ダークファルスとは、ファンタシースターシリーズに登場する巨悪の根源である。
作品により設定は異なるが、破壊の意思(破壊神)と呼ぶべき存在で強大な力を持つ精神体として描かれる。
シリーズの多くの作品でラスボス、或いは話の根幹の位置にある。
以下ネタバレ全開になるので閲覧注意。
シリーズ全体を通して、深遠なる闇・大いなる闇と呼称される存在から世界に解き放たれた一部というべき存在で、
全シリーズで様々な形で封印・破壊しているものの、記憶を共有していると思わしき痕跡が別世界で見受けられる事は多い。ファンサービスとか言っちゃダメ。
シリーズによってまちまちだが、深遠なる闇から生まれた存在の場合や、実質的に大いなる闇と同一存在である場合がある。
共通して惑星単位で被害をもたらし、世界を滅ぼす力を持つ。
精神体である為、なんらかの依代に憑依する事で実体化を果たす事になる。
ちなみに大いなる光と呼称される反存在も存在するらしい。(こちらは深遠なる闇に対して、の場合もある)
しばしばネタにされる「ダークファルスを日本語訳すると...」という話だが、これは開発当初につけられたスペルに由来し
後によく調べてみるとあのお方と同じ意味があるということが判明してしまったという悲劇である。
※現在の海外名称は「Dark Falz」
宰相ラシークが大いなる闇と接触した事がきっかけで顕在する。
ラシークを精神汚染して、自身はモタビア総督に憑依する事で自らの存在を隠しつつラシークを操っていた。
序盤は2回攻撃と金縛りを使ってくるが、中盤から一回攻撃に変化する。
アルゴル太陽系に侵入した地球人が自分たちに憑依してきたダークファルスを『パンドラの箱』に封印する。
ラストダンジョンとなる宇宙船ノアの道中『パンドラの箱』が道を塞いでおり、倒さないと先に進めない。
依代は免れたけれど、すでに操られている事には気づいてなかったが。
定番の全体攻撃に加え、作中の特徴再現といえる悪の心を植え付ける状態異常攻撃が極めて凶悪。
効果はランダムだが、基本的に操作不能になるうえ、治療手段は主人公の持つネイソード頼り。
戦闘曲はThe Place of Death(マザーブレイン戦・エンディングでも使用)
自らを魔王と称し、ノリノリで喋ってくる初のダークファルス。
本体(全体氷結攻撃)・右手(単体火炎攻撃)・左手(全体回復)と3パーツに分かれて波状攻撃を仕掛けてくる。
エンディングの1つにこのダークファルスを封印した宇宙船が一万年前の地球にたどり着くというものがあり、このことがファンタシースター2の事件の発端ではないかという見方もある
戦闘曲はDark Force ~Cause of the Dark~
根源たる深遠なる闇がラスボスという事でダークファルスの大盤振る舞いになる。
雑魚にもいるよ。
作中にはっきり命名されている存在は3体(個体ごとに姿が違う)
環境制御システム・クランに憑依した個体。
バーストロック(全体ミサイル)、フレアショット(単体レーザー)等の多彩な兵器で攻撃してくる。
惑星デゾリス・ガルベルクの塔にてデゾリスに雪嵐を起こしていた個体。
戦闘では雪嵐は使わず、強烈な全体雷撃攻撃と口からは強烈な闇ブレスを吐く。
そしてシアムという人間。ドゥドゥのモデル?
気さくな中年男性として主人公たちの仲間になるが、エアロプリズムを主人公が入手し空へ掲げた時、正体がばれると右手を大剣状にした形態になる。
斬撃と全体状態異常を組み合わせてくる。
そして深淵なる闇は3形態持ちで、最終形態の女神像を彷彿させる姿は印象的。
そこから放たれる全体攻撃メギド、RPG強敵ご用達の強化解除(キャンセレーション)を始め、
ラスボスらしい苛烈な攻撃を持つ。
ファンタシースターオンライン(PSO)の舞台。
移民の為に選ばれた惑星ラグオル(に眠る宇宙船)に封印されているが、実の所、政府上層部はダークファルスの
存在を知った上で軍事利用する為にラグオルを目指していた。
結果、封印を解いてしまい、ダークファルスの復活を許す事になってしまう。
パイオニア船団の生き残りにして、ハンターズの英雄『レッドリング』リコを依代に復活した存在。
プレイヤーにとって、恐ろしい脅威として暴れていたが、魔法陣の封印から完全には解き放たれていなかった様だ。
三形態を持ち、第二形態で天より降り注ぐ『天罰』、最終形態の光テクニック『グランツ』の威力は凄まじい。
更にPSOver2において追加された難易度ではそれを遥かに上回る恐怖のチョップ攻撃で数多くの者を即死に追い込んだ。
(特に最大HPの低いフォース系列はスケープドールを床に置いて敗北を繰り返す事での、大量のスケープドールを使ったゴリ押しが必要な事さえあった)
戦闘曲はPray, for "IDOLA" the distorted(第一・第二形態)及びCry, for "IDOLA" the holy(第三形態)
以後の多くのダークファルスの曲名にIDOLAの名がつく様になる。
詳細はIDOLAの項で。
なおこのダークファルス、第一形態から第二形態への形態変異がさながら紅白歌合戦での小林幸子氏の舞台装置のようであることから、一部のプレイヤーからは「幸子」と呼ばれていたが、続編であるPSO2で本当に小林氏とのコラボが実現した。
目覚めかけたダークファルスを一時封印するも、ダークファルスの因子=D因子に侵食された英雄ヒースクリフ・フロウウェン。
この脅威に対抗する為という理由で彼は自らを生体実験のモルモットとして提供した。
(しかし一部派閥によって、この一件は完全に揉み消される。そしてセントラムドーム爆破事故に繋がっていく)
制御する為にエモーショナルAIユニット『オル・ガ』と接続させたものの、最終的に実験は失敗、廃棄される。
後にダークファルス復活に呼応する形で覚醒した。厳密には人工ダークファルス。
この様な状態にも関わらず、わずかに英雄の意志は残っていたらしい。
手を彷彿させる形状の第一形態と、大剣と二匹のマグを引き連れた巨人のハンターというべき第二形態を持つ。
第一形態のぐるぐるビーム剣、そして第二形態の即死攻撃、通称『死の宣告』に泣かされたものは多い。
時空と時代を超えてPSPo2iで戦う事が可能だが、その恐怖はリトルウィング社員にも刻み込まれる事になった。
戦闘曲は"IDOLA" have the immortal feather及び"IDOLA" have the divine blade
PSOダークファルスとオルガフロウは倒されるたびに強くなって復活していたが、取り込まれた英雄二人の魂が最後の力を振り絞って、両DFを共鳴させることで自爆させる。
こうして一時的に平和が訪れたが、残された残滓が「大いなる陰」アンプラム・アンブラになる。
アンブラは厳密にはダークファルスではないが、DF復活用の繭ともいえるもので、アンブラから放出された菌は物質を侵食、そして擬態する特性を持っていた。
あるハンターが菌を回収し、それを元にカードからアイテムやエネミーを出現させるカード技術をパイオニア船団は手に入れた。
しかしカード技術の利権を巡り船団と反体制派組織が内紛をおこす。両者は菌の発生源たるアンブラの存在する場所を探すが・・・・
カードバトルゲームなためアンプラム・アンブラとの戦闘はカードを介した戦いになる。
隕石攻撃カードやエネミーを召喚する。
前座としてカストルとポルックスという少女型の眷属が登場するが、その正体に関してはある人物の娘のクローンという説がある。
戦闘曲は"IDOLA" The Strange Fruits
ep1から繋いだ複線(一応ep1のシングルクエストに出てくる)を強引に回収した…様に見える。
パイオニア船団内の権力闘争で敗れたレオ・グラハートが率いる部隊が、ヘブンストライカー計画で開発した兵器を使い宇宙に漂う闇の因子が付着した隕石をラグオルに落とし、回収利用しようとした事件の中で顕現した存在。
計画に必要な人材として拉致られたニューマンの少女ルピカとD因子が融合し巨大な芋虫状の生命体となる。
(レオ・グラハートにとっても予想外の事態で取り乱していた)
通常形態、レア種、チームダンジョン限定のレア種の3種存在する。チームレア種でないと「アレ」はでないので大変だった。
ここまでのDFが「特定地点から動かない」あるいは「決められたレール以外をほぼ動かない」のに対して、相当に広い「ボスエリア」をあっちにいったりこっちに行ったりと忙しい。
形状的には曲名にもある通り「蛇」。
サンテミリオン(赤)が基本体でコンドリュー(黄)がレア種、専用クエストでシャンベルタン(青)という強化体が登場する。
名前の由来はどう見ても「葡萄酒名産地」…深く気にしたら負けである。
部位破壊による麻痺、弱点部位の存在等、PSU、PSO2につながる要素は多いが、当時はただひたすらに面倒なだけであった…討伐動画を探してみると納得できるかと思う。
戦闘曲:The shell's desert -last boss-(サンテミリオン・コンドリュー)、"IDOLA" The Fanatic Viper(シャンベルタン)
ファンタシースターユニバース(PSU)及びファンタシースターポータブル(PSPo PSPo2 PSPo2i)の舞台
旧文明時代にリュクロスに封印されたが、Aフォトンリアクターに寄生する事で完全封印から逃れ、長い時をかけて現在に蘇った。
SEEDと呼ばれる存在の神、性質は他作品と同等で呼び方が違う程度の認識で問題無い。
ヒューマン至上主義団体のメンバー、カール・フリードリヒ・ハウザーを操り復活する事になる。
操ってとはいうものの、自我はハウザーに依存していたと思われる。
ちなみにPSUシリーズのダークファルスの曲名にIDOLAの名はついていなかったりする。
小林氏以外の作曲もあったからか?
無印PSUのラスボス。
ハウザーが生み出した自らのコピーキャスト、レンヴォルト・マガシがSEED化した人工衛星(HIVEと呼称される)と同化した巨大SEED及び、HIVEの動力源と同化して生まれた巨大SEEDの呼称。
衛星の動力源と同化した半人型の第一形態と、下半身は巨大な虫蛇、上半身は魔神というべき第二形態を持つ。
強大なエネルギー源を取り込んだ状態だった為、ダークファルスのコピーといっていい存在と化している。
作中では劣化とされているが、実の所オリジナルと遜色ないレベル。
第二形態の巨大隕石は広範囲攻撃かつ最大HPの80%固定ダメージだった為、直前の攻撃で削られた状態だと全滅は免れない。
もっとも、オンラインモードでの実装当時はLV差もあって、PSOVer2のチョップ並に即死する物理攻撃の方が恐ろしかったガーディアンズも少なくない。特に背中の突起物からの爆撃は多段という事もあり耐えきるのは至難。
戦闘曲はThe Hunt-The End of Planets-及びThe Vibe-The End of Planets-
ハウザーが復活させたダークファルス。
使われる依代はルートによって変わるがハウザーが依代の核になるせいでダルク・ファキス同様若本節全開となる。
第一形態は巨大虫蛇、第二形態は第一形態の下半身を持つ魔神というダルク・ファキスに似た形である。
初代を彷彿させる凄まじい威力を誇る『天罰』を使用するようになったが、基本的な所はダルク・ファキスと同じで、
なにより実装時にはステータス差が極めて縮まっていた為、さほど苦戦しなかったガーディアンズが多かったと思われる。(流石に天罰と爆撃は脅威だったが、出す前に倒される事も少なく無かった)。
戦闘曲はFight The Vicious Fate及びThe Last Story
PSPo2iで追加されたエピソード2におけるラスボス。
世界に残されていたダークファルスの残滓をかき集めて、まとめて封印する為に復活させられたダークファルス。
依代はダークファルス完全封印の為に犠牲になったナギサ、或いはワイナール。
ケンタウロスの様な形をしていて身体の各所にある核のいずこかに依代の魂が宿る。
多彩な属性攻撃を放つが、最大の特徴は依代の魂部分を狙わないと殆ど攻撃が通用しない点になる。
場所が変わったり、挙げ句にプレイヤーの魂を入れたダミー(攻撃すると逆に自分がダメージを受ける)まで出てくる。
魂の入れる核部分は胴体の一か所を除き破壊可能な為、破壊出来る全ての核を破壊して逃げ場とダミーを作る余地を奪うのも一つの攻略法となる。
戦闘曲はla DIOS Arrancar及びel DIOS Despertar
ファンタシースターZEROの舞台及びダークファルス。
生体コンピューター『マザートリニティ』を狂わせ、かつての地球=惑星コーラル(=恐らくPSOのパイオニア船団の本星)の文明を滅ぼさせた元凶と言える存在。
憑代たるマザートリニティを撃破した主人公たちの前に初めて姿を表し、決戦となる。
その姿は無機的で、ダークファルスとしては異質なもの。灰色の陶器のような外郭を身に纏った、4足歩行の黒い何か。
人の夢を喰うとされる架空の動物、獏をモチーフにしているという説も。
他のダークファルスと比べると復活のペースが明らかに早く、本編クリア後のクエストで早くも憑代のマザートリニティごと復活を遂げており、また何度でも復活することが言及されている。
戦闘曲はIDOLA The Imitated God及びIDOLA The Devil's Shadow
ファンタシースターオンライン2(PSO2)での舞台及びダークファルス。
上記の通り、今作では数多くのダークファルスが同時に顕在する。
PSUのハウザー以上に依代側の人格の影響を受けており、【双子】のような純然たるダークファルスも存在すれば、【敗者】のように依代側の自我が主軸のタイプも存在。
詳しくは単独記事ダークファルス(pso2)を参照。
戦闘曲は"IDOLA" da Sledge of Destruction(【巨躯】) 、la L'inno per il IDOLA(【敗者】)、"IDOLA" the Audacious JOKER(【双子】)
【仮面】と【若人】には専用曲がないが、【若人】は採掘基地防衛戦:終焉のBGM「Resonant Catastrophe」の最終WAVE部分が専用フレーズとなっている。
PSO2におけるダークファルスを生み出した大元。
「演算する海」である惑星シオン(ルーサーいわく「アカシックレコード」)のコピーをフォトナーが生み出そうとしたが、フォトナー達の怠惰と負の感情の影響を受け、【深遠なる闇】となってしまう。
フォトナー達はなんとか【深遠なる闇】を封印したものの、今度はその残滓であるダークファルスとダーカーが生み出されることとなった。
PSO2 EP3から登場している【深遠なる闇】は、【巨躯】、【敗者】、【若人】、【双子】という4種類のダークファルスの力を集結させることにより誕生した新たな【深遠なる闇】であり、フォトナー達が封印したものとは別物である。
また、複数生み出された惑星シオンのコピーの失敗作の1つとこの新たなる【深遠なる闇】由来のダークファルスが融合した結果、
フォトンとエーテル両方の性質を持つ存在「エスカファルス・マザー」が誕生する。
フォトナーによって封印された【深遠なる闇】であり、終の女神シバに宿っていた存在。
フォトナーによって生み出された失敗作のシオンコピーはこの存在が顕現するキッカケに過ぎず、フォトンや宇宙が存在する限り存在し続けるもの。
最も強い力を持つ物を器とする性質があり、シバが消えた後には主人公を新たな依代にしようとした。その後、ある一つの結末では過去に飛ばされループが発生するが、もう一つの結末では主人公から切り離され、【原初の闇】を撃破し、そのループに終止符を打つ。
その助けになったのは、その場に集った仲間、主人公に宿るダークファルスの依代たち、そして生きとし生けるもの、あらゆる時代の生きてきた者たちの願いがフォトンとなって主人公たちに集結して顕現した【大いなる光】だった。
ちなみに、原初の闇には巨大なゴモルスと人型ソダムの二形態が主に存在し、それらを合わせた最終形態がある。ゴモルスはアニメ版で【深遠の闇】を語る場面で、シルエットのような形でデザインが登場した。
ダークファルスに関するニコニコ市場の商品を紹介してください。
ダークファルスに関するニコニコミュニティを紹介してください。
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最終更新:2025/03/16(日) 22:00
最終更新:2025/03/16(日) 22:00
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