフィックボードに買い替えることをオススメしたい。
あと理解しているとは思うが、オンボードやiGPU(CPU内蔵のグラフィック)ではあまりにも力不足なので当面グラフィックボードを用意できないなどの事情があるならば前作の1を購入ないし継続して遊ぶことを勧める。どうしてもと言うなら最近のCPUならば性能が向上しているので起動しないわけではないものの、最低画質で遊ぶことを覚悟したほうが良い。
ストレージ(データを格納する場所)についてはできる限りM.2 SSD、最低でもSATAのSSDにインストールすることを勧める。巷ではSATASSDとM.2ではロード時間に体感できる差がないとするのが優勢だが、アセットやMODを大量につめこむ場合はM.2の高いシーケンシャルやランダムアクセス機能が発揮されるため、M.2の導入効果は高い。予算やマザーボードの都合でそれが難しい場合でもせめてSSDに入れるべきで、HDDに入れることはロード時間の問題で推奨できない。
容量については50GBとあるので最低64GBあれば入るは入るが、他のゲームをいれたり、そもそもMODは大したことないが、アセット(自動車や建物などが入っている3Dデータ)についてはそれなりに容量を食う(筆者の場合は1で1500程度入れていたが20GB程度占有していた)ので余裕を持った容量を購入することを勧める。筆者個人としては最低でも512GB、できれば1TB程度のストレージに入れることを推奨したい。SSDに入れる場合は、データの格納方式にもよりけりだが、特にキャッシュの都合で空き容量が減ると性能が下がってしまうので特に気を払う必要がある。
環境にはかいていないが、電源も当然重要である。一般的なPCに搭載されている300W程度の電源では到底プレイには足りないので、最低でも500W、推奨環境以上のPCでプレイするなら700W以上の電源を搭載することが望ましい。大昔とは異なり、聞いたことのあるメーカーの製品を選べば外れることはないが、中古の電源は摩耗している懸念があるので新品で購入することをおすすめしたい。
PCケースも近年では小さめのケースでもグラボが入るよう工夫されているがエアフロー(空気の流れ。冷却に相関する)を考えるとミドルタワー以上のケースを購入するべきだろう。CPUも最近のは多く発熱するため大型の空冷や簡易水冷が前提になっているのでそれに適したものであるかどうかのチェックが必要である。
アルティメットエディションを購入した場合は2025年(予定)までの拡張パス(正確にはダウンロードコンテンツ全て)が付属しているため、追加料金無しで遊ぶことが可能である。もし前作を購入していてハマったなどの事情があれば購入してみるのも良いだろう。
2024年3月に初のDLCであるBeach Propertiesが発売された。
| DLC | 説明 |
|---|---|
| Bridges & Ports | 2025年にリリース予定。拡張パスに付属。 |
| DLC | 説明 |
|---|---|
| BeachProperties | 2024年3月に発売。海や川辺向けの住宅アセットと区画を追加する。 |
発売時点からユーザーからの声が上がっていた、本作の「動作が重い」とされる問題。公式も当初の目標としていたパフォーマンスに発売時点で届いていなかったことを認めており、事前広報していたスケジュール通りのリリースを優先していたとしている。 [2] [3]
当初予定していたPC要件をハイエンド~ハイミドルレンジ級に引き上げており、今後はパッチの配布などを行い、改善していく方針でいるという。[4] [5]
2024年3月に初のDLCとなる「Beach Properties」が発売された。しかし砂浜がないのにヤシの木があるという謎仕様や内容が価格に対してショボすぎるなどの理由、また、上述の「パフォーマンス問題」によりゲーム本体がまだ改善途中というなかで行われたリリースであった事から批判が殺到し炎上。4月時点では「圧倒的に不評」というマイナス評価を食らってしまっている。 [6]
これを受けて開発元は4月18日にお詫びの言葉を掲載し、Beach Propertiesは無料化して購入者には返金することを決定した。Ultimate Edition購入者には購入経路が複雑で膨大な事から返金対応は行わず、40ドル分のコンテンツクリエイターパックとラジオ局追加で対応するという発表がなされた。






掲示板
65 ななしのよっしん
2025/11/17(月) 22:33:21 ID: va4AxQZpxw
ついに開発元が変更になるとの事。
余計に事態が悪化しそうな予感しかしないんだが…
66 ななしのよっしん
2025/11/18(火) 16:19:56 ID: nTUyeZpgAI
『シティーズ:スカイラインII』の開発スタジオが「Colossal Order」から「別スタジオ」に移行へ。2026年初頭から今後のアップデート、コンソール版の開発などは「Iceflake Studios」が引き継ぐ
2025/11/18 10:57
https://
67 ななしのよっしん
2025/11/23(日) 14:15:28 ID: nmAIlAygcz
引継ぎSurviving the Aftermathの開発か・・・
素材は良かったのに退屈極まる戦闘とアホすぎる住民AIと大量のバグを直せないままDLC乱発で死んだゲーム
駄目みたいですね(諦観)
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/28(日) 17:00
最終更新:2025/12/28(日) 17:00
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