テイルズオブゼスティリア炎上騒動 単語

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テイルズオブゼスティリアエンジョウソウドウ

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テイルズオブゼスティリア炎上騒動とは、2015年1月22日に発売されたRPGテイルズオブゼスティリア』の内容や事前の宣伝方法、プロデューサーの発言を発端とした炎上事件である。

注意

この記事は、テイルズオブゼスティリア本編DLCについての重大なネタバレ成分をとても多く含んでいます。
ここから先は自己責任で突っ走ってください。

この記事には外部サイトへのリンクも多く含まれています。閲覧の際はご注意ください。
た、注はマウスオーバーでも読むこと可能です。

簡単な概要

これらを軸とした問題点に対して、多くのユーザーに納得のいく説明や対応が行われなかった結果、公式であるテイルズチャンネル+のコミュニティなどを中心に大きく炎上した。


この騒動の具体的な内容を全て記載するにはあまりにも膨大である為、この記事では大きな問題点として挙げられたものの大体の内容を以下に記載している。

騒動の発端

事の発端は、プレイアブルキャラクターであり、事前情報で前面に押し出されていたはずのキャラアリーシャ・ディフダが、物語の序盤でパーティを長期離脱してしまうというプレイヤーからの情報であった。

今までのテイルズでも中途離脱などがあったはずだがそれがなぜ今回に限ってここまで大きな騒動に発展してしまったかというと、事前の各媒体での宣伝内容・タイアップの仕方と実際のゲーム内での活躍に大きな乖離が見られたからである。

TOZ発売前のアリーシャの待遇

と、タイアップ面だけで見れば、たとえ『ゼスティリア』に興味のない人でも、アリーシャがその作品においてどれだけ重要なポジションに位置するかわかるほどの扱いを受けている。

ゲーム本編でのアリーシャの待遇

発売前は上記のような好待遇を受けていたアリーシャだが、肝心なゲーム本編では序盤の一件を解決した直後にパーティを離脱。その後再会するまでは一切の描写がなされない。

再登場以降を大体でまとめると、

という、ヒロインどころか重要な立場だが主人公一行の的とは一切関わりのない立ち位置にいる、使えるだけでもマシな名有りのNPCという、あんまりにもあんまりな扱いであった。

ヒロインについての事前情報

しかし、アリーシャのこの扱いに関して、事前情報それとなく匂わせるものもあった。

アリーシャ

ヒロインなのか?」と、よくユーザーさんから聞かれる。アリーシャは、自分の存在を民のために使いたいと考えて、騎士になった。つねに自分のにとって何をすべきかを考えて行動して、スレイたちと出会うことになる。

”果たして、彼女ヒロインなのかどうなのか?”については、まだ言えない。馬場氏)

ロゼ
元気ハツラツの活発な女の子アリーシャとは違って、心情を前面に出して行動していくタイプ

(冒頭に見たムービーでは、「導師について思い入れがありそうだが?」という問いに)

おっと、どうでしょうねえ。

(「パッケージイラストで描かれている位置はスレイのすぐ側なので、ヒロインじゃないかと思われている」という話に)

なるほど。ヒロインなのか、ヒロインじゃないのか。でも、ufotableさんに描いてもらったイラストでは、また立ち位置が違うんです。だから、今回のヒロインは、遊んでもらうとわかるような仕組みになっている。馬場氏)

設定画も公開! 各キャラクターを馬場英雄プロデューサーが語る、『テイルズ オブ ゼスティリア』スペシャルステージリポート【マチ★アソビ vol.13】exitより引用

こういった点から、発売前からアリーシャヒロインではないことを予想していたユーザーも少なからず存在した。
ただ、これだけの情報で発売前から長期離脱と不遇な扱いを受けることを悟れる人間がどれだけいたかは推して知るべし。

ヒロイン問題のみならこれでギリギリただのミスリードで済んだのかもしれないが、アリーシャの離脱によりゲームの内外においていくつもの齬が生じている。

ゲーム内における数々の火種

アリーシャの不可解な離脱

今までのテイルズオブシリーズにおいて、ストーリー途中でパーティを離脱してしまうキャラは古くから存在している。

近作であれば『ヴェスペリア』のフレンや『グレイセス』のリチャード。彼らはい段階(プロフィール開やPV)から主人公と確執がある事や、物語全体の中核に位置する存在である事をプレイヤー側がみ取れるようになっており、ストーリー上でも相応の理由や十分な活躍があるため、特に問題視はされていない。

一方『ゼスティリア』のアリーシャについては、プロフィールPVから離脱は予想しにくい。

離脱の流れについては、物語の最序盤、族や憑魔が見えないアリーシャスレイに同行を申し出る。しかし普通人間であるアリーシャは憑魔と戦闘ができない[1]為、その場にいたスレイ契約済みの族・ライラが二人に従士契約を勧めスレイアリーシャ契約を結ぶ。これによりスレイの近くでのみアリーシャは憑魔と戦闘できるようになる。

しかしその後、「従士契約反動」としてスレイの右の視力が徐々に失われる、不意に意識を失うなどの深刻な問題が発生アリーシャは旅を続けたいが自身の複雑な立場と自分のせいでスレイに負担がかかる、という良心の呵責からパーティー離脱を余儀なくされる、というのが序盤ストーリーアリーシャが離脱するまでの流れである。

反動については一応契約直前に、ライラから「ただし-」とスレイへの説明はあった。しかしボイスはなく口パクだった為プレイヤー、及び契約前で族の見聞きができないアリーシャにはわからなかった。

この「従士契約反動は従士自身の霊応力が高ければ起こらず、アリーシャは優れた才を持っているとライラから言及されていたが反動が起こった。だが後述にもあるロゼの才導師に匹敵するほどのもので反動は起きないとされている。

なので当然アリーシャ離脱して以降「契約反動」関連の話やイベントはほぼない。中盤での再会時に触れられるが、先述のとおりロゼとの契約では問題がないためにサラッと流される。

このように半ば強引な流れで離脱するためプレイヤーからは「この従士契約反動という設定自体がアリーシャ離脱のために急遽用意された後付設定ではないか」とも言われている。

穢れなき暗殺者・ロゼ

今作の炎上騒動における最大の燃料ともいえる存在が、アリーシャ入れ替わりで加入し中盤からラストまで一緒に旅するもう1人のプレイアブルキャラクターロゼである。

彼女プロデューサーの寵を一身に受けたとでも言うべき数々の要素が盛り込まれている。


発売前に行われた「テイルズオブゼスティリア 開発ニコニコ生放送」の最終回において、馬場P自らがロゼについて、

と語るなど、特に思い入れがある様子を伺わせている。

また、ロゼ本編中における扱いに関しても

など、従士としての力はもちろん、キャラクターとしての存在感全にアリーシャ、そして導師である主人公スレイをも食ってしまっている。

また穢れの設定を考察する際の障害となるのもロゼであり、「暗殺者という血に塗れた職業にも拘らず穢れを生み出さない」ということは、悩みも苦しみも罪悪感すらも感じることもなく人を殺せるという、控えめに言っても敵キャラの設定のような明らかに異質な存在なのである。

しかし「穢れ人間浄化(殺)しなければこの世が穢れ、滅びるので残酷だが族様に課せられた使命のため浄化する。」と狂った族への信仰心で大量殺人を犯していながら穢れていなかったに対して以下のようなコメントをする。

「絶対に罪の意識だけは誤魔化せない。人殺しは罪…どんな理由をつけてもその罪の意識を感じないで殺めてたあいつは、怪物だったんだよ」

暗殺者お前が言うなとしか言いようがない見事なダブスタ+ブーメラン発言である。

ユーザーからはこの矛盾した価値観と設定に染めない、登場人物紹介に記載されている性格と実際のゲーム内での性格の違いも多々見受けられるため受け入れられないといったが多かった。

また主人公一行は上記の言動や異常性への言及も特になく穢れを生まないからすごい」の一言で受け容れる。暗殺の是非についても不自然なほどあっさりと受け入れる。[4]そんな主人公たちを疑問視するも大きい。

そういったロゼへの疑問や不満が積もっていく一方でアリーシャは話の本筋にも名前を見せなくなり、スキットなどでは「才がないから別れた(意訳)→真の仲間といった暗にアリーシャを貶めているかのような発言も立ち始める。

逆にロゼは何かにつけて「すごい」と持ち上げられ、各種イベント秘奥義演出でもヒロイン同然の扱いを受け、最終的にアリーシャロゼと入れ替わる形で離脱のままストーリーが終わる事が発覚しこれで余計炎上することになる。

予約特典・衣装DLC

戦闘面でのクオリティ

発売前の宣伝では戦闘評判が高かったグレイセス」の戦闘システムベースに「リメイクデスティニー」や「デスティニー2」のシステム盛り込んだ戦闘エンカウント方式もエンカウント場所がそのまま戦闘フィールドになるという触れ込みをしておりユーザーからの期待は高かった。

しかし蓋を開けてみればクオリティは低く劣悪な操作性という代物で各所で話題となりストーリー面は諦め戦闘を楽しもうとしていたユーザー戦闘について期待していたユーザーらを裏切る形となり炎上に擁護しようのない状態を作り状況はさらに悪化した。

最悪なカメラワーク

一番言及されるのがこのカメラワークである。

戦闘バランスの悪さ

神依化システム魔法詠唱短縮がバランスを悪くしている。

新機能導入による弊害

今作はエンカウントするとシーレスバトルになる「リアルマップバトルを投入。だがこの機のせいで弊がいくつも起きている。

非常口

この項ではヒロイン騒動に加え戦闘面で炎上時に特段立っていたものをピックアップして記述しています。
しかし実際には他にもシステム面やダンジョン世界観などでも不満や問題点は多く上がっており、それらすべてを書き連ねるととてつもない量となって炎上騒動の記事として成立しなくなってしまうため、この記事での記載は控えてあります。
その他の不満点などの詳細については各自【TOZ】テイルズ オブ ゼスティリアの不満点・問題点まとめwiki(外部サイト)exitゲームカタログ@Wiki(外部サイト)exitなどを参照してください。

このようにゲーム本編炎上の火種を多く抱え込んでおり、怒りを爆発させたプレイ中のユーザープレイの終わったユーザーたちがこの内容をニコニコ大百科amazonレビュー公式コミュニティ批判し始める。

これをまとめブログも大々的に取り上げ、ニコニコ動画YouTubeにもまとめ動画投稿されるなどテイルズ史上最大の大炎上祭りを巻き起こしていった。

発売日からおよそ”3日”、2015年1月25日の事だった。

追加DLCエピソード配信

炎上発覚から2日後1月27日、とあるユーザーにより週刊少年ジャンプフラゲ画像が流出する。

そこにはなんと、アリーシャ主人公とした追加DLCエピソードの配信が発表されておりユーザー間に震が走った。

発売からわずか5が見ても明らか本編切り売り商法もさる事ながら、本編70008000円に加えてさらに1300円というとんでもない値段が判明するや否や「今回は残念な作品だった。次回作に期待しよう」と前向きな気持ちでいた購入者の怒りに火をつけ、twitterなども巻き込んで更に炎上する。

炎上さに慌てたのかその日の内に公式より40万本出荷記念としてDLC期間限定で無料配信することが発表された。

なお公式サイト内での発表において、当初はPalyStasion@Storeというスペルミスがあった。

ちなみに同時期、ニコニコ大百科における馬場Pのページプレミアム規制がかかり2月に記事編集、掲示板両方が凍結した(現在掲示板のみ凍結している。)

そして公式コミュニティamazonレビューゼスティリア関連の動画批判的なものを削除するといったに見える火消し活動が行われるようになる。

未完の追加DLC

追加DLCエピソード配信日、そのあまりの内容のひどさに各所が三度沸き立つ。

というように、悲観的だったユーザーの予想通り壮絶な内容であった。そしてこの薄いボリュームとストーリーの内容を高額な1300円で販売しようとしていたのである。[9]

それだけに留まらず、最後には

・・・何なのだ、これは!どうすればいいのだ?!

ユーザーが困惑に満ちる中、数日後の2/21に発売されたTOZ公式コンプリートガイドのインタビューにて、DLCエピソードに関する更なる衝撃の事実明らかとなる。

(DLCについて)―――すごく気になる終わり方でしたが、その続きはあるのでしょうか。

馬場「予定はありませんね。」

長谷「作っていいならすぐ考えますよ(笑)

テイルズオブゼスティリア 公式コンプリートガイドより引用


理解できん…こやつ…き、消えよ!


このまま終わるとすると、男坂ソードマスターヤマトもびっくりの投げっぱなしENDである。…かといって、続編を望むが大きいかというと…

炎上の中、黙して語らない公式

この騒動をしく炎上させた要因の一つは、この件に関して、プロデューサー馬場英雄氏を始めとした制作からのコメント皆無に等しく対応もアナウンスもなかったことだろう。しかし、馬場Pはとんでもない燃料を台湾にて投下していた。

台湾でのインタビュー原文はこちら。(※外部サイト・台湾語exit

ヒロイン騒動は既に台湾でも広まっていたらしく、インタビューでもそのことについて触れられた。

以下にユーザーによるの意訳文を記載する。

ヒロインかなんて言っていないし、キャラクターゲームの登場順で開した。

ヒロインについて論争が起きていて、多くの憶測を招いたことは申し訳ないが、

基本的にだれがヒロインかはプレイヤーが決めること」

というヒロイン騒動はユーザーの全責任であるかのような物言いと逃げの姿勢から炎上は更にしさを増していった。

そして上記インタビュー以降、公式からのコメントはぱったりと途絶え、予定されていた攻略本発売前日のニコ生も急遽中止となった。一方でテイルズチャンネル+内の公式掲示板告知なく削除規制が行われていたため、騒動自体の把握はしていたようだ。

矛盾する発言

余談だが馬場Pは上記の通り、ゲームに登場する順序に合わせてキャラ情報開したと発言しているが、実際にゲームに登場するのは

の順であり、スレイと同時にアリーシャ開された事実と食い違う。

女性キャラに限定すれば

となり一応の体裁は繕えるものの、今度はロゼ開が一番最後であった事実と食い違う。

これらの事実から馬場Pの発言に説得力は微、大多数のユーザーからは苦しい言い訳と受け取られている。

バグ責任転嫁問題

2月中旬ごろ、あるマップダンジョン特定の操作をすると「そこをすり抜けて本来連れていけないはずのアリーシャを同行させることができる」というバグが発見され話題になった。通称:すり抜けバグバグ

かしこれを公式告知なしのアップデートで修正。[10]この時点で怒りを覚えたユーザーも少なくなかったがこのアップデートで致命的なバグが発生するようになる。

それが「ラスボス戦後に進行不能になる」というバグである。

このバグが直ったという報告は現在に至るまで未だ確認できていない。

以上がバグ騒動の簡易な流れである。公式責任意識の低さが伺える。

沈黙を破って

パーフェクト燃料

4/22にファミ通より攻略本テイルズオブゼスティリア パーフェクトガイド』(通称:パーフェクト燃料、パー燃)が発売。

こちらは先述のコンプリートガイド」よりも世界観や設定、用語などが詳しく解説されており、そのおかげで新たな相や物語中の重要な設定の矛盾・食い違いがあることが発覚。段々と勢いを落としつつあった炎上に勢いを戻す、まさにパーフェクト燃料であった。

突然の出演

パーフェクト燃料で更なる検証考察が進む中、多くの人の関心はテイフェス馬場Pが登場するか否かに移っていた。ところが突然5月3日5月5日開催のマチ★アソビvol.14にて「導師明け」上映会及び馬場トークショーが開催されることが告知された。

ついに沈黙を破るのかと期待されたが、4日のトークショーではufotable近藤氏から「大変みたいですね」との言葉に「心配をかけて申し訳ない」と応えたのみで、騒動への言及は一切なかった。その一方で「OPは進行によって変わる予定で、そのうち一つはロゼとデゼルメインだった」など、ロゼゴリ押しや論争に辟易していた人たちの神経を逆なでするような発言を行い不を買った。

食い違う発言

もはやテイフェスまでこれ以上の発言はないだろうと思われたが、その数日後ファミ通にて馬場Pのインタビューが掲載される。

『テイルズ オブ ゼスティリア』馬場英雄プロデューサーに訊く、“ヒロイン”のこと、シリーズの“これから”のこと(外部サイト)exit

要約すれば

  • 「発売前に出す情報は苦慮して選定した」

となる。

ヒロインユーザーが決めるもの」「(DLCの)続きはない」など以前の発言と食い違っており、信頼性が問われている。

各メディアに対する主張

その後

発売から時間が経った現在でも、発売当初のように掲示板が大荒れすることはなくなったものの炎上禍根は残っており、ゼスティリアテイルズオブシリーズ関係で動きがあるたびに論争が起こるなどファンの間では未だに燻り続けている。

下記は炎上とまではいわずとも話題になった出来事。

株主総会

6月下旬に行われたバンダイナムコ株主総会の模様がTwitterでいくつか報告されており、その中で「ゼスティリア」や「バンナム商法」についても触れられたという情報が出ていた。以下引用

Q. 『テイルズ オブ ゼスティリア』について、ゲーム内容が事前告知と違っていた。(序盤しか使えないキャラがいる。DLCで買わないといけないなど)

A. わざとやったわけではないです。裏切らないようにしたいです。

Q. テイルズの評判が良くない。テイルズ馬場プロデューサーが私利私欲で20年続くテイルズシリーズを滅にしてバンナムに泥を塗った的な噂が飛んでいる。調と処分をお願いします。

A. 馬場はよく知っていますが、そんなことすると思えない。個人の問題ではないと思っている。

Q. DLCについて。DLCの売上がパッケージの売上を上回っているのでは?こういうのを巷で「バンナム商法」って呼ばれていますよ。

A. バンナム商法」という言葉初めて聞きました。ダウンロードありきの商売はしていません。

このように役員もしらを切り、言い訳と取れる逃げの姿勢を見せているためバンダイナムコに対する不信感が高まったという意見などが見受けられた。

公式設定資料集(笑)

7/30にBANDAI NAMCO Entertainment Booksより「テイルズオブゼスティリア 公式設定資料集」が発売された。

こちらは前述の攻略体で設定資料おまけ要素であるパーフェクトガイドとは違いその名の通りゼスティリア設定資料に特化したものとなっている。

しかし160ページ中大半は雑誌などで使用されたイラストなどであり設定について記述してあるページは60ページ以下という有様。どちらかというとイラストブックである。

設定についても

ロゼ善悪を超越した存在だから穢れない(パー燃での記述)→ロゼ穢れないのは、善の為に悪を行う矛盾を背けず向き合ってるから。

(二体は欠番

など既に発売している公式攻略本パーフェクトガイドに記載されている設定との矛盾があったり、本誌の情報ゲーム本編で噛み合っていない点も多々見受けられる。どの媒体でも設定(特にロゼ関連)が二転三転しており、前にシナリオライターインタビューで言っていた「3000年分の年表」が用意してあるとは到底考えられない。

TOZアニメ化騒動

6月ufotable制作テイルズオブシリーズ20周年記念アニメ」が2016年に放映予定テイフェス並びにufotableのTwitterexitで宣伝され、アニメ公式サイトオープンした。公式サイトこちらexit

PVではX、X2、Zが映っており最後にキャラクターがチラッと登場。導師の旅路は、ゼスティリアえる―」という締めでPVは終了する。(のちにキャラクターは次回作のベルセリアに登場するキャラアルトリウスと判明。アニメ本編では姿のみ登場)

この時点では「どのシリーズアニメ化する」などのアナウンスはなく「全新作」という情報のみ出ていた。しかしまたもアスタリア「ゼティリアアニメ化」と誤った表記をし、開されているメインビジュアルスレイキャッチコピーにもゼスティリア文字があるためかTOZアニメ化する」という情報一気に駆け巡り騒動になった。

アスタリアではすぐに修正されたが、上記の理由と今までの公式の態度でそれでもなおTOZアニメであるという疑念が拭われなかったユーザも多かった。

半年後、実現化したTOZアニメ化

2015年12月15日に行われた「『テイルズ オブシリーズ IPラインナップ発表会」でアニメタイトルが決定し、『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス(Tales of Zestiria the X)』であると正式に発表された。

アスタリアでの誤表記と6月当時に想像していたユーザーの予想が当たっている結果となった。ですよねー

アニメは二期制で、2016年7月3日9月25日に一期、2017年1月8日より二期が放映された。ニコニコでは生放送のみ配信。(動画の配信は現在ないので注意。)
一期は展開の改変が多数ありながらもほぼゲーム通りのシナリオであったが、二期ではシナリオが大幅に改変され、結末もゲームとは異なったものになっている。
また、二期では一期放映中に発売された世界観を共有するテイルズ オブ ベルセリアの要素も多数取り入れられている。
これらによりゲームの出来に満足がいかなかったユーザーからも概ね好評であった。

変更点等の詳細はテイルズ オブ ゼスティリア ザ クロスの記事が詳しい。

新作「テイルズオブアライズ」発表において

その後、馬場P退社後のシリーズ新作「テイルズオブアライズ」が発表され
それに応じファミ通による富澤Pへのインタビューexit開された。

そこに寄せられた質問内容だが、一見すればゲーム内容に踏み込んだ普通インタビューと遜色はない。
しかしよく見ると「(主人公と共に登場した女性キャ指して)このキャはヒロインなのか?」とゼスティリアにおけるヒロイン騒動を踏まえたかのような確認が取られていた。なお回答としては「ヒロインです」と明言している。ある意、インタビューを行ったファミもゼスティリのヒロイン騒動における被害者とも言えるため確認を取りたくなるのも最もであろう。

またゼスティリアはかつてベルセリアと共に三部作の一つであると噂されていたが、開発者ブログの記事exitにおいて過去作の関連作ではないとも語られている。馬場Pの退社により「三部作」の最後の一作はとなってしまったのかもしれない。

同記事においてはタイトルである「ARISE」が奴隷的な環境を覆すために立ち上がる主人公たちの物語テーマを暗示しているとの解説と同時に開発時との社内コードである事が明かされており、「様々な変遷も経て『テイルズ オブシリーズの新たな一歩を踏み出すためには、現場にも強い覚悟と明確な方針が必要だった」と語られている。
この事からゼスティリア炎上騒動を強く意識して再出発をしているのではないか、と考えるユーザーも多いようだ。

結果的にアライズは好評を博し、コンシューマのテイルズオブシリーズを立て直す事に成功している。
その後オンライン上で開催された“CEDEC+KYUSHU 2021 ONLINE”における講演exitにて富澤Pが登壇したが、この時ついに「ゼスティリア」について言及された。
ゼスティリア」発売から「アライズ」発売までの流れや「ゼスティリア」について「テイルズオブブランド危機」「ユーザーとのコミュニケーションで掛け違えてしまった」と評し、富澤氏は自身の使命について「どのように新作を売るのか、そしてファンからの信頼をいかに回復させるのか」と語った。
具体的な表現は避けているもののゼスティリア」がファンの信頼を裏切り、ブランド危機に追いやった事を公式が暗に認めている事が判明した。

馬場Pのその後

この騒動後にザ クロスの「スーパーバイザー」に名前があり、次回作のテイルズ オブ ベルセリアにて「『テイルズ オブシリーズIP総合プロデューサー」という肩書きになっていたため、各所が固を飲んで動向を見守っていた。
しかし2016年頃よりザ クロススタッフロール馬場Pの名前バンダイナムコスタジオ文字がない事から「馬場氏はバンダイナムコを退職している」と噂になり、10月頃にはバンダイナムコスタジオHPからも画像が消えていた。そして2017年放送のザ クロス二期ではスタッフロールから名前がなくなっており動向が不明に。

その後2017年2月21日ファミ通より「スクウェア・エニックスグループが新規RPGプロジェクト発表&開発スタジオ“スタジオイストリア”を発足、代表取締役は馬場英雄氏に(外部サイト)exit」という記事が掲載され、スクウェア・エニックス移籍が明らかになり、スクウェア・エニックス・ホールディングス代表取締役社長 松田洋祐氏との対談記事(外部サイト)exit馬場氏は「節タイミングで退職というを選びました。」と語っているため、氏のバンダイナムコ退社は確定となった。

さらにその後2018年12月末日にスクウェア・エニックスの経緯方針の変更に伴いスタジオイストリアの事業活動が停止になり同時に同スタジオの代表取締役を退任し、2019年3月スクウェア・エニックスを退社したことが判明した。

留意点

削除申請

上述の通り、様々な側面から批判が上げられているが、その中でキャラクターシナリオの扱いに関しては、個人の受け取り方次第という事を忘れてはならない。

特に、多くの批判の対であるロゼ声優である小松氏やキャラクターデザイン藤島氏、この作品を楽しんでいるだけのファンに落ち度もく、いていい理由にはならないのでくれぐれも注意すること。

テイルズを知らない人やゼスティリアを楽しめたユーザーにはなぜ今作がここまで炎上しているのか驚くであろうが、今作はテイルズオブシリーズの記念すべき20周年記念作品なのである。

それに伴い公式側も事前に本作のアニメ開する(アニメの出来は良好)等宣伝にも特別力を入れており、また公式が本作を原点回帰と謳っていたので、多くのユーザーが清々しい王道ストーリーを期待した。

にも拘らず実際は破綻したストーリー特定キャラ異常な持ち上げが行われ、更に戦闘面を初めとしたシステム面でも多くの問題が挙げられ、CMでも言われていたような「シリーズ最高傑作」にはほど遠いものであった。そしてそれらが事前の宣伝内容からはうかがえなかったために、楽しみにしていたユーザー程悲しみを背負うことになってしまった。

更に発売後も以前までは「ヒロイン」としてプッシュされていたアリーシャの、ヒロイン」の文字を各情報媒体から削除させたり、発売5日後という尋常ではないスパンでDLCシナリオを発表したり、本来ならっ先に釈明しなければならない開発側が終始言を貫き、急遽ニコ生を中止する等、その後の対応・火消し活動にも炎上の大きな原因があることを理解していただきたい。

ゴシック                                       ゴシック右上

テイルズオブゼスティリア大百科の記事とイラストの凝りようを見れば分かる通り、

ゴシック左下          本当にみんな楽しみにしていたのである。           ゴシック右下

関連動画

発売前に放映されたスペシャルアニメ「導師の夜明け」での扱い

ゼスティリア本編での扱い

アフターエピソード(追加DLC)での扱い

それらに対するニコニコ動画での反応

関連項目

外部リンク

脚注

  1. 霊応力を持つ者は憑魔の本性を正しく認識できるが、一般人にとって憑魔はただの暴化した人や動物異常現象にしか見えない。アリーシャ一般人のため霊応力は低い。
  2. 馬場ロゼについての熱弁ぶりを見た出演者の「馬場さんロゼ好きですよねー」との言葉に対して
  3. 憎しみ、怒り、罪の意識など負の感情。物語の根幹にある要素。積み重なると憑魔になる。
  4. ロゼ加入前の一行は殺人に対しての抵抗感があり否定的だったが、ロゼ加入以降その要素はかなり薄まる。一応加入以降も暗殺業についての否定や終盤にスレイ殺人を諫めるシーンがあるにはあるがそれまでの演出上肯定的な印しか残らないプレイヤーが多い。
  5. 今作の特殊ゲージを最大(3ゲージ)にした状態で、とあるバトルアクトを設定し、50ヒット以上のコンボを出さないと発動できない。一見すると出来るのではと思うが、これは離脱前だと多人数プレイ(3、4人)でないとほぼ叩き出せないようなヒット数である。もともと神依化を前提として二人でプレイしていた場合でもなかなか出せない数字である。よって、再加入する後半で技が潤沢にある状況でないと発動はほぼ出来ない。
  6. 以前までのカメラワークはコンフィグで多数の選択肢から選ぶという機があったがそれを撤。どこで設定するかがわからないというユーザーも多かった。
  7. シーレスとは「継ぎのない」という意味でシステム的には違和感なくそのまま他の状態に行くというものだがゼスティリアでは開始エフェクト+処理落ちがあったりリザルト画面や暗転の後一ロードがあったりと継ぎがありまくり。シーレスなのにリザルト画面や暗転があるということに疑問を持ったユーザーも多かった。
  8. 『そぞろ』とは「これと言った理由もなしに」「心が落ち着かない様」などと言った意味があり、噛み砕いて言えば「泣きアリーシャ」と言っているようなものである。ぶっちゃけただの悪口
  9. 無料期間は2月12日(木)2月28日(土)までだったが3日延長され現在は当初の値段である1300円で販売されている。
  10. 通常ならアップデート公式より告知される
  11. 馬場の「(小松氏)大好き」発言に加えロゼ自身やロゼ周辺にも小松氏に関連するような部分が見受けられるため、馬場が好きな声優を贔屓したくて理矢理ロゼヒロインにねじ込んだのではないかと炎上内では噂されていた。
  12. ※このtobeは諸説あり、DLC配布当初から「この表記があった」とされているが意見がバラついている。「当時にクリアしたがこの表記は見ていない」という者もおり、ニコニコに上がっている動画などでも確認はできない。しかし製作者である馬場Pは後述のインタビューで「(略)表示が出ますが」と明言している。現在steam版含め全媒体でこの表記は出ていない。
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