「清々と、凜々と……己が志へと――邁進を」
グラスワンダー(ウマ娘) とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬、「グラスワンダー」をモチーフとするウマ娘である。 CV:前田玲奈
誕生日:2月18日 身長:152cm 体重:増減なし スリーサイズ:B77・W53・H84
アメリカ生まれの帰国子女。両親ともども和の文化に憧れて育ったため、生粋の大和撫子になった。
物言いはほのぼのと柔らかいが、芯は強く、心の奥底には何事にも負けまいとする確固たる意志を持つ。
親友エルコンドルパサーとはルームメイト。
アメリカ生まれの帰国子女。しかし流暢な日本語と温和な物腰で、中身は完璧な大和撫子。何事にも落ち着き払った態度でいて、ほんわかとした独特のペースで話す。
(リニューアル前)
ゆったりした喋り方をする、しとやかな大和撫子。心優しく思慮深い、落ち着いた物腰穏やかな少女だが、しかしてその心の奥にはとんでもない強固な意志と負けん気を秘めており、怒らせるととてつもなく怖い。
基本的に真面目な優等生だが、堅物というわけではなく意外とノリが良い。テンションの高い同期の友人たちにも普通についていって、遊ぶときは一緒に全力で遊ぶタイプである。
勝負服は白ワンピースに青のセーラージャケットを羽織り、赤のベルトと腕章をつけている。勝負服では黒タイツを穿いているが、ゲームでの体操服はなぜか素足。
主人公スペシャルウィークのクラスメイトとして登場。チーム「リギル」の若手エースとして期待されながらも、足の負傷により療養を余儀なくされていた。その間にクラスメイトのスペシャルウィークやエルコンドルパサー、セイウンスカイが活躍を収め、復帰への思いを強めていく。やがて、「リギル」メンバーのマルゼンスキーの指導の元にレースへの復活を遂げ、GIIレース「毎日王冠」において、サイレンススズカ、エルコンドルパサーとの勝負に出るが、二人について行くことはできなかった。まだ完全復活は遠かったのである。
この項目は、物語の重大なネタバレ成分を含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
本馬場入場の時、彼女は闘志のオーラをまとっていた。それはトレーナーのおハナさんが驚くほどのものだった。
レース開始、中団につけたスペシャルウィークを彼女はピッタリとマーク。馬群を抜けだしたスペを、それを上回る末脚で抜き去り、3馬身差を付けてゴールしたのだった。レース後、グラスワンダーは「スペちゃんだからこそ全力でした。スペちゃんは私に全力で来てくれましたか」と静かに問いかける。これはスペシャルウィークにショックを与え、スズカの世話にかまけて見失っていた日本一のウマ娘になるという気持ちを取り戻す切っ掛けとなった。
このエピソード(とそれまでの積み重ね)によっていわゆるヤンデレ的な認識が広く印象付いたが、ゲーム以後に観ると(後述)また違う印象にも見えてしまうシーンである。
競走馬スペシャルウィークが引退レース(99年有馬記念)で敗れた相手はグラスワンダーであるため、ラスボス説が囁かれていたが、アニメでは別に引退するわけではないからか、実質的な最終決戦はその直前のジャパンカップとなり、有馬記念は史実通りグラスが勝利したことがあっさり流されるだけに留まった。
第2期では本筋には関わらない。しかし、スズカがアメリカに遠征しているのを「鬼の居ぬ間の洗濯」というわけでもあるまいが、スペシャルウィークの側にさり気なくいることが多い。また、史実でスペシャルウィークが引退した後に大幅に体重が増えてしまったことの再現なのか、1期では普通だった食事の量がスペ並になっている。メジロマックイーンとライスシャワーの対決に関しては、「運命的ななにかを感じます」とコメントしていた(史実で鞍上がライスシャワーと同じ的場均であることにちなむ)。
岩穿つ青
|
セイントジェード・ヒーラー
|
育成では☆2[岩穿つ青]として初期実装。☆3才能開花からアニメ版と同じ勝負服になる。☆3以降の厳しい表情で薙刀をブン回す固有スキルのカットインは本作の個性豊かなカットインの中でもだいぶ異質。
マイル~長距離を幅広くカバーする距離適性が特徴。特に「マイルと長距離がA」という組み合わせは他に類を見ない。その分、(史実で1400mのG2を2勝している)短距離は割を食っている。おかげでサクラバクシンオーの最初の育成目標である京王杯ジュニアステークス(史実の勝ち鞍のひとつ)では短距離Gのまま出走して大差最下位に沈んでいる。
それだけに目標レースがマイルから長距離までバラけており、マイルを駆け抜けるスピードと、長距離に耐えるスタミナを並行育成することが求められる。幸い長距離は各年末の有馬記念のみ、順位指定が1着になるのはシニア級後半からなので、スピードを優先してスタミナは最低限必要なぶんだけ確保してやや後回しにするのが合理的か。
スピード+20%の成長率ボーナスも計算に入れつつきっちり両輪を回していけば、長距離対応ウマ娘としては比較的育成しやすい部類に入る。しかし同世代のライバルが豊富なため目標レース自体の難易度が高めで、攻略難易度は決して低いわけではなく、油断しているとあっさり育成終了に直行することになる。
最大の弱点は、目標でダービー、JC、宝塚と3度走る上に、ゲーム的に目標以外でも入り用になりがちな中距離がBであること。普通にプレイしているとURAファイナルズも中距離になりがちなので、優先的に継承で補正しておきたい。
史実における制約がなく、アニメのように故障の再現もないので、本来縁のなかった日本ダービーが普通に目標レースに入っている。しかし史実通りのスペシャルウィークとセイウンスカイはもちろん、グラスと同様に史実では出られなかったエルコンドルパサーまで出てくるため(???「ちょっと! 一流のこの私を忘れてない!?」)、着順指定が5着以内にもかかわらず攻略上においては最大の難所と言ってもいい厳しい戦いになる。最低限2400mを走れるスタミナ(D300、もしくはE+に回復スキル1つ程度)は確保しておきたいところ。
またゲームではダービーの次の目標であるジャパンカップにも史実では出走したことがない。これはエルコンドルパサーとの対決をフィーチャーするためか。
1周年のアップデートではクラシック三冠を達成すると隠しイベント「三冠を経て、なお」が発生死、ステータスアップと「テンポアップ」のヒントが貰えるようになった。
脚質は先行と差しの二択。
固有スキルは「最終直線で後ろの方から追い抜く」ことが条件なので先行での発動は難しく、その他の所持スキルも差し指定が多いため、グラスの強みを出せるのは差しである。その一方、先行ならば回復スキルの選択肢が豊富でスタミナ不足による詰みを回避しやすく、差しによくあるバ群ブロック事故も比較的起こりにくいため、育成の完走はしやすい。とりあえずクリアするなら先行、対人戦用の強いグラスを育てるなら差しということになるだろう。
チーム競技場では中距離は最大の激戦区、長距離に回すにはスタミナ補正なし・回復スキルなしで分が悪いため、成長率も無駄なく発揮されるマイル担当になることが多いだろう。
特に差し用の強力なレアスキル「乗り換え上手」を自前で持っているという強みがあり、固有スキルとのコンボが決まると非常に強力。チャンピオンズミーティングのマイル戦においてはエースを張れる能力があり、☆3ウマ娘の少ない無課金・微課金トレーナーにとって救世主になり得る存在である。
史実での宝塚記念での徹底マークの再現なのか、中距離用のデバフレアスキル「独占力」が覚醒Lv3で解禁されるため、中距離のチャンミではデバフ要員として育成する手もある。
2021年6月29日のガチャ更新でストーリーイベント「幻想世界ウマネスト」で登場したヒーラー衣装のグラスワンダーが登場。イベントではエルコンドルパサーと共にファンタジーのゲーム世界を冒険し、ヒーラーの域を超えた大活躍を見せる。
通常衣装と比較すると、固有スキルや習得スキルのスタミナ回復、成長率のスタミナ補正など長距離の適正に特化したステータスとなっている。前述の日本ダービーを始めとした中距離~長距離のスタミナ不足を補えるが、「追い抜かれる」ことが固有スキル発動の条件なので、発動してから巻き返せるだけのスピードやパワーも補強する必要がある。ステータスやスキルが揃うまでは先行でレースを走らせる戦法も検討したい。
育成シナリオは、この世界では現役であるマルゼンスキーと比べられ「怪物二世」の名を受け、付きまとう「二世」という言葉との戦いから始まり、不運にもマルゼンスキーとの直接対決の機会を失ってから同世代(および1年先輩)のライバルたちとの対決が改めてフィーチャーされていくこととなる。そのため、史実では3歳(クラシック級)でのことである毎日王冠でのサイレンススズカ・エルコンドルパサーとの三強対決がシニア級に回されて、宝塚記念でのスペシャルウィークとの対決の後の出来事になっている(史実で4歳時の毎日王冠を制しているのと合体させた格好か)。また、中盤では奇しくもアニメのエピソードと真逆の展開が起こるという興味深い場面も。
「いつも冷静にと心がけていますが、抑えきれぬ猛りもあります。
でも…本番までは隠しておきますね」
「アメリカの妹からメールが来てて。
『いつか絶対負かす!』と…。可愛いですよね~♪」
「『不退転』。
……何が『不退転』か」
アニメのようにスペ中心で描かれる形でなく、かつレースが描かれる媒体であることで、「内なる闘争心」の側面が非常にクローズアップされており、印象が変わった(他媒体と比べて、あるいは第一印象から見て)というトレーナーは多い。その評価は概ね「武士」の一言に総括される。ウマ娘道は死狂いなり。
固有の二つ名は「不死鳥」。「朝日杯FS、有馬記念2回、シニア級の宝塚記念(=史実のG1勝ち鞍全て)を好調以下で勝利する」というなかなかユニークな条件。勝つこと自体は難しくないだろうが、やる気を軽視したプレイスタイルでもない限り、狙わずに達成するのはかなり難しい。
史実において、長く現役を続けて結果も残したもののケガやコンディション調整に悩まされ続け、「本調子で走れたレースはほとんどなかった」と評されたことに由来したものだろう。
このあたりに関わるものか、合宿中専用のやる気ダウンイベント(代わりに能力アップ)という珍しいランダムイベントが存在する。
また、シニア級の宝塚記念でスペシャルウィークを2着に抑えて勝利すると専用の特殊実況が聞けるが、勝利してもスペちゃんがバ群に沈んで3着以下になってしまうことがよくあり、聞けるかどうかは運に強く左右される。
|
グラスワンダーは、1995年生まれの外国産競走馬。だが、馬主は日本人であり、新馬のセリ市で競り落とした。競争相手はドバイの大馬主であり、そちらが勝っていたら果たして彼の運命はどうなっていただろう。ともあれ、その馬は日本で育ち、馬主の冠名である「グラス」に初めて見た時の「ワンダフルな印象」にちなみ、グラスワンダーと名付けられた。
的場均を鞍上に迎えて2歳(当時の表記だと3歳)で新馬戦デビュー。そこから3連勝を遂げ、勝つたびに2着との差を広げていくことで「怪物」との評判を早くも集めた。朝日杯3歳S(現:朝日杯FS)も荒れた馬場にもかかわらず驚異的タイムで勝利。世代トップとしての表彰のみならず、年度代表馬候補にまで名が挙がるほどとなった(さすがに受賞はしていないが、それでも極めて異例なことである)。
持込馬という近しい境遇であり同じく2歳馬で最高評価を与えられたマルゼンスキーとは大いに比較されることとなった。奇しくもマルゼンスキーはこの年に亡くなっており、不思議なめぐり合わせとして話題となった。
翌年には飛躍が期待されたが、年明けに右前足の骨折が判明。外国産馬ゆえ当時の制度上クラシック戦線には元より無縁であったとはいえ、大事な時期に長期の療養を余儀なくされた。秋の毎日王冠を復活レースとしたが、絶好調真っ只中で1番人気のサイレンススズカを果敢に追った結果、5着に敗れた。この時、的場均がそれまで主戦騎手として騎乗していたエルコンドルパサーも出走していたが(2着)、グラスワンダーの復帰に伴い、ここからエルコンドルパサーの手綱を蛯名正義に譲っている。
その後は年末の有馬記念に標的をあわせて調整し、いよいよセイウンスカイ、エアグルーヴらのGI馬たちを相手にグランプリ制覇に挑んだ。直前までの不振ぶりから4番人気に甘んじるも見事に勝利し、1年ぶりの勝ち星を掴んだ彼は、翌年の宝塚記念で「ヒットマン」こと的場均が得意とする徹底マーク戦法からスペシャルウィークをチギり、次の有馬記念もスペシャルウィークをハナ差で制して、グランプリ三連覇を成し遂げたのだ。
しかし、5歳となった2000年は体重の激変に象徴される調整難もあって凡走が続き、臥薪嘗胆を期した宝塚記念(このレースのみ蛯名正義が騎乗)も最後の直線で伸びず6着。しかもレース後にまたも骨折が判明した。
このことで引退となり、種牡馬入りした。
種牡馬入り後は、初年度189頭、2年目178頭と種付けし、2003年から2006年の4年間は「シャトル種牡馬(北半球と南半球の季節のずれを利用し1年に2期種付けを行う種牡馬)」としてオーストラリアでも種付けを行った。その結果、中央・地方・国内外問わず活躍馬を多数輩出し、サイアーランキングも2008年に自己最高の10位に躍り出ている。中でもアーネストリーが2011年の宝塚記念を制し、史上2例目の親子2代制覇を成し遂げた(この時の2着馬はスペシャルウィーク産駒のブエナビスタで、産駒同士でのワンツーという珍しい結果となった)。
そして2020年4月2日、種牡馬を引退。功労馬として北海道新冠町の牧場で余生を過ごしているが、直後に新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令された影響で、見学する事は出来ない。
2023年現在、サイアーラインは産駒スクリーンヒーローに加え、その産駒であり直孫に当たるモーリスの産駒が祖父譲りに日豪でGⅠを制し、初年度産駒から5頭のGⅠ馬を輩出(ピクシーナイト・ヒトツ・マズ・ジェラルディーナ・ジャックドール)、今なお直系がターフを賑わせている。
ちなみに、4歳下の全妹にアメリカでG1を2勝したWonder Againという馬がいる。ゲームで語られた「アメリカにいる妹」は彼女がモチーフだと思われる。ちなみにそのWonder Againの主戦を務めたエドガー・プラード騎手(ペルー出身)もベルモントステークスを2002年と2004年に三冠阻止と、これまた的場均と似たレコードブレイカーぶりを発揮している騎手である。
詳細は当該記事へ→グラスワンダー
1999年7月11日 阪神競馬場 第40回 宝塚記念 実況:杉本清(関西テレビ) 解説:大坪元雄(競馬ブック) ※所属は当時。この年から宝塚記念専用ファンファーレの使用が開始された。 |
掲示板
536 ななしのよっしん
2024/04/19(金) 14:44:30 ID: Z1EEuSUCpQ
これでも1期アニメの頃よりは元のキャラに寄った二次創作が多いと思う
1期当時はヤンデレズ化か度の越えた腹黒化がすげー多かった
537 ななしのよっしん
2024/04/28(日) 21:52:59 ID: uC+d2h49NT
1期アニメの頃ってその『元のキャラ』がほぼ見えなかったからね
538 ななしのよっしん
2024/05/30(木) 15:03:27 ID: eJs8xdJVRA
>>534
その場合宝塚特化か有馬特化か。
有馬特化だと総大将スペと被るけど。
急上昇ワード改
最終更新:2024/10/10(木) 04:00
最終更新:2024/10/10(木) 04:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。