Mount&Blade (マウント・アンド・ブレイド)とは、トルコのTaleWorlds Entertainment制作のコンピュータRPGゲームである。
パッケージ版はParadox Interactiveによって販売されている。また、日本語版パッケージはサイバーフロントから発売されていたが、現在は5pbから販売されている。
Steamでのダウンロード販売はTaleWorlds Entertainmentが直接行っている。
概要
ゲーム情報 | |
---|---|
ジャンル | RPG |
機種 | Windows (Steam) |
開発元 | TaleWorlds Entertainment |
販売元 | Paradox Interactive TaleWorlds Entertainment |
発売日 配信日 |
2008年9月16日 |
価格 | \ 4,000 (パッケージ) ¥ 999 (Steam) ¥ 4,499 (Full/Steam) |
その他 | -- |
ゲームソフトテンプレート |
ゲームの舞台はカルラディアと呼ばれる中世ヨーロッパをモデルにした世界。プレイヤーはこの国に訪れた流浪の騎士(出生はある程度選択可能)となり、それぞれの目的のため戦いに身を投じる事になる。
一見すると国内の家庭用ゲームの無双シリーズを彷彿とさせるビジュアルだが、序盤でもサクサク死ねる辛めのデザインになっているため、無双シリーズ感覚で突撃して返り討ちに遭うのは初心者のお約束である。
架空の世界ではあるが、魔法などは登場せず、剣・斧・弓矢などといった武器がメインとなる(DLCではさらに銃などの火器が登場する)。
ゲーム内の言語は基本的に全て英語だが、サイバーフロントおよび5pbからは日本語版のパッケージが販売されている。有志によって作成された日本語化MODもあるので、英語が出来ない人でも安心してプレイが可能である。
また、ゲーム本体を購入するまではレベル6までの制限が付いた体験版としてプレイする事が出来るので、動画で興味を持たれた方は遊んでみる事をおすすめする。
TaleWorlds Entertainmentは当初、夫婦2人で細々と作っているというトルコの無名のインデペンデント系メーカー(インディーズ)であり、販路もなく同人ゲーとして販売されている程度だった。しかしこれがParadox Interactiveから商業作品として販売されたことで注目をあびるようになったという。[1] [2]
シリーズ一覧
タイトル | 発売日 配信日 |
タグ検索 |
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Mount & Blade | 2008年9月16日 | |
Mount & Blade II: Bannerlord |
2020年3月30日 |
動作環境
■Mount & Blade
M&B | 最低環境 | 動作環境 |
---|---|---|
OS | Windows 2000 / XP / Vista | -- |
メモリー | 512MB | -- |
ストレージ | 空き容量 700MB | -- |
グラフィック | メモリ64MB以上のグラフィックカード | -- |
■Mount & Blade II
M&B2 | 最低環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
OS | Windows 7 (64bit必須) | Windows 10 (64bit必須) |
プロセッサー | Intel Core i3-8100 AMD Ryzen 3 1200 |
Intel Core i5-9600K AMD Ryzen 5 3600X |
メモリー | 6GB RAM | 8GB RAM |
ストレージ | 60GB 利用可能 | 60GB 利用可能 |
グラフィック | Intel UHD Graphics 630 NVIDIA GeForce GTX660 (2GB) AMD Radeon HD7850 (2GB) |
NVIDIA GeForce GTX1060 (3GB) AMD Radeon RX580 |
DirectX | ||
その他 | 統合GPUにはシステムのRAM容量が追加の2GB必要です。 これらの推定要件は最終版のリリース時に変更になる可能性があります。 |
拡張・DLC
マウント&ブレード ウォーバンド (Mount & Blade: Warband) |
Moun&Bladeの続編で2010年3月に発売された。正確には拡張パック・強化版だが、スタンドアローンであるため前作の本体を持っていなくても動作する。こちらが出てきたことで前作は「無印」扱いになった(モンスターハンターとモンスターハンターGのようなもの)。 HDRやFSAAをはじめとしたグラフィックの強化(オーバーホール)が行われている。それに加えてマルチプレイの要素が実装され、最大64人でのプレイが可能になった。 |
ファイアアンドソード (With Fire & Sword) |
拡張パック。火器の時代が始まり「銃」や「大砲」などが追加。17世紀の東ヨーロッパを舞台に新たな戦いを楽しめる。ノーベル賞作家のヘンリク・シェンキェヴィチ(Henryk Sienkiewicz)の小説をベースにしているらしい。 |
ナポレオニック ウォーズ (Napoleonic Wars) |
戦列歩兵が当てにならないマスケット銃で撃ちあい、騎兵が方陣へ突撃で壊滅し、マヌケな大砲が敵も味方も吹き飛ばす、ナポレオン・ボナパルトがイケイケだった時代の戦闘を題材とした、ウォーバンド用のDLC。マルチプレイが拡張されて最大250人まで参加可能に。 ナポレオンの「ロシア侵攻」や「ワーテルローの戦い」などの実際の戦場を再現しており、19世紀の武器や軍服なども登場する。 特筆すべき点は、複数のプレーヤーが20人前後の兵士[3]を指揮して、対戦相手の部隊を壊滅させる対戦モード「Commander battle」。以下の勢力が使用可能となる。 |
カルラディアの覇権を争う国々
国家 | 説明 |
---|---|
スワディア王国 | フランク族、神聖ローマ帝国をモチーフとした国家。萌え無いウォーモンガー(戦争狂)であるハルラウス国王が戦況を考えずに開戦するため、プレーヤーが介入しないと真っ先に滅亡する事が多い。 しかしゲーム中最強の騎兵ユニットであるスワディア騎士は固くて強く、他のユニットもランクアップさせやすくステータス高め。 |
ベージャー王国 (CF: ヴァエギル王国) |
スラブ人をモチーフとした国家。ゲーム中の設定では、過去にノルド人の侵攻を退けたもののカーギットには領土をごっそり持っていかれたという設定が存在する。 歩兵関連は盾を持ってないか持っていても扱いに難があるので遠距離攻撃に弱いが、最強の「ベージャー狙撃兵」を保有しており、弓兵関係は強い。 |
カーギット・ハン国 (CF: ケルジット・ハン国) |
モンゴル人をモチーフとした国家。 低レベルの兵士を除いて全員騎兵だが、足を止めた殴り合いになるとあっさり溶けてしまう。しかしプレーヤーが介入しないAI操作では兵士の維持費がないため、敵の拠点を攻めるのに他国の2~$倍の兵力を投入してくることも多く恐ろしく強い。 |
ノルド王国 | ノルマン人、バイキングをモチーフとした国家。 弓兵はゲーム中最弱で、騎兵を保有していないため、戦略機動性に劣る。しかし、ゲーム中最強の歩兵である「ノルドハスカール」をはじめとして、すべての兵が盾破壊効果を持つ斧を装備しているため、他の国の歩兵では同数だと一方的に殲滅される恐れもある。 |
ロドック王国 (CF: ロードック王国) |
ミラノ公国をモチーフとした国家。ノルドと同様の海洋国家であるためか騎兵は居ない。 自国領に引きこもって出てこないことが多いが、遠距離兵の「ロドック狙撃兵」はゲーム中最強、「ロドック歩兵長」は守りに回ったらノルドハスカールより手ごわい。 |
サラン朝 (CF: サラン王朝) |
Warbandで追加された勢力で、アラブのファーティマ国をモチーフとした国家。歩兵は最弱、弓兵も微妙な勢力ではあるものの、騎兵の「サランマムルーク」は量産しやすく戦闘能力も高い。 |
MOD
MODの使用による影響や結果はすべて自己責任となりますのでご注意ください。 |
- Custom Commander
部隊の指揮を重視したMOD、最近は他のMODに組み込まれることが多い - Diplomacy
ゲームに欠けていた外交要素を追加するMOD、最近は他のMODに組み込まれることが多い - Freelancer
領主や国王の部隊に一兵卒として従軍できる機能を追加するMOD、最近は他のMODに組み込まれることが多い。 - Call to Arms
日本製の大規模な改変MODで、銃兵を初めとした大幅な兵種ツリー拡張や個性豊かな新コンパニオンの追加など。ニコニコに投稿される動画で使用率が高い。 - Prophesy of Pendor
大規模改変MODの一つ、ペンドールと呼ばれる地の統一を目指すものだが、ファンタジー成分大目。 - Sword of Damocles(:Warlords)
大規模改変MODの一つ、プレーヤーの祖国を滅ぼしたうえ、近い将来進行してくる帝国と戦う無印版と、Ponavosaという世界を舞台にNativeの6ヶ国+追加国の6ヶ国で覇権を争うWarlords版が存在する。 - Brytenwalda
7世紀中期のブリテン島を舞台としたMOD - 関東動乱
日本製の大規模な改変MODで、16世紀中期の関東を舞台としたMOD - AD1257
13世紀中期のヨーロッパを舞台としたMOD - GEKOKUJO
戦国時代の日本を舞台とした”外国産”MOD
関東動乱が文字通り関東を舞台にしているのに対し、こちらは日本全国を舞台にしている。
外国産ながら町並みや装備のクオリティは負けず劣らず。
コンパニオンに東方projectから一部のキャラクターが参戦しているのはご愛嬌。 - Cave
別名お祭りMOD。既存のカルラディア世界はそのままにこれでもかと膨大な量のシステムや兵種、アイテム、コンパニオンetcが追加されている国産MOD。裸の蛮族がきせきのつるぎを振り回し、侍が砂漠を駈け、戦列兵が雪山に潜み、ローマ兵が山河を越える。フリーランスや隠れ家、依頼、カスタム兵、そしてメインの洞窟といった要素が充実しており、何と言っても2015年8月現在も別作者によるcaveDiforの更新が続いている。作者の方も最近復活した模様。Mount&Blade したらば板にて随時配布されている。
関連動画
トレーラー
■Mount & Blade
無印
Warband
Call to Arms
その他MOD
ナポレオニックウォーズ (Napoleonic Wars)
Bannerlord
MAD
関連商品
steamや公式HP(後述)でDL購入する事も出来るが、パッケージ版がamazonでも取り扱われている。
上述したように完全日本語版がサイバーフロントから発売されているのでそちらからも入手可能。
関連コミュニティ
関連項目
関連リンク
- 【公式】
- 【Wiki】
- Mount&Blade攻略Wiki (購入方法などの解説やMOD紹介記事もあり)
- Warband @wiki
- With Fire & Sword (共に公式拡張版のWiki)
脚注
- *中世ヨーロッパの騎士となって戦闘を楽しむ「Mount & Blade」,発売元が決定 (4Gamer.net 2008/02/29)
- *★PCゲームレビュー★ 時まさに乱世、我が頼みはひと振りの剣立身出世にハマる中世騎士アクションRPG「マウント アンド ブレード ウォーバンド」 (GAME WATCH 2010年8月27日)
- *人数などの設定は兵科やサーバー設定によって異なる。
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