Phasmophobia(ファズモフォビア)とは、Kinetic Gamesが開発する心霊調査ホラーゲームである。
4人までのマルチプレイとVRに対応している。現在アーリーアクセス中。
余談だがPhasmophobiaとは英語で「幽霊恐怖、 幽霊恐怖症」という意味の単語らしい。
概要
| ゲーム情報 | |
|---|---|
| ジャンル | ホラー |
| 開発元 | Kinetic Games |
| 販売元 | Kinetic Games |
| 機種 | Win |
| 配信日 | 2020年9月19日 |
| 価格 | ¥ 1,420 |
| その他 | -- |
| ゲームソフトテンプレート | |
プレイヤーは超常現象や不審死が発生した建物に派遣される調査員となって、次々に起こる心霊現象の中からゴーストの特徴である「証拠」を集めて全21種類のゴーストの中からその種類を特定するのがゲームの主目的となる。
建物の中でゴースト達は、物などを動かす「干渉」、姿を見せたりして脅かす「超常現象」、一定時間の間積極的にプレイヤーを殺しに来る「ハント」など様々な行動を取る。
プレイヤーは殺されないように注意しながら調査道具を使ったり観察する事で「証拠」を集めていかなければならない。
ゲームの要素として音声認識が採用されており、調査の手段として使われるほか「怖い」「やばい」「無理」などプレイヤーが怖がる言葉も認識してゴーストの行動に反映させる仕組みになっている。
ゲームの流れ
調査のしかたは自由であるためゲームシステム的な区分のない部分もあるが、一般的なプレイスタイルにおいて便宜上の区分けをして解説する。
到着
マップと難易度や持ち込むアイテムを選択してゲームを開始すると、トラックで現場付近に到着した場面からゲームプレイが始まる。
到着後は直ぐに探索に出かける……のではなく、ひとまず安全なトラック内で調査の詳細確認を行おう。
トラック内で確認できる情報はいくつかあるが、まず確認するべきは奥のコルクボードとクリップボードでここには「4つの目標」「調査地点に出現するゴーストの名前」「ゴーストに関する追加情報」が記載されている。
目標の1つはもちろんゴーストを特定する事だが、それ以外の3つはサブミッションとなり、達成すれば追加報酬が出るがクリアせずとも問題はない、特定の道具がないとクリアできないミッションも普通に表示される為、あくまで出来たら儲けもの程度の認識でいいだろう。
ゴーストの名前は名前を呼ぶことでゴーストの反応を積極的に引き出せる場合があり覚えておいて損はない筈だ。追加情報は……ゴーストの反応する条件らしいのだが如何せん曖昧だったりする場合が多い。あくまで参考程度にしておくべきか。
次に確認するべきなのはボード横に4つ、田の字に設置された各種モニター類。
左上から反時計回りの順にそれぞれ「マップ」「チームの正気度」「ゴーストの活性度」「サウンドセンサーの反応」を表示している。
取り敢えずは左上のモニターに表示された建物の見取り図を見て階段とブレイカーの位置(緑の□が目印)を確認しておこう。モニタ左にある矢印マークのスイッチを押すことで地下や二階のマップに切り替えも可能である。それ以外のモニタは調査開始後に役立つ物なので取り敢えずはスルーして問題はない。
これらの事前準備が終わったらトラック内に配置してある調査道具(同時に持てるのは通常版では3個、VRでは4個)と、モニタとドアの間に吊るしてある「家の鍵」を確保して調査に出発しよう。当然だが鍵がないと建物のドア(あるいはゲート)は開けられない。
探索
玄関のドアを開けた時点で調査開始となり、ゴーストが目を覚まして活動を開始する。
調査対象のゴーストを見つけるため、まずはゴーストルーム(建物内でゴーストが住み着いている場所)を探すことになる。探しながらゴーストがドアを開けたり物を投げたりする音が聞こえないか、壁の写真やテーブルの食器が床に落とされていないか注意深く観察し、また同時に隠れられそうな場所(クローゼットやロッカー等)や追加報酬の対象となる骨や呪いのアイテムがないかも見ていこう。
ルーム特定に一番手軽な方法は全てのゴーストが滞在している場所は気温がだんだんと下がっていく(特に一部のゴーストは氷点下まで下がる)事を利用した温度計を用いる探索がお勧め。
注意するべき点としては便宜上「ルーム」という名前になっているが、あくまでゴーストが良く居る「場所」であるという事。
マップ次第ではあるが長い廊下や広い体育館、酷い例としては家の中庭やキャンプ場の焚火の近くといったどう見ても部屋ではない「場所」がゴーストルームとなる場合も普通に存在する。
調査
ゴーストの居場所が分かったら調査道具を使って「証拠」を集めていく段階に入る。
ゴーストルームを観察する、ゴーストが干渉した場所を調べる、ゴーストの反応を待つ、アイテムを用いる等でゴーストに積極的に働きかける、など証拠の種類によって様々な動きが要求される。
ある程度探索して時間が経過した頃になると問題になるのがプレイヤーの「正気度」(要はSAN値)で
之は暗い部屋に留まったりゴーストに脅かされる事等で下がっていき、数値が下がるとゴーストが活発になったり「ハント」をしてくるようになる。
アクションが起きること自体は証拠を集めやすくなるメリットともなるのだが、ゴーストが此方を狩りに来るハントが起きてしまったら出来る事はほとんどない。見つからない場所まで逃げてハントが終わるまで隠れなければならない。
こうして発見した証拠をジャーナル画面でチェックしていくと証拠が該当するゴースト、つまり可能性のあるゴーストを自動で絞り込んでくれる。
ゴーストが特定できたらメインの目標は達成できるのでそこで帰ってもいいが、上述した通りプレイ毎にサブ目標が3つ設定されるのでその達成を目指したり、写真による追加報酬を得るためゴーストの残した痕跡(急に動いた家具や小物、窓やドアに残る指紋、謎の汚水、ゴースト本体etc……)を撮影したりすることもできる。
調査で重要な点として、各種の証拠は直接確認するだけでなくビデオカメラやセンサーといった一部のアイテムは拠点であるトラックからでも作動状況を確認できる事があげられる。
更に、トラック内から確認できるアイテム類だけでなくEMFリーダーの発光やライティングブック等もカメラの範囲に置いておくことで、作動をトラック内から安全に確認する事も出来る。
ゴーストルームの特定が済んでいる状態で、SAN値の消耗を抑えたいのなら必要なアイテムをカメラの前にばら撒いてトラック内部に引きこもり、ゴーストの反応を待つのも選択肢となりうるだろう。
ただし、一部難易度ではゴーストルームの場所が時間経過によって変わる事もある為、注意する事。
帰還
トラックに戻ってドアを閉めるとトラックのエンジンをかける音が聞こえ、結果画面に移る。
選んだゴーストの答え合わせがなされ、達成した内容と難易度に応じて報酬が計算される。
達成前に帰っても特にペナルティはないので、正気度が下がって危険になったからと中止してもいいし、忘れ物に気付いたとか嫌な天候だったとかで何もせずに帰ることもできる。
特に最近のアップデートでは雪等の悪天候の影響が調査にもろに影響する屋外マップが増えた為、自信がないのならば撤退するのが安牌となる。
死亡
全てのプレイヤーがゴーストにハントされるか、タロットカードで「吊るされた男」を引いてしまい死亡するとその時点で強制的に帰還となる。
購入して持ち込んだアイテムは失われ、金額の一部が僅かな保険金として支払われるのみとなる。
アマチュア難易度では報酬はわずか数十ドルなのに対して、購入できる調査道具には一個百ドルの高価な装置もあるので死なない事が重要になる。
マルチプレイでは先に死亡したプレイヤーはゴースト状態で現場を徘徊できるようになる。
調査に協力できないようにボイスチャットは生存者に届かなくなり調査道具を動かしたりも出来なくなるが、食器など動かせるものは持ち歩けるため怖がりの友人に物を投げつけて驚かせるいたずらをする者もいる。実はこの状態でもモーションセンサーなどの一部アイテムには反応がある為、やり過ぎにはご注意
ゴースト
本作においては「幽霊(Yurei)」がゴーストの種類として使用されているため、
総称としては英語のゴーストのままで呼ばれる。
ここではそれぞれの簡単な紹介に留めるので、詳細は攻略サイト
などを参照の事。
- スピリット / Spirit
- 特徴が無い事が特徴の標準的なゴースト。その為逆に混乱を招くこともあるとかないとか。
- レイス / Wraith
- テレポート能力があるゴースト。常に浮遊しているらしいがその割に足音は出る
- ファントム / Phantom
- 写真に撮ろうとすると姿を消してしまうゴースト。多分零シリーズ出身ではない
- ポルターガイスト / Poltergeist
- 物を投げたがるゴースト。複数の物を同時に投げる能力がある。
- バンシー / Banshee
- 一度狙った相手に執着するゴースト。標的が建物の中にいれば他の人間に目もくれず狙い続ける。
- ジン / Jinn
- 建物内のブレーカーがオンだと移動速度が上がる変わった特性のゴースト。
- メアー / Mare
- 暗闇を好み明かりを嫌うゴースト。とにかく部屋の照明を消したがる。
- レヴナント / Revenant
- 高速で襲ってくるため準備なく襲われれば逃げ切るのが困難な、トップクラスに危険なゴースト。
- シェード / Shade
- 複数の人間を相手にすると急に消極的になる陰キャなゴースト。ある意味ではマルチプレイの天敵。
- デーモン / Demon
- 特別な条件無しに他より早い段階で襲ってくる殺意高めなゴースト。
更に特殊能力として正気度に関係なくハントを開始する事も。 - 幽霊 / Yurei
- 正気度への影響が大きいゴースト。
特殊能力、超常現象などでより多くの正気度を削ってくる。 - 鬼 / Oni
- 人間が近くにいると急に活発になるゴースト。複数人だと活動率はさらに上がり、凶暴化する。
- 妖怪 / Yokai
- 人間の声を聞くと攻撃的になる実況者殺しのゴースト。
デーモンより高いSAN値を保っていても襲ってくる場合もあり、ソロマルチ問わない強敵の一体。 - ハントゥ / Hantu
- 寒い場所が得意なゴースト。室温が氷点下の部屋では白い息を吐きながら高速で襲ってくる。
- 御霊 / Goryo
- ゴーストの姿を視認できる装置を使ってもカメラ越しでしか見えないというゴースト。
なお読みは「みたま」ではなく「ゴリョウ」。 - マイリング / Myling
- 集音マイクで聞ける音をよく出す一方、人間を襲うときは足音を抑えて近づいてくるゴースト。
- 化け狐 / Obake
- 外見からは分からないが人に化けているらしいゴースト。英語名がなぜかオバケ。
ドアやスイッチ等に干渉した際、証拠となる指紋を残しにくい(残しても他のゴーストよりも早く消える場合も)という厄介な特徴を持つ。 - 怨霊 / Onryo
- 火が嫌いなゴースト。
火が近くにあると襲って来ないが消えるとチャンスとばかり襲ってくることもある。 - 雷獣 / Raiju
- プレイヤーの使う調査道具の電気でパワーアップし、高速で移動するゴースト。
- ツインズ / The Twins
- 互いの行動を真似する分身をもつゴースト。
離れた地点でアクションを起こすのが大半だが、稀にポルターガイスト同様同じ部屋で行動する事もあるとか。 - ミミック / The Mimic
- 他のゴーストの特徴をほぼ完全に真似する事が出来るゴースト。
オリジナルのゴーストとの見分け方は証拠とゴーストオーブの有無のみだが、面倒なことにこのオーブは後述する証拠扱いではない為、実質的に証拠+ゴーストオーブの有無を確認するのが必要となる。 - モーロイ / Moroi
- 対象がSAN値チェック失敗して衰弱するほど強力になる凶悪なゴースト。
プレイヤーに正気度が時間とともに低下していく呪いをかけてくる他、姿を現す超常現象やハント開始時に追加でごっそりSAN値を奪っていく為、SAN値の残量には警戒するべし。 - デオヘン / Deogen
- 調査員の生命を探知できる能力を持ち、ハント中に隠れても無意味となるゴースト。
立て籠もり位置をあらかじめ探して置く定石が通用しなくなる強敵……と思いきや調査員に接近すればするほどスピードが遅くなり、最終的には走らなくても逃げ切れるレベルまで低下する模様。
元ネタは欧州のベルギーで語られる同名の悪霊との事。[1] - セーイ / Thaye
- 死後も老化しつづけるという逆の意味で呪われたゴースト。
調査員がゴーストのそばにいるだけで次第に弱く遅くなり、攻撃性どころかアクションを起こす頻度も低下するという逆な意味で厄介な性質を持つ。
ゴーストの姿はその種類にかかわらずランダムであり、元の伝承では女でも男として出て来たり、殺された子供の霊となっているゴーストが大人の姿をしていることもある。
証拠
- EMFレベル5: ゴーストの活動によって発生した電磁波を測定する装置を使い、最大レベルを観測した。
- 氷点下の温度: 温度計で室温がマイナスになったのを確認するか、プレイヤーから白い息が出るのを見た。
- DOTSプロジェクター: ゴーストの姿を映し出す装置を使い、駆け抜けるゴーストの姿を見た。
- ゴーストオーブ: ゴーストの部屋でカメラにだけ映る発光現象を見た。
- 指紋: ゴーストが触れたドアやスイッチなどに紫外線で光る指紋を見つけた。
- ゴーストライティング: 紙とペンを置いて、ゴーストに何か書かせた。
- スピリットボックス: ゴーストと会話する通信機を使い、ゴーストから返答を得た。
例外としてミミックだけは証拠と無関係のゴーストオーブが追加で出てプレイヤーを攪乱するようになっている。
また、難易度ナイトメアではどのゴーストも3つの証拠のうち1つが隠されている。
そのため証拠が出なかったものを除外する消去法がほとんど使えず、候補として残ったゴーストの持つ特徴を探して推理しなければならない。
アイテム
ゲーム中使用できるお役立ち道具。
多種多様なアイテムが存在するがざっくり分類すると幽霊調査に必須となる「証拠収集用アイテム」、必須ではないが調査の手助けとなる「便利アイテム」と「その他アイテム」、持ち込めず、現地で発見する必要があり且つハイリスクハイリターンな「呪いのアイテム」の4種が存在する。
各アイテムにはランク(ティア)が3つ存在し基本的にランクが上る毎に便利且つ高性能となるが、電子機器はハント中のゴーストを無条件で引き寄せてしまうし、上述した通りキャラが死亡して調査チームが全滅した場合、購入して持ち込んだアイテムは失われ金額の一部が保証金として返金されるのみな為、あえて安くアナログな低ティア帯のアイテムのみ使うというプレイスタイルもある。
又、アイテム毎に1度の探索ごとにトラックに積み込める数は決まっている為、大量購入しての物量戦術もとい御大尽調査は不可能である。更に1度の調査中には同一アイテム種で異なるランクのアイテムを持ち込むことはできず、最初に選択したティアのアイテムのみ持ち込む事が出来る。
最後に一番重要な点としてプレイ開始時においては、調査に最低限必要な道具(最低ランクの証拠収集アイテム1式と懐中電灯)こそ支給されるが、複数の持ち込みや高ティア帯の便利道具はゲーム中で稼いだ資金で購入するしかない。更にマッチやライターといった着火道具、塩や精神安定剤と言った使い切りタイプの消費アイテムも存在し、少しでも使ってしまうと消費される。つまり、ゲーム中マッチを1本だけ使った場合であっても持ち込んだマッチ1箱分を消費したことになる。何とか生還しても高額アイテムを濫用した結果、赤字に……というのも普通にあり得る為、アイテムの使用は計画的にするべし。
証拠収集用アイテム
幽霊調査に必須な7つ道具。基本高ティアになるほど検知範囲が広がる。
EMFリーダー
ゴーストのアクティビティ、つまり活動全般に反応しその活動の具合をレベルと言う形で表示するツール。EMFレベル5の証拠に必要。
一種の電磁波探知機らしく、現実でも一種のジョークグッズとして販売
していたりもする。
スピリットボックス
ゴーストと交信を図るツール。ただし部屋の電気が消えていないと反応してくれないので使用時には御注意。スピリットボックスの証拠に必要
こちらもEMFリーダーと同様に現実でも販売
していたりもする。
紫外線(旧:UVライト/ケミカルライト)
紫外線で指紋や足跡を検出するツール。紫外線の証拠に必要
ランク1やランク3では紫外線を発する懐中電灯なのだが、ランク2では所謂サイリウムもといケミカルライト、つまり夜店で売ってるアレを使用する事となる。
ちなみに明かりが弱まった場合でも、プレイヤーがライトを振ることで光量を復活させることが可能。
ビデオカメラ
トラック内のモニターと連動する撮影ツール。ゴーストオーブの証拠に必要
カメラ本体についているモニターでも小さいながら映像を確認できる為いちいちトラックに戻らなくても確認する事が可能。
ゴーストライティングブック
一部のゴーストが書き込みをする本。ライティングブックの証拠に必要
基本ゴーストルームに設置して反応を待つ道具だが、稀にプレイヤーが持っている状態でも勝手に書き込む場合もある。
温度計
部屋の温度を検出するツール。氷点下の証拠に必要
過去のバージョンではルームの気温が氷点下になった場合プレイヤーの呼吸が白い息として表示される為、温度計なしでも証拠として判定が可能だったが、近年のアプデで”白い息は5度以下で出るように変更”された為、氷点下の証拠は温度計で計測しなければ判定できなくなっている。
旧来の仕様になれたベテラン調査員の方はご注意。
D.O.T.S.プロジェクター
緑のドットを照射し、範囲内を通過したゴーストを照らし出すツール。
D.O.T.S.プロジェクターの証拠に必要。
最高ランクともなると1つ設置するだけで部屋の大半をカバーできるが、その分、ディスコのミラーボール張りに派手に照らし出す為、確認ついでにゴーストオーブを探したりするのには不向きとなる。
便利アイテム
調査に必須ではないが、持ち込む事で探索を有利に進めるアイテム。三脚以外は消耗品扱いとなる。
十字架
ゴーストがハントモードに入るのを防止するアイテム。
残念ながらエクソシストが使用するような万能アイテムではなく十字架を中心とする一定範囲内でのハント発生を防止するのみである。更に防止する事に十字架が焼けて消耗してしまう為、あくまで一時しのぎでしかない。
浄化香(旧:スマッジスティック)
発生した煙をゴーストに浴びせる事でゴーストから逃れることができる有難い?アイテムもといお香。
主な使用方法はハント中に煙を浴びせてゴーストの視界を奪う事だが、ハント状態でないゴーストに煙を浴びせる事で一定時間ゴーストのハントが始まるのを防ぐ効果も存在する。
当然ながら、インベントリに着火道具を入れていないと使用できない。
塩
投げつけてゴーストを退散させたり盛り塩にして悪霊退散を試みる…のではなく塩を踏んだ特定のゴーストに足跡をつけさせる事ができるアイテム。
主な使い道は幽霊の足跡を証拠(ゲーム中の証拠としては指紋と同じ扱い紫外線の枠)としたり、撮影して資金稼ぎの足しにする事か。
但し、最高ティアの黒い塩のみゴーストの移動を妨害する効果を持つ。[2]
三脚
ビデオカメラを固定して設置しやすくなるアイテム。
ティアが上るとゴーストに動かされにくくなったり、トラック内部からの遠隔操作が可能になる。
指向性マイク
周囲の物音を検知して表示してくれるアイテム。通称サラダボウル。
いわゆる集音マイクで、ゴーストが発生させた音を遠くからでも検知できる。中サイズ以上の大型マップでゴーストがどの方向にいるのか大まかに判断したい場合に非常に便利。
精神安定剤
正気度を一定量回復できるアイテムもとい薬品。
ゴーストがハントに入るにはプレイヤーの正気度もといSAN値が一定以上に低下するのがトリガーとなる為、ハントを起こさず長時間調査したり、後述するSAN値を消費する呪いのアイテムの使用には半ば必須となる。
各ティアごとの効果の差異が激しいアイテムでもあり、ティア1の飲み薬だと使用後完全に効果を発揮するのに20秒ほど時間がかかるが、2の錠剤だと10秒に短縮される。
更にティア3のアドレナリン注射液だと正気度回復に加えて10秒の効果中はスタミナ回復ボーナスが付いてくる為、無制限にダッシュが可能になる。
その他アイテム
便利アイテム以外の持ち込み可能な道具。
便利アイテム以上に調査に必須ではない道具はここに分類されている模様。
フォトカメラ
文字通り写真を撮る事が出来るアイテム。
ゲーム中ではビデオで撮影した映像から画像起こしが出来ない為、ゴーストを直接撮影したり、ゴーストが起こした超常現象や呪いのアイテム、骨を撮影し追加報酬を稼ぐに必須となる。
残念ながら某シリーズよろしく襲いかかってくる怨霊を撮影する事で撃退する機能はない。
着火器具(旧:ライター)
火を付けるのに必要なアイテム。BONFIRE LIT
浄化香や灯火の使用時に必須な他、マップ中にある焚火や暖炉に着火するのにも必要。ティア1では箱入りマッチ、ティア2では使い捨てライターで消耗品扱いだが、ティア3では立派な防水オイルライターとなる為、使い切っても消滅しなくなる。
更にver0.10.0.0以降では着火器具は同時に1個しか持ち歩けなくなった代わりに、通常3個しか持てない通常の装備枠とは異なる第4のアイテムとして独自に持てるようになった為、取りあえず持っておけというアイテムとなった。
但し、何も持っていない状態で着火器具を拾っても、直接に手にすることなく、インベントリの中に入ってしまい、アイテム切り替えで出す必要があるのはご注意。
灯火(旧:キャンドル)
ハントモードでも気づかれない光源になるアイテム。マップによっては予め設置してあることもある。
光源として以外にも着火してる最中、範囲内にいるプレイヤーの正気度の自然減少をある程度緩和する効果を持つ。
着火器具同様、ティア3(ランタン)では作動時間の制限こそ有る物の消耗品ではなくなる為、早めのアップデートを狙いたいアイテム。
懐中電灯
光源となるアイテム。
ティア1は開始時に無料で支給されるアイテムだが光量が頼りない為、早めにティアを上げたい所。
モーションセンサー
通常不可視であるゴーストの動きを感知してくれるアイテム。
壁や床(ティア3は床のみ)に設置でき、何かが前を通ったら検知しライトを点灯して知らせてくれる他、トラック内のモニターに連動して作動を表示する機能を持つ。
ティアが上る毎に簡易的なサウンドセンサー機能が付いたり、ゴーストの追跡機能が追加される。
サウンドセンサー
床に設置でき、広い範囲の物音を拾うアイテム。
天候の音や他の調査員の話し声は都合よく反応しない便利機能搭載、モーションセンサー同様に多数設置して幽霊の居場所や移動経路を割り出すのが主な使い道となる。
頭部装備(旧:ヘッドマウントカメラ)
装着するとプレイヤーの視点がモニターに表示されるようになるアイテム。いわゆるボディカメラ。
頭部に装着する為、通常のアイテムの保有制限に引っかからず持ち歩く事が可能。
ティア1ではただのカメラ機能しか持たないが、ティア2ではライト機能(ティア1懐中電灯と同等の光量を持つ)が追加され、ティア3では何と暗視機能が追加される。
但し電子機器扱いな為、ハント中でつけっぱなしにするとゴーストを引き寄せてしまう為、切り忘れには要注意。また、撮影している映像はトラックのモニターでしか確認できない為、シングルプレイではほぼ機能しない。
サウンドレコーダー
ゴーストが起こした超常的な音声を録音できるデバイス。
電源を付けるだけで容量(あるいはテープの残り長)を気にすることなく自動で録音してくれる仕様の為、使っている際は遠慮なくつけっぱなしにするべし。
ティアが上る毎に録音可能な範囲が上る他、ティア3では音声の発生方向をディスプレイに表示してくれる機能が追加される。
ただし、現状では超常的な音声を録音できても、メディア証拠として追加報酬が獲得できるだけの為、チャレンジ目標の達成以外で無理に使用する必要はない。
呪いのアイテム
調査現場にランダムに設置されるオカルト道具。
他アイテムと異なり、購入して持ち込むのではなく、探索場所毎に必ず1つの呪いのアイテムが設置される為、現地で見つけて使用する事となる。
呪いのアイテムによって性質は異なるが、概ね便利だが高リスクが伴う危険な代物が大半となる。効果を理解し、ハントの強制発生を含めたリスクを取るつもりでもなければ素直に撮影だけして放置するのが吉だろう。
ウィジャ盤
正気度を犠牲にゴーストに質問できるアイテム。
日本で言う所の「こっくりさん」でありSAN値を消費する事でゴーストの年齢や居場所、更にはプレイヤーの現在の正気度を聞く事が出来る。効果が分かりやすい為、比較的に扱いやすい呪いのアイテムの一つ。
但し、「かくれんぼしよう」と聞いたり、「さようなら」と告げて片付けずにその場から離れた場合、強制的にハントが発生する為、使った後はきちんと後処理をするのだけは忘れずに。
ブードゥー人形
THA・呪いの人形なアイテム。
ゾンビの生みの親であるブードゥー教において呪術で用いられるヤベー人形である。
アイテムとしては正気度を犠牲に人形にマチ針を刺すとゴーストに強制的にアクションを起こさせ、居場所の特定や証拠の確保につなげる事が出来る……のだが心臓のピンが刺さった場合、正気度に関係なく強制的にハントが発生するリスクが存在する。使用する際には逃げ込む場所とそこまでのルートを確保するべし。
タロットカード
読んで字のごとく、オカルトや占いでお馴染みのタロット。
ランダムでカードを10枚引く事が可能で引いたカードによって正気度の増減や干渉、超常現象、ハント等が発生するが、カード中には引いた時点で問答無用で即死する効果を持つカードも存在する為、使用する際は必ずそのリスクを念頭に置く事。
引けるカードについての詳細は此方
- DEATH(死神)(出現率:10%)
・引いた瞬間、ゴーストが現在地いる地点からハントを開始する。 - THE MOON(月)(出現率:5%)
・カードを引いた調査員の正気度が0%になる。 - THE SUN(太陽)(出現率:5%)
・カードを引いたプレイヤーの正気度が即座に100%に回復する。 - THE HERMIT(隠者)(出現率:10%)
・ゴーストをゴーストルームに閉じ込める。(ゴーストをルームに転移させた後、90秒間ルーム内から外に出られなくする) - WHEEL OF FORTUNE(運命の輪)(出現率:20%)
・引いた後、カードが燃える演出の際に緑色であれば正気度が25%回復、赤色であれば正気度が25%減少する。 - THE HANGED MAN(刑死者、吊るされた男)(出現率:1%)
・引いた調査員を問答無用で即死させる。 - THE HIGH PRIESTESS(女司祭)(出現率:2%)
・死亡している調査員を復活させる。調査員全員が生存している場合は次に死亡者が出た場合、即座に復活させる。 - THE DEVIL(悪魔)(出現率:10%)
・ゴーストに一番近い調査員のいる部屋で超常現象が発生する。 - THE FOOL(愚者)(出現率:17%)
・いわゆるスカのカード。カードを引いた瞬間は他のカードの見た目だが、燃える演出の直前にTHE FOOLのカードに変化し、何の効果も起こさない。 - THE TOWER(塔)(出現率:20%)
・引いた後の20秒間全てのゴーストアクティビティが2倍(但し、目に見えて活発化するわけでもなく、何も起こさない場合も普通にある模様)
オルゴール
起動すると範囲内にいるゴーストが歌いだしながら接近してくるヤバいオルゴール。
聞いている(効果範囲内にいる)プレイヤーのSAN値をゴリゴリ削って来るのに加えてゴーストがオルゴールに接近しきると実体化し、ハントを起こしてくる効果を持つ。主な用途は実体化したゴーストの撮影とハント時にのみ実行可能なサブ目標の達成の為位か。
ゴーストが範囲内に到達する以外にも設置でなくアイテムを放りだして落とす、或いは使用中にプレイヤーの正気度が無くなるとその時点で強制的にハントが発生する為、非常に危険性の高いアイテムの一つ。
呪いの鏡
覗くと正気度を犠牲に現在のゴーストルームを視認できるアイテム。
非常に便利だが覗いている最中に正気度が無くなると割れて強制ハントが起こるリスクを持つ。
特筆するべきは使用時のSAN値の消耗で起動した際にまず20%消費され、その後1秒毎に7.5%正気度を失う事となる。
当然ながら部屋の特徴を事前に頭に叩き込んでいない限り秒単位での部屋の判別は困難な為、使うならばハントの発生を前提とするべきだろう。
魔法陣
正気度を犠牲に陣の周りの5本のロウソクを着火する事で陣の中心に実体化したゴーストを強制的召喚できるアイテム(?)。但し、召喚して5秒間立つと魔法陣が”破れ”怒り狂ったゴーストがハントを発生させて来るリスクを持つ。主な用途はやはりゴーストの撮影だが、ハントの発生位置が固定されている事を利用し、設置した十字架でのハント抑止やお香での撃退といったサブ目標達成も狙う事が可能。
猿の手
様々な願い事を特定回数願う事ができるが、同時に望まない効果も引き起こすアイテム。
元ネタ同様に使用時の代償が非常に重く、中には使用後の調査中に永続する悪影響も含まれているハイリスクハイリターンなやべー代物。
余談だが、アイテムについているタグはこれまた元ネタ通り”人為的に”作成された事を示唆しているようにも見えるが果たして……?
マップ
現時点で郊外住宅が4種類、ファームハウス(農家)が2種類、住宅以外のマップが6+1種類存在している。
開発元はイギリスの会社だが、マップはアメリカ基準の家屋となっている。
(メタな事を言えば市販されている家屋データの都合である)
小サイズマップはそこまで広くなく、ソロプレイでの調査も比較的容易ではあるのだが中サイズ以上のマップ、中でも精神病院はそれぞれが中サイズマップ相当の建物5つを一度に探索するというビッグサイズの為、単独での調査はプレイ時間とSAN値の消耗的にも難易度が高め。挑戦するなら調査道具(特に精神安定剤)をしっかり揃えてからの方がいいと思われる。
マップサイズ小
- Tanglewood Street House(タングルウッド ストリートハウス)
- Willow Street House(ウィロー ストリートハウス)
- Edgefield Street House (エッジフィールド ストリートハウス)
- Ridgeview Road House (リッジビュー ロードハウス)
- Grafton Farmhouse(グラフトン ファームハウス)
- Bleasdale Farmhouse(ブリーズデール ファームハウス)
- Camp Woodwind (キャンプ ウッドウィンド、キャンプ場(小))
マップサイズ中
- Prison(プリズン、刑務所)
- Maple Lodge Campsite(メイプルロッジ キャンプサイト、キャンプ場(大))
- Point Hope (ポイント ホープ、灯台)
- Sunny Meadows Mental Institution RESTRICTED (サニー メドウィズ精神病院 制限あり)
※同名マップの入り口部分と5つの建物からランダムに選択された1つのみを探索する縮小版となる。
マップサイズ大
関連動画
関連静画
関連項目
関連リンク
脚注
- *名前の由来はオランダ語で「目」を意味するDe Ogenという単語からとの事だが、之は霧の中から目撃者を見つめている大きな何かが見えたという伝承が由来と思われる。
- *具体的には、非ハント時ではゴーストは塩を踏んだ場合移動をキャンセルして引き返す、ハント時は踏んだ後の2秒間移動速度が低下する効果を持つ。
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